「急いで月間カレンダーを作りたいのに、テンプレが多すぎて選べない」「白紙から作ったら曜日がずれた」「印刷したら1枚に収まらない」――Excelでカレンダーを作る場面では、こうした“最後のつまずき”がよく起こります。
本記事では、目的に合わせて最短で完成させるために、テンプレートで一気に作る方法、関数を使って自由に自作する方法、年月を入力するだけで更新できる万年カレンダー化までを、手順と考え方の両方から丁寧に解説します。さらに、配布・提出で困りがちな「印刷やPDF共有で崩れない設定」もチェックできるため、作って終わりではなく“そのまま使える状態”まで仕上げられます。
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エクセル カレンダー 作り方は3通りから選ぶ
テンプレが向くケース
テンプレート方式は、最短で見栄えの整ったカレンダーを作りたいときに最も強い選択肢です。Excelのテンプレートは、カレンダーとして必要な「曜日の並び」「枠線」「余白」「タイトル」「配色」などが、最初から完成しています。そのため、作業は主に「年月の調整」と「必要に応じた項目の追加」に絞られ、ゼロから作るより圧倒的に早く終わります。
テンプレが向く典型は次のような状況です。
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会社で配布する月間予定表を今すぐ作りたい
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会議室予約や当番表など、急に必要な一覧がある
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子どもの学校予定や家族イベントを1枚にまとめたい
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「デザインの自由度」より「完成までの速さ」を重視したい
ただしテンプレは「汎用的」だからこそ、現場の運用に完全一致しないこともあります。例えば、メモ欄が狭い、土日が右端ではなく左端にある、祝日が入っていない、余白が大きくて印刷が1枚に収まらない、といったズレが起きがちです。テンプレを使う場合は「整っているところは活かし、不要な装飾や余白は整理する」という姿勢が最短ルートです。
白紙から自作が向くケース
白紙から自作する方式は、「必要な項目が明確で、テンプレでは合わない」場合に威力を発揮します。例えば、総務や事務でよくあるのは次のようなニーズです。
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予定だけでなく「担当者」「会議室」「締切」「承認状況」などの列や欄が必要
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社内ルールに合わせて、月曜始まり固定、休日は別色固定にしたい
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印刷して掲示するため、文字が大きい方がよい
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予定欄を上下に2段に分けて、午前・午後で書けるようにしたい
このような場合、テンプレをいじり続けるより、最初から自作した方が早いこともあります。
自作のポイントは、日付を手打ちしないことです。日付の手打ちは、月が変わるたびにミスが出やすく、曜日ズレが起きると全体が崩れます。DATEやWEEKDAYなどの基本関数と、オートフィルの規則性(右へ+1、下へ+7)を使うと、曜日ズレに強いカレンダーになります。
万年カレンダーが向くケース
万年カレンダーは、最初の作成に少しだけ手間をかける代わりに、その後の運用が圧倒的に楽になります。年と月を入力するだけで日付が自動更新されるため、毎月の作り直しが不要です。特に、以下の条件がある場合は万年化のメリットが大きいです。
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毎月同じ形式で配布・掲示する必要がある
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チームの当番表、会議予定、締切一覧など、繰り返し使う
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フォーマットを崩さず、入力欄だけ更新する運用にしたい
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共同編集や引き継ぎがあるため、誰が触っても崩れない形にしたい
万年化の本質は、「変更するセルを最小限にし、触る場所を限定する」ことです。具体的には年と月の入力セルだけを操作し、日付枠は数式で固定化、予定入力欄のみ編集可にする、といった設計が安定します。
30秒で決まる選び方チェック
迷ったときの選び方はシンプルです。次のチェックで即決できます。
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今日中に形が必要 → テンプレ
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予定以外の項目(担当、メモ、区分)が重要 → 自作
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毎月更新が発生し、作り直しが面倒 → 万年カレンダー
さらに補助的な判断として、印刷や掲示が前提ならテンプレまたは万年カレンダーが安定しやすいです。自作でも可能ですが、印刷余白・改ページ・縮小設定などの最終調整を自分で全部見る必要があります。最短で成果物を出したいなら、まずテンプレで完成形を掴み、必要なら自作・万年化に移るのが安全です。
テンプレでエクセル カレンダーを作る手順
Excel内蔵テンプレから作る
Excel内蔵テンプレで作る場合、操作は非常に簡単ですが、「どこからテンプレを探すか」「選んだ後に何を直すか」を理解すると失敗が減ります。基本の流れは次の通りです。
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Excelを起動し、新規作成画面を開く
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検索欄に「カレンダー」と入力する
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月間、年間、週単位など目的に合うテンプレを選び「作成」
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年月の表示、週の開始曜日、祝日表示の有無を確認する
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予定入力前に「印刷」を想定して体裁を整える
ここで重要なのは、予定を入れる前に、レイアウトの確定を先に行うことです。予定を入れてから枠を広げたり列幅を変えると、文字が意図せず折り返されたり、行の高さが変わって見た目が崩れたりします。最初に、次を確認してください。
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月間カレンダーが1枚に収まる設計か
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メモ欄の広さは足りるか
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曜日表示は社内ルールに合っているか(日曜始まり/月曜始まり)
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書体や文字サイズは配布・掲示に耐えるか
テンプレの装飾(背景色・図形・画像)が多い場合、印刷のインク消費が増えたり、白黒印刷で見づらくなったりします。配布目的なら、装飾を控えめにし「罫線」「休日色」「重要予定色」のような最小限に絞ると運用しやすくなります。
Microsoft公式テンプレートを探して作る
Microsoft公式のテンプレートは種類が豊富で、月間以外にも「年間計画」「プロジェクトスケジュール」「学習計画」など、用途に寄せた形式が用意されていることがあります。ここでのコツは、見た目のデザインよりも、次の観点で選ぶことです。
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予定欄が十分な広さか(実際に書き込めるか)
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印刷しやすい余白設計か(1枚に収まるか)
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週の開始曜日が合うか(変更できるか)
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年月の変更が簡単か(入力セルがあるか)
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運用に必要な項目が入るか(担当欄、メモ欄など)
テンプレの中には、表面上は月間カレンダーでも、内部に「リスト形式の予定表」シートが別にあり、入力すると自動反映されるものもあります。その場合は便利な反面、編集箇所が分かりづらく、引き継ぎ時に迷いやすいです。チーム運用なら、入力箇所が単純なテンプレを選ぶ方が安定します。
年月と週の開始曜日を変更するコツ
テンプレを使って「思った通りに変わらない」原因の多くは、年月表示が単なる文字ではなく、数式や表示形式で作られている点にあります。例えば、タイトル部分に「2026年1月」と表示されていても、セルの中身が「=TODAY()」や「=DATE(年,月,1)」のようになっている場合があります。ここを無理に上書きすると、テンプレ側の自動更新が崩れることがあります。
安全な変更手順は次の通りです。
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まず、年月を変更するための入力セルが別に用意されていないか探す
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見つからない場合は、タイトルのセルをクリックして数式バーを確認する
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数式が入っているなら、年・月の参照セルを変更する(または入力セルを作る)
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週の開始曜日が変更できるテンプレなら、予定入力前に必ず設定して固定する
週の開始曜日は、見やすさと運用に直結します。たとえば「月曜始まり」で会議や稼働日を管理する会社では、日曜始まりだと週の境目が認識しづらく、予定の並びが感覚とずれます。テンプレを選ぶ段階で「週の開始曜日を変えられるか」を重視すると、後からの修正が減ります。
関数でエクセル カレンダーを自作する基本手順
まずは月間レイアウトを作る
自作の場合は、最初に「枠」を作り、日付は後で入れます。月間カレンダーの一般形は次です。
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曜日行:7列
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日付枠:5週~6週分(安全のため6週を確保)
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タイトル:上部に年月(例:2026年1月)
6週分を確保する理由は、月初が週の後半に来て、月末が次の週まで伸びるパターンがあるためです。5週だと収まらない月があり、そのたびに行を追加する運用は、レイアウト崩れと印刷崩れを起こしやすくなります。
また、予定を書き込む前提なら「日付は左上」「予定はその下」という2段構造にしておくと運用しやすくなります。具体的には、セルの配置で次のイメージです。
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セル上部:日付(小さめ)
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セル中央〜下部:予定(折り返し)
セル内で改行(Alt+Enter)を使う運用なら、行の高さをある程度確保し、折り返し設定をしておくと書き込みやすくなります。
DATE関数で月初日を作る
カレンダー作りで最も重要なのは「月初日を正しく作ること」です。ここが正しければ、あとは規則的に並べるだけで成立します。
一般的には、入力セルを作ります。例として次の配置にします。
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年:B1(例:2026)
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月:C1(例:1)
月初日は「その月の1日」ですので、DATE関数で作れます。例えば、どこかのセルに
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年=B1、月=C1、日=1
という形で日付を生成します。
この設計のメリットは、年と月を変えるだけで月初日が変わることです。年月の変更が手入力だと、翌年・翌月で入力ミスが起きやすいですが、入力セルを限定すると事故が減ります。
WEEKDAYで曜日位置を合わせる考え方
月初日が分かったら、次に「カレンダー左上に置くべき日付」を決めます。なぜなら、月初日が水曜日なら、水曜列に「1」が来る必要があり、左上(週の開始曜日の列)には前月の日付が入るからです。
このときに使う考え方がWEEKDAYです。WEEKDAYは「その日付が週の何番目か」を返します。ここで重要なのは、週の開始曜日をどう扱うかです。
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日曜始まりにしたいのか
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月曜始まりにしたいのか
このルールが決まっていないと、曜日位置がずれてしまいます。実際の作業では、週の開始曜日を決めた上で、月初日が何曜日かを取得し、その分だけ月初日から引いた日付を左上セルに置く、という発想で組み立てます。
さらに、月曜始まり・日曜始まりの切り替えを頻繁にする予定がないなら、どちらかに固定した式の方が簡潔で壊れにくいです。社内運用が決まっている場合は、最初から固定して設計するのが安全です。
オートフィルで1か月分を完成させる
左上の基準日が決まれば、あとは単純な規則で埋められます。
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右へ進む:+1日
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次の行へ移る:+7日
例えば、左上セルが基準日なら、その右隣は「左上+1」、さらに右は「左上+2」という形で7列まで作れます。次の週は、左上の下のセルが「左上+7」です。これを6行分まで作れば、日付枠が完成します。
最後に、日付表示を見やすくするために「表示形式」を調整します。一般には「日」だけ表示(1、2、3…)にし、年月はタイトル部分で表現します。
また、当月以外(前月・翌月)の数字が見えるのが邪魔なら、条件付き書式で薄くする、または空白表示にする、といった見せ方を選べます。運用者が混乱しない見せ方を優先してください。
年月入力で自動更新する万年エクセル カレンダーの作り方
入力セルは年と月だけにする
万年カレンダーは、入力箇所を2つに絞るだけで運用が劇的に安定します。具体的には、次の2セルです。
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年(例:2026)
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月(例:1~12)
ここに入力した値を参照して、月初日、カレンダー左上の基準日、各セルの日付を数式で生成します。予定は日付セルに直接入れる方式でも可能ですが、共同編集や保護を考えると、「日付は固定(触れない)」「予定は入力欄」という分離設計が強いです。
もし「日付セルの中に予定も書く」運用をするなら、日付セルはロックできなくなります。その場合、代替として「日付部分は数式で表示し、予定はセル内の改行で追記」という運用になりますが、数式が上書きされる事故が起きやすいです。チーム運用なら、日付と予定を分ける設計を推奨します。
月の日数と月またぎを崩さない式の考え方
万年カレンダーでよくある誤解は、「当月以外の日付が出るのはバグ」というものです。実際は、カレンダーが週単位で並ぶ以上、前月・翌月の日付が混ざるのは自然です。問題は、それをどう扱うか(見せるか隠すか)です。
代表的な運用は次の3種類です。
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前月・翌月も表示する(薄色)
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当月以外は空白にする(見せない)
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当月以外は表示するが、予定入力は禁止する(入力規則)
「見せない」方式は見た目がすっきりしますが、月初や月末の週が空白だらけになり、週単位の視認性が落ちる場合があります。逆に「薄色表示」は視認性が高い反面、当月と混同するリスクがあります。職場での配布物なら、薄色+当月強調がバランス良いことが多いです。
また、月の日数は月によって違い、2月はうるう年の影響も受けます。ここを手入力で管理しようとすると破綻します。万年化するなら、日付計算はExcelに任せ、運用者は年と月だけ変える方針にします。そのために、基準日と+1/+7の規則を軸に組み立てるのが堅実です。
使い回しのための表示形式と保護
万年化したら、最後の仕上げとして「壊れない仕組み」を作ります。ポイントは次の通りです。
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年月入力セルだけ編集可にする
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日付セルはロック(数式を保護)
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予定入力欄だけ編集可にする
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入力規則(プルダウン)や説明文で入力ルールを明示する
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条件付き書式で土日・祝日・締切を目立たせる
保護をかけると、「編集できない」と不満が出ることがありますが、編集できる範囲を明確にするとむしろ事故が減り、運用のストレスが下がります。特に共同編集では、誰かが列幅を変えただけで印刷が1枚に収まらなくなることがあるため、レイアウトを固定する価値は高いです。
予定を書き込みやすいエクセル カレンダーに整える
祝日・休日・締切を色分けする
実用カレンダーは「予定を入れる前に、視認ルールを決める」ことが重要です。色分けを後付けすると、既存予定との整合が取れず、見た目が混乱しやすくなります。おすすめは次の設計です。
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土日:背景色を変える(曜日列で一括設定)
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祝日:別色(または文字色)で強調
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締切:さらに強い強調(太字、枠線、別色)
色の種類を増やしすぎると、逆に重要度が分からなくなります。「休日」「重要」「通常」の3階層を基本にし、チーム内で意味を統一するのが運用向きです。
また、印刷が白黒になる可能性があるなら、色だけに頼らず、太字・網掛け・枠線なども併用すると見落としが減ります。
入力欄とメモ欄を設計する
書き込みやすさは「どこに何を書くか」が一目で分かるかで決まります。おすすめの設計は、日付枠の中を次のように分けることです。
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日付表示:左上(固定、編集しない)
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予定:中央(文字数が増える前提で折り返し)
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メモ:下段(持ち物、担当、場所など)
もし予定が長文化しやすいなら、「別シートに予定一覧を作り、カレンダー側は短縮表記」にする運用も有効です。カレンダーは一覧性が強みなので、細部の説明を詰め込みすぎると見えづらくなります。
入力ミス対策としては、入力規則(プルダウン)や、特定の記号(例:締切は「〆」から書く)をルール化すると、誰が入力しても同じ粒度になります。チーム運用なら、凡例や入力ルールを小さく記載しておくと引き継ぎが楽になります。
印刷で崩れない設定チェック
Excelカレンダーが「使えない」と感じる原因の多くは、印刷で崩れることです。画面表示と印刷は別物で、印刷は用紙サイズ・余白・縮小率・改ページに支配されます。崩れ防止は、次の順番で確認すると効率的です。
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印刷範囲:不要な列や行まで含んでいないか
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用紙向き:横向きの方が月間は収まりやすいことが多い
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余白:広すぎないか(特に左右)
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拡大縮小:1ページに収める設定が適切か
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改ページ:意図しない位置でページが分割されていないか
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フォントサイズ:縮小しすぎて読めなくなっていないか
「1ページに収める」は便利ですが、縮小率が小さくなりすぎると読めません。その場合は、列幅・行高さを調整して余白を詰める、装飾を減らす、メモ欄を少し狭めるなど、レイアウト側を整えて読みやすさを守る必要があります。
また、印刷前提なら、最初から用紙サイズ(A4、B5、A3など)を決め、列幅・行高さを合わせて設計すると後が楽です。掲示用で遠目に読むならA3、配布用ならA4、家庭用ならA4が一般的です。
PDF共有と共同編集の基本
共有目的によって、最適な配布形式は変わります。
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配布して変更させない:PDF化が最適(見た目固定)
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複数人で入力する:Excelのまま共同編集(入力欄を限定)
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フォーマットを固定したい:保護+入力セルのみ編集可
共同編集で最も多い事故は、列幅変更・行高さ変更・セル結合解除などによるレイアウト崩れです。これを防ぐには、入力欄を明確にし、日付枠や罫線部分は触らない運用にします。保護を使う場合は、編集できるセルを必要最低限に設定し、「どこを触ればよいか」を明示します。
PDF共有は、印刷と同様にプレビュー確認が重要です。PDF化する前に印刷プレビューで最終確認し、想定通り1ページに収まり、文字が読めることを確認してから出力すると、配布後の差し戻しが減ります。
うまくいかない時のエクセル カレンダー原因別チェック
日付や曜日がずれる
日付・曜日ズレの原因は、ほぼ次のいずれかです。
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月初日の基準セル(年・月)が誤っている
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WEEKDAYの前提(週の開始曜日)が混ざっている
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オートフィルの途中で手入力して規則が壊れた
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日付の表示形式だけを変えて、中身の値が意図と違う
対処としては、まず「月初日が正しいか」を確認します。月初日が正しいのに曜日がずれるなら、週の開始曜日の扱いが一致していない可能性が高いです。テンプレでも自作でも、「日曜始まり/月曜始まり」は途中で変えないことが鉄則です。運用ルールが決まっているなら最初から固定してください。
また、修正はズレた箇所だけ直すより、基準日セルから作り直した方が早いことがあります。カレンダーは全体が連動するため、途中に一つでも例外があると、次月以降もズレ続けるからです。
月末や月またぎが崩れる
月末や月またぎの崩れは、「枠の不足」か「当月以外の非表示処理」が原因になりやすいです。
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5週分しか枠がなく、6週目が必要な月で溢れている
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当月以外を空白にする処理が強すぎて、必要な当月セルまで消えている
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月初や月末の週が空白だらけで、予定の位置が分かりにくい
対処としては、まず枠を6週分確保することです。次に、当月以外をどう扱うか(薄色表示、空白表示、入力禁止)を運用として決めます。見た目だけでなく、入力時の混乱を防ぐ設計を優先してください。
印刷が1枚に収まらない
印刷が1枚に収まらない原因は、ほとんどが「わずかな幅オーバー」です。列幅がほんの少し広い、余白が広い、拡大縮小が100%固定になっている、印刷範囲に余計な列が含まれている、といった要因です。
効果が出やすい調整順は次の通りです。
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印刷範囲を正しくする
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余白を詰める
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用紙向きを見直す(横向き)
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拡大縮小で1ページに合わせる
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それでもだめなら列幅・行高さを微調整する
いきなり列幅を削ると、文字が読みにくくなったり、折り返しで行の高さが増えて逆に収まらなくなることがあります。まずは印刷設定側で吸収し、最後にレイアウトを微調整するのが安全です。
よくある質問
Q1:テンプレートを使うと、毎年更新できますか?
A:できます。ただしテンプレによっては年が自動取得(今日の日付基準)になっていることがあります。翌年分を作る際は、年・月の入力セルがあるか、数式参照で年が決まっていないかを確認してください。入力セルがあるテンプレほど運用しやすいです。
Q2:自作カレンダーで、当月だけ表示したいです。可能ですか?
A:可能です。当月以外(前月・翌月)のセルを空白に見せる設計にします。ただし月初・月末の週が空白になり、週単位の見やすさが落ちる場合があります。薄色表示にして「当月強調」にする方が運用で迷いにくいこともあります。
Q3:共同編集で壊されないコツは何ですか?
A:入力欄を明確にし、日付枠やレイアウト部分は保護することです。編集できるセルを必要最小限にし、入力ルール(色の意味、略語、締切表記)を凡例として小さく書いておくと、入力者が変わっても崩れにくくなります。
まとめ:自分の用途で最短の作り方を選ぶ
Excelのカレンダー作成は、「テンプレ」「自作」「万年カレンダー」のどれを選ぶかで、作業量と失敗リスクが大きく変わります。急ぎで形が必要ならテンプレ、項目やレイアウトが重要なら自作、毎月繰り返し使うなら万年カレンダーが最短ルートです。
完成したら、印刷プレビューで「印刷範囲・余白・用紙向き・拡大縮小・改ページ」を確認し、配布ならPDF、共同運用なら入力欄設計と保護まで整えることで「作ったけれど使いづらい」を防げます。
年が変わるタイミング、Excelの画面やテンプレート仕様が変わる可能性もあるため、運用開始前に「年月セルの動き」「週の開始曜日」「印刷1枚化」を一度だけ確認しておくと安心です。