「斜め90度」で検索したのに、画面が傾かない。SNSで見た“Googleが斜めになるやつ”を試したかっただけなのに、何も起きなくてモヤモヤしていませんか。
実はこの現象、端末の故障や設定ミスよりも、入力する言葉の選び方と検索する場所の違いでつまずく人がほとんどです。「斜め90度」という言い方は広まりやすい一方で、環境によっては反応しないこともあり、回転する演出と混同しているケースも少なくありません。
本記事では、まず「斜め90度で起きること・起きないこと」を整理したうえで、Googleが傾く正しい検索語(斜め/askew/tilt)と、うまくいかない時の原因チェックをPC・スマホ別に解説します。さらに、職場や学校で失敗せずに見せるためのコツや、あわせて覚えておきたい「一回転」コマンドまでまとめました。読み終えた頃には、迷わず再現でき、誰かに見せる時も安心して試せるはずです。
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斜め90度で起きることと起きないこと
斜め90度は反応しない場合がある理由
結論から言うと、「斜め90度」という語は、必ずしも“Googleの演出が発動する合言葉”として安定していません。検索候補(サジェスト)に「斜め90度」「斜め45度」のような語が出てくることはありますが、候補に出ることと入力したら演出が必ず起きることは別です。
このズレが起きる理由は、主に次の3つです。
俗称として広まった言い方が混ざっている
SNSや動画で「斜め90度」と表現されていても、実際に動作するのは「斜め」「askew」「tilt」など別の語、というケースがよくあります。見た人が“傾き具合”を誇張して表現し、そのまま検索語として流通してしまうイメージです。「90度傾く」と「少し傾く」が混同されている
実際の演出は、ページが横倒しになるほどではなく、少し傾く程度のものとして語られることが多いです。ところが「斜め90度」という言い回しを聞くと、スマホの画面回転のように“ガチで90度”倒れる映像を想像しやすく、期待と実際の差が生まれます。環境差によって“起きているのに気づきにくい”
傾きが軽い場合、画面サイズが小さいスマホでは変化がわかりにくいことがあります。また、ブラウザの表示や拡大率、UIの余白などによって見え方が変わることもあります。「何も起きない」と感じても、実は少し傾いているだけ、ということもあります。
したがって、最初にやるべきことは「斜め90度」に固執することではなく、“動作が確認されやすい入力語”に切り替えて試すことです。次の見出しで、その語を明確に整理します。
画面が傾くのは斜めとaskewとtilt
「Googleが斜めになる」現象としてよく語られるのは、次の3つです。
斜め(日本語)
askew(英語)
tilt(英語)
これらをGoogleで検索すると、検索結果ページ全体が少し傾く演出が出る、として紹介されることがあります。重要なのは、これは“スマホの自動回転”のようなOS機能ではなく、検索結果ページ上の演出だという点です。つまり「端末の設定」ではなく、検索したページの見た目が変わるイメージです。
ここで混乱が起きやすいポイントを、わかりやすく噛み砕きます。
傾くのは検索結果ページ
Googleのトップ画面(検索窓だけの画面)ではなく、検索した後の結果一覧の画面が対象です。検索語を入れた瞬間に“画面全体”がグニャッと動くのではなく、検索結果が表示されたタイミングで見え方が変わります。傾きは軽めで、使えなくなるほどではない
ページが少し傾く程度なので、基本的にはそのままスクロールもできます。動きが派手ではないため、「本当に起きた?」と感じる人もいます。PCの大きい画面だと気づきやすく、スマホは気づきにくいことがあります。言語が違っても目的は同じ
「斜め」は日本語、askew/tiltは英語ですが、狙いは同じ“傾斜系”です。環境によっては日本語より英語の方が反応しやすいと感じる場合もあるため、後述の手順では複数の語を試すことを推奨します。
「斜め90度」で動かなかった方は、ここでまず「斜め」「askew」「tilt」に切り替えるだけで解決することが多いです。
一回転と混同しやすいポイント
「斜め」と同じくらい有名なのが「一回転」です。こちらは、ページが傾くのではなく、検索結果ページが360度回転する演出として語られます。代表的な検索語は次の2つです。
Do a barrel roll(英語)
一回転(日本語)
この2つは“回転系”で、先ほどの“傾斜系(斜め/askew/tilt)”とは挙動が別物です。混同が起きる典型パターンは、次のような流れです。
SNSで「Googleが回転(または傾く)」動画を見る
コメントや紹介文で「斜め」「一回転」「90度」などが混ざっている
見た人が「斜め90度」と覚えて検索する
実際は「Do a barrel roll」だった、または「askew」だった
この混乱を避けるには、次のように覚えるのが最短です。
傾きたい → 斜め / askew / tilt
回したい → 一回転 / Do a barrel roll
目的が「傾けたい」なのか「回したい」なのかを先に決めると、検索語の迷子になりません。
斜め90度の代わりに試すべきGoogleの検索語
ここからは実践パートです。「斜め90度」がうまくいかない時に、代わりに何をどう試せばいいかを、なるべく再現性が高い形でまとめます。ポイントは、同じ環境で順番に試し、原因を切り分けやすくすることです。
斜めで検索結果を傾ける手順
まずは日本語の「斜め」から試します。やり方は非常にシンプルですが、“検索する場所”だけ注意してください。
手順(PC・スマホ共通)
ブラウザでGoogleの検索ページ、またはGoogle検索を開きます。
検索窓に 「斜め」 と入力して検索します。
検索結果のページが表示されたら、ページ全体の見た目が少し傾くか確認します。
うまくいかない人がやりがちな落とし穴
検索結果が出る前に「傾かない」と判断してしまう
→ 変化は検索結果ページで出るため、結果が表示されてから確認します。Googleではなく別の検索エンジンで検索している
→ これは非常に多い原因です。後述の原因チェックで詳しく扱います。アプリ内ブラウザで開いている
→ X(旧Twitter)やInstagramなどのアプリ内ブラウザでは挙動が違う場合があります。
見分け方のコツ
画面をまっすぐ見て「なんとなく右に傾いている?」程度の変化を探します。
スマホで分かりづらい場合は、PCで試すと気づきやすいです。
ブラウザのズーム(拡大率)を標準(100%)に戻しておくと、見た目の変化が分かりやすいことがあります。
この段階で成功すれば、「斜め90度」の代替として目的は達成です。成功しない場合は、次の英語ワードに進むと切り分けが早くなります。
askewとtiltで試すと安定しやすい場面
「斜め」でダメなら、すぐに「askew」「tilt」を試してください。ここで大事なのは、端末やブラウザを変えずに続けて試すことです。同じ条件で試すからこそ、「検索語の問題」か「環境の問題」かが見えてきます。
推奨の試す順番
askew
tilt
(最後に)もう一度 斜め
この順番にする理由は次のとおりです。
英語の方が、入力の揺れが少ない
日本語は変換や表記ゆれ(ひらがな、漢字、入力候補)で微妙に変化する可能性があります。英語はその点で固定しやすいです。“傾斜系”の代表として語られることが多い
askew は「斜めに」という意味を持つ語で、tilt も「傾ける」ニュアンスがあります。つまり目的と語の意味が一致しているため、試す価値が高いです。
試す時の具体的なコツ
検索窓に入力するとき、余計なスペースを入れない
末尾の空白が入ると挙動が変わることは少ないですが、切り分けを楽にするために“シンプルな入力”を徹底します。1語ずつ単独で検索する
「askew 斜め」のように混ぜると意図が伝わりにくくなるため、まずは単語単独で試します。検索結果が出たあとに、ページを少しスクロールしてみる
目の錯覚で気づきにくい場合、スクロール時の縁の動きで「傾いている」ことがわかる場合があります。
ここまで試しても何も起きない場合は、「検索語」よりも「環境」に原因がある可能性が高くなります。次の原因チェックに進みます。
一回転を試すならDo a barrel rollと一回転
「斜め90度」を探していたけれど、実は“回転するやつ”が見たかった、という方は少なくありません。その場合は、目的を“回転系”に切り替えて試します。
回転系の試し方
Googleで 「Do a barrel roll」 を検索
もしくは 「一回転」 を検索
検索結果ページが360度回転するか確認
注意点
回転系は変化が分かりやすい一方、視覚効果が強めです。苦手な人が近くにいるときは一言断ってからにすると安心です。
もし回転が出ない場合も、原因は「検索エンジン違い」「アプリ内ブラウザ」「拡張機能」など環境要因が疑われます。傾斜系と同じ考え方で切り分けできます。
斜め90度ができない時の原因チェック
ここからは「どうしても動かない」方向けです。やみくもに端末を変えたり、検索語を増やしたりすると、余計に混乱します。上から順に潰していけば、ほぼ確実に原因が絞れます。
Google以外の検索エンジンやアプリ内ブラウザに注意
最重要チェックはこれです。意外に思うかもしれませんが、「Googleで検索したつもり」が一番ズレやすいポイントです。
よくあるパターン
ブラウザのアドレスバーで検索しているが、既定の検索エンジンがGoogleではない
例:Safariや一部ブラウザで、設定がYahoo!やBingになっている。スマホのホーム画面の検索バーを使っているが、実体は別エンジン
端末やランチャーの設定で変わることがあります。SNSアプリの中でリンクを開いて検索している(アプリ内ブラウザ)
表示が簡易化されていたり、挙動が制限されていたりする場合があります。
確実な対策
いちどブラウザで「google」と検索し、Googleの検索ページを開く
そのページの検索窓で「askew」「tilt」「斜め」を入力して試す
可能なら、Chrome / Safari / Edgeなどの一般的なブラウザで試す
「検索エンジンが違う」だけで、いくら正しいキーワードを入力しても起きません。まずここを確定させるのが最短です。
ブラウザ拡張機能と設定で演出が止まることがある
次に多いのが、PCの拡張機能や設定の影響です。特に広告ブロック、スクリプト制御、表示の軽量化をする拡張機能を入れている場合、ページ側の演出がうまく動かないことがあります。
影響しやすい要素
広告ブロック(要素を削る/挙動を止める)
JavaScriptを制御する拡張機能(演出が動けない)
トラッキング防止が強い設定(副作用で演出も止まる場合がある)
ブラウザの「アニメーションを減らす」系の設定
おすすめの切り分け方法
シークレットウィンドウでGoogleを開いて試す
多くの場合、拡張機能が無効化された状態で試せるため、原因の有無が見えます。それでもダメなら、拡張機能を一つずつオフにして試す
一気に全部オフにすると原因が見えません。まずは怪しい系(広告ブロック・スクリプト系)から。ブラウザを最新版に更新する
古いバージョンでは表示や動作が変わる場合があります。更新は“最後の一手”ではなく、早めにやるほど切り分けが楽です。
「演出が出ない=端末が悪い」と決めつけず、まずは“抑制している要素がないか”を見るのがコツです。
PCとスマホで失敗しやすいパターン
同じキーワードでも、PCとスマホでは失敗の形が少し違います。ここでは典型例を整理し、どこを疑うと早いかを明確にします。
PCで失敗しやすいパターン
拡張機能が多く、表示が改変されている
ブラウザの更新が止まっている
会社や学校の管理PCで、表示やスクリプトが制限されている
セキュリティソフトの機能でWeb表示が改変される
スマホで失敗しやすいパターン
Googleアプリではなく、SNSのアプリ内ブラウザで開いている
省データモードや簡易表示が働いている
OSやブラウザの設定で「視覚効果を減らす」が有効になっている
そもそもGoogleではなく別エンジンで検索している(既定設定の影響)
5分で終わる切り分けチェックリスト(実行順)
Googleの検索ページで試している(別エンジンではない)
「askew」「tilt」「斜め」を単語単独で順番に試した
検索結果が表示されてから見た(トップ画面で判断していない)
PCならシークレットウィンドウで試した(拡張機能の影響を排除)
スマホならアプリ内ブラウザをやめ、Chrome/Safariで試した
ブラウザを最新版に更新した
このチェックで、原因の大半は潰せます。ここまでやってもダメなら「環境要因(管理端末の制限等)」の可能性が上がります。その場合は、別端末で試すのが現実的です。
斜め90度を確実に見せるためのコツ
ここでは「自分で試す」だけでなく、「人に見せる」ことまで含めて成功率を上げるコツをまとめます。アイスブレイクや雑談で披露する場合、失敗すると気まずいので、“成功率の型”を作っておくのが一番です。
成功率が上がる環境と手順の型
おすすめは、次の“固定手順”を用意することです。これをやれば、たいていの環境差を吸収できます。
成功率を上げる型(PC推奨)
ブラウザはChrome / Edge / Safariなど一般的なものを使う
ブラウザは最新版に更新しておく
シークレットウィンドウを開く(拡張機能の影響を避ける)
Googleの検索ページで askew → tilt → 斜め の順に試す
変化が出たら、そのまま見せる(余計な操作をしない)
なぜPCが安定しやすいか
画面が大きく、傾きが視認しやすい
ブラウザの挙動が比較的安定している
アプリ内ブラウザなど“例外環境”に当たりにくい
もちろんスマホでもできますが、人に見せる用途ならPCの方が成功しやすい場面が多いです。スマホで見せたい場合は、必ず通常ブラウザ(Chrome/Safari)でGoogle検索を開いてから試すのが安全です。
職場や学校で見せる時の短い説明テンプレ
見せるときの説明は短いほど刺さります。以下のテンプレをそのまま使えます。
傾斜系を見せたいとき
「Googleで“askew”って検索すると、画面がちょっと傾くよ」
「日本語なら“斜め”でも似た感じになるよ」
回転系を見せたいとき
「“Do a barrel roll”で画面がぐるっと一回転するよ」
「日本語なら“一回転”でも出ることがあるよ」
補足の一言(失敗防止)
「もし出なかったら、Googleじゃないところで検索してるか、ブラウザの設定のせいかも」
この一言を添えるだけで、もしその場で動かなかったとしても“逃げ道”ができます。雑談の場では、完璧に動かすこと以上に、場の空気を崩さない配慮が重要です。
視覚効果が苦手な人への配慮
こうした演出は楽しい一方で、視覚効果が苦手な人もいます。特に回転系は、目が回る感じがすることがあります。周囲に配慮するなら、次を守るだけで十分です。
回転系は事前に「回るけど大丈夫?」と確認する
連続で何度もやらない(1回で終える)
まずは傾斜系(斜め/askew/tilt)だけにする
画面から距離を取って見せる(近いほど酔いやすい)
“面白い”の押し付けにならないようにするだけで、相手の反応が良くなります。
斜め90度以外にもあるGoogleの遊べるコマンド集
最後に、関連する小ネタをまとめます。「斜め90度」から入った方でも、ここまで知っておくと“ネタの引き出し”が増えます。なお、こうした演出は仕様変更で挙動が変わる可能性があるため、「今の環境で動くものを楽しむ」くらいの温度感で捉えるのがちょうど良いです。
回転系と傾斜系と崩壊系の代表例
まずは、混同しやすい回転・傾斜を中心に表で整理します。覚えるべきは多くありません。目的に直結するものだけ押さえれば十分です。
| 入力語 | 系統 | 起きること | 使いどころ |
|---|---|---|---|
| 斜め | 傾斜系 | 検索結果ページが少し傾く | 日本語で見せたい時 |
| askew | 傾斜系 | 検索結果ページが少し傾く | 安定して試したい時 |
| tilt | 傾斜系 | 検索結果ページが少し傾く | 代替語として便利 |
| 一回転 | 回転系 | 検索結果ページが360度回転 | 日本語で分かりやすい |
| Do a barrel roll | 回転系 | 検索結果ページが360度回転 | 定番、成功しやすい |
この表のポイントは、「斜め90度」ではなく、傾斜なら3語、回転なら2語に集約できることです。迷ったらここに戻れば、次に何を打つかがすぐ決まります。
また、ネット上では“崩壊系”“変形系”のような分類で紹介されることもありますが、まずは傾斜と回転を確実に押さえるのが優先です。小ネタを増やすのは、そのあとでも十分楽しめます。
試す時の注意点と戻し方
最後に、実際に試すときの注意点と「戻し方」をまとめます。ここが曖昧だと、やってみた後に「元に戻らない」「おかしくなった」と不安になりますが、基本は簡単です。
戻し方(基本)
検索結果ページを**再読み込み(リロード)**する
もしくは、別の検索語で検索し直す
タブを閉じて開き直す(確実に戻したい時)
演出はページ表示に紐づくため、リロードで元に戻ることが多いです。もしスマホで挙動が残っているように見えても、タブを閉じて再度開けばほぼ確実にリセットされます。
試す時の注意点
「斜め90度」で反応しないのは珍しくないため、最初から「askew」「tilt」「斜め」に切り替える
うまくいかない時は、検索語ではなく検索環境を疑う(Googleで検索しているか、アプリ内ブラウザか、拡張機能があるか)
人に見せるときはPC・シークレット・Do a barrel roll(またはaskew)など、成功率の高い型でやる
よくある質問(FAQ)
Q:斜め90度で本当に90度傾きますか?
A:ページが横倒しになるような“90度”の傾きは期待しない方が安全です。実際に語られるのは「少し傾く」演出で、確実に試すなら「斜め/askew/tilt」に切り替えるのが近道です。
Q:スマホだと斜めにならないのはなぜ?
A:アプリ内ブラウザを使っていたり、Googleではない検索エンジンで検索していたり、傾きが軽くて気づきにくいことが主な原因です。Chrome/SafariでGoogle検索を開いてから「askew」を試すと切り分けが早いです。
Q:Safariやアプリ内ブラウザでもできますか?
A:Safari自体は問題ないことが多いですが、アプリ内ブラウザは挙動が制限される場合があります。確実に試すなら通常ブラウザでGoogle検索を開くのが無難です。
Q:元に戻す方法は?
A:基本はリロードで戻ります。タブを閉じて開き直してもOKです。
Q:一回転と斜めは同時にできますか?
A:同時にというより、検索語ごとに演出が切り替わるイメージです。まずは「Do a barrel roll」で回転を見せ、次に「askew」で傾きを見せる、のように順番に試すのが分かりやすいです。