郵便追跡で「持ち出し中」と表示されたのに、なかなか届かない——。外出もできず、予定も立てづらくて不安になりますよね。
「持ち出し中」は“配達員が配達ルートに持って出ている状態”を示しますが、必ずしもすぐ届くとは限りません。配達順や当日の配達量、建物事情、天候・交通の影響などで、到着が夕方以降になったり、いったん持ち戻りになったりすることもあります。
そこで本記事では、運行情報・不在票・追跡履歴の3点から「待つべきか/連絡すべきか/受け取り方法を変えるべきか」を短時間で判断できるように整理しました。さらに、今日中に受け取りたいときに配達担当郵便局へ伝えるべき内容、保管期限の注意点、状況別の最短アクションまで、迷わず動ける形で解説します。
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郵便局の持ち出し中とは何を意味する状態か
「持ち出し中」は配達員が配達に出ている状態で、多くは当日配達の範囲です。届かない時は運行情報の遅延、不在票の有無、追跡の取扱局(配達担当)を確認し、必要なら当日受け取り可否を相談します。保管は原則7日なので早めに手続きを。
追跡で表示される「持ち出し中」の位置づけ
郵便追跡で「持ち出し中」と表示されるのは、荷物が配達担当の郵便局に到着したあと、配達員がその日の配達ルートに載せて外に持ち出している段階です。言い換えると「配達に向けて動いている最中」であり、追跡がここまで進んでいれば、多くの人は「もうすぐ来るはず」と期待します。
ただし、ここで先に知っておくと気持ちが楽になるポイントがあります。「持ち出し中」は“配達ルートに乗った”ことを示す一方で、到着時刻を保証する表示ではないということです。配達員は多数の荷物をまとめて運び、地理や交通状況、受け渡しの難易度(対面受領が必要か、集合住宅か等)を織り込んで順番に回ります。あなたの荷物がルートの序盤か終盤かで、到着時刻は大きく変わります。
まず大前提として、追跡の確認は日本郵便の「郵便追跡サービス」で行います。問い合わせ番号を入力して履歴を確認でき、ここが状況判断の出発点になります。
「到着」との違いが紛らわしい理由
「到着」と「持ち出し中」は、どちらも“配達局の近くまで来ている”印象を与えるため混同されがちです。ざっくり言えば次の違いです。
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到着:配達担当の郵便局に届いた(配達準備の段階)
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持ち出し中:配達員が配達ルートに持って出た(配達中の段階)
ただ、追跡は常にリアルタイムで更新されるとは限りません。日本郵便のFAQでも、「到着」からステータスが動かない場合に、配達する郵便局で配達等の対応中であるケースが案内されています。つまり「動かない=異常」とは限らないのです。
この誤解が起きやすい理由は、ユーザーが求める情報が「結局いつ届くのか」なのに対して、追跡表示は「工程(どこで処理されたか)」中心だからです。そこでこの記事では、工程表示を“行動に変換”できるよう、次章から「いつ届きやすいか」「届かないときの切り分け」「今日中に受け取るための具体手順」を順に整理します。
持ち出し中のとき、最初にやるべき3分判断フロー
待つべきか、連絡すべきか、受け取り方法を変えるべきか
「持ち出し中なのに届かない」と感じたとき、いきなり電話するより先に、次の3点だけ確認すると“次の一手”がほぼ決まります。
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運行情報に遅延・配達休止が出ていないか
大雪・台風・交通事情などで遅延が出ている日は、配達員が回りきれない、ルートが大幅に押す、そもそも配達休止、ということが起こり得ます。まず公式の運行情報で地域に影響があるか確認します。 -
不在票が入っていないか(ポスト・玄関・集合ポスト)
すでに訪問済みで、受け取れず持ち戻りになっているケースがあります。不在票があるなら、行動は「再配達」または「局受け取り」の手続きに切り替えた方が早いです。 -
追跡履歴の「取扱局」が配達担当局になっているか
追跡には取扱局の履歴が出ます。持ち出し中の段階であれば、配達担当局が実務の窓口になります。追跡確認は公式の郵便追跡サービスを使います。
この3点のうち、
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運行情報に遅延がある → 今日は“待つ判断”が合理的になりやすい(ただし不在票があれば別)
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不在票がある → “手続きへ切替”が最優先
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取扱局が配達担当局 → “当日中に受け取りたいなら相談”が有効
という形で、迷いが減ります。
先に確認しておくと失敗しないチェックリスト
電話や窓口で手間取るのは「追跡番号がすぐ出ない」「住所の部屋番号が曖昧」「状況説明に時間がかかる」パターンです。次をメモしておくと一気にスムーズになります。
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追跡番号(問い合わせ番号)
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宛先住所(建物名・部屋番号まで)
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受取人氏名(表札の有無も把握)
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不在票の有無(あるなら記載内容)
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運行情報の影響有無(該当地域か)
持ち出し中はいつ届くことが多いか
当日配達になりやすいケース
「持ち出し中」まで進んでいるなら、多くのケースで当日配達の範囲に入ります。特に次の条件が揃うほど、当日中に届く可能性が高くなります。
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配達先が通常の配達エリアで、特殊な立地ではない
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荷物がポスト投函可能、または受け渡しが短時間で済む
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交通・天候が安定している(運行情報に大きな遅延がない)
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年末年始などの繁忙要因が小さい
ここで注意したいのは、“当日配達になりやすい”ことと“何時に届くか”は別という点です。追跡表示はルート順までは教えてくれません。午前に持ち出されても夕方になることもありますし、逆もあります。
夕方まで届かないこともあるケース
夕方になっても届かないと不安になりますが、次の事情があると「まだ配達中」ということが普通に起こります。
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その日の配達量が多い(繁忙・セール・連休明け等)
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地理的にルート後半に回されやすい地区
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対面受領が必要で、再訪問が発生しやすい
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集合住宅での配達に時間がかかる(オートロック、インターホン待ちなど)
この段階で焦ってやりがちなのが「追跡を連打して動かないから異常だ」と決めつけることです。追跡は工程の節目で更新されることがあり、見た目が止まっているだけの可能性があります。状況を正しく切り分けるために、次章の“届かない原因”を確認してから判断すると、無駄な待機や無駄な不安を減らせます。
追跡の更新が遅く見えることがある理由
追跡は非常に便利ですが、ユーザーが想像するような常時リアルタイム更新とは限りません。日本郵便のFAQでも「到着から動かない」ケースが想定され、配達局で対応中の場合があると案内されています。
また、配送状況の表示が一定頻度で更新されるタイプの画面も存在し、詳細は追跡ボタンで確認するよう案内されています。
こうした特性を踏まえると、表示だけで「止まっている=事故」と断定しない方が安全です。代わりに、運行情報・不在票・取扱局の3点で行動を決めるのが、結果的に最短になります。
持ち出し中のまま届かない主な原因
配達量が多い日やルート都合で遅れる
最も多いのは、単純にその日の配達量が多く、あなたの住所がルートの後半になっているケースです。配達員は効率的な順路で回るため、同じ地域でも住所によって順番が前後します。
この場合、ユーザー側でできることは限られます。ただし「今日中にどうしても必要」なら、配達担当局に相談して“局受け取りが可能か”を聞くことで、受け取りの確度を上げられる場合があります(次章で詳しく説明します)。
天候・交通・災害による遅延
悪天候や災害、交通規制があると、配達は安全優先で遅延しやすくなります。特に大雪・台風などでは、そもそも配達休止が発生することもあります。
ここで最も信頼できる確認先は、日本郵便の公式「運行情報」です。まずここで、あなたの地域や引受・配達対象に影響が出ていないかを確認してください。
年末年始などの時期は交通渋滞等で遅れが生じる可能性がある旨も、公式に案内されています。
建物事情(オートロック・投函不可・表札なし)で持ち戻りになりやすい
集合住宅や建物環境によって、配達が難しくなることがあります。代表例は次のとおりです。
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オートロックで配達員が入れず、在宅確認が必要
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ポストが小さく投函できない(ゆうパケット等でも厚みで不可になる)
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宅配ボックスが満杯、または荷物種別的に利用されない
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表札がなく、部屋の特定に時間がかかる
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インターホンが鳴りにくい/応答が遅い
この場合は「持ち出し中 → ご不在のため持ち戻り → 保管」と変化しやすく、不在票が入ります。まず不在票の有無を確認し、あるなら手続きに切り替えた方が早いです。
住所不備・部屋番号抜け・宛名違いなどの例外
頻度は高くありませんが、次のような“情報の欠け”で配達が止まることがあります。
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部屋番号が抜けている
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建物名が省略され、同名建物が複数ある
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旧住所のまま
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宛名が違い、受取人が特定できない
このケースは待っても改善しにくいので、配達担当局への確認が効果的です。「住所情報に不備がないか」を先にチェックしてから連絡すると、解決が早くなります。
今日中に受け取りたいときの対処手順
まず公式の運行情報と追跡を確認する
当日受け取りの成功率を上げたいなら、最初の5分の動きが重要です。次の順で確認してください。
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郵便追跡サービスで、最新の履歴(取扱局・時刻・ステータス)を確認する
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運行情報で、遅延・配達休止の対象地域か確認する
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不在票の有無を確認する(ポスト、玄関、集合ポスト)
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住所情報(建物名・部屋番号)に欠けがないか見直す
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“どうしても今日必要”なら、配達担当局に相談する準備をする
ここまでやってから連絡すれば、話が最短で進みます。
配達担当郵便局へ連絡するときのテンプレ
電話で時間を無駄にしないために、伝える内容は“順番”が大切です。次のテンプレをそのまま使えます。
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「追跡番号は○○です」
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「現在『持ち出し中』ですが、今日中に受け取りたいです」
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「宛先は○○市○○、建物名○○、○号室です」
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「局での受け取りが可能か、可能なら何時頃に戻る見込みか教えてください」
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「本人確認等、受け取りに必要なものがあれば教えてください」
追跡確認は公式サービスを使い、取扱局の情報を見ながら話すとスムーズです。
郵便局での受け取りを相談する際の注意点
「局に行けばすぐ受け取れる」と思いがちですが、持ち出し中は配達員が外に出ている状態なので、局の窓口に荷物がない可能性があります。ここでのポイントは次の3つです。
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先に電話して「局に戻る見込み」を確認する
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受け取りに必要なもの(身分証等)を確認する
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窓口の受付時間も考慮する(夕方以降は間に合わないことがある)
“行ってみたけど受け取れなかった”は最もストレスが大きいので、事前確認が安全です。
不在票がある場合の最短アクション
不在票があるなら、迷うより先に「再配達」か「局受け取り」の手続きに切り替えるのが最短です。重要なのは保管期限です。
注意:保管は原則7日
受取人が不在だった場合、配達郵便局での保管は7日間で、期限内に配達できない場合は差出人へ返送されます。
「今日中に受け取れない」場合でも、期限内に必ず手続きを済ませることで損失(返送)を避けられます。
不在・持ち戻り・保管になった場合の動き方
「ご不在のため持ち戻り」と「保管」の意味
追跡が次のように変わったら、状態は“待つ”から“受け取り手続き”へ移ります。
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ご不在のため持ち戻り:配達に行ったが受け取れず、郵便局へ戻した
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保管:郵便局で受け取りや再配達の手続きを待っている
この段階で重要なのは、再配達や受け取り方法を決めることです。「持ち出し中のまま届かない」と同じ感覚で待ち続けると、保管期限が近づいてしまいます。
保管期限7日を超えると返送になる
不在で持ち戻りになった郵便物等は、いつまでも郵便局に残りません。公式FAQで保管は7日と明記されており、期限内に受け取れない場合は差出人へ返送されます。
また、返送される理由として「保管期間経過のため返還」があることも公式FAQで整理されています。
「あとで受け取ろう」が最も危ないので、期限をカレンダーに入れるだけでも事故は減ります。
再配達と局受け取り、どちらが向いているか
迷ったら、選び方は次の基準が分かりやすいです。
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在宅できる時間帯が読める:再配達
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今日中に必要で、局に行ける:局受け取り(ただし事前に戻り見込み確認)
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不在が多く、今後も受け取り失敗が続きそう:受け取り導線を見直す(家族受領、置ける環境、連絡先の整備など)
追跡ステータス別「いまやること」早見表
状況別に次の一手を即決する
| いまやること | ステータス例 | 状態の目安 | 今日中に受け取るコツ | まず避けたい行動 |
|---|---|---|---|---|
| ✅ 運行情報と不在票を確認 | 持ち出し中 | 配達員が配達ルートに出ている | 配達担当局へ「局受取可否」と「戻り見込み」を相談 | 追跡連打だけでパニック |
| ✅ しばらく待って再確認 | 到着(動かない) | 配達局で対応中の場合もある | 運行情報が平常なら時間差更新の可能性 | 「動かない=事故」と断定 |
| ✅ 不在票どおり手続き | ご不在のため持ち戻り | 訪問済みで受け取れず戻した | 早めに再配達 or 局受取に切替 | 何もしないで放置 |
| ⚠ 期限を確認して受取手続き | 保管 | 郵便局で保管中 | 保管は原則7日。期限内に必ず手続き | 「いつか取りに行く」 |
| ✅ 投函場所や受領者を確認 | 配達完了 | 受け渡し(または投函)済み | 不明なら配達担当局へ確認 | すぐ紛失と決めつけ |
根拠となる公式情報:運行情報、保管期限7日、到着から動かないケースのFAQ。
よくある質問
持ち出し中が翌日に変わることはありますか
あります。配達量の増加や交通事情、天候要因などで当日中に回りきれず翌日扱いになることがあります。まず運行情報で遅延や配達休止の案内が出ていないか確認すると、原因の切り分けが早くなります。
持ち出し中なのに「保管」に戻るのはなぜですか
一度配達に出たものの、受け取りができない(不在、建物事情など)と、持ち戻りののち保管に切り替わることがあります。保管は原則7日なので、不在票がある場合は期限内に再配達や受け取り手続きを行ってください。
「到着」から動かないのに本日配達予定と出ています
「到着」から動かない場合でも、配達局で配達等の対応中であるケースがあります。追跡の見た目だけで異常と断定せず、運行情報・不在票・取扱局の3点で判断するのが安全です。
追跡はどこで確認するのが正しいですか
日本郵便の公式「郵便追跡サービス」で確認できます。問い合わせ番号を入力して履歴を確認してください。
参考にした情報源
日本郵便「郵便追跡サービス」
https://tracking.post.japanpost.jp/services/srv/
日本郵便「運行情報」
https://www.post.japanpost.jp/unkou.html
日本郵便 よくあるご質問「郵便物の受取人が不在だった場合、配達郵便局では何日間保管されますか?」
https://www.post.japanpost.jp/question/620.html
日本郵便 よくあるご質問「『到着』からステータスが動かない。本日配達予定であるが」
https://www.post.japanpost.jp/question/698.html
日本郵便 お知らせ「年末年始における郵便物・ゆうパックなどのお届け遅延に関するお知らせ」
https://www.post.japanpost.jp/notification/productinformation/2025/1223_01.html
日本郵便 よくあるご質問「送った郵便物が自分のところへ戻ってきてしまいました(返還理由:保管期間経過のため返還 等)」
https://www.post.japanpost.jp/question/116.html
日本郵便「ニュースリリース(遅延等の一覧への導線)」
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/