「古い順に並べ替え」ができない——X(旧Twitter)の検索で、いちばん古い投稿にたどり着くのは手間がかかる…はず。
でも大丈夫。本記事では公式の高度な検索+since:/until:コマンドを使って、最短で“最古”に着地する二分探索テクを、コピペできるテンプレ付きで解説します。ユーザー最初期の投稿を特定したい調査・広報・採用担当の方に役立つ、実務直結の手順書です。
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結論:Xの検索は並べ替えではなく“日付で飛ぶ”のが本筋。
since:/until:+二分探索で、最古ポストに最短到達できます。実践ステップ
古めの年に広く飛ぶ(
until:)。ヒットを見て半分に切る(
since:を追加)。年→月→週→日へ縮小し、当日レンジの最下部で最古を確定。
コピペ推奨テンプレ
ユーザー最古付近:
from:ユーザー名 until:2011-01-01 -filter:retweets -filter:replies1日確定:
from:ユーザー名 since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
Twitterを古い順に表示する方法
古い順ソートがないため、日付レンジを古い側へ寄せて“最古付近”に着地 → ページ最下部までスクロールが最短。
UI派:高度な検索で開始日/終了日を古い方向から絞る。
コマンド派:since: / until:を検索バーで使い、二分探索で日付レンジを素早く縮める。
基本:2つの正攻法
1) 高度な検索(UI)
Web版Xで検索バーを開く → 「高度な検索」に進む。
キーワード・アカウントを入力。
開始日(From)/終了日(To)を古い側から設定(例:2010/01/01〜2011/01/01)。
結果が多ければ月→週→日へと範囲を狭める。
目的の日に到達したら、ページ最下部までスクロール=その日レンジ内の最古に到達。
2) 検索オペレーター(コマンド)
検索バーに直接、以下のように入力します。
since:YYYY-MM-DD… 指定日以降until:YYYY-MM-DD… 指定日より前from:ユーザー名… アカウント指定(例:from:elonmusk)フィルタ例:
-filter:replies(返信を除外)、-filter:retweets(RT除外)、filter:images(画像付きのみ)
最短で“最古”に着地する二分探索テク
考え方: 「古い年に広く飛ぶ → 当たり年を見つける → 月→週→日へ二分探索で縮小」
手順(ユーザーの最初期ポストを探す例)
年代に当たりをつける
例:そのユーザーのアカウント開設年が不明=まずは古めに飛ぶ。→ 結果が0件なら日付を新しく、結果が多いならその範囲が当たり年。
当たり年が見えたら半分に切る(年→月)
→ 多ければさらに半分(
sinceとuntilの中間)へ。少なければ幅を少し広げる。月→週→日へ縮小
週レンジ:
日レンジ確定:
最下部までスクロール
1日レンジ内の最古に最短で到達。必要に応じて-filter:repliesを外し、返信やRTも確認。
手順(キーワードの“最古の言及”を探す例)
まずは古めの年に広く投げる:
ヒットしたら
since:を追加してレンジを半分に:当たり月→週→日へ。同様にページ最下部で“その日レンジの最古”を確定。
コツ: 「0件」か「多すぎ」かでレンジ方向を即判断。常に半分に切るとスクロール量が激減します。
目的別テンプレ
ユーザー最古付近へジャンプ
1日レンジで確定
キーワード×期間
画像付きだけ
動画付きだけ
スマホでのやり方(iOS/Android)
アプリの検索バーにそのままコマンドを打ち込めます(例:
from:ユーザー名 until:2012-01-01)。結果の最下部までスクロールしていく運用は同じ。
長いコマンドはメモアプリにテンプレ保存→コピペが快適。
品質と再現性を上げる補助テク
RT・返信を切る/入れるで一次発信を抽出 or 文脈を追跡。
メディアフィルタで画像・動画・リンク付きだけにする。
正確な句読点と引用:複合語やフレーズはダブルクオーテーション(例:”生成AI ハルシネーション”)。
言語を限定したい場合はキーワードを日本語で固定、あるいは
"lang:ja"のような指定(※挙動は環境で変わることがあるため、まずはキーワード側で調整するのが無難)。検索URLをブックマーク:ブラウザのアドレスバーに表示された検索URLを保存すれば、次回1クリックで再現。
うまくいかない時のチェックリスト
ヒットが0件
until:が古すぎる → 少し新しい日付に。キーワードが厳しすぎる → 引用符を外す、語を1つ減らす。
多すぎて追えない
since:を追加してレンジを半分に。-filter:replies/-filter:retweetsでノイズ除去。
日付の境界で漏れる
until:はその日“より前”の意味。境界日を含めたい時は翌日を指定(例:5/10を含めたい→until:2011-05-11)。
ユーザー名のミス
@なしでOKだが、正確なスクリーンネーム(変更に注意)。
アプリ/地域で挙動が違う
うまく動かない場合はWeb版で検証 → 動いた設定をブックマーク。
ケーススタディ
例1:企業アカウントの“最初の告知”を押さえる
from:企業アカ until:2016-01-01 -filter:retweets当たり年を見つけたら
since:を足して半分に。月→週→日へ。1日レンジで最下部までスクロールし、初出の文面・画像を記録。
ノートにURL・日時・スクショを控え、出典を明確化。
例2:業界キーワードの“最古言及”を探す
"キーワード" until:2014-01-01→ 反応を見る。since:を使ってレンジを再帰的に半分へ。1日レンジ確定後、関連語(別表記・英語・略称)でも同様に探索し、最古群を比較。
よくある質問
Q. “最新”タブでは古い順になりませんか?
A. “最新”は新しい順です。古い順は提供されていないため、日付レンジで最古側に着地するのが現実解です。
Q. since: と until: の境界が分かりづらい…
A. until: はその日“より前”。5月10日を含めるには until:YYYY-05-11 と翌日を指定します。
Q. 返信やRTも含めて完全に追いたい
A. まずは -filter:replies -filter:retweets で一次発信に絞り、骨格を把握。その後、フィルタを外して文脈を回収すると早いです。
Q. アカウント名(@)が途中で変わっている場合は?
A. 現行のスクリーンネームで検索されます。旧ID時代の投稿が見つからないときは、当時の別表記キーワードや関連ユーザーとのやり取りから間接検索するのがコツです。