Steamを利用していると、「メインとサブのアカウントを使い分けたい」「家族で同じPCを使うので、Steamアカウントも分けたい」「ノートPCとデスクトップ、あるいはSteam Deckでも同じアカウントを使いたい」といった場面が出てきます。一方で、Steamはアカウントの安全性を重視しており、同時利用や共有のしかたを誤ると、ログインできなくなる・購入を取り違える・セーブデータが想定と違う状態になるなどのトラブルに繋がりやすいです。
本記事では、Steamアカウントの「複数ログイン」の意味を丁寧に整理し、同時ログインの制限、アカウント切替の具体手順、切替を楽にする運用、家族利用に向くSteamファミリー(ライブラリ共有)の使いどころ、そしてつまずきやすいトラブルの対処までを、同じ見出し構成のまま詳しく解説いたします。
※本記事の「複数ログイン」は、主に「同一PCで複数アカウントを入れ替えて使う」「複数端末で同一アカウントを使う」を想定しています。
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Steamアカウントの複数ログインでできることと制限
同じPCで複数アカウントは使える
結論から申し上げますと、同じPCに対して複数のSteamアカウントでログインし、必要に応じて切り替えて使うこと自体は可能です。たとえば次のようなケースが代表例です。
家族それぞれが自分のSteamアカウントを持っており、同じPCで順番に遊ぶ
1人でメイン・サブを持ち、フレンド整理や用途(検証・視聴用など)で使い分けたい
仕事用のWindows環境とプライベート環境を分け、Steamアカウントも分けて運用したい
ただし、「同じPCで複数アカウントを使える」と「複数アカウントを同時に使える」は意味が異なります。Steamの仕組みは、基本的に“いまログインしているアカウント”が中心となり、ゲームの起動、クラウド同期、購入履歴、フレンド、実績などがそのアカウントに紐づきます。
そのため、切替を前提にする場合は「誰のアカウントでログインしているか」を常に明確にする運用が重要です。
また、共有PCでは次のような「事故」が起こりがちです。
別の家族のアカウントにログインしたまま気付かずプレイし、実績やプレイ時間が別人側に付く
うっかり別アカウントで購入してしまい、返金や精算が面倒になる
Steam Guard認証が必要になったのに、本人が不在でログインできない
したがって、“複数アカウントを使う”こと自体は可能でも、運用の設計が非常に重要だと捉えてください。
同時ログインと同時プレイの扱い
次に、最も誤解が多いのが「同時ログイン(同時プレイ)」です。
Steamは、アカウントの同時利用に関して制約があるため、以下の整理で理解すると混乱が減ります。
1)同一アカウントを複数端末で「順番に使う」
例:自宅のデスクトップ → 外出先のノートPCへ切替
例:PC → Steam Deckへ切替
このように同一アカウントを端末間で切り替えながら使うことは、一般的な利用方法として想定されています。端末を変えるたびにSteam Guard認証が入ることはありますが、運用としては成立します。
2)同一アカウントを複数端末で「同時に使う」
例:AのPCでオンラインプレイ中に、BのPCでも同じアカウントで別ゲームを起動
この運用は、挙動が不安定になったり、片方が切断されたり、追加認証が繰り返されたりして、トラブルの原因になります。特にオンライン要素のあるタイトルでは問題が起こりやすいです。
3)複数アカウントを同一PCで「同時に動かす」
例:同じPCで2つのSteamクライアントを起動し、別アカウントを同時ログイン
一般的な通常運用としては難易度が高く、意図せず規約面・セキュリティ面の問題に触れやすい領域です。共有PCで安定的に実現する方法としては推奨しにくいです。
重要なのは、「複数ログインしたい」の目的が、切替なのか、同時プレイなのかを分けて考えることです。
切替が目的:本記事の手順で十分対応できます
同時プレイが目的:アカウントを分ける、または各自が自分の環境を持つ、共有はSteamファミリーを検討する、など方針が変わります
アカウント共有が危険になりやすい理由
「家族だから」「親しい友人だから」という理由で、Steamのアカウント情報(ID・パスワード)を共有してしまうケースがあります。しかし、アカウント共有は次の理由で危険になりやすいです。
セキュリティリスクが跳ね上がる
パスワードが別サービスと使い回されていた場合、芋づる式に漏洩する可能性があります
共有先の端末がマルウェアに感染していた場合、本人の意図と無関係に情報が抜かれる可能性があります
端末にログイン情報が残り続け、意図せず他者がアクセスできる状態になりやすいです
課金・購入の責任が不明確になる
誰が買ったか分からず、金銭トラブルになりやすいです
返金申請や支払い手段の確認など、本人確認が必要な場面で対応が遅れます
トラブル時に復旧が難しくなる
Steam Guardの認証が本人のメールやスマホに届くため、本人不在だとログインできません
共有しているほど「ログイン場所が頻繁に変わる」扱いになり、セキュリティ制限がかかりやすくなります
「ゲームを共有したい」のであれば、アカウント共有ではなく、後述のSteamファミリー(ライブラリ共有)の方向で検討する方が安全です。共有PCほど、この差が大きくなります。
Steamアカウントを切り替える基本手順
クライアントからアカウント変更で切り替える
Steamアカウントの切替は、最終的には「ログアウト → 別アカウントでログイン」です。手順としては単純ですが、“中途半端に終了する”と切替が上手くいかないことがあるため、基本を押さえてください。
手順(推奨)
Steamクライアントを開きます
左上のメニュー「Steam」をクリックします
「アカウント変更」または「ログアウト」を選択します
画面の案内に従ってログアウトします
切り替えたいアカウントの「アカウント名」と「パスワード」を入力してログインします
Steam Guard認証が必要なら、メールまたはモバイルアプリで承認します
うまくいかないときのポイント
ウィンドウを閉じただけだと、タスクトレイに常駐していてログアウトできていない場合があります
対策:タスクトレイのSteamアイコンを右クリックし、「終了」を選んで完全終了します
共有PCでログイン情報が残っている場合、意図しないアカウントで自動ログインすることがあります
対策:次項の「起動時にアカウント選択」を有効にします
切替の基本はこの流れですが、共有PCでは「切替の手順」そのものよりも、切替の誤りをどう防ぐかが重要になります。
起動時にアカウント選択を表示する設定
家族や複数人で同じPCを利用する場合、特に有効なのが「Steam起動時に、どのアカウントでログインするか選択(確認)できるようにする」設定です。
この設定をオンにしておくと、以下のメリットがあります。
誤って別アカウントで起動してしまうリスクが減ります
ログイン保持の事故(誰かのアカウントに入ったまま)を発見しやすくなります
切替の心理的ハードルが下がり、適切にログアウト・ログインを行いやすくなります
設定の考え方(目安)
家族共有PC:オン推奨(トラブル予防が最優先です)
個人PCでサブ垢を使う:切替頻度が高いならオン、低いなら任意
外出用PC:本人だけが使うなら任意。ただし紛失・盗難リスクを踏まえると、安易な自動ログインは避けた方が安心です
設定手順(一般的な流れ)
Steamクライアント左上の「Steam」→「設定」を開きます
インターフェース、アカウント、起動などの項目を確認します
「起動時にアカウント選択(確認)を表示する」趣旨の設定をオンにします
Steamを再起動し、起動時の表示を確認します
※SteamはUIが更新されることがあります。設定名が完全一致しない場合でも、近い文言(起動、アカウント、ログイン、確認)を手掛かりに探してください。
Steam Guard認証が求められる場面
切替や端末変更時に、Steam Guard(2段階認証)を求められることがあります。これは「不正ログインを防ぐ」ために自然な挙動です。
よくある場面を整理します。
認証が発生しやすいケース
初めてのPC、または初めての端末でログインする
OS再インストール後、またはSteamクライアントを入れ直した
短時間でログイン場所やネットワーク環境が大きく変わった
VPNや不安定なネットワークを使っている
共有PCで複数人が頻繁にログイン・ログアウトを繰り返している
事前に準備しておくべきこと
認証メールを受け取れるメールアドレスのログイン情報を管理する
モバイル認証を使っている場合は、スマホの機種変更時に引き継ぎを確実に行う
共有PCでは「本人不在だと認証できない」状況になりやすいため、家族にアカウントを渡す運用は避ける
Steam Guardの認証が面倒に感じる場合ほど、設定を弱めるのではなく、運用を整える(切替を減らす、Windowsユーザーを分ける、Steamファミリーを活用する)方向が安全です。
Steamアカウント切替を楽にする設定と運用
ログイン情報を保存する時の注意
Steamにはログイン情報を保持する動線があり、毎回パスワード入力を省ける場合があります。ただし、共有PCでは「便利さ」と引き換えにリスクが増えます。
共有PCで起こりやすい問題
他の利用者がそのままログインできてしまう
ログインしたまま放置され、本人が意図しない操作(購入・フレンド操作など)が行われる
PCの故障・修理・譲渡時に、アカウント情報が残りやすい
安全寄りの方針(おすすめ)
家族共有PCでは、起動時アカウント選択をオンにする
さらに可能なら、Windowsユーザーを分ける(次項)
Steam Guardは有効のまま、認証の導線を本人が管理する
「ログイン情報を保存してはいけない」という意味ではありませんが、少なくとも共有PCでは「誰が触っても大丈夫な状態」になっていないかを、定期的に見直すことが重要です。
Windowsユーザーを分けて事故を防ぐ
同じPCで複数人がSteamを使う場合、Steam側の切替だけで運用すると、ログイン保持やショートカット、設定、保存先などが混ざりやすくなります。そこで強く推奨したいのが、Windowsのユーザーアカウントを分ける運用です。
Windowsユーザー分離のメリット
Steamのログイン状態がユーザーごとに分かれやすく、切替事故が減ります
デスクトップやスタートメニューのショートカット、設定、キャッシュが混ざりにくくなります
家族のプライバシー(フレンド、チャット履歴など)も守りやすいです
子ども用ユーザーに制限をかけるなど、OS側の管理もしやすいです
運用例(家族共有で安定しやすい形)
家族それぞれにWindowsユーザーを作成
それぞれのWindowsユーザーでSteamにログインし、原則そのユーザーで運用
ゲーム共有が必要ならSteamファミリーを併用(後述)
「Steamの切替が面倒」という悩みは、Steam側だけで解決しようとすると限界があります。共有PCほど、OS側の分離が効きます。
購入・課金の取り違えを防ぐチェック
Steamのトラブルで精神的負担が大きいのが「別アカウントで購入してしまった」問題です。返金できる場合もありますが、購入した本人とプレイしたい本人が違うと整理が面倒になります。事故を防ぐために、購入前の確認を仕組みにしてください。
購入前チェックリスト(共有PC向け)
起動直後に、プロフィール(アカウント名)を確認する
ストアを開く前に、ライブラリ上部のアカウント表示を確認する
支払い情報が保存されている場合、誰でも購入できる状態になっていないか確認する
子どもが利用する場合、OS側で購入を制限する(保護者用アカウントと分ける)
迷ったら、いったんログアウトして正しいアカウントで入り直す
アカウント管理のおすすめルール
「購入は必ず本人アカウントで」
「共有はSteamファミリーで」
「共有PCでは、ログイン保持を増やしすぎない」
この3点だけでも、家族利用のトラブルは大きく減ります。
運用方法の比較表
| 運用方法 | 向く人 | メリット | デメリット | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 切替運用(ログアウト→ログイン) | 1人でメイン/サブを使い分けたい人、共有頻度が低い家庭 | 手順が単純で分かりやすい | 誤ログイン・購入ミスが起きやすい | 起動時アカウント選択を併用すると安全 |
| Windowsユーザー分離 | 家族で同じPCを日常的に使う | 状態が混ざりにくく事故が減る | OS側の設定が必要 | ユーザーごとに管理(パスワード等)を整える |
| Steamファミリー(ライブラリ共有) | アカウントは分けたいがゲームは共有したい家庭 | パスワード共有を避けられる | 共有できないタイトルや制約がある | 同時利用の制約や対象外を理解して使う |
家族や知人と使うならSteamファミリーを検討する
Steamファミリーでできる共有
「家族がそれぞれ自分のSteamアカウントで遊べるようにしたい。ただしゲームはできるだけ共有したい」というときに候補になるのが、Steamファミリー(ライブラリ共有)です。
この仕組みを使うと、アカウントのパスワードを渡さずに、一定の条件下でゲームを共有できます。
共有で得られる主な利点
アカウントは各自のもののまま運用できる(安全性が高い)
フレンド、プロフィール、実績、プレイ時間などが混ざりにくい
家族内で「買い直し」を減らせる可能性がある
共有PCで最も重要な価値は、パスワード共有を避けられる点です。アカウント共有は、短期的には手軽でも、長期的にはトラブルの温床になりやすいためです。
共有できないケースと制約
Steamファミリーは万能ではなく、制約があります。ここを曖昧にしたまま導入すると「思ったように使えない」となりがちです。代表的な注意点を整理します。
よくある制約の例
同時利用に関する制約がある(家庭内でも、同時に遊べない状況が出ることがあります)
タイトルによって共有対象外がある(外部連携や利用条件の影響を受ける場合があります)
オンライン機能や追加コンテンツの扱いがタイトルごとに異なることがある
共有で困りやすいのは、「家族が同時に遊びたい」というニーズが強い場合です。この場合は、共有だけで解決しない可能性があるため、同時プレイが必要なタイトルは各自で購入するなど、運用の割り切りが必要になります。
共有より切替が向くケース
一方で、Steamファミリーよりも切替運用の方が適しているケースもあります。
切替運用が向きやすい例
同一人物がメイン/サブを使い分ける(共有が目的ではない)
共有対象外タイトルが多く、共有の手間に見合わない
家族で同時プレイはしない(順番に遊ぶだけ)
共有の制約に引っかかってストレスが増えそう
家族であっても、「共有する」より「各自で必要なものを購入する」方が結果的にシンプルな場合もあります。目的(同時プレイの必要性、共有したいタイトルの種類、利用頻度)に合わせて、切替・OS分離・共有のどれを軸にするか決めてください。
よくあるトラブルと対処法
ここでは「症状 → よくある原因 → 対処」の順で整理いたします。共有PCや複数端末運用ほど、同じ問題に遭遇しやすいため、あらかじめ把握しておくと安心です。
アカウント変更が見当たらない
症状
「アカウント変更」や「ログアウト」が見つからない
画面が記事や動画と違い、操作場所が分からない
よくある原因
Steamがタスクトレイに常駐していて、完全終了できていない
表示モードが違う(大画面向けの表示など)
SteamのUIが更新されており、説明が古い
対処
左上の「Steam」メニュー内を探す(基本導線になりやすいです)
タスクトレイのSteamアイコンを右クリックし、「終了」で完全終了したうえで再起動する
画面右上付近のアカウント表示(プロフィール名)から関連メニューを探す
それでも見つからなければ、いったん「設定」画面を開き、アカウント関連の項目から辿る
UIは変わっても、「ログアウトして別アカウントでログインする」という本質は変わりません。メニュー名の近さを手掛かりに探してください。
ログインできない・認証が届かない
症状
パスワードが正しいのに弾かれる
Steam Guardの認証コードが届かない
認証を何度も求められてログインが進まない
よくある原因
メールが迷惑メールに振り分けられている
メール受信のフィルタ(ドメイン拒否、容量超過など)
スマホ認証アプリの通知がオフ、または通信制限
VPNや不安定なネットワークの影響
共有PCで短時間にログイン場所が変わり、セキュリティ判定が厳しくなっている
対処(順番に試す)
メールの迷惑メール、プロモーション等のフォルダを確認する
受信拒否設定がないか確認する(特に携帯キャリアメール)
モバイル認証の場合、アプリを起動して承認画面が出ないか確認する
VPNをオフにし、安定した回線で再試行する
共有PCなら、切替回数を減らす(OSユーザー分離、起動時選択の導入)
どうしても進まない場合は、Steamサポートの復旧手続きに進む
「認証が届かない」問題は、Steam側よりも受信環境側に原因があることが多いです。焦って何度も試すほど、セキュリティ制限に引っかかりやすくなる点にも注意してください。
クラウドセーブが競合する
症状
進行状況が巻き戻る
別端末で起動すると、同期の選択画面が出て不安になる
同じゲームなのに、端末ごとにセーブが違う
よくある原因
別端末でのプレイが完全に終わる前に、もう片方で起動してしまった
オフラインで遊び、オンライン復帰時に同期がうまくいかなかった
タイトル側のセーブ仕様(ローカル保存優先など)が影響している
対処
原則として、同じタイトルを複数端末で同時に触らない(競合の基本原因を断つ)
オフラインで遊ぶ場合、オンラインに戻す前に「どのデータが最新か」を把握してから同期する
不安が強い場合は、ゲームごとのセーブデータのバックアップ方法を調べ、同期前に保全する
共有PCでは、同じゲームを家族で遊ぶ際に「各自のアカウントで遊ぶ」運用を徹底する(混ざりにくくなります)
クラウドセーブは便利ですが、複数端末や共有環境では「同期のタイミング」が重要になります。慣れるまでは、同じゲームを同日に複数端末で切り替える回数を減らすと安定しやすいです。
オフラインで遊びたい
症状
ネットがない環境でゲームを起動したい
出先で通信が不安定なのでオフラインで遊びたい
Steamがログインを求めて先へ進めない
よくある原因
事前にオンラインでの準備(ログイン、更新、初回起動)ができていない
タイトルがオンライン前提(ログイン必須、外部認証必須など)
共有PCで別アカウントに切り替えた直後で、認証が必要になっている
対処
オフラインで遊ぶ予定がある場合、事前にオンライン状態でSteamを起動し、必要な更新を済ませ、遊びたいゲームを一度起動しておく
共有PCの場合、出先で使う端末では「本人アカウントを安定して使える状態」にしておき、直前の切替を減らす
オフラインで起動できないタイトルは、仕様として割り切る(タイトルにより要件が異なります)
オフライン運用は「事前準備」が肝です。準備さえできていれば快適ですが、準備がない状態でオフラインに入ると、ログイン認証の壁に当たりやすくなります。
Steamアカウント複数ログインのFAQ
1つのPCで何個まで使える
一般的には、同じPCに対して複数のSteamアカウントを切り替えて利用できます。ただし「何個まで」というよりも、次の点が現実的な上限になります。
Steam Guard認証の管理が破綻しない範囲
誰がどのアカウントを使うかを混同しない範囲
共有PCでログイン保持が増えすぎず、セキュリティが維持できる範囲
家族で利用する場合は、アカウント数が増えるほど「Steam側で切替」だけでは混乱しやすくなります。可能であれば、Windowsユーザー分離を併用してください。
端末を変えるたびに認証が必要か
毎回必ず認証が必要になるわけではありません。しかし、次の場合は認証が入りやすいです。
初めてログインする端末
環境が大きく変わった直後(再インストール、回線の変化など)
短時間に何度もログインを繰り返した場合
認証を減らしたい場合は、認証設定を弱めるのではなく、端末・回線を安定させ、切替頻度を減らし、本人が管理できる範囲に運用を整える方が安全です。
Steam Deckでも同じ手順か
基本的な考え方(ログアウトして別アカウントでログイン、必要なら起動時に選択する)は同じです。
ただし、画面レイアウトやメニューの位置がPCと異なることがありますので、迷った場合は「ログアウト」「アカウント」などのメニュー名を手掛かりに探してください。Steam Deckを家族で回す運用をする場合も、アカウント共有ではなく、各自のアカウントでログインする形が安全です。
友人に貸すのは大丈夫か
友人にアカウントを貸す(ID・パスワードを渡す)運用は、セキュリティとトラブル対応の観点から推奨できません。
「ゲームを一緒に遊びたい」「試しに触らせたい」などの目的であれば、次のような代替案を検討してください。
友人は友人のアカウントを作成し、必要なタイトルを購入する(確実でトラブルが少ないです)
家族や同居など、環境が近い場合はSteamファミリー(ライブラリ共有)を検討する
どうしても短時間だけ見せたい場合でも、ログイン情報の共有は避け、本人が操作する形にする
まとめ
Steamは、同じPCで複数のアカウントを切り替えて使うことが可能ですが、「同時利用」と「切替利用」は切り分けて考える必要があります。切替は「アカウント変更(ログアウト)→別アカウントでログイン」が基本で、共有PCでは起動時にアカウント選択を表示する設定が非常に有効です。
また、家族で同じPCを使う場合は、Steam側の切替だけで運用すると、誤ログインや購入ミスが起こりやすくなります。可能であれば、Windowsユーザーを分けて利用環境を分離し、ゲーム共有ニーズがある場合はSteamファミリー(ライブラリ共有)を検討すると、安全性と使い勝手のバランスが取りやすくなります。
最後に、仕様やUIはアップデートで変わることがあります。設定名が見当たらない場合でも、「ログアウト」「アカウント」「起動時の確認」といった目的ベースで探すと到達しやすいです。まずは、起動時のアカウント選択を有効化し、共有PCであればWindowsユーザー分離まで進めることをおすすめいたします。