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【Steam】無料ホラーゲームおすすめ10選!買わずに遊べる怖い名作まとめ

「Steamでホラーゲームを遊びたいけれど、いきなりお金を出して外したくない」「無料って結局、体験版みたいに短いだけでは?」――そんな不安を抱えている方は少なくありません。ところが実際のSteamには、買わずに最後まで遊べる名作や、友達と大騒ぎできる協力・対戦ホラー短時間でも背筋が凍る短編まで、無料とは思えない完成度のホラーが揃っています。

本記事では、Steamで遊べる無料ホラーの中から、面白さと怖さのバランスが優れた10本を厳選して紹介します。さらに「完全無料と無料プレイの違い」「怖さのタイプ別の選び方」「課金や導入で失敗しないポイント」もあわせて解説しますので、ホラー初心者の方でも安心です。
今夜、あなたが無料で体験できる“本気の恐怖”を、ここから一緒に見つけていきましょう。

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Steamで無料ホラーゲームを選ぶポイント

完全無料と無料プロローグを取り違えない

Steamで「無料」と見えるホラーゲームを探す際、最初に避けたい落とし穴が、無料の種類を混同することです。無料とひと口にいっても、遊べる範囲や追加費用の発生条件が異なるため、同じ基準で比較すると満足度が下がりやすくなります。ここでは、検索ユーザーが最もつまずきやすいポイントを整理します。

完全無料のタイトルは、ゲーム本編が無料で提供され、基本的に「買わずに最後まで」遊べるタイプです。もちろん、オンライン要素の継続やアップデートの有無、コミュニティの活発さなどは作品ごとに違いますが、少なくとも「購入しないと始まらない」「途中で購入が必要になる」という構造ではありません。

一方で、Steamでは無料に見える関連コンテンツとして、次のようなものが検索結果に混ざることがあります。

  • 体験版:有料本編の一部だけ遊べるもの

  • プロローグ:本編の前日譚などを無料で提供するもの

  • デモ版的な短編:雰囲気だけ味わえるが、作品として完結しないもの

本記事は「買わずに遊べて面白い」というテーマに合わせ、原則として「Steam上で無料または無料プレイとして提供されるタイトル」を中心に扱っています。したがって、作品を選ぶ際は、ストアページの表示と、レビュー欄にある「どこまで無料で遊べたか」「課金要素はどの程度か」というユーザー体験の声をセットで確認するのが安全です。

見分け方としては、まず作品ページを開いたときに表示されるボタンや価格表示を見てください。価格が明確に無料で、インストールやプレイ開始までがスムーズであれば、少なくとも導入段階でのトラブルは起きにくくなります。そのうえで、課金導線の有無や課金の種類を把握しておくと、遊び始めてからの後悔が減ります。

怖さのタイプで選ぶ

ホラーゲームは「怖い」という一点で括られがちですが、実際は怖さの方向性が異なります。無料ホラーは特にジャンルの幅が広く、合う人には刺さる一方、合わない人には一瞬で離脱されやすい特徴があります。したがって、作品を選ぶ前に「自分がどの怖さなら耐えられるか」「どの怖さなら楽しめるか」を把握することが重要です。

代表的な怖さのタイプは次のとおりです。

  • 驚かし寄り
    突然の音や演出で反射的に驚かせるタイプです。短時間でインパクトが出せる反面、驚かしが苦手な人はストレスになりやすい傾向があります。配信映えしやすい一方、単調に感じる人もいます。

  • 心理ホラー寄り
    じわじわと不安を積み上げるタイプです。目に見える敵よりも、状況の異常さや、物語上の違和感、暗示的な表現で恐怖を作ります。怖さが長引きやすいため、夜に遊ぶと後を引きがちです。

  • 探索と空間恐怖寄り
    一本道ではなく、空間そのものが不気味で、出口が見えない不安を与えるタイプです。敵の強さより「迷う」「戻れない」「見つからない」という感覚が怖さになります。

  • 協力と対戦の混沌寄り
    友達や野良プレイヤーとのやり取りで事件が起き、怖さと笑いが同居するタイプです。純粋な恐怖より、パニックや裏切り、交渉の失敗が面白さを生みます。ソロでの没入とは異なる魅力があります。

この分類を踏まえると、たとえば「驚かしが苦手」なら心理ホラーや探索寄りを選び、「一人は怖い」なら協力・対戦寄りを選ぶほうが失敗しにくくなります。無料ホラーは「試せる」ことが最大の利点ですので、怖さのタイプを軸に、まずは短時間で判断できる作品から触れるのが合理的です。

ソロとマルチで失敗パターンが変わる

無料ホラーの満足度は、ソロで遊ぶか、マルチで遊ぶかで大きく変わります。どちらが優れているという話ではなく、失敗の原因が違うため、先に「自分が避けたい失敗」を自覚することが重要です。

ソロの失敗パターンは、次のようなものです。

  • 怖さが強すぎて継続できない

  • 一本道で作業感が出て飽きる

  • 英語のみでストーリー理解が進まず置いていかれる

  • 3D酔いが起きて楽しめない

ソロは没入感が強い反面、相性が悪いと逃げ場がありません。したがって、ソロは「短編で怖さを試す」「探索中心で理解が不要な作品から入る」などの順序が効きます。

マルチの失敗パターンは、別の方向に出ます。

  • マッチングが安定せず遊びたいときに遊べない

  • 野良プレイヤーの雰囲気が合わない

  • 友達との温度差で盛り上がらない

  • VC設定や音声トラブルで開始までに疲れる

マルチは「怖さを共有できる」点が魅力ですが、環境構築が必要です。とはいえ、一度ルールや遊び方が固まると、無料とは思えないほど長く遊べる作品もあります。友達と遊ぶ予定があるなら、最初に「同じ作品を同じタイミングで入れる」「VCはどれを使うか」「最初の一回はチュートリアルと雰囲気確認にする」など、軽い取り決めをしておくと成功率が上がります。


Steamで遊べるおすすめ無料ホラーゲーム10選

比較表(まずはここだけ見ればOK)

作品選びに迷う最大の理由は、情報が散らばっていることです。そこで、まず「どれを試すべきか」を決めやすいように、要点だけを比較表にまとめます。ここで決めきれない場合でも、表を起点に自分の好みを言語化できるため、次の選択が楽になります。

作品名無料形態人数怖さタイプこんな人におすすめ初回の目安
Cry of Fear無料1中心心理・サバイバルしっかり怖いホラーを無料で味わいたい長め
SCP: Secret Laboratory無料プレイマルチ対戦・混沌VCで事件が起きるタイプが好き中〜長
No More Room in Hell無料協力中心ゾンビ・サバイバル硬派な協力ゾンビが好き
PROJECT: PLAYTIME無料プレイ6vs1非対称追う側も逃げる側も楽しみたい短〜中
Unfortunate Spacemen無料プレイマルチ正体隠匿人狼系の疑心暗鬼が好き
Doki Doki Literature Club!無料プレイ1心理・展開型物語の異常さで驚きたい
Spooky’s Jump Scare Mansion無料プレイ1驚かし寄りテンポ良く驚いて笑いたい短〜中
We Went Back無料プレイ1ループ・SF短編で濃い体験が欲しい
The Backrooms Game FREE Edition無料1探索・空間恐怖迷う不安や雰囲気を楽しみたい
Blameless無料プレイ1探索・謎じわ怖の一人称探索が好き

初回の目安は、あくまで「最初に雰囲気を掴む」ための感覚です。無料ホラーは、最初の30分で合う合わないが判断できることが多いので、まずは短く試し、合えば腰を据えるという流れが向いています。


Cry of Fear

「無料なのにここまでやるのか」と感じやすい、密度の高いホラー体験が特徴です。雰囲気は暗く、安心できる場所が少ないため、常に神経を使います。探索中も不意の緊張が続き、敵との遭遇は単なる戦闘ではなく「逃げるか、耐えるか」を迫られます。

この作品が向くのは、次のような方です。

  • 一本道の驚かしより、空気の重さで怖くなりたい

  • 弾薬や回復が潤沢でないサバイバル感が好き

  • 無料でも妥協のないホラーを体験したい

一方で、向かないケースもあります。

  • ホラー耐性が低く、長時間の緊張がつらい

  • 途中で手が止まると再開が難しい

  • 怖い雰囲気を引きずりやすい

遊ぶコツとしては、最初から長時間プレイを狙わず、区切りを作ることです。特に夜に一気に進めると疲労が溜まりやすいため、最初は短時間で様子を見てください。また、暗い画面で目が疲れやすいので、画面設定や部屋の明かりを調整すると継続しやすくなります。


SCP: Secret Laboratory

多人数マルチの強みを最大限に活かし、「何が起きるかわからない」怖さと面白さが同居します。ホラーというより、ホラーを舞台にした人間ドラマに近い瞬間があり、交渉や嘘、共闘、裏切りが短時間で繰り返されます。VCがあると情報戦が成立し、恐怖よりも混沌が勝つこともあります。

おすすめできるポイントは次のとおりです。

  • 1プレイごとに展開が変わり、飽きにくい

  • 役割や陣営が変化し、同じマップでも体験が違う

  • 友達と遊ぶと「事件」を共有できる

ただし、マルチゆえの注意もあります。

  • 野良の雰囲気が合わないとストレスになる

  • VCの設定やマイク環境がないと損をしやすい

  • 初心者は用語や状況把握で置いていかれやすい

最初の導入としては、いきなり勝ちを狙うより「何が起きるゲームなのか」を観察する回にするのがおすすめです。味方についていき、行動の理由を学ぶだけで理解が進みます。友達と遊ぶ場合は、最初に役割分担を決めず、同じ場所で行動して体験を揃えると盛り上がりやすくなります。


No More Room in Hell

ゾンビ系協力ホラーの中でも、派手さより緊張感を重視した作品です。弾薬、回復、アイテムの管理が重要で、雑に突っ込むと一気に崩れます。その「うまくいかない怖さ」が、この作品の中毒性になっています。無料作品としては珍しく、慎重な立ち回りが求められるため、協力ゲームが好きな方ほどハマりやすい傾向があります。

向いているのは次のタイプです。

  • 連携して少しずつ進む協力が好き

  • ゾンビを倒す爽快感より、危機管理が好き

  • 失敗を繰り返して上達するのが好き

逆に、合わない可能性があるのは次のタイプです。

  • テンポよくド派手に戦いたい

  • 失敗で時間が溶けるのが苦手

  • 操作や立ち回りにストレスを感じやすい

最初の成功体験を作るには、難しいルートに挑戦するより、短めのプレイで「撤退の判断」を覚えることが近道です。最後までやり切るよりも、危なくなったら戻る、分断しない、音を立てすぎないといった基本が、怖さと面白さを両立させます。


PROJECT: PLAYTIME

非対称型のホラーで、逃げる側と追う側がはっきり分かれるのが特徴です。逃げる側は協力しながら目的を達成し、追う側はそれを阻止します。この構図は、ホラーにありがちな「逃げるだけで終わる」を避け、戦略や役割分担を生みます。短時間で勝敗が出やすく、友達と遊ぶと盛り上がりやすいジャンルです。

この作品が向くのは次のような方です。

  • 逃げるだけでなく、目的達成のゲーム性が欲しい

  • 追う側も遊べるホラーを探している

  • 友達と役割を決めて遊ぶのが好き

注意点としては、マルチタイトル共通の課題があります。

  • マッチング待ちや回線の相性が体験を左右する

  • 初心者はセオリーを知らないと一方的になりやすい

  • 勝敗がはっきりするため、温度差が出ると疲れやすい

初回は、勝ち負けより「逃げる側の導線」「目的の手順」を理解する回にすると、次から楽しくなります。友達と遊ぶ場合は、まず同じ役割を揃えて数戦し、次に役割を入れ替えると理解が深まります。


Unfortunate Spacemen

正体隠匿の要素が強く、ホラーでありながらコミュニケーションの面白さが大きい作品です。「誰が敵なのか」「どの情報が正しいのか」を疑い続けるため、恐怖は直接的というより、疑心暗鬼による緊張感として表れます。人狼系が好きな方には特に相性が良いです。

魅力は次の点にあります。

  • 正体隠匿のため、同じメンバーでも展開が変わる

  • 会話がゲーム性の中心になり、怖さが分散される

  • ホラーが得意でなくても参加しやすい

一方で、合わない場合もあります。

  • そもそも会話が苦手で、沈黙が苦痛になりやすい

  • 嘘や疑いを楽しめない

  • 野良だとテンポが合わず疲れる

友達と遊ぶときは、最初から高度な嘘を狙わず「状況を共有する」「情報を集める」を主目的にすると成立しやすいです。疑うゲームですが、最初に信頼関係がある程度ないとただのストレスになりやすいので、最初は少人数でも良いので身内で回すのが安定します。


Doki Doki Literature Club!

見た目の印象と中身のギャップが強く、展開で恐怖を作る心理ホラーです。ホラーにおける「驚かし」ではなく、「そう来るのか」という種類の不穏さが積み上がります。初見の体験価値が非常に高い一方、ネタバレを踏むと魅力が減りやすいため、事前情報は最小限にして遊ぶほうが満足度が上がります。

この作品の特徴は、次のとおりです。

  • 物語が進むほど、違和感が恐怖に変わる

  • 短い選択や行動が、心理的な圧になる

  • ホラー耐性の種類により、刺さり方が変わる

注意点も明確です。

  • 物語理解の比重が大きい

  • 刺激が強く感じる場面があり、体調や気分に左右されやすい

  • ネタバレを踏むと価値が落ちる

プレイするなら、SNSで検索しすぎないこと、実況の切り抜きを先に見ないことが重要です。「無料で試せる」という利点を活かしつつ、できる限りまっさらな状態で触れてください。


Spooky’s Jump Scare Mansion

軽快に進む驚かし寄りのホラーで、怖さが一定ではなく、ゲーム的なテンポが保たれます。ホラーの入口としても使いやすく、「笑いながら驚ける」タイプの体験になりやすいのが強みです。ホラーが苦手な人でも、構えすぎずに触れられます。

おすすめできるのは次の方です。

  • シリアスより、遊びとしてのホラーが好き

  • 長い物語より、テンポ重視で遊びたい

  • 友達と通話しながら驚きを共有したい

ただし、驚かしが苦手な方には負担になり得ます。驚かしに慣れていない場合は、音量を少し下げ、短い区切りで遊ぶと続けやすくなります。最初から完走を狙わず、「驚かし耐性を試す」目的で触れるのが向いています。


We Went Back

短編で濃い体験を提供するタイプで、空気と状況の異常さで怖くなります。ループのように同じ場所に戻される感覚が、不安を増やします。短い時間でも「ホラーを遊んだ」という実感が得られるため、最初の一本に選びやすいです。

この作品が向くのは次のような方です。

  • 長編は腰が重いが、質の高い恐怖は味わいたい

  • ループやSFの雰囲気が好き

  • 操作や会話より、状況把握が中心のホラーが良い

短編の利点は、合わなければすぐ切り替えられることです。ホラーは相性が強く出るジャンルですので、まず短編で自分の傾向を掴み、次の作品選びに活かすと効率的です。


The Backrooms Game FREE Edition

バックルーム系の魅力は、敵よりも空間の不気味さにあります。「同じような場所が続く」「出口が見えない」「正解がわからない」という感覚は、人によって強い恐怖に変わります。驚かしが苦手な方でも、空間恐怖は刺さる場合があるため、心理ホラーとは別の入口になります。

向いているのは次の方です。

  • 雰囲気を吸い込むような探索が好き

  • 説明が少なくても、自分で解釈するのが楽しい

  • 怖さを静かに味わいたい

逆に、合わないケースは次のとおりです。

  • 一本道の達成感がないと飽きる

  • 迷うこと自体がストレスになる

  • 操作の単調さが苦手

おすすめの遊び方は、短時間で区切りながら進めることです。迷い続けると疲労が溜まるため、時間を決めてプレイし、気分が重くなる前にやめるとホラーとして美味しいところだけを味わいやすくなります。


Blameless

探索と謎、そして不穏さの積み上げが中心の一人称ホラーです。派手な驚かしよりも、静かな気味悪さが続くタイプのため、驚かしが苦手な方にも選択肢になり得ます。短編としてまとまりやすく、無料で試す価値があります。

向いているのは次のような方です。

  • 一人称の探索で雰囲気に浸りたい

  • 叫ぶ怖さより、違和感が怖い

  • 短編で完結するホラーを探している

この手の作品は、画面酔いが起こることがあります。最初は視点の感度を抑え、長くても30分程度で様子を見ると安全です。合うと感じたら、落ち着いた環境で続きを進めると満足度が上がります。


Steamで無料ホラーゲームを入れて遊ぶ手順

ストアで無料を見分けてライブラリに追加する

Steamで無料ホラーを遊ぶ手順は難しくありませんが、慣れていない方は「どこを押せばよいか」で迷いがちです。そこで、最も一般的な導入の流れを、迷いが出にくい順に整理します。

  1. Steamクライアントを起動し、ストアを開く
    Webブラウザからでも可能ですが、最終的にインストールが必要になるため、クライアントから進めるほうが手戻りが少なくなります。

  2. 検索バーにタイトルを入力し、作品ページを開く
    タイトルの綴りが不安な場合は、Steam内の検索候補から選ぶと間違いが減ります。

  3. 価格表示を確認する
    表示が無料であること、または無料プレイであることを確認します。類似タイトルや別エディションがある場合は、別ページに飛んでいないか注意してください。

  4. ライブラリに追加し、インストールする
    ボタンに従ってライブラリへ追加し、ダウンロードを開始します。容量が大きい場合は、空き容量と回線状況を確認してください。

  5. 初回起動で設定を整える
    フルスクリーン、解像度、音量、字幕の有無、マウス感度など、遊びやすさに直結する項目を先に整えると、最初の体験が良くなります。

初回起動時に「怖いのに設定で疲れた」という状態になると、続ける気が削がれがちです。特にホラーは導入の気分が重要ですので、初回は無理に進めず、設定と雰囲気確認だけで終えても問題ありません。

無料プレイにありがちな課金要素の見方

無料プレイ作品の魅力は、入り口が広いことです。一方で、課金要素がある場合、知らずに触れるとストレスになりやすい点も事実です。ただし、課金があること自体が悪いわけではありません。問題になるのは「課金の前提を理解していないまま遊び、期待と現実がズレる」ことです。

課金要素を見るときは、次の観点で整理してください。

  • ゲーム内購入の種類が何か
    見た目のスキン中心なのか、進行や強さに影響するのかで、受け止め方が変わります。

  • 無料の範囲でどこまで楽しめるか
    無料の範囲で満足できるなら、課金は任意の拡張にすぎません。

  • 課金による差がマルチ体験に影響するか
    対戦要素が強い作品では、課金と勝敗の関係がストレスの原因になり得ます。友達と遊ぶ場合は「課金なしで遊ぶ」「気に入ったら課金する」など、方針を合わせておくと揉めにくくなります。

無料ホラーは、最初の判断が早いほど得です。最初は「無料範囲で面白いか」だけに集中し、課金判断は後回しにしてください。ホラーは感情の振れ幅が大きいジャンルですので、勢いで課金するより、いったん落ち着いてから決めるほうが納得感が高くなります。


Steam無料ホラーの注意点と安全対策

課金・ウォレット・ゲーム内購入の考え方

無料ホラーの安全対策で重要なのは、課金トラブルを未然に防ぐことです。特に家族共用PCや、クレジットカード登録があるアカウントでは、意図しない購入が発生しないようにする意識が必要です。

課金に関しては、次のチェックリストが有効です。

  • ストアページで無料か無料プレイかを確認した

  • 追加コンテンツやアイテム課金があるかを把握した

  • 遊ぶ前に「課金しない」方針を自分の中で決めた

  • マルチで遊ぶ場合、仲間とも方針を共有した

  • 夜中や疲労時など判断が鈍るタイミングで購入しない

無料プレイでありがちな不満は「無料だと思っていたのに課金が必要だった」ではなく、「課金なしだと不利に感じてしまった」「課金導線が多くて雰囲気が途切れる」といった体験面です。したがって、最初から「無料で楽しめる範囲」を見極める姿勢で遊ぶと、期待と現実が一致しやすくなります。

家族で使うならSteamファミリーの制限を使う

ホラーゲームは刺激が強く、年齢や感受性により向き不向きが出ます。家族でPCを共有する場合や、子どもがSteamに触れる可能性がある場合は、プレイ対象や購入の制限を検討すべきです。

ポイントは「あとから問題が起きて対処する」ではなく、「起きないように先に設計する」ことです。具体的には次のような考え方が有効です。

  • ホラーや年齢制限があるゲームを、子どものアカウント側から見えないようにする

  • 購入や追加課金の操作に、保護者の手順を挟む

  • ライブラリの共有範囲を決める

この手の設定は一度整えると、以後のトラブルが大きく減ります。ホラーは「見てしまうと残る」タイプの刺激も含むため、家庭環境では予防の価値が高いジャンルです。

有料ゲームを買った場合の返金ルールを知っておく

無料ホラーを遊んでいると、「もう少し本格的な有料ホラーも触ってみたい」という流れになることがあります。そのとき、購入の心理的ハードルを下げるのが返金ルールの理解です。もちろん、返金を前提に買うのではなく、「合わなかったときに引き返せる」ことで、冷静に判断できます。

重要なのは、購入前に次を決めておくことです。

  • まずはどの要素を試すか
    例:怖さの方向性、操作性、3D酔いの有無、UIの見やすさ

  • 判断する時間を決める
    例:最初の1時間で合わなければ無理に続けない

  • ネタバレを踏まずに評価する
    ホラーは初見の価値が大きいので、レビューを読みすぎて体験を損なわないようにします。

無料ホラーで自分の好みを把握しておけば、有料購入の成功率も上がります。無料は「節約」だけでなく、「試行錯誤のコストを下げる」意味でも強い選択肢です。


Steam無料ホラーで困りがちなトラブルと対処

起動しない・クラッシュする

無料ホラーはインディー作品や古いタイトルも多く、環境差で起動トラブルが起きることがあります。起動しないときに焦って何度も再インストールすると疲れてしまうため、まずは原因を切り分けてください。

対処の基本は次の順番です。

  • Steamクライアントを再起動する

  • PCを再起動する

  • ドライバやOS更新が溜まっていないか確認する

  • 画面設定を低めにして起動を試す

  • フルスクリーンとウィンドウ表示を切り替える

  • ほかの重いアプリを終了し、メモリに余裕を作る

特にホラーは暗い画面で細部が見づらいことがあります。解像度や明るさを上げるだけで快適になる場合もあります。起動できたら、最初に設定を整えることで、次回以降のストレスを減らせます。

また、古い作品の場合、現代環境との相性で不具合が出ることもあります。その場合は、レビュー欄で同じ症状が出ている人がいるか確認し、回避策が共有されていないかを見るのが近道です。

マルチでマッチしない・VCが聞こえない

マルチホラーで多いのは「遊ぶまでに疲れる」問題です。これを避けるには、プレイ開始前に最低限の統一をしておく必要があります。

よくある原因と対処を整理します。

  • マッチングしない
    サーバー混雑、時間帯、地域設定、バージョン差などが原因になり得ます。別の時間帯に試す、地域を変える、友達同士なら同じ手順で部屋を作るなどで改善します。

  • VCが聞こえない・話せない
    入力デバイスと出力デバイスが意図せず切り替わっているケースが非常に多いです。Windows側の既定デバイス、Steam側の設定、Discordなど外部VCの設定が一致しているか確認してください。

  • 野良の雰囲気が合わない
    これは技術ではなく相性の問題です。無理に合わせるより、ミュート機能を使う、フレンド中心で遊ぶ、コミュニティの参加先を変えるなど、環境を選ぶ発想が有効です。

マルチは「楽しいときは最高」ですが、合わないときの消耗も大きいです。最初から長時間の予定を組まず、短いセッションを数回回して相性を確かめるのが安全です。

酔う・怖すぎる・続けられない

ホラーは、ゲームの難しさより「体調と心」に左右されます。無理に続けると、嫌な記憶として残ってしまい、次のホラーへの挑戦も避けたくなりがちです。ここでは、典型的な症状ごとに対処をまとめます。

3D酔いが起きる場合

  • 視点の感度を下げる

  • 画面の揺れやブラーがある場合はオフにする

  • 休憩を短い間隔で挟む

  • 部屋を明るくして遊ぶ

  • 画面との距離を取り、凝視を避ける

怖すぎて続けられない場合

  • 昼間に遊ぶ

  • 音量を下げる、または片耳を開ける

  • 友達と通話しながら進める

  • 短編を選び「最後までやり切る」より「触れて慣れる」を目的にする

驚かしが苦手な場合

  • 探索寄り、心理寄りの作品から入る

  • ジャンプスケア寄りの作品は、短い区切りで試す

  • どうしても無理なら、そのタイプのホラーは避ける

ホラーは我慢大会ではありません。怖さの種類と自分の耐性が合う作品を選べば、無料でも十分に面白い体験になります。


Steam無料ホラーゲームのよくある質問

本当に最後まで無料で遊べますか?

基本的には、無料や無料プレイとして提供されるタイトルであれば、購入なしで開始できます。ただし無料プレイの場合、ゲーム内購入が用意されていることがあります。重要なのは「課金が存在するか」ではなく、「課金がなくても楽しめるか」です。

見極めのコツは次のとおりです。

  • 最初の数十分で、無料の範囲の楽しさを確認する

  • レビューで「課金必須」「課金圧が強い」などの声が多いかを見る

  • 対戦要素が強い場合は、課金と勝敗の関係を意識する

もし「無料で始めたが合わない」と感じたら、早めに別の作品に切り替えるのが最適です。無料ホラーは選択肢が多いので、執着しないことが成功のコツです。

日本語非対応でも楽しめますか?

楽しめる場合はあります。ただし「どれくらい文章理解が必要か」で難易度が変わります。

  • 物語中心の作品:言語の影響が大きい

  • 探索中心の作品:雰囲気で進められる場合がある

  • マルチ中心の作品:会話やUI理解が重要なことがある

英語が苦手でも、最低限のUIや目的が把握できれば遊べる作品はあります。反対に、選択肢や文章が面白さの核になっている場合は、理解不足で魅力が減ります。したがって、日本語が必要な方は、先に「探索寄り」「短編寄り」から試し、慣れてきたら物語中心に挑戦する流れが安全です。

友達と遊ぶならどれが最優先ですか?

友達と遊ぶ場合、最優先で決めるべきは「盛り上がり方」です。怖さを共有して叫びたいのか、疑心暗鬼で会話を楽しみたいのか、協力して突破したいのかで、適した作品が変わります。

  • 事件が起き続ける混沌を楽しみたい:マルチ対戦寄り

  • 協力して追い詰められる緊張を楽しみたい:協力サバイバル寄り

  • 会話と疑いで盛り上がりたい:正体隠匿寄り

友達と遊ぶときは、最初の一回を「理解する回」と割り切るのが成功のコツです。初回から勝ちを狙うと、慣れている人と慣れていない人で温度差が出やすく、楽しいはずのホラーが疲れに変わりがちです。

ホラーが苦手でも遊べる作品はありますか?

あります。ただし「ホラーが苦手」の中身が、驚かしが苦手なのか、暗い雰囲気が苦手なのか、追われるのが苦手なのかで最適解が変わります。

ホラーが苦手な方におすすめの入り方は次のとおりです。

  • まず短編で試し、怖さの種類を把握する

  • 友達と通話しながら遊び、怖さを分散する

  • 驚かしが苦手なら探索寄りへ、孤独が苦手ならマルチ寄りへ寄せる

  • 音量を下げ、部屋を明るくし、無理をしない

ホラーは慣れが出るジャンルです。最初から強い作品を選ぶより、「怖いが続けられる」レベルを探すほうが、結果的に長く楽しめます。


まとめ

Steamの無料ホラーゲームは、「無料だから浅い」という先入観を覆す作品が揃っています。重要なのは、無料かどうかよりも、自分の怖さの相性と、ソロかマルチかを先に決めることです。これだけで、無料ホラー選びの失敗は大幅に減ります。

最後に、この記事の要点をチェックリストとして整理します。

  • 無料の種類を見分け、完全無料と周辺コンテンツを混同しない

  • 怖さのタイプで選び、驚かしが苦手なら心理や探索寄りへ寄せる

  • ソロは短編から、マルチは環境統一から始める

  • 課金要素は「あるか」ではなく「無料の範囲で面白いか」で判断する

  • 酔い・怖さの強さは無理せず調整し、続けられる形に整える

まずは比較表から、次のどれか一つを選んでください。

  • 短時間で濃い体験を試したいなら We Went Back

  • 友達と混沌を共有したいなら SCP: Secret Laboratory

  • しっかり怖いホラーを無料で味わいたいなら Cry of Fear

無料ホラーは、仕様変更や配信形態の変更が起こる場合もあります。遊ぶ前にSteamストアの表示を確認し、最新の状態で導入することを推奨いたします。