PS5のコントローラー(DualSense)は、タッチパッド周辺や本体中央付近など複数の場所が光るため、「どのランプが何を示しているのか」が分かりにくいという声が多いです。特に、色や点滅が変わると「故障ではないか」「充電できていないのではないか」と不安になりやすいものです。
本記事では、まずどこが光っているか(部位)を切り分け、そのうえで色と点滅パターンから状態を判断できるように整理いたします。さらに、接続できない・充電が不安・ランプが異常に見えるといった場面に対して、短時間でできる切り分け手順から公式手順に近い復旧フローまでを、順序立てて説明いたします。
PS5コントローラーのランプはどこが光るのか
ライトバーとプレイヤーランプとミュートLEDの違い
PS5コントローラーの「ランプ」は、ひとまとめに語られがちですが、実際には役割が異なる光が複数あります。ここを混同すると、例えば「オレンジに光っているから充電中だと思ったら、実はマイクがミュートだった」といった勘違いが起こります。まずは部位を確実に切り分けてください。
| 光る場所 | 呼び方 | 主な役割 | 勘違いが起きやすい点 |
|---|---|---|---|
| タッチパッド周辺(上面に沿う発光) | ライトバー | 接続状態、充電中の表示、ゲーム演出など | 色の意味を“固定ルール”だと思い込みやすい |
| タッチパッド下の白い小さな光(複数) | プレイヤーランプ | プレイヤー番号の表示、接続中の区別 | 「色が変わらない=異常」と誤認しやすい |
| PSボタン付近の小さなオレンジ表示 | ミュートLED | マイクのミュート状態など | ライトバーのオレンジ(充電)と混同しやすい |
ポイントは、ライトバーは色が変わりやすい一方で、プレイヤーランプは白が基本であり、ミュートLEDはオレンジ表示が中心ということです。まずこの前提を押さえるだけで、疑問の半分は解消しやすくなります。
また、ゲームによってライトバーが演出として制御されることがあるため、「この色=この状態」と単純に決めつけず、いつ・どの画面で・何をしているときに光っているかをセットで観察することが重要です。
最初に見るべきチェックポイント
ランプの意味を調べる際は、いきなり「色」を当てに行くより、次のチェックから入ると正確です。慣れていない方ほど、ここを飛ばして混乱しがちです。
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どこが光っていますか
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タッチパッド周辺(ライトバー)
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タッチパッド下の白い光(プレイヤーランプ)
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PSボタン付近のオレンジ(ミュートLED)
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点灯ですか、点滅ですか
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ずっと点灯
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ゆっくり点滅
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速い点滅
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一瞬だけ点滅して消える
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いつ光っていますか
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PS5起動直後
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レストモード中
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充電ケーブル接続時
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ゲームプレイ中
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ホーム画面(PSメニュー)表示中
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困っている症状はありますか
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接続できない、入力が効かない
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充電できない、すぐ切れる
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光り方が不自然に見えるが動作は問題ない
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この4点が整理できると、以降の解説が「自分の状況に当てはめて」理解できるようになります。
PS5コントローラーのライトバーの色と点滅パターン
青点滅と青点灯が示すペアリング状態
ライトバーが青系に見える場面は、「接続(ペアリング)関連」で起こりやすいです。特に、PS5本体に接続しようとしているのにコントローラーが認識されない場合、ライトバーが点滅し続けて「ずっと青点滅で止まらない」と感じることがあります。
ここで理解しておきたいのは、ライトバーの点滅は多くの場合「接続の途中状態」を示しており、以下のような状況が典型です。
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PS5に接続先が見つからない/接続が成立しない
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コントローラーがPS5を探している、あるいは接続要求を出している途中で止まっている可能性があります。
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別の機器(PC・スマホ等)とペアリングされていて切り替えが必要
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以前にPCへBluetooth接続していた場合、コントローラーがそちらの接続先を優先してしまい、PS5に戻すときに手間取ることがあります。
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USBケーブルの種類や接触で、初回の有線接続が成立していない
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充電専用ケーブルでデータ通信ができない場合、PS5側がコントローラーを「登録」できず、点滅が続くように見えることがあります。
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青点滅が続くときは、色の意味を深追いするよりも、「接続が成立していない」こと自体を問題として扱い、再接続手順へ移るのが最短です。後半の「対処手順」で、再ペアリングとリセットの流れを具体的に示します。
オレンジ点滅は充電中か確認する
ライトバーのオレンジ点滅は、「充電」と結び付けて理解されることが多い一方で、誤解も起こりやすいポイントです。特に、次のような不安が典型です。
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「オレンジが一瞬点滅しただけで消える。充電していないのでは?」
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「充電中ならずっと光るはずでは?」
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「オレンジなのにバッテリー残量が増えていない気がする」
ここで重要なのは、充電表示が見えやすいのはレストモード中であるという点です。PS5はレストモード中にUSBから給電してコントローラーを充電できますが、PS5側の設定や状態(省電力設定など)によって、給電の挙動が変わります。そのため、「ランプがこうだから充電できていない」と即断するのではなく、次の順で確認してください。
充電確認チェックリスト(優先順)
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USBケーブルが「充電+通信」対応か(可能なら純正相当を使用)
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PS5本体のUSBポートにしっかり挿さっているか(緩みがないか)
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コントローラー側の端子が奥まで入っているか
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レストモード中の給電設定が適切か(設定でUSB給電を制限していないか)
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コントローラーのバッテリー残量表示が実際に増えているか(時間を置いて再確認)
「オレンジが一瞬だけ」というケースでも、接続直後に状態を示してすぐ消えるように見えることがあります。大切なのは、見た目だけで判断せず、残量表示の変化とセットで確認することです。
赤や想定外の色はゲーム演出か異常か見分ける
ライトバーは状態表示に使われるだけでなく、ゲーム側の演出として色が変化することがあります。例えば「緊張状態」「ダメージ」「特定アイテム使用中」などの表現として光らせる設計がゲームに組み込まれている場合、ユーザー側で色を一定に保てないことがあります。
見分け方として有効なのは、次の切り分けです。
演出の可能性が高いパターン
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ゲーム中だけ色が変わる
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ゲームを終了してホーム画面に戻ると変化が収まる
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操作や接続、充電に問題がない
異常やトラブルの可能性が上がるパターン
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どの画面でも点滅が止まらない
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入力が効かない、接続できない、すぐ切れるなど実害がある
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USB接続でも反応が不安定
赤や見慣れない色が出た場合は、まず「ゲーム中だけか」を確認してください。ゲーム外でも不安定なら、以降の復旧フローに進むのが確実です。
ライトバーの早見表
ここでは「ライトバー」に対象を絞り、色と点滅を“診断の入口”として使える形に整理します。ポイントは、色を断定材料にしすぎず、点滅・状況とセットで判断することです。
| 見え方(ライトバー) | よくある状況 | 優先して確認すること |
|---|---|---|
| ゆっくりオレンジ点滅 | レストモード中の充電中 | USB給電設定、ケーブル種別、残量変化 |
| 点滅が続く(青系に見えることが多い) | ペアリング中/接続先が見つからない | 有線接続で認識するか、再ペアリング |
| ゲーム中だけ色が頻繁に変わる | ゲーム演出 | ホーム画面に戻して変化を確認 |
| 反応が薄い/不自然に見える | 電池枯渇、通信不良、ソフト的な不整合 | 30秒切り分け→リセットへ |
この表で「自分がどこに当てはまるか」を決めたうえで、次章以降(プレイヤーランプ・ミュート・対処手順)に進むと、迷いが大きく減ります。
PS5コントローラーのプレイヤーランプの意味
白い点灯数で分かるプレイヤー番号
プレイヤーランプは、ライトバーと違って「色で意味を表す」よりも、白い点灯の数でプレイヤー番号を表す性質があります。例えば、友人や家族と遊ぶときに、どのコントローラーが1Pかを見分けるための表示です。
| 白い点灯数(プレイヤーランプ) | 代表的な意味 |
|---|---|
| 1つ | プレイヤー1 |
| 2つ | プレイヤー2 |
| 3つ | プレイヤー3 |
| 4つ | プレイヤー4 |
ここで注意したいのは、プレイヤーランプは「故障診断用の色」ではなく、あくまで役割分担の表示だということです。白色で点灯していること自体は通常であり、「色が変わらない」ことを異常と捉える必要はありません。
複数コントローラー接続時の見方
複数のコントローラーを接続すると、以下のような混乱が起きがちです。
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どれが自分のコントローラーか分からない
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1Pのつもりが2Pになっていた
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途中参加でプレイヤー番号が入れ替わったように見える
この場合、プレイヤーランプの点灯数を見れば、現在の割り当てが分かります。また、ユーザー(アカウント)切り替えや、ゲーム側の参加処理によって、番号の割り当てが変わることもあります。
「光っている=異常」ではなく、「いま誰の操作として認識されているか」を示していると理解すると、トラブルに見えても落ち着いて対処できます。
PS5コントローラーのミュートボタンがオレンジの意味
点灯と長押しで変わるミュート状態
DualSenseにはマイクが内蔵されており、ミュートボタンでマイクのオン・オフを切り替えられます。このとき、ミュートLEDがオレンジ表示になるため、これを「充電のオレンジ」と取り違えるケースが非常に多いです。
ミュートの理解で重要なのは次の2点です。
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ミュートLEDは“マイク状態”の表示であり、充電とは無関係です。
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ミュートボタンは、押し方(短押し・長押し)で挙動が変わることがあります。
「オンライン中に声が届かない」「自分のマイクが入ってしまっていないか心配」といった場面では、まずミュートLEDの状態を確認してください。ランプの意味を調べる目的が「充電」なのに、見ているランプが実はミュートだった、ということが頻繁に起きます。
ボイスチャットで困るときの確認手順
ボイスチャット関連の不具合は、コントローラーだけでなく、PS5全体の音声設定やゲーム内設定も絡みます。そのため、原因を一点に決め打ちせず、短い手順で切り分けることが有効です。
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ミュートLEDが点灯していないか確認
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点灯している場合、まずミュート解除を試します。
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PS5の音声出力先を確認
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テレビ出力か、ヘッドセットかで設定が変わります。音量バランスも含めて確認してください。
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ゲーム内のボイス設定を確認
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ゲームによっては、プッシュトゥトーク、デフォルトミュート、ボイス入力デバイスの選択などがあり、PS5側が正常でもゲーム側でミュートになっていることがあります。
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別の相手・別のゲームで再現するか確認
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特定のゲーム・特定の相手だけで起きる場合は、ネットワークやゲーム側仕様の可能性もあります。
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ミュートLEDのオレンジは、故障サインではなく、むしろ「状態が可視化されている」ものです。まずはミュートと充電を混同していないかを確認してください。
PS5コントローラーのランプが異常なときの対処手順
「色の意味は理解できたが、実際に困っている(接続できない・充電できない・点滅が止まらない)」という場合は、ここからの手順が中心になります。重要なのは、いきなり重い手段に進まず、短時間で効果が出やすい順に試すことです。
30秒でできる切り分け(ケーブル・電源・設定)
最初の30秒は、「原因候補を絞る」ことを目的にします。以下は優先度順です。
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有線接続を試す
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可能ならPS5本体にUSBケーブルで接続し、PSボタンで認識するか確認します。無線の問題(Bluetooth不調)かどうかを切り分けられます。
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ケーブルを疑う
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充電はできても通信できないケーブルがあるため、別のケーブルで再試行します。可能なら純正相当を優先します。
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PS5本体の状態を確認
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レストモードか電源オンかで挙動が変わることがあります。必要に応じて一度シャットダウンしてから起動し直します。
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別のUSBポートで試す
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前面/背面でポートを変えるだけで改善するケースもあります。
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ミュートLEDとの混同を排除
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「オレンジ=充電」と思い込まず、ライトバー側かミュートLED側かを再確認します。
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この段階で「有線なら認識する」のであれば、無線設定やペアリングに原因が寄っていきます。逆に「有線でも反応がない」場合は、コントローラー側の不整合や電池枯渇、またはより深い問題の可能性が上がります。
再ペアリングの手順(USB/BT)
再ペアリングは、「PS5がコントローラーを正しく認識していない」状態を解消するための代表的な方法です。状況に応じて、USB(有線)を優先するのが安全です。
有線での再接続(1台しかない場合に推奨)
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PS5本体のUSBポートにコントローラーを接続します。
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PSボタンを押して、PS5がコントローラーを認識するか確認します。
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認識したら、そのまま無線に戻すか(ケーブルを外す)、必要に応じて設定を確認します。
Bluetoothでの再ペアリング(既存コントローラーが操作できる場合)
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PS5の[設定]から周辺機器(Bluetooth機器)へ進みます。
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コントローラーのCreateボタン+PSボタンを同時に長押しします。
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点滅状態になったら、PS5側の一覧から該当デバイスを選択します。
再ペアリングでは、「点滅したのに出てこない」ということがあります。その場合、周辺に他のBluetooth機器が多い環境だと検出が遅れることもあるため、距離を近づけたり、他機器のBluetoothを一時的に減らすなど、環境要因も切り分けの候補になります。
リセット手順(公式)
再ペアリングで改善しない場合は、コントローラー本体のリセットを行います。リセットは「設定の不整合を戻す」意味合いがあり、点滅が止まらない・認識しないといった状況で有効です。
一般に、背面の小さな穴(リセットボタン)をピンなどで押し、数秒以上長押しする手順になります。リセット後は、USB接続で再認識させる流れが安定します。
リセット時の注意点
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強く押し込みすぎない(端子や穴周辺を破損させないため)
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リセット後は、まず有線で接続して認識させる
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充電残量が極端に少ない場合、先に充電を確保してから試す
ここまでの手順を踏めば、「単なるペアリング不調」「一時的な不整合」は解消することが多いです。
改善しない場合の判断基準
以下に当てはまる場合は、設定や再接続だけでの改善が難しい可能性が高まります。時間をかけて同じ操作を繰り返すより、判断を切り替えることが重要です。
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有線でも無線でも、PS5が一切認識しない
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充電できている条件を満たしているのに、充電が進まない/すぐ切れる
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入力が不安定(勝手に動く、ボタンが効かない)など、ランプ以外の症状が明確
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別のPS5、別のケーブル、別のポートでも再現する
この場合は、購入時期や保証状況も踏まえ、公式サポートでの診断や修理・交換の検討が現実的です。分解や改造、非推奨の充電器による無理な給電などは、状態を悪化させる恐れがあるため避けてください。
ps5コントローラーのランプ設定とFAQと次にやること
ランプの明るさを変更する方法
「夜間に眩しい」「画面への映り込みが気になる」という場合、色の変更より先に、明るさ設定を見直すのが効果的です。PS5側の設定から、コントローラーのランプの明るさを調整できます。
探し方のコツは、設定内で「周辺機器」「コントローラー(全般)」といった項目を辿ることです。アップデートで表記が多少変わることがありますが、概ね次の流れで見つけられます。
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[設定]→[周辺機器]→[コントローラー]→ ランプの明るさ(または類似項目)
明るさを下げることで、目の疲れや眩しさのストレスが軽減され、ランプの意味の確認もしやすくなります(明るすぎると点滅が判別しづらい場合があるためです)。
色は変更できるのか(できる範囲・できない範囲)
「ランプの色を好きな色に固定したい」という要望は多いのですが、PS5利用においては、ライトバーの色は主に状態表示やゲーム側の制御によって変化する設計です。そのため、ユーザー側で常に任意色に固定できる前提にはなっていません。
一方で、以下のように整理すると誤解が減ります。
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できること
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ランプの明るさを調整する(眩しさ軽減)
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ミュートの状態をボタン操作で切り替える(オレンジ表示の管理)
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難しいこと(期待しすぎない方がよいこと)
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PS5標準機能だけで、ライトバーの色を任意に固定変更する
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「色を変えたい」場合は、PS5本体利用での仕様上の制約があると理解し、まずは「状態表示としての意味を正しく読めること」を優先するのが安全です。
よくある質問
Q1. オレンジに光っているのに充電が進んでいない気がします。
A. まず、見ているのがライトバーかミュートLEDかを切り分けてください。ミュートLEDのオレンジは充電とは無関係です。ライトバーのオレンジ点滅を確認できた場合でも、ケーブル種別やUSB給電設定、残量表示の推移を合わせて確認するのが確実です。
Q2. 青点滅が止まらず、PS5に接続できません。
A. 接続先が見つからない/接続が成立していない可能性が高いです。まず有線接続で認識するか試し、その後に再ペアリングを行ってください。それでもだめならリセットまで進めると切り分けが進みます。
Q3. 小さなオレンジのランプが消えません。故障ですか。
A. それがミュートLEDであれば、マイクのミュート状態を示している可能性が高いです。ミュートボタン操作で状態が変わるか確認してください。
Q4. ライトバーがゲーム中だけ赤っぽく光ります。異常ですか。
A. ゲーム演出の可能性があります。ホーム画面に戻したときに落ち着くか、別のゲームでも同じ症状が出るかで切り分けてください。操作不能などの実害がないなら、演出としての挙動であるケースが多いです。
まとめと次の行動
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PS5コントローラーのランプは、ライトバー/プレイヤーランプ/ミュートLEDに分けて理解すると混乱しません。
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ライトバーは色が変わりやすく、点滅パターンと状況(レストモード中、接続中、ゲーム中)をセットで判断することが重要です。
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接続できない、点滅が止まらない場合は、30秒切り分け→再ペアリング→リセットの順で試すと効率的です。
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眩しさ対策は、色変更を追うより先に、明るさ設定の調整を検討してください。
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有線でも無線でも認識しない、充電が成立しないなど明確な不具合が続く場合は、繰り返し試行するより公式サポートでの診断・修理へ進む判断が安全です。
PS5の設定画面や表記はアップデートで変わることがありますので、「周辺機器」「コントローラー」「ランプの明るさ」を手がかりに探してください。今後の仕様変更が起きた場合でも、本記事の「部位の切り分け」「点滅と状況のセット判断」「段階的対処」という考え方は、再現性高く役立つはずです。