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お腹が締め付けられるように痛いときの対処法|危険サイン30秒チェックと受診の目安

お腹が「ギューッ」と締め付けられるように痛むと、つらいのは痛みだけではありません。救急車を呼ぶべきか、今夜は様子を見てよいのか、何科に行けばよいのか——判断がつかず不安が大きくなりやすい症状です。
本記事では、自己診断ではなく「いま取るべき行動」を決めるために、危険サインの30秒チェックから、当日受診の目安、部位別に考えやすい原因の整理、受診先の選び方、医師に伝えるべきメモ項目までを一つにまとめました。読み終えたときに「次に何をすればよいか」がはっきりし、落ち着いて判断できる状態を目指します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

お腹が締め付けられるように痛いとき 最初にやる30秒チェック

まずは行動を決める 自己診断ではなく緊急度の目安

お腹が「ギューッ」と締め付けられるように痛むと、いちばんつらいのは痛みそのものだけではなく、「これって救急?」「我慢していいの?」「何科に行けばいいの?」と判断ができないことです。
腹痛の原因は軽いものから緊急性の高いものまで幅が広いので、ここでは病名を断定せず、いま取るべき行動を決めるための目安を整理します。

危険サインの3段階トリアージ表

次の表は、厚生労働省の「こんな時は迷わず119へ」および東京消防庁の「救急受診ガイド(腹痛)」で示されている考え方をベースに、日常の言葉に置き換えてまとめたものです。迷ったら、安全側に倒してください。

判定 目安 具体的なサイン例 まずやること
今すぐ救急を検討 命に関わる可能性を否定しにくい 突然の激しい腹痛/激痛が持続、吐いたものに血、便に血または黒い便、胸や背中にも痛み、意識がぼんやり、冷汗・顔面蒼白、歩けないほどの痛み、お腹が板のように硬い 119を検討。自力で動けるなら救急外来へ。迷うなら#7119(実施地域)も利用
当日受診が望ましい 放置で悪化しやすい 数時間以上続く、だんだん強くなる、発熱、嘔吐が続く、水分が取れない、強い下痢や便秘、排尿の痛み・血尿、これまでにない痛み できれば当日中に受診。夜間は救急外来や相談窓口も検討
様子見+早めに相談 比較的軽く、改善傾向 痛みが軽めで短時間に弱まる、発熱や血便がない、水分が取れる、普段どおり話せて歩ける 2〜3時間ごとに悪化がないか確認。再燃・悪化なら受診へ切り替え

※#7119は地域により実施状況が異なります。利用できる地域では「救急車を呼ぶべきか」「今受診すべきか」の相談が可能です。


お腹が締め付けられる痛みを 迷わず説明できる4つの整理法

締め付け感は痛みのタイプを言葉にすると判断が早い

「締め付けられる」は、とても多くの腹痛で使われる表現です。だからこそ、医療者に伝えるときも自分で判断するときも、次の4点で整理すると一気に分かりやすくなります。

波がある痛みか ずっと続く痛みか

  • 波がある(間欠的):痛みが強くなったり弱くなったりする。腸の動き(けいれん)やガス、便の停滞、感染性胃腸炎などで見られることがあります。

  • ずっと続く(持続的):痛みが引かずに続く。炎症や血流の問題など、より注意が必要な原因が紛れる可能性があります。

大切なのは「どちらが多いか」ではなく、波があっても強い痛みが繰り返す、あるいは持続して悪化するなら受診に寄せることです。

場所が移動する痛みか その場に固定される痛みか

腹痛の中には、最初はへそ周りが痛いのに、しばらくして右下腹部に移るなど、部位が変わるパターンがあります。厚生労働省の緊急サインの中でも「痛む場所が移動する」は注意点として挙げられています。
場所の移動や、特定の一点がどんどん痛くなる場合は、早めの受診を意識してください。

冷汗 顔色不良 ぐったりがあるか

痛みの強さは主観ですが、冷汗・顔面蒼白・ぐったりして動けないなどの「全身のサイン」は客観的に危険度を上げます。東京消防庁の受診ガイドも、強い痛みが続くかどうか、吐血や血便があるかなどを質問形式で確認する構造になっています。

血便 吐血 黒い便はあるか

血便・吐血・黒い便は「消化管出血」を示す可能性があり、緊急性が高い目安として一次情報でも示されています。
「ちょっと赤いだけ」「一回だけ」でも、腹痛とセットなら放置しないでください。


お腹が締め付けられるように痛くなる仕組み

胃腸のけいれんで ギューッと痛むことがある

胃や腸は、食べ物を送るためにリズミカルに動いています。この動きが乱れたり、強く収縮したりすると、キューッと締め付けるような痛みとして感じることがあります。
たとえば、ストレスや睡眠不足、食生活の乱れ、冷えなどで腸が過敏になると、痛みが「波」のように出ることがあります。

ガスや便の停滞で お腹が引っ張られて痛む

腸にガスが溜まったり、便秘で腸が張ったりすると、内部から伸ばされる感覚が「締め付け」として表現されることがあります。
このタイプは、お腹が張る・ゲップやおならが増える・排便で軽くなる、などのヒントが出ることがあります。ただし、強い痛みや発熱があるなら別の原因も考える必要があります。

炎症や血流の問題があると 痛みが強く持続しやすい

胃腸そのものの炎症(感染・潰瘍など)や、別の臓器(胆のう、膵臓など)の問題でも腹痛が起こります。重要なのは、みぞおちが痛い=胃、下腹部が痛い=腸、と単純に決めつけないことです。
「いつもと違う」「動けないほど」「痛みが増す」なら、原因の特定よりも受診を優先してください。

ストレスと自律神経は 痛みを増幅させる

ストレスが腹痛を引き起こすことは珍しくありません。自律神経が乱れると胃腸の動きが変わり、痛みの感じ方も敏感になります。
ただし「ストレスのせいだと思うから様子見」は危険です。危険サインがないことを確認したうえで、生活要因を整えるのが基本です。


部位別にみる お腹が締め付けられる痛みの目安と受診先

部位別の早見表で 受診先の当たりをつける

ここでは、部位ごとに「よくある目安」と「急ぐサイン」を整理します。これは病名を断定するものではありませんが、何科に行くかを決める助けになります。

痛む部位の目安 よくあるヒント 受診先の目安 急ぐサインの例
みぞおち周辺 食後に悪化、胸やけ、胃もたれ 内科/消化器内科 吐血、黒い便、胸背部痛、激痛持続
へそ周り 波のある痛み、張り、下痢や便秘 内科/消化器内科 発熱、脱水、血便、歩けない痛み
右上腹部〜右脇 吐き気、脂っこい食事後 内科/消化器内科 強い持続痛、発熱、黄疸感
左腹部〜左下腹部 便秘傾向、張り 内科/消化器内科 発熱、血便、持続して悪化
下腹部 排尿の違和感、婦人科症状、生理との関連 婦人科/泌尿器科/内科 妊娠可能性+痛み、出血、激痛

腹痛で「何科が適切か」は症状で変わるため、消化器内科・婦人科・泌尿器科・外科・救急などを状況により選ぶ必要があります。判断が難しい場合は、まずは消化器内科等へ相談し、必要に応じて紹介・連携を受ける考え方が一般的です。

みぞおち付近が締め付けられるように痛いとき

みぞおちの痛みは胃の不調で起きやすい一方、別の臓器が関わるケースもあり得ます。
次のようなときは、自己判断で長引かせず受診を考えてください。

  • 痛みが強く、冷汗が出る

  • 食事のたびに強くなる、または夜間に目が覚める

  • 吐血、黒い便、血便がある

  • 胸や背中にも痛みが広がる
    このうち「吐血・黒い便・血便・突然の激痛」は、一次情報でも緊急性の高いサインとして扱われます。

へそ周りが締め付けられるように痛いとき

へそ周りは腸の影響を受けやすく、波のある痛みになりやすい部位です。
ただし、「波がある=軽い」とは限りません。痛みの強さが強い、発熱がある、水分が取れない、血便がある、などがあれば当日受診を目安にします。

右側が痛いときは 右上と右下で分けて考える

右側の腹痛は、上のほう(右上腹部)と下のほう(右下腹部)で考え方が変わります。

  • 右上腹部寄り:食後に悪化、吐き気、脂っこい食事で誘発など

  • 右下腹部寄り:動くと響く、時間とともに強くなる、押すと痛むなど
    いずれも「痛みが増す」「歩けない」「冷汗」などがあれば、当日受診〜救急の範囲で判断します。

左側が痛いときは 便通と発熱をセットで確認する

左側〜左下腹部の痛みは、便秘や腸の張りで出ることもありますが、発熱や血便が伴う場合は注意が必要です。
「熱はないか」「便に血が混じらないか」「痛みは増していないか」をセットで確認してください。

下腹部が痛いときは 消化器以外も必ず視野に入れる

下腹部は、腸だけでなく膀胱、子宮・卵巣などが関係する可能性があり、受診先が分かれやすい部位です。
目安としては次のとおりです。

  • 排尿時に痛い、頻尿、血尿がある → 泌尿器科も検討

  • 生理周期と連動、不正出血、おりものの変化、妊娠可能性 → 婦人科を検討

  • 下痢・便秘・腹部膨満が強い → 消化器内科を検討
    「下腹部痛は何科か」という観点でも、症状の組み合わせで診療科を選ぶ整理が推奨されています。


自宅でできる対処 お腹の締め付ける痛みを悪化させないコツ

先に確認 セルフケアを避けたい危険サイン

次に当てはまる場合は、温める・入浴・飲食・市販薬で粘らず、受診や相談に切り替えるほうが安全です。

  • 突然の激痛、激痛が続く

  • 吐血、血便、黒い便

  • 胸や背中にも痛み

  • 意識がぼんやり、冷汗、顔色が悪い

  • お腹が板のように硬い、触れるだけで強く痛む
    これらは一次情報でも救急を考える目安として整理されています。

安静と体勢で 痛みが落ち着くことがある

危険サインがなく、痛みが中等度までで、悪化傾向がないなら、まずは安静にします。
おすすめは「楽な姿勢を探す」ことです。横向きで膝を軽く曲げる姿勢が楽な人もいれば、上半身を少し起こしたほうが楽な人もいます。
大切なのは、痛みが軽くなる方向に体を合わせることと、2〜3時間単位で悪化がないか確認することです。

温めるか冷やすかは 痛みの種類で変わる

「温めると楽になる」タイプもありますが、炎症が強い場合には合わないこともあります。迷う場合は無理に温めず、まず安静と水分から始めてください。
また、温めて一時的に楽になっても、根本の原因が解決したとは限りません。再燃する、増悪する、他の症状が出る場合は受診へ切り替えます。

水分は一気に飲まない 少量をこまめに

吐き気があるときに一気に飲むと、逆に吐いてしまうことがあります。

  • ひと口〜数口をこまめに

  • 可能なら経口補水液や常温の水

  • 尿が極端に少ない、めまいがする、口が乾くなら脱水の可能性
    脱水が疑われるほど水分が取れない場合は、当日受診を意識してください。

食事は段階的に戻す まずは消化のよいものから

水分が問題なく取れるようになり、吐き気が落ち着いてきたら、食事は段階的に戻します。

  • 最初:おかゆ、うどん、スープなどを少量

  • 次:脂の少ないたんぱく質(豆腐、白身魚など)

  • 避けたい:脂っこいもの、香辛料、アルコール、冷たい飲食
    食べると悪化する場合は無理に食べず、受診相談を優先してください。

市販薬は 使う前に必ずチェックする

痛み止めや胃腸薬は、症状によっては一時的に楽になります。ただし、以下に当てはまる場合は自己判断での使用は避け、受診・相談を優先してください。

  • 吐血、血便、黒い便

  • 激しい痛みが続く

  • 妊娠の可能性がある

  • 持病がある、または複数の薬を服用中
    「薬で痛みが隠れて受診が遅れる」ことが問題になるケースもあるため、迷う場合は先に医療者へ相談するほうが安全です。


何科に行くべきか お腹の締め付ける痛みの受診先ガイド

まずは内科か消化器内科でよいケースが多い

腹痛は消化器の原因が多いため、迷う場合は内科・消化器内科から始めるのが一般的です。内視鏡や腹部エコーなどを含め、腹痛の評価に慣れているためです。

婦人科を優先したい目安

次のような要素があれば、婦人科を早めに検討します。

  • 生理周期と痛みが連動する

  • 不正出血がある

  • 妊娠の可能性がある

  • 下腹部の痛みが強い、片側に偏る、繰り返す
    妊娠可能性がある場合は、自己判断で様子見しないほうが安全です。

泌尿器科が近い目安

排尿に関連するサインがある場合は泌尿器科も視野に入ります。

  • 排尿時の痛み

  • 頻尿

  • 血尿

  • 背中側まで痛む
    ただし痛みが強い、発熱がある、ぐったりしている場合は救急も含めて判断します。

外科や救急外来を考えるべき目安

「痛みがだんだん強くなる」「歩けない」「お腹が硬い」「吐血・血便がある」などは、救急外来の対象になり得ます。東京消防庁の受診ガイドでも、激痛が続くか、吐血や血便があるか、胸背部痛があるかを確認する構造です。

迷ったときに役立つ #7119という選択肢

「救急車を呼ぶべきか」「今夜受診すべきか」で迷うとき、地域によっては#7119(救急相談)を使えます。医師・看護師から電話で助言を受けられる仕組みで、受診先を探す導線にもなります。


受診前にまとめる お腹の痛みメモと検査の流れ

受診前メモ これだけ押さえると診察が早くなる

腹痛は「どんな痛みか」を正確に伝えるほど、原因の見当がつきやすくなります。スマホのメモで構わないので、次を整理しておくと役立ちます。

メモ項目 書き方の例
開始時刻ときっかけ 18時ごろから、夕食後に
部位 へそ周り→右下に移動、など
痛みのタイプ 波がある/ずっと続く/締め付ける/刺すよう
強さ 10段階で7、1時間で5→7に増えた
随伴症状 発熱、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、張り
便の状態 血が混じる/黒い/回数、など
排尿 痛い、近い、血尿、など
女性の場合 最終月経日、生理との関連、妊娠可能性
服薬・持病 抗凝固薬、痛み止め、糖尿病など

よく行われる検査の例

腹痛では、症状に応じて以下が検討されます。

  • 体温・血圧・脈拍などのバイタル確認

  • 血液検査(炎症や脱水の評価など)

  • 尿検査(泌尿器の評価)

  • 腹部エコー

  • 必要に応じてCT、内視鏡
    検査は「どれをやるべきか」を一律に決められないため、上のメモが判断材料になります。

一度落ち着いても再燃する場合は再評価が必要

腹痛は、いったん軽くなっても翌日に悪化することがあります。

  • 痛みが戻る

  • 範囲が広がる

  • 発熱や血便が出る

  • 水分が取れない
    こうした変化があれば、もう一度受診の判断をやり直してください。


よくある質問 お腹が締め付けられる痛みのQ&A

痛みが波のように強弱するのは何が多いですか

腸の動き(けいれん)やガス、便の停滞、感染性胃腸炎などで波が出ることがあります。
ただし、波があっても強い痛みが繰り返す、冷汗が出る、血便がある場合は、当日受診〜救急の判断に寄せてください。

夜だけ痛いときは 受診したほうがよいですか

夜間に痛みが出ると不安が増し、判断が難しくなります。

  • 突然の激痛、吐血、血便、胸背部痛などがあれば救急を検討

  • 迷う場合は#7119(実施地域)や救急外来に相談
    一次情報でも、激しい腹痛や出血は緊急性の高いサインとして示されています。

下痢や便秘があるときの注意点はありますか

下痢や便秘はよくある症状ですが、次がある場合は放置しないでください。

  • 水分が取れず脱水が疑われる

  • 発熱がある

  • 血便や黒い便がある

  • 痛みが増していく
    「血便・黒い便・激しい腹痛」は救急の目安として一次情報にも記載があります。

妊娠の可能性がある場合はどうすればよいですか

妊娠の可能性がある腹痛は、自己判断で様子見しないほうが安全です。特に強い痛みや出血がある場合は、早めに医療機関へ相談してください。

痛みが軽いので様子見してもよいですか

次の条件がそろえば短時間の様子見が可能なこともあります。

  • 痛みが軽く、改善傾向

  • 発熱・吐血・血便・黒い便がない

  • 水分が取れている

  • 普通に歩けて会話ができる
    ただし、2〜3時間で改善しない、再燃する、悪化するなら受診に切り替えるのが安全です。


まとめ お腹が締め付けられる痛みで迷ったときの行動手順

迷いを減らすための最短ルート

  1. まず危険サイン(激痛、吐血、血便・黒い便、胸背部痛、意識低下など)を確認する

  2. 当てはまるなら救急要請または救急外来を優先する(迷う場合は#7119の活用も)

  3. 危険サインがなくても、痛みが続く・増す、発熱や嘔吐、水分が取れない場合は当日受診へ

  4. 受診前に「部位・経過・随伴症状・便・排尿・服薬」をメモして持参する

  5. いったん軽くなっても再燃・悪化があれば、判断を更新して受診する

「大丈夫かもしれない」と思うときほど、判断が遅れがちです。この記事のチェックと表を使って、行動を決める助けにしてください。


参考にした情報源