「気づいたら、今日もLoLでこんな時間だ……自分はいったいどれだけプレイしているんだろう?」
そう感じて「LoL プレイ時間 調べる」と検索されたのではないでしょうか。
LoLのプレイ時間は、公式クライアント・Wasted on LoL(WOL.GG)・YearIn.LoL・OP.GGなど、見る場所によって数字も表現もばらばらです。
「どれが正しいのか」「本当に自分はやり過ぎなのか」が分かりにくいのが現状です。
本記事では、今シーズンの正確なプレイ時間から、アカウント累計の概算時間、さらに1年ごとの振り返り方法まで、LoLのプレイ時間を「見える化」する全手順を整理して解説いたします。
そのうえで、「どれくらいのプレイ時間なら健全か」「ランクを上げたい人にとって最適な時間の使い方は何か」といった視点も含め、LoLと長く付き合うための時間管理の考え方まで踏み込んでご紹介します。
LoLのプレイ時間はどこまで正確に「調べられる」のか
League of Legends(LoL)のプレイ時間を調べようとすると、
クライアントと外部サイトで数字が違う
結局どれが正しいのか分からない
と感じる方が少なくありません。
シーズンごとの正確な時間+累計は「概算」
先に結論を整理します。
今シーズンや特定シーズンのプレイ時間
→ LoL公式クライアントの「統計(Stats)」画面から、比較的正確な値を確認できます。アカウント作成からの累計プレイ時間
→ 技術的な制約により「完全に正確」な数字を出すことは難しく、Wasted on LoL(WOL.GG)などの外部ツールはあくまで推定値です。
そのため実務的には、「シーズンごとの実績」+「外部ツールの推定値」を組み合わせて、LoLに使ってきた時間を把握するのが現実的です。
プレイ時間の情報源は大きく4種類ある
LoLのプレイ時間を知るための主な情報源は、次の4つです。
LoL公式クライアント(PC版)
今シーズンおよび過去シーズンごとに、プレイ時間・試合数などを確認できます。Wasted on LoL(WOL.GG)
サモナーネーム(またはRiot ID)を入力すると、累計プレイ時間を推定してくれる有名サイトです。YearIn.LoL などの年次レポートツール
特定の1年について、プレイ時間・勝率・チャンピオン使用率などをまとめてくれます。OP.GG・U.GG・LoL Stats などの戦績サイト
試合数や平均試合時間などの統計から、自分でプレイ時間を概算することができます。
本記事ではこれらを順に解説し、最後に「自分にとって適切なプレイ時間」を考えるところまで整理します。
Riot APIの制限と「完全な累計時間」が難しい理由
多くの外部サイトは、Riot Gamesが公開しているRiot APIから試合データを取得しています。
ただし、このAPIが全期間の全試合データを無制限に保存しているわけではないことがポイントです。
データは主に直近数年分が中心
非常に古い試合は取得できない場合がある
サーバー移動や名前変更の履歴によって、取りこぼしが発生する可能性がある
このため、
アカウント作成から現在までの「完全な累計時間」を正確な数字として出すことは、現状かなり難しい
という前提を押さえておく必要があります。
したがって、外部ツールで表示される時間は「誤差を含む推定値」と理解し、おおまかな目安として活用するのが現実的です。
方法1:公式クライアントで今シーズンのプレイ時間を確認する
まずは最も信頼性が高い、公式クライアントからの確認方法です。
PCクライアントからプレイ時間を確認する手順
PC版クライアントでの基本的な手順は以下のとおりです。
LoLクライアントを起動します。
画面上部メニューから「プロフィール」をクリックします。
プロフィール画面内のタブから「統計(Stats)」を選択します。
画面右側または上部に、
総試合数
勝率
プレイ時間(時間・日数)
などの統計が表示されます。
ここで表示されるプレイ時間は、
選択中のシーズン
選択中のキュータイプ(ランクソロ、フレックス、ノーマル、ARAMなど)
に対するものです。
過去シーズンのプレイ時間を切り替えて見る
同じ統計画面で、以下の項目を切り替えられます。
シーズン(例:S14、S13 など)
キュータイプ(ランク、ノーマル、ARAM など)
これにより、
「S13 のランクソロで何時間プレイしたか」
「ARAM だけでどれくらいの時間を使ったか」
といった情報を確認可能です。
注意点として、クライアントには
複数シーズンのプレイ時間を自動合算して表示する機能はない
ため、全シーズン合計を知りたい場合は、シーズンごとにメモし、自分で足し合わせる必要があります。
クライアント表示の長所・短所
長所
Riot公式のため、データの信頼性が高い
シーズンやキュー別に細かくプレイ時間を確認できる
短所
全シーズンの合計時間を一括で表示できない
他プレイヤーとの比較やランキング機能はない
「今シーズンどれだけ本気でプレイしているか」を知るには、
この公式クライアントの統計画面が最も確実な情報源になります。
方法2:Wasted on LoL(WOL.GG)で累計プレイ時間を調べる
次に、Wasted on LoL(WOL.GG)です。
WOL.GGとは?できることの概要
WOL.GGは、サモナーネームまたはRiot IDを入力するだけで、
累計プレイ時間(推定)
その時間を日数に換算した値
世界・地域ごとのランキング
「その時間で本を何冊読めたか」などのユーモア要素
を表示してくれるWebサイトです。
また、平均プレイヤーのプレイ時間も表示されるため、
自分が平均より多いか少ないか
上位何%程度に位置しているか
などを把握しやすい点も特徴です。
実際の使い方(日本サーバーの例)
日本サーバー(JP)プレイヤーの利用手順は、概ね次のとおりです。
ブラウザで「WOL.GG」または「Wasted on LoL」と検索し、サイトを開きます。
トップページ中央の入力欄に、
自分のサモナーネーム または Riot ID
を入力します。
サーバー選択のプルダウンから 「JP」 を選択します。
検索ボタンを押すと、数秒後に結果画面が表示されます。
結果画面では、
合計プレイ時間(時間単位)
日数換算(何日分か)
世界・地域ランキング
「その時間でできたはずのこと」(読書・映画など)
がひと目で分かるようになっています。
数値の信頼性と注意点
非常に便利なサイトですが、次の点に注意が必要です。
Riot APIの履歴制限により、古い試合がカウントされていない可能性がある
サーバー移動や名前変更を繰り返している場合、一部試合が抜けることがある
表示される時間は「推定」であり、公式に保証された値ではない
そのため、使い分けとしては、
シーズン別の正確な時間 → 公式クライアントの統計
累計時間をざっくり知りたい → WOL.GGの推定値
という形で、目的に応じて併用するのが現実的です。
方法3:YearIn.LoLなど年次まとめツールで1年単位のプレイ時間を見る
YearIn.LoL は、ある1年分のプレイを「年次レポート」としてまとめてくれるツールです。
YearIn.LoLとは?年次レポートの特徴
YearIn.LoLのレポートには、主に次のような情報が1ページに整理されます。
その年にプレイした総試合数
勝率、勝ち数・負け数
総プレイ時間・日数換算・1日平均プレイ時間
最もプレイしたチャンピオンやロール
K/DA、与ダメージ量、獲得ゴールドなど
いわば「その年のLoL決算」のような内容になっており、
自分の一年を振り返るのに非常に適したツールです。
YearIn.LoLの使い方
一般的な使い方は次のとおりです。
YearIn.LoLのサイトにアクセスします。
Riot ID とタグ(例:
SummonerName#JP1)を入力します。サーバー一覧から 「JP」 を選択します。
検索ボタンを押すと、その年のレポートが生成されます。
レポート中の「プレイ時間」セクションでは、
その年の総プレイ時間
日数換算(何日分か)
1日あたりの平均プレイ時間
などがまとめられており、
「今年はLoLにどれくらい時間を使ったのか」
を一目で確認できます。
WOL.GGとの使い分け
YearIn.LoL
特定の1年間の振り返りに最適
日々の生活や勉強・仕事とのバランスを見直す材料になる
WOL.GG
アカウント全体の累計をざっくり把握するのに向いている
他プレイヤーとの比較やランキングを楽しめる
両方を組み合わせることで、
「アカウント全体の規模感」
「直近1年の具体的な習慣」
の両方が分かるようになります。
方法4:OP.GGなど戦績サイトから「プレイ時間の目安」を計算する
クライアントや専用ツールに加え、
OP.GG・U.GG・LoL Stats などの戦績サイトから、プレイ時間を概算する方法もあります。
試合数からプレイ時間を概算する考え方
たとえば OP.GG では、
シーズンごとの試合数
ランク別・チャンピオン別の試合数
などを確認できます。
これを使って、
戦績サイトで自分のサモナーネームを検索
目当てのキュー(ランク、ノーマルなど)の試合数を確認
そのキューの平均試合時間(例:サモナーズリフトなら30〜35分程度)を仮定
「試合数 × 平均試合時間」でおおよそのプレイ時間を算出
という手順で、かなり大まかな時間を出すことができます。
モード別の平均試合時間を踏まえた補正
モードによって平均試合時間は異なります。
サモナーズリフト(ランク/ノーマル):約30〜40分
ARAM:約15〜25分
ARAM中心のプレイヤーに対して、サモナーズリフトの平均時間を掛けてしまうと
実際より多く見積もってしまいます。
そのため、
キュー別の試合数(SR/ARAM など)を確認する
モードごとに異なる平均時間を掛ける
といった工夫をすると、より現実に近い概算が可能です。
OP.GG・U.GG・LoL Statsなど各サイトの違い
各サイトの特徴を簡単に整理します。
OP.GG
日本での利用者が多く、UIが分かりやすい
シーズン試合数・ランク情報・KDAなど、基本戦績が見やすい
U.GG
最新メタやビルド情報が充実
戦績と合わせて、ビルド研究を行いたいプレイヤーに向いている
LoL Stats 系サイト
チャンピオンごとのプレイ時間や細かい統計を提供するものもあり、研究用途に向く
プレイ時間そのものを正確に出すには向きませんが、
“「どのモードで何試合くらい遊んでいるか」”を知る材料として有効です。
自分の適切なLoLプレイ時間の考え方
「どうやって時間を調べるか」が分かったところで、
次はその数字をどう捉えるかというテーマに移ります。
平均プレイヤーのプレイ時間と自分の位置
WOL.GG などの統計を見ると、平均プレイヤーの累計プレイ時間は
数百〜数千時間となっているケースが多く見られます。
また、1日の平均プレイ時間が2〜3時間前後というデータもよく引用されます。
あくまで目安ではありますが、
自分の1日平均が5〜6時間を超えている
累計時間が極端に多い
といった場合には、「少し多めかもしれない」と振り返るきっかけになります。
上達したい人向けのプレイ時間の目安
ランクを伸ばしたい場合、重要なのは量より質です。
集中してプレイし、リプレイを見て振り返る 1〜2時間
何も考えず連続で回し続ける 3〜4時間
この2つは、同じ時間でも得られる成長が大きく異なります。
一般的な社会人・学生を想定すると、ひとつの目安として
平日:
集中してプレイする 1〜2時間程度
休日:
他の予定がなければ 3〜4時間程度を上限とし、
それ以上やる場合は「意図のある練習」かどうかを意識する
といったラインを設けると、上達と生活バランスを両立しやすくなります。
健康・生活とのバランスを取るためのポイント
ゲーム依存や健康問題を扱う公的資料では、次のようなサインがよく挙げられます。
睡眠時間が明らかに削られている
学業・仕事に支障が出ている(遅刻、成績・評価の低下など)
約束や予定を繰り返しキャンセルしてまでプレイしてしまう
「やめたい」と思っても、なかなかやめられない感覚が続いている
こうしたサインが複数当てはまる場合は、
プレイ時間だけの問題ではなく、メンタル面も含めた見直しが必要かもしれません。
その際は、
家族・友人に打ち明ける
学校や職場の相談窓口を利用する
医療機関や専門窓口に相談する
など、一人で抱え込まないことが大切です。
プレイ時間を記録・管理するおすすめの習慣
プレイ時間を調べて終わりにせず、
うまく付き合うための管理方法も整えておきましょう。
1日の上限時間・曜日ごとのルールを決める
まずはシンプルなルールを1〜2個だけ決めてみてください。
例:
平日は 1〜2試合(または〜90分)まで
ランク戦で3連敗したら、その日は終了する
週に1日はLoLをしない「完全オフ日」を作る
こうしたルールを紙やスマホに書き出しておくと、
WOL.GG や YearIn.LoL で後から振り返ったときに、
「守れたかどうか」を客観的に確認できます。
週・月単位でプレイ時間を振り返るチェック方法
おすすめは、次のような定期チェックです。
週末または月末に5〜10分だけ時間を取り、
クライアントの統計画面でシーズンのプレイ時間を確認
必要に応じて YearIn.LoL のレポートも確認
気になった数字(試合数・勝率・プレイ時間)をメモアプリやスプレッドシートに記録
これを続けることで、
「先月よりプレイ時間を減らしたのに勝率は上がった」
「プレイ時間が増えた月は、逆にランクが落ちている」
など、数字からの気付きが得られます。
やり過ぎが不安になったときのセルフチェックと相談先
もし、
プレイ時間が増え続けて自分でも不安
生活への影響を感じているが、やめる自信がない
といった状態になっている場合は、
早めに誰かに相談することをおすすめします。
日本には、ゲームやネット依存に関する相談窓口や、
それを案内する公的資料が用意されています。
「LoLが大好きだからこそ、長く健康に続けたい」という前向きな発想で、
必要に応じて専門家の力も借りてください。
まとめ:LoLのプレイ時間を「調べて終わり」にしないために
目的に応じたおすすめ確認方法の整理
最後に、本記事で紹介した方法を目的別に整理します。
今シーズン・特定シーズンのプレイ時間を正確に知りたい
→ 公式クライアントの「プロフィール → 統計」画面累計でざっくり何時間プレイしたか知りたい
→ Wasted on LoL(WOL.GG)で推定値を確認1年ごとの振り返りや成長の記録を残したい
→ YearIn.LoL で年次レポートを生成試合数をもとに自分なりにプレイ時間を計算したい
→ OP.GG・U.GG・LoL Stats などで試合数を確認し、モード別平均時間を掛けて概算
今日からできる小さなアクション
この記事を読み終えた今、次の中から1つだけ実行してみてください。
クライアントの統計画面を開き、今シーズンのプレイ時間をスクリーンショットする
WOL.GG で自分の累計プレイ時間を調べてメモしておく
「平日のプレイ上限時間」を決めて、スマホにメモする
不安なサインがある場合は、信頼できる人か専門窓口を調べておく
LoLのプレイ時間を「見える化」することは、
上達にも、健康にも、生活バランスにも役立ちます。