せっかくゲーミングPCを用意して、「さあSteamでゲームを始めよう」と思った矢先、インストール画面でエラーが出て先に進めない――。
このような状況に陥ると、「PCが壊れてしまったのではないか」「自分の操作が間違っているのではないか」と不安になってしまいます。
とくに、初めてSteamを利用する方にとっては、見慣れない英語のエラーメッセージや専門用語が並ぶだけで、何から手を付ければ良いのか分からなくなってしまいがちです。
しかし、多くの「Steamをインストールできない」トラブルは、原因をきちんと切り分け、落ち着いて対処していけば、自力で解決できるケースがほとんどです。
ポイントは、「どのパターンのトラブルなのか」を早い段階で見極め、リスクの少ない手順から順に試していくことにあります。
本記事では、Steamクライアント本体がインストールできない場合 と、Steam上でゲームだけがインストールできない場合 を中心に、よくあるエラーメッセージと原因を整理しながら、具体的な解決手順を分かりやすく解説いたします。
再インストール時や別ドライブへ移行する際の注意点、セキュリティソフトやネットワークが関係するトラブルへの向き合い方まで、初心者の方でも順番に読み進めるだけで対処できる構成としています。
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「Steamがインストールできない」というトラブルは、いざ自分の身に起こると非常に厄介に感じられますが、その多くは、空き容量やネットワーク、インストール先フォルダ、セキュリティソフトの挙動 といった、いくつかの共通した原因に集約されます。
本記事でご紹介したように、まずはご自身の状況が「クライアント本体のインストール不具合」なのか、「ゲームのインストール不具合」なのか、「再インストールやドライブ移行に伴う不具合」なのかを切り分けることが、解決への近道です。
そのうえで、PCとSteamの再起動、ダウンロードキャッシュ削除、ライブラリフォルダ修復、インストール先の見直し、ダウンロード地域やネットワーク環境の調整、セキュリティソフトの例外設定といった手順を、リスクの小さいものから順番に試していけば、多くのケースは大がかりな作業に踏み込む前に解消できます。
問題が解決した後も、ストレージの空き容量を意識したり、定期的なアップデートやメンテナンスを行ったりすることで、同様のトラブルを未然に防ぐことが可能です。
- 1 Steamがインストールできないときにまず確認すべきこと
- 2 パターン別に整理:どの「インストールできない」なのか?
- 3 【パターン1】Steamクライアント本体がインストールできない場合の対処手順
- 4 【パターン2】Steamでゲームをインストールできない場合の対処手順
- 5 エラーメッセージ別の原因と解決策
- 6 応用編:再インストール・別ドライブ移行時の注意点と手順
- 7 トラブルを防ぐための予防策とリスク・注意点
- 8 よくある質問(FAQ)
- 9 まとめ:解決までのチェックリストと次のアクション
Steamがインストールできないときにまず確認すべきこと
Steamのインストールに失敗したり、ゲームのダウンロードが進まなかったりすると、不安やストレスを感じやすいものです。本記事では、原因の切り分けから具体的な解決手順までを、できるだけ分かりやすく整理いたします。
最初に、どのケースにも共通する基本的なポイントを確認しておきます。
インターネット接続と空き容量を確認する
Steamは、クライアント本体のインストールもゲームのインストールも、すべてインターネット経由で行います。そのため、次の点を確認してください。
インターネットに接続されているか(他のサイトが問題なく開けるか)。
大容量のファイルをダウンロードしても問題ない回線状況か(極端に速度が遅くないか)。
インストール先ドライブに十分な空き容量があるか。
空き容量の目安
Steamクライアント本体:数GB程度あれば十分ですが、Windowsシステムの余裕も考え、Cドライブには最低 20〜30GB 以上の空きがある状態が望ましいです。
ゲーム:タイトルによって大きく異なりますが、1本あたり数GB〜100GB程度必要になることがあります。余裕を持って、必要容量+20〜30GB程度を目安に確保してください。
Windowsの対応OS・管理者権限を確認する
次に、OSと権限を確認します。
Windowsのバージョン
基本的には、Windows 10 / 11 が前提です。サポート外の古いOSでは、インストールや動作が保証されません。管理者権限の有無
Steamのインストールは、通常「管理者として実行」が推奨されます。インストーラーを右クリックし、「管理者として実行」を選択して実行してください。
会社や学校のPCの場合、ポリシーでインストールが禁止されていることがあります。その場合は、管理者に確認せずに無理にインストールを試みるのは避けてください。
どの種類の「インストールできない」かを切り分ける
「インストールできない」と一言で言っても、実際には複数のパターンがあります。本記事では主に次の3つに分けて解説します。
ケースA:Steamクライアント本体がインストールできない
公式サイトからダウンロードした
SteamSetup.exeを実行してもエラーになるセットアップが途中で止まり、完了しない
ケースB:Steamクライアントは起動するが、ゲームがインストールできない
ダウンロードが0バイト/秒のまま進まない
「ディスク書き込みエラー」や「コンテンツサーバーにアクセスできません」といったメッセージが出る
ケースC:再インストールや別ドライブ移行時だけエラーが出る
「インストール先フォルダは空でなければなりません」と表示される
既存のSteamフォルダが原因でエラーになっている
ご自身がどのケースに当てはまりそうかを意識しながら、以降の章をご覧ください。
パターン別に整理:どの「インストールできない」なのか?
ケースA:Steamクライアント本体がインストールできない
代表的な状態の例は次のとおりです。
インストーラーを起動するとすぐにエラーが表示される
「Steamは英語以外の文字が含まれるフォルダパス名から実行することは出来ません」などのメッセージが出る
インストールバーが途中で止まり、先に進まない
この場合は、「【パターン1】Steamクライアント本体がインストールできない場合の対処手順」をご覧ください。
ケースB:Steamクライアントは動くがゲームをインストールできない
次のような症状がある場合は、こちらに該当します。
ストアでゲームを購入し、「インストール」を押してもダウンロードが進まない
ダウンロード速度が0バイト/秒のまま止まる
「ディスク書き込みエラー」「コンテンツサーバーにアクセスできません」などのエラーが出る
この場合は、「【パターン2】Steamでゲームをインストールできない場合の対処手順」を参照してください。
ケースC:再インストールや別ドライブ移行時だけエラーが出る
既にSteamを利用しており、次のような状況でエラーが出るケースです。
Steamをアンインストールしたあと、再インストールしようとするとエラーが出る
別ドライブへインストール先を変えようとすると「インストール先フォルダは空でなければなりません」と表示される
この場合は、フォルダの残骸やライブラリ設定が原因であることが多く、「応用編:再インストール・別ドライブ移行時の注意点と手順」も合わせてご覧ください。
【パターン1】Steamクライアント本体がインストールできない場合の対処手順
ここからは、クライアント本体がインストールできない場合の対処手順を、リスクの少ない順に解説します。
ステップ1:PCを再起動し、インストーラーを管理者として実行する
Windowsの「スタート」メニューから 再起動 を実行します。
再起動後、ダウンロードした
SteamSetup.exeを右クリックします。メニューから 「管理者として実行」 を選択し、セットアップを進めます。
再起動によって一時ファイルやロック中のプロセスが解放され、インストールが正常に進むことがあります。
ステップ2:インストール先フォルダと日本語パスを確認する
エラー文としてよくあるものに、
Steamは英語以外の文字が含まれるフォルダパス名から実行することは出来ません。
というものがあります。これは、インストール先パスに日本語などの非ASCII文字が含まれていると発生するエラーです。
対処のポイント
もっとも確実なのは、デフォルトのインストール先
C:\Program Files (x86)\Steam
をそのまま利用することです。もし別ドライブにインストールする場合も、
D:\Steamのように 半角英数字のみ のフォルダ名にしてください。C:\ユーザー\山田\...のように、ユーザー名が日本語の場合も、Steam自体はデフォルトパスにインストールする限り大きな問題は出にくいです。
ステップ3:既存のSteam関連フォルダを整理・削除する
再インストール時などに、
インストール先フォルダは空でなければなりません
と表示される場合、インストール先のフォルダに既にSteam関連のファイルやフォルダが残っていることが原因です。
チェックする主な場所(例)
C:\Program Files (x86)\SteamC:\Program Files\SteamC:\ProgramData\SteamC:\Users\ユーザー名\AppData\Local\SteamC:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Steam
⚠ 注意
既にゲームデータが残っている可能性があり、それらを完全削除すると再ダウンロードが必要になります。
不安な場合は、対象のフォルダを別ドライブへコピーしてバックアップを取ってから削除してください。
ステップ4:セキュリティソフト・ファイアウォールを一時的に確認する
セキュリティソフトがSteamのインストールを妨げているケースもあります。
一時的にセキュリティソフトのリアルタイム保護を停止します。
Steamインストールを再度試します。
インストール完了後は、必ず保護を元に戻してください。
より安全な方法としては、「Steam」「SteamSetup.exe」をセキュリティソフトの例外リストに追加する方法もあります。操作方法は利用中のソフトのマニュアルをご確認ください。
ステップ5:クリーンインストールを行うときの注意点
ここまでの手順でも改善しない場合、Windows環境側に何らかの問題がある可能性も含め、Steamを一度完全に削除してから再インストールする「クリーンインストール」を検討します。
クリーンインストールを行う場合のポイントは次のとおりです。
ゲームデータ(ライブラリフォルダ)をそのまま残すか、完全に削除するか事前に決める。
必要に応じてゲームフォルダを別ドライブへコピーしてバックアップする。
アンインストール後、前述のSteam関連フォルダを手動で削除し、空の状態で再インストールする。
【パターン2】Steamでゲームをインストールできない場合の対処手順
Steamクライアントは起動するのに、ゲームだけがインストールできない場合の対処手順です。
ステップ1:PC/Steamを再起動し、再ダウンロードを試す
Steamを終了します(タスクトレイのアイコンも終了してください)。
Windowsを再起動します。
再度Steamを起動し、問題のゲームのインストールを試します。
単純な一時的トラブルの場合、この手順だけで解消することも多くあります。
ステップ2:ダウンロードキャッシュ削除とライブラリフォルダ修復
ダウンロードキャッシュの削除
Steamを起動し、左上の「Steam」メニューから「設定」を開きます。
「ダウンロード」タブを選択します。
「ダウンロードキャッシュをクリア」をクリックし、Steamを再起動します。
ライブラリフォルダの修復
設定画面で「ストレージ」または「ダウンロード」内のストレージ設定を開きます。
問題のあるドライブを選択し、「…」ボタンから「フォルダを修復」(または類似の項目)を実行します。
これにより、ライブラリフォルダの不整合や認識トラブルが改善されることがあります。
ステップ3:ゲームファイルの整合性確認とインストール先ドライブ変更
ゲームファイルの整合性を確認する
既に一部ファイルがインストールされている場合、ファイルが破損している可能性があります。
ライブラリで該当ゲームを右クリックします。
「プロパティ」→「インストール済みファイル」タブを開きます。
「ゲームファイルの整合性を確認」をクリックします。
インストール先ドライブを変更する
「設定」→「ストレージ」で新しいドライブにライブラリフォルダを追加します。
ゲームインストール時に、その新しいライブラリをインストール先として選択します。
元のドライブに容量不足やエラーがある場合、別ドライブへのインストールで改善することがあります。
ステップ4:ネットワーク設定・ダウンロード地域・サーバー状態を確認
ダウンロード地域を変更する
「設定」→「ダウンロード」を開きます。
「ダウンロード地域」を別の国/地域に一時的に変更します。
ダウンロードを再開し、改善するか確認します。
ネットワーク環境を見直す
ルーターの再起動(電源オフ→数十秒待ってオン)を行う。
可能であれば、Wi-Fiではなく有線LANで接続する。
同時に大容量通信を行っている端末があれば、一時的に停止する。
ステップ5:セキュリティソフト・Windowsファイアウォールを見直す
Windowsファイアウォールの確認
Windowsの「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」を開きます。
「ファイアウォールとネットワーク保護」→「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」を選択します。
一覧の中に「Steam」「Steam Client Service」があり、チェックが入っているか確認します。
チェックがない場合は、「設定の変更」からチェックを追加してください。
サードパーティ製セキュリティソフト
Norton、McAfee、ウイルスバスターなどを利用している場合、ソフト内のファイアウォール/ネットワーク保護設定からSteamを例外に追加してください。
一時的に保護をオフにして試すこともできますが、試した後は必ず保護をオンに戻すことを徹底してください。
エラーメッセージ別の原因と解決策
ここでは、よく見られる代表的なエラーメッセージと、その原因・対処法を簡単に一覧表で整理します。
主なエラーと対処法の対応表
| エラーメッセージ(例) | 主な原因 | 優先して試す対処法 |
|---|---|---|
| Steamは英語以外の文字が含まれるフォルダパス名から実行することは出来ません | インストール先フォルダパスに日本語などの非ASCII文字が含まれている | デフォルトパス(C:\Program Files (x86)\Steam)にインストールする/半角英数字のみのパスに変更 |
| インストール先フォルダは空でなければなりません | インストール先フォルダに既存のSteamファイルや別アプリのファイルが残っている | フォルダ内のファイルをバックアップ後削除し、空のフォルダを指定して再インストール |
| ディスク書き込みエラー | アクセス権限不足、ストレージ不良、セキュリティソフトによるブロックなど | 管理者として実行、ディスクの空き容量とエラーチェック、セキュリティソフト設定見直し |
| コンテンツサーバーにアクセスできません/0バイト/秒で止まる | Steamサーバーの混雑・障害、ネットワーク環境の問題 | ダウンロード地域変更、ルーター再起動、有線接続、時間帯を変えて再試行 |
非ASCIIフォルダパス(日本語フォルダ名)エラー
このエラーは、インストール先のパスに日本語や全角記号が含まれている場合に発生します。
対処のポイント
デフォルトインストール先を利用する。
どうしても別ドライブに入れたい場合でも、
D:\SteamAppsなど半角英数字のみのフォルダ名にする。ドキュメントやデスクトップ配下など、日本語フォルダ名を含む場所は避ける。
「インストール先フォルダは空でなければなりません」
再インストール時や別フォルダを指定したときに出やすいメッセージです。
フォルダ内に既存のSteamファイルや別ソフトのファイルがあると、上書き防止のためエラーになります。
対象フォルダを開き、中身を別の場所に移動するか、不要であれば削除してください。
不安な場合は、別途
D:\Steam_newのような全く新しい空フォルダを作成し、そこを指定する方法もあります。
「ディスク書き込みエラー」「書き込み権限」関連のエラー
この種のエラーは、次のような要因で発生します。
インストール先ドライブのアクセス権限不足
ストレージの論理エラー・物理不良
セキュリティソフトによる書き込みブロック
まず試したいこと
Steamを「管理者として実行」してダウンロードを再試行。
ドライブの空き容量を確認し、Windowsの「エラーチェック」でディスクチェックを実行。
セキュリティソフトのログにブロック記録がないか確認し、必要に応じて例外設定。
「コンテンツサーバーにアクセスできません」「ダウンロードが0バイト/秒で止まる」
サーバー側およびネットワーク環境の問題が混在しやすいエラーです。
ダウンロード地域を別の地域(例:日本→シンガポールなど)に変更して改善するか確認。
ルーターやONUを再起動し、一時的な通信不具合を解消。
利用時間帯を混雑しにくい深夜〜早朝に変えてみる。
応用編:再インストール・別ドライブ移行時の注意点と手順
既にSteamを使っているユーザー向けの内容です。
ゲームデータを残したままSteamを再インストールする流れ
大まかな流れは次のとおりです。
現在のライブラリフォルダ(ゲームデータ保存先)を確認する。
必要に応じてライブラリフォルダを別ドライブや外付けHDDにコピーしてバックアップする。
Steamクライアントをアンインストールする。
残ったSteam関連フォルダを整理・削除する(前述のパスを参照)。
再インストール後、「設定」→「ストレージ」から、バックアップしたフォルダをライブラリとして追加する。
これにより、ゲームを再ダウンロードせずに再認識できる場合があります。
別ドライブにゲームを移動・再インストールするときの注意点
SSDにインストールするとロード時間は短くなりますが、容量を多く消費します。
HDDは容量に余裕がありますが、SSDと比べると読み書き速度が遅くなります。
注意したいポイント
移動先ドライブに十分な空き容量があるか確認する。
移動・再インストール中は電源を切らない。
ノートPCの場合、バッテリー残量に注意し、可能であればACアダプターを接続する。
ログやスクリーンショットを残しておくメリット
後から原因を振り返りやすくなる。
Steamサポートやゲーム会社に問い合わせる際、正確なエラー内容を伝えられる。
最低限、次の情報を控えておくと役立ちます。
エラーメッセージの全文(スクリーンショット推奨)
発生日時
試した対処手順の内容と結果
トラブルを防ぐための予防策とリスク・注意点
日常的にやっておきたいメンテナンス
定期的にストレージの空き容量を確認し、不要なファイルや不要ゲームを整理する。
Windows Updateやストレージドライバーを定期的に更新する。
大型アップデートや新作ゲームの導入前には、あらかじめ容量に余裕を持たせておく。
セキュリティソフト設定のベストプラクティス
原則として、セキュリティソフトを長時間オフにし続けるのは避けてください。
Steamの実行ファイル・通信を例外設定に追加し、ブロックされないようにするのが安全です。
不明なソースのチートツールやMODツールなどは、セキュリティ面・規約面のリスクが非常に高いため利用を避けてください。
企業・学校PCでSteamを使うときの注意点
多くの企業・学校では、業務外ソフトウェアのインストールが禁止されています。
規程に反した利用は、処分対象となることがあります。
必ず管理者・情報システム部門等に許可を得たうえで利用してください。
よくある質問(FAQ)
Q. MacやLinuxでも同じ対処法でよいですか?
A. 基本的な考え方(空き容量、ネットワーク、セキュリティソフトなど)は共通ですが、具体的な操作手順や保存フォルダの場所はOSごとに異なります。MacやLinuxをお使いの場合は、各OS向けの公式サポート情報を優先的にご確認ください。
Q. Steamを再インストールするとゲームを買い直す必要がありますか?
A. いいえ、購入情報はSteamアカウントに紐付いており、クライアントを再インストールしてもゲームを買い直す必要はありません。ただし、ゲームデータ(インストール済みファイル)は、削除した場合には再ダウンロードが必要になります。
Q. データを消さずにクリーンインストールすることはできますか?
A. 可能です。ゲームフォルダを別ドライブに退避しておき、再インストール後にライブラリフォルダとして再登録することで、多くの場合再ダウンロードなしで再認識できます。ただし、タイトルによっては再認識に失敗することもあるため、重要なセーブデータは別途バックアップしておくと安心です。
Q. どのタイミングでSteamサポートに問い合わせるべきですか?
A. 本記事で紹介した基本的な手順(再起動/キャッシュ削除/ライブラリ修復/エラー別対処など)を一通り試しても改善しない場合、次の情報を整理したうえでSteamサポートに問い合わせることをおすすめします。
エラーメッセージのスクリーンショット
実行した対処手順とその結果
OSバージョン、ストレージ構成、セキュリティソフトの種類
タイトル固有の問題と思われる場合は、ゲーム会社のサポート窓口に相談することも検討してください。
Q. インストール時にVPNを使っても問題ありませんか?
A. 一般的なVPN利用自体が必ずしも禁止されているわけではありませんが、国や地域によってはSteamストアの利用条件に関わる場合があります。また、VPNによって回線が不安定になると、かえってダウンロードエラーが増えることもあります。原則として、必要性がない限りVPNを使わず、安定した回線環境での利用を推奨します。
まとめ:解決までのチェックリストと次のアクション
最後に、本記事の内容を簡単なチェックリストとしてまとめます。上から順に確認していくことで、多くの「インストールできない」問題は解決できるはずです。
最終チェックリスト(上から順に確認)
インターネット接続とインストール先ドライブの空き容量を確認した
Windows 10 / 11を利用し、管理者として実行している
自分のケース(クライアント/ゲーム/再インストール)を把握した
PCとSteamクライアントを再起動して再試行した
ダウンロードキャッシュ削除・ライブラリフォルダ修復を試した
ゲームファイルの整合性確認を実施した(該当する場合)
非ASCIIフォルダパス・空でないフォルダなど、インストール先の問題を解消した
ダウンロード地域変更・ネットワーク環境の見直しを行った
セキュリティソフト・ファイアウォールの設定を確認し、必要に応じて例外登録した
それでも解決しない場合の行動指針
上記チェックリストをすべて実施しても解決しない場合は、無理に自己流でシステムをいじり続けるよりも、公式サポートへの相談を検討してください。
Steamサポートに問い合わせる際は、
エラーメッセージのスクリーンショット
発生した日時と頻度
実施した対処手順
を簡潔にまとめて伝えると、よりスムーズに対応を受けられます。
ゲーム固有の問題が疑われる場合は、ゲーム会社のサポートページやFAQも合わせて確認してください。

