パソコン版のLoLに興味はあるものの、
「キーボードとマウスの操作が難しそう」「できれば慣れたコントローラーで遊びたい」
と感じて、一歩を踏み出せずにいない方は少なくないはずです。
実際、LoLは公式にキーボード+マウス前提で設計されており、家庭用ゲーム機のように“パッドを挿せばそのまま遊べる”タイトルではありません。その一方で、ツールを活用すれば、ある程度パッドで操作することも現実的に可能です。しかし、設定の複雑さや規約面の不安、「本当に実用になるのか?」という疑問から、情報収集の途中で諦めてしまうケースも多いです。
本記事では、そうした不安や疑問を整理しながら、LoLとコントローラー(パッド)の関係を丁寧に解説します。パッドでできること・できないことを明確にしたうえで、代表的な設定の考え方やボタン配置例、パッド運用に向いている遊び方、そして将来的にランクを目指したい方に向けた「キーマウへの付き合い方」まで、順序立ててご紹介いたします。
LoLとコントローラーの関係
LoLは公式にキーボード+マウス前提のゲーム
PC版のLeague of Legends(以下LoL)は、公式にはキーボードとマウスでの操作のみを想定して設計されています。国内の紹介記事でも「操作はキーボードマウスのみに対応しており、ゲームパッドではプレイできない」と明記されています。
そのため、家庭用ゲーム機のように、パッドをUSBやBluetoothで接続するだけで遊べるタイトルとは前提が異なります。あくまで「キーボードのキー入力」と「マウス操作」が基本であり、これをどのように行うかはプレイヤー側の環境次第という位置づけです。
それでもパッドを使いたい人向けにできること
とはいえ、次のような理由からパッドに興味を持つ方も多いはずです。
これまでPS4/PS5やSwitchでしかゲームをしておらず、パッド操作に慣れている
キーボード+マウス操作が難しく、LoLに興味はあるが挫折しそう
手首や指の負担を少しでも減らしたい
こうした場合、キーマッピングソフト(JoyToKeyやreWASDなど)を利用して、パッドの各ボタンにキーボードのキー入力を割り当てることで、「実質的にパッドでLoLを動かす」ことは可能です。
ただしこれは、あくまで「キーボードとマウスの代わりにパッドを使う」方法であり、LoL側が公式に用意しているものではありません。
この記事で分かること・分からないこと
本記事でお伝えするのは次の内容です。
LoLでパッドを使う際の前提条件と、現実的な限界・リスク
キーマッピングソフトを使ったときの考え方と、代表的なボタン配置イメージ
どのような遊び方ならパッド運用が現実的か
将来的にランクを目指す場合、キーボード+マウスとどう付き合うべきか
一方で、以下は扱いません。
規約的にグレー/ブラックになりうる自動化マクロの設定方法
特定ツールのインストール手順を含む詳細な操作マニュアル
「パッドでもキーマウと同じくらい強くなれる」といった誇張表現
安全な範囲で、読者の方が「自分の目的に合った入力方法」を選べるようにすることが目的です。
LoLをコントローラーで遊びたい人のよくある悩み
コンシューマー出身プレイヤーが感じる操作の壁
コンシューマーゲーム機出身のプレイヤーがLoLを始めると、多くの場合次のような壁にぶつかります。
左手でキーボード(QWER、1〜4、スペースなど)、右手でマウスを同時に操作するのが難しい
カメラの移動とチャンピオン操作、スキル使用を同時に行うと頭が混乱する
チュートリアルはクリアできても、対人戦になると操作だけで精一杯
こうした「操作のハードル」が高く感じられると、「パッドでできないのか?」という発想になるのは自然です。
手や指の負担・障がいによる操作の工夫ニーズ
また、PCゲーム経験者であっても、次のようなニーズがあります。
手首や指の疲労がたまりやすく、長時間のプレイがつらい
一部の指が動かしづらいなど、身体的な事情でキー配置に制限がある
少ない指で多くのキー入力をこなすのが難しい
このような場合、ゲームコントローラーや外部スイッチ、アダプティブコントローラーなどを組み合わせることで操作を補助する事例も紹介されています。
「パッドでも強くなれる?」という期待と現実
よくある期待は、「パッドでも慣れればキーマウ勢と同じくらい戦えるのでは?」というものです。結論から言えば、
カジュアルなモード(ノーマル、ARAM、AI戦)で楽しむ分には十分アリ
ランクで高いレートを目指す場合、キーマウより不利になる可能性が高い
と考えるのが現実的です。
LoLはマウスのポインタ操作とクリック連打が非常に重要であり、ゲームパッドのスティックで同じ精度と速度を実現するのは難しいためです。
技術的な前提:LoLでパッド操作を実現する仕組み
なぜLoLはゲームパッドにネイティブ対応していないのか
LoLはもともとPC向けのMOBAとして設計されており、細かいカーソル操作とスキルショットの精度がゲーム性の中心にあります。こうしたゲームデザインの都合上、以下のような理由でパッド対応は優先されていないと考えられます。
マウスによるポインタ操作の方がスキル精度を出しやすい
多数のキー(QWER、DF、1〜7など)を頻繁に使うため、パッドボタンだけでは数が足りにくい
競技シーンやeスポーツとしての公平性確保の観点から、入力デバイスをシンプルに保ちたい
実際、公式の説明でも「キーボード+マウスでプレイするゲーム」として紹介されており、ゲームパッドはサポート対象外であることがうかがえます。
キーマッピングソフト(JoyToKey / reWASDなど)の役割
そこで登場するのが、キーマッピングソフトです。代表例としては次のようなものがあります。
JoyToKey
reWASD
仕組みはシンプルで、
PCに接続されたゲームパッドの各ボタン・スティックの入力を検出する
それを任意のキーボード入力やマウス入力に変換する
という動作を行います。LoLから見ると、「あくまでキーボードとマウスが操作されているだけ」であり、パッドの存在は認識されません。
規約・BANリスクの観点で注意すべきポイント
一般的に、単純なキー割り当て自体は多くのゲームで広く行われており、すぐに規約違反になるものではありません。ただし以下の点には注意が必要です。
複数回入力や高度なマクロ(ワンボタンで複雑なコンボを自動入力するなど)は避ける
人間の操作速度を大きく超える連射設定は行わない
ツールの利用がゲームクライアントの改変や不正なメモリアクセスを伴わないことを確認する
LoL公式が「特定ツールの使用を許可」しているわけではないため、最終的には自己責任となります。可能な限り、一つの入力に対して一つのキー入力を行うシンプルな設定に留めることをおすすめします。
パッド設定の考え方とボタン配置テンプレート
まず決めるべき3つの方針(カメラ操作・移動・スキル入力)
パッド設定を考える際は、いきなり細かい割り当てに入るのではなく、次の3点を先に決めると設計しやすくなります。
カメラ操作をどうするか
すべてパッドで行う
マウスで行い、パッドは主にスキル・スペル用にする(ハイブリッド)
チャンピオンの移動をどうするか
右スティックでカーソルを動かし、ボタンで右クリック入力を行う
そもそも移動はマウスに任せ、パッドは補助操作に限定する
スキル入力のスタイルをどうするか
QWERを○×△□などのフェイスボタンに割り当てる
サモナースペル(D/F)をトリガーに割り当てる
アイテムキーを十字キーに割り当てる など
この「方針」が決まれば、個別のボタン配置は自然に決まっていきます。
オーソドックスなボタン配置例(PS/Xboxコントローラー)
一例として、PS系コントローラーを想定したオーソドックスな配置イメージを紹介します。
左スティック:マウスカーソル移動
L1:左クリック(移動・通常攻撃)
R1:右クリックまたはアタックムーブ
○/×/△/□:それぞれQ/W/E/R
L2:サモナースペルD
R2:サモナースペルF
十字キー:アイテム1〜4
OPTIONS/メニューボタン:スコアボード(Tab)
このように、戦闘に直結する操作を右手側のボタンに集中させ、左スティックでカーソル移動を行う構成がよく見られます。
ただし、これはあくまで一例であり、プレイヤーごとに使いやすい配置は異なります。特に、
カメラ固定を使うかどうか
スマートキャストの有無
プレイするチャンピオンの種類
によって最適な配置は変わるため、「テンプレをそのまま使う」ではなく、「テンプレを出発点として自分用に調整する」意識が重要です。
チャンピオンタイプ別に見た相性(メイジ・ADC・サポートなど)
パッドとの相性を、ざっくりとチャンピオンタイプ別に見ると次のような傾向があります。
タンク/サポート(エンチャンター系)
位置取りは重要ですが、精密なスキルショットよりも、シールドや回復、バフ・デバフを中心に戦う場合は比較的相性が良いことがあります。
メイジ(スキルショット多め)
ノンターゲットスキルを正確に当てる必要があり、マウスエイムの方が有利です。パッドだと難易度は上がります。
ADC(マークスマン)
CS取得やカイト(打って下がる動き)で高い精度が求められ、パッド運用はかなり不利になりやすいです。
いずれにせよ、まずはAI戦やノーマルで、自分が使いやすいロールから試すことをおすすめします。
パッド運用のメリット・デメリットと向いている遊び方
メリット:慣れた持ち方・姿勢で遊べる/手の負担軽減の可能性
パッド運用には、次のようなメリットがあります。
普段からパッドを使っている人にとって、握り方やボタン配置が直感的
両手を自然な位置に置けるため、手首にかかる負担が軽くなる場合がある
キーボード操作が苦手な人でも、LoLを試しやすくなる
特に「キーマウが全くダメなのでLoL自体を諦めかけている」という方にとって、パッドは一つの入口になりえます。
デメリット:エイム精度・操作速度・視点操作の難しさ
一方で、競技ゲームとして見るとデメリットも明確です。
マウスに比べて、スティックでのカーソル移動はどうしても精度が落ちやすい
スキルショットやフラッシュインなど、瞬間的な操作が遅れやすい
カメラ操作とチャンピオン操作をパッドで両立するのは難易度が高い
したがって、ランクで高レートを目指す運用には向きづらいことを念頭に置く必要があります。
ノーマル・ARAM・AI戦など、パッドが向いているモード
総合的に見ると、パッド運用が現実的なのは次のようなモードです。
ノーマル(サモナーズリフト)
ARAM
AI戦(Co-op vs AI)
これらのモードでは、勝敗よりも「楽しむこと」や「チャンピオン練習」が目的になりやすく、パッド特有の不利をある程度許容できます。
将来的にランクを目指すなら:キーボード+マウスとの付き合い方
ランクでパッド運用をおすすめしにくい理由
ランクで真剣にレートを上げたい場合、次の理由からパッド専業はおすすめしにくいです。
純粋な操作速度・精度で、キーマウプレイヤーに劣りやすい
チームメンバーからの理解を得づらい場合がある
自分自身も、パッドのせいで負けたと感じてしまう場面が増えやすい
LoLは1プレイヤーの判断と操作が試合全体に強く影響するゲームであるため、入力デバイスのハンデはできる限り減らした方がストレスが少なくなります。
ハイブリッド運用(カメラはマウス、スキルはパッド など)の選択肢
そこで中間案として、ハイブリッド運用という選択肢があります。例としては、
カメラ操作と移動はマウス+キーボード
スキルとサモナースペルだけをパッドに割り当てる
といった形です。
これにより、「カーソル精度が重要な部分はマウスに任せる」一方、「指の負担が大きいスキル入力をパッドに逃がす」といった調整が可能になります。
キーマウに慣れるための段階的な練習ステップ
最終的にキーボード+マウスに慣れたい方には、次のようなステップをおすすめします。
AI戦で操作に集中する
勝敗を気にせず、移動とスキル使用だけに意識を向ける
ノーマルで1ロール・1〜2チャンピオンに絞る
操作とチャンピオン理解の両方を同時に覚えようとしない
ショートカットを一つずつ増やす
まずはスマートキャスト、次にカメラジャンプキーなど、徐々に追加
パッドはこの「移行期間」を支える補助として使い、最終的にはキーマウに軸足を置くイメージを持つとよいでしょう。
入力環境をトータルで整える:マウスパッドやキーボード配置も見直そう
LoL向けマウスパッドのサイズ・素材の選び方
「LoL パッド」というキーワードには、マウスパッドを探している検索意図も含まれます。実際、LoLデザインの大型マウスパッドも多数販売されています。
LoLのようなゲームでは、次のようなマウスパッドが使いやすい傾向があります。
横幅が広め(幅80cm前後)のデスクマットタイプ
滑りすぎず、止めやすいバランス型の表面
裏面に滑り止め加工があり、激しいマウス操作でもズレにくい
デザインは好みで構いませんが、「サイズ」と「滑り止め」の2点は重視するとよいです。
手首・指の負担を減らすための基本的なデスク環境
入力デバイスの負担を軽減するうえで、次のような環境整備も有効です。
肘が90度前後になるように椅子と机の高さを調整する
手首を無理に反らせないよう、パームレストを活用する
マウス感度を高すぎず低すぎず、自分の腕の振りに合う値に調整する
こうした工夫だけでも、パッドに頼らずにプレイしやすくなるケースがあります。
アダプティブコントローラーや外部スイッチの活用アイデア
もし特定の指が動かしづらい・足で操作したいなどのニーズがある場合、アダプティブコントローラーや外部スイッチを組み合わせる方法もあります。
重要なキーを大型スイッチに割り当てて、手以外で操作する
主要なスキルだけをパッドに割り当て、それ以外はキーボードで補う
このように、「すべてをパッドで完結させる」のではなく、複数の入力デバイスを組み合わせることで、自分に合った環境を作ることも可能です。
まとめ:自分の目的に合った入力デバイス戦略を選ぶ
最後に、本記事のポイントを整理します。
LoLは公式にキーボード+マウス前提のゲームであり、ゲームパッドへのネイティブ対応はありません。
JoyToKeyやreWASDなどのキーマッピングソフトを用いることで、技術的にはパッド操作を実現できますが、あくまで自己責任での運用となります。
パッド運用は、ノーマルやARAM、AI戦など「カジュアルに楽しむ」用途には現実的ですが、ランクで高レートを目指す場合はキーマウに比べて不利になりがちです。
ハイブリッド運用やアクセシビリティ向けの工夫も含め、「全てをパッドでやろう」とせず、複数デバイスを組み合わせる発想が有効です。
マウスパッドやデスク環境を整えるだけでも、操作のしやすさや疲労感は大きく変わります。