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SourceTreeが起動しない原因と直し方|ロゴで落ちる白画面も最短復旧

SourceTreeを開こうとしても無反応だったり、ロゴが一瞬出てすぐ消えたり、白い画面のまま固まったり――急に起動しなくなると、作業が止まって焦りますよね。しかも「再インストールすれば直るはず」と思ってやってみたのに改善せず、何を消していいのか分からなくて手が止まる、という方も少なくありません。

この記事では、**「消してよいもの」「守るべき設定」**をはっきりさせたうえで、**最小の変更で直る順(最小破壊→段階式)**に手順を整理しました。まずは復旧確率の高い user.config の対処から始め、次にキャッシュ、最後に設定の初期化へ進む流れなので、遠回りしにくいのが特徴です。さらに、ブックマークやアカウント設定を守るためのバックアップ方法、白画面・空ウィンドウ時の切り分け、再発を減らす“1分ルール”までまとめています。

「とにかく早く起動させたい」「でも大事な設定は失いたくない」――その両方を叶えるための手順を、一緒に確認していきましょう。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

SourceTreeが起動しないときに最初にやること

まずは自分の症状に最も近い行を選び、右へ進んでください。「最短手順」は上から順に試すのが基本です。

症状 よくある原因の当たり 最短手順(上から順に) 消える可能性があるもの
ロゴが一瞬出て消える/起動直後に落ちる user.config破損、起動キャッシュ破損 1) user.configを退避→削除 2) Atlassian配下キャッシュ退避→削除 3) 設定全初期化 アプリ側の表示設定、アカウント、ブックマーク等(範囲による)
何も起きない/無反応 破損設定、権限、セキュリティブロック 1) タスク残存確認 2) 管理者実行 3) user.config削除 4) セキュリティ切り分け 初期化まで進むとアカウント等
白画面・空ウィンドウ 設定破損+描画/ウィンドウサイズ不整合、外部モニター影響 1) 画面構成変更(外部モニター/スケール) 2) user.config削除 3) ウィンドウ関連値リセット 起動は戻っても表示系は初期化されることあり
再インストールでも直らない 残存設定が残っている、環境要因 1) 残存フォルダ完全退避 2) 設定全初期化 3) 新規ユーザーで切り分け 退避していない設定は戻せない

この表だけでも「何から試せばいいか」が決まります。以降の章では、各手順を“安全策つき”で具体化します。

削除前に必ず守るべきデータ

削除が怖いのは当然です。そこで、先に「守るべきもの」を確定させます。
結論から言うと、最低限これだけ退避すれば、復旧後のやり直しが大幅に減ります。

  • ブックマーク(登録リポジトリ一覧)

  • アカウント(GitHub/GitLab/Bitbucket等の接続設定)

  • カスタムアクション(外部ツール連携など)

  • 開いていたタブ(復旧後に戻せると楽)

Windowsの場合、これらは主に AppData配下のSourceTree設定ファイルにあります。Macの場合は Application Support配下が中心です。後の章でOS別に「どこにあるか」「どう退避するか」を表で整理します。

退避の基本は簡単です。
SourceTreeを閉じた状態で、対象ファイルを別フォルダにコピーするだけ
削除はいつでもできますが、退避を取っておけば精神的に一気に楽になります。

まずは“30秒チェック”で無駄を省く

ファイル削除に入る前に、30秒で終わる確認を挟むと、拍子抜けで直ることもあります。

  • タスクマネージャーでSourceTreeが裏で残っていないか確認し、残っていれば終了

  • PCを再起動(プロセス残存やロック解除)

  • 右クリック→管理者として実行(権限不足の回避)

  • 直近でセキュリティソフトが更新されていれば、一時的に例外(切り分け目的)

直らなければ、次章からが本番です。


WindowsでSourceTreeが起動しない原因と直し方

Windowsで最も多いのは、user.configの破損です。典型的には、強制終了や突然の電源断、OS更新直後などをきっかけに設定ファイルが壊れ、起動時に落ちたり無反応になったりします。

この章では「最小破壊→中→最大」の順に、復旧の手順を整理します。

まずはバックアップ対象を表で確認する

削除の前に、退避する対象を表で確認してください。重要度「高」だけでも先にコピーしておけば、初期化のダメージをかなり抑えられます。

目的 ファイル例 役割 重要度 よくある場所(例)
ブックマークを守る bookmarks.xml 登録済みリポジトリ一覧 %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree\
アカウントを守る hostedaccounts.xml 接続アカウント情報 %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree\
カスタム連携を守る customactions.xml 外部ツール等の設定 %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree\
タブを守る opentabs.xml 開いていたタブ 低〜中 %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree\
起動の核 user.config 起動時設定(破損しやすい) 取扱注意 %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree.exe_… {version}\

実際のパスはユーザー名や環境で変わりますが、概ね「AppData\Local\Atlassian」配下に集まります。
退避は、デスクトップに“SourceTree_Backup_日付”フォルダを作り、そこへコピーが分かりやすくおすすめです。

user.configを退避して削除する(最小破壊の第一手)

起動しない系の最短解として、まず試す価値が最も高い手順です。理由はシンプルで、削除対象が1ファイルで済み、起動時に再生成されるためです。

手順は次のとおりです。

  1. SourceTreeを完全に終了する
    タスクマネージャーでSourceTree関連が残っていないことを確認します。

  2. エクスプローラーで次を開く
    C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Atlassian\

  3. SourceTree.exe_... もしくは SourceTree.exe_Url_... のような長い名前のフォルダを探す
    その下にバージョン番号のフォルダがあることが多いです。

  4. user.config を見つけたら、まず退避(コピー)し、その後削除します
    「削除が怖い」場合は、ファイル名を user.config.bak のように変更するだけでも構いません。

  5. SourceTreeを起動して確認する

この手順で直った場合、ブックマーク等が消える可能性は比較的低い一方、表示設定やウィンドウの細かな状態は初期化されることがあります。

Atlassian配下キャッシュを退避して削除する(第二手)

user.configで直らない場合、次はキャッシュを疑います。
「ロゴが一瞬出て消える」「スプラッシュの後で落ちる」場合に効くことが多い手です。

  1. SourceTreeを終了

  2. C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Atlassian\ を開く

  3. 次を探して退避→削除(まずは退避推奨)

    • SourceTree.exe_...(長い名前のフォルダ)

    • ほかにSourceTree関連のキャッシュフォルダがある場合もまとめて退避

  4. SourceTreeを起動して確認

ポイントは「削除」ではなく、最初は退避(リネームや別場所コピー)にすることです。うまくいかなければ戻せますし、うまくいけば後で掃除すれば済みます。

白画面・空ウィンドウのときは“描画/ウィンドウ”を先に切り分ける

白画面や空ウィンドウは、設定破損だけでなく、表示ドライバ・画面構成・ウィンドウサイズの不整合で起きることがあります。ここは「削除」より先に切り分けたほうが早い場合があります。

試す順番は次のとおりです。

  • 外部モニターがあるなら、一度外して起動する(ノートPCならフタの開閉状態も含める)

  • Windowsの表示スケール(拡大率)を100%に近づける/解像度を標準に戻す

  • 可能なら、表示ドライバを更新/ロールバックで切り分ける

  • それでもだめなら、user.config削除へ戻る

白画面の原因が描画系の場合、削除で直らず遠回りになることがあるため、この順番にしています。

“無効なウィンドウサイズ”が疑わしい場合の対処

一部の不具合として、SourceTreeが不正なウィンドウサイズで開こうとしてクラッシュする報告があります。対処としては、起動に関わる設定(user.config)を初期化するのが最短です。

  • まずはuser.config削除(前述)を優先

  • それでも症状が変わらない場合は、該当フォルダ一式を退避して初期化(次節)へ進む

“編集して直す”方向は上級者向けで、誤編集リスクがあります。本記事では基本的に「退避→削除→再生成」を推奨します。

設定全初期化で復旧する(第三手:影響は大きいが成功率は上がる)

ここまでで直らない場合、設定のどこかが広く壊れている可能性があります。そこで、設定を全体として初期化して復旧させます。
ただし、この手順は影響が大きいので、先にバックアップを取ってください。

チェックリスト(実行前)

  • bookmarks.xml / hostedaccounts.xml を退避した

  • customactions.xml / opentabs.xml を退避した(必要なら)

  • 退避先が分かる(戻す可能性がある)

  • SourceTreeが完全に終了している

実行例(Windows)

  1. %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree\ を開く

  2. SourceTree関連のxmlや設定ファイルをまとめて退避(フォルダごとコピー推奨)

  3. 退避後、同フォルダ内を削除(もしくはフォルダごとリネーム)

  4. AppData\Local\Atlassian\ 配下の SourceTree.exe_... フォルダも退避→削除

  5. SourceTree起動確認

  6. 起動できたら、必要なものだけ復元(次章参照)

「全部戻す」と、破損した設定まで戻して再発することがあります。復元は段階的に行います。

再インストールしても直らない理由と、正しい“やり直し”手順

再インストールで直らないのは、アンインストールしても AppData配下の設定が残ることが多いからです。
つまり、問題はアプリ本体ではなく“残存設定”にあるケースが多いのです。

やり直しの手順は次のとおりです。

  1. SourceTreeをアンインストール

  2. 残存フォルダを退避してから削除

    • %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree\

    • %LocalAppData%\Atlassian\SourceTree.exe_...

    • そのほかSourceTree関連フォルダ

  3. PC再起動

  4. 最新版を再インストール

  5. 起動確認後、必要に応じてブックマーク等のみ復元

この順番で“完全にまっさら”に近い状態へ持っていけます。

それでも直らない場合の追加切り分け(時間を無駄にしない)

最後に、復旧が長引くときの切り分けをまとめます。

  • セキュリティソフトの例外設定(実行ファイル/AppData配下のフォルダ)

  • 企業ネットワーク(プロキシ)環境の場合、認証画面や埋め込みブラウザが影響する可能性

  • Windowsの別ユーザーで起動できるか(ユーザープロファイル起因の切り分け)

  • 直前に導入したツール(Git関連、証明書、資格情報管理)の影響を疑う

この段階では、原因が複合していることもあります。ログと環境情報をまとめておくと、コミュニティやチーム内での相談が早くなります。


MacでSourceTreeが起動しない原因と直し方

Macでは、設定(Preferences)やApplication Support配下を初期化して復旧させるのが基本です。
「アプリをゴミ箱に捨てたのに設定が残っている」ケースもあるため、設定ファイルの場所を押さえておくことが重要です。

Macでまず守るべきものと場所

Mac側は、主に以下を退避対象として考えると分かりやすいです。

  • ~/Library/Application Support/SourceTree/(フォルダごとバックアップ推奨)

このフォルダには、起動や表示、各種設定に関係するデータがまとまっていることが多く、初期化の前に退避すれば戻す余地が残ります。

Macの復旧手順(退避→削除→起動確認)

  1. SourceTreeを完全に終了

  2. ~/Library/Application Support/SourceTree/ を別フォルダにコピー(退避)

  3. 退避後、元の SourceTree フォルダを削除(またはリネーム)

  4. SourceTreeを起動して確認

  5. 起動できたら、必要に応じて設定を戻す(ただし段階的に)

「戻す場合は段階的に」が重要です。破損が混じっていると再発します。

Preferencesの初期化を追加で行う(必要な場合)

Application Supportの削除でも改善しない場合、Preferencesの初期化を追加します。
この操作は環境により影響範囲が大きいので、バックアップを取った上で実施してください。

  • 可能なら、削除前に関連ファイルを検索し、退避してから削除

  • 直後に起動確認し、変化があるかを見る

ここまでやっても改善しない場合は、描画や権限(セキュリティ設定)側の問題も疑い、OS側の切り分けへ進みます。


設定やブックマークを守りながら復旧する方法

復旧そのものよりも、「復旧した後が地獄」になりがちです。
ブックマークが消え、アカウントを入れ直し、外部ツール連携を再設定し――これが一番つらい。だから、復旧の前に“守り方”を決めます。

バックアップのやり方(初心者でも迷わない)

やり方は1つだけ覚えれば十分です。

  • デスクトップに SourceTree_Backup_2026-02-05 のようなフォルダを作る

  • 対象ファイル(または対象フォルダ)をそこへコピーする

  • コピーできたら初期化へ進む

この運用だと、失敗したら戻せますし、成功したら不要なバックアップを後日削除すれば終わりです。

復元の鉄則は“全部戻さない”

起動復旧後、「元に戻したい」気持ちは分かります。しかし、ここで全部戻すと再発します。復元は次の順番で行うのがおすすめです。

  1. bookmarks.xml(ブックマーク)だけ戻す → 起動確認

  2. hostedaccounts.xml(アカウント)を戻す → 起動確認

  3. customactions.xml(カスタム)を戻す → 起動確認

  4. opentabs.xml(タブ)は最後(なくても困らないため)

もし「戻した瞬間に再発」した場合、そのファイルが破損を再持ち込みしています。戻すのをやめ、手動再設定に切り替えるのが安全です。

user.configは基本的に戻さない

user.configは起動の核である一方、破損の中心になりやすいファイルです。
復旧後は、表示設定や細かな状態が初期化されても、作業ができれば十分という考え方が安全です。どうしても戻すなら、自己責任で、かつ“戻した瞬間に再発したら即撤回”が鉄則です。


それでもSourceTreeが起動しないときの切り分け

この章は「最後の砦」です。ここまで来たら、原因が複合か、環境依存の可能性が上がります。重要なのは、闇雲に試すのではなく、情報を集めて最短で当たりをつけることです。

ログの場所を押さえて、原因のヒントを拾う

相談や調査のために、まずはログの場所を押さえます。
ログが取れれば、起動直前に何が起きているかが分かり、セキュリティや通信、設定破損のどれに寄っているか判断しやすくなります。

最低限メモしておくとよい情報は次のとおりです。

  • OS(Windows 10/11、macOSのバージョン)

  • SourceTreeのバージョン

  • 発生日時

  • 直前の操作(OS更新、強制終了、外部モニター変更、セキュリティ更新など)

  • すでに試したこと(user.config削除、キャッシュ削除、初期化、再インストール)

  • 退避したファイルの一覧

これらを1枚のメモにしておくだけで、復旧の相談が格段に早くなります。

セキュリティソフトや企業ネットワークの影響

個人PCより、会社PCで厄介になりやすいのがここです。

  • セキュリティソフトが実行ファイルやAppDataの書き換えをブロック

  • 企業プロキシが認証画面や通信を妨げる

  • 資格情報管理(Credential Manager等)と相性が出る

切り分けとしては、まず“起動だけ”を目標にして、通信や認証は後回しにします。起動しさえすれば設定画面から調整ができるからです。

代替手段で作業を止めない(重要)

復旧に時間がかかると、最も困るのは作業が止まることです。
けれど、SourceTreeが起動しなくても、リポジトリそのものが壊れているとは限りません。Gitの基本操作だけでも一時的にコマンドで回せれば、納期やタスクは守れます。

  • 状態確認:git status

  • 追加:git add .

  • コミット:git commit -m "message"

  • プッシュ:git push

「いったん進めて、あとでGUIを直す」判断は、現場ではとても強いです。


よくある質問

フォルダを消したらリポジトリは壊れますか

本記事で削除対象としているのは、主にSourceTree側の設定・キャッシュです。
通常、リポジトリ本体(.gitを含むフォルダ)には直接影響しません。ただし、絶対安全と言い切るより、退避を取ってから進めるのが最も確実です。特に不安なら、対象リポジトリを丸ごと別ドライブへコピーしてから作業してください。

アカウント認証はやり直しになりますか

初期化の範囲によります。アカウント設定を保持するファイルを退避していれば戻せる可能性がありますが、環境や認証方式(トークン、2FAなど)によっては再ログインが必要になることがあります。
復旧を優先し、認証は後で整える考え方が安全です。

何度も再発する場合はどうすればよいですか

再発する場合、次の“1分ルール”を運用すると、精神的負担が減ります。

  • 月1回、bookmarks.xml(可能なら設定フォルダ丸ごと)をバックアップ

  • OS更新直後は、作業前に一度SourceTreeを起動確認

  • 何か起きたら、まずuser.config削除(最小破壊)

  • 直らなければキャッシュ退避→削除

  • 最後に設定全初期化(退避済みが前提)

この手順が頭に入っているだけで、次に同じ症状が出ても迷いません。


参考情報