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目的語とは?見分け方の手順と補語との違いが一気にわかる完全ガイド

「目的語って、結局どれのこと?」
文法の勉強をしていると、必ず一度はここで手が止まります。「を」が付いているから目的語?「に」は違う?それとも同じ?──そう考えているうちに、補語や修飾語まで混ざってしまい、問題を解くたびに迷ってしまう人は少なくありません。

実は、目的語でつまずく原因の多くは覚え方ではなく、見分ける順番にあります。動詞との関係を整理せずに「何を・誰を」だけで判断すると、例外に当たった瞬間に混乱してしまうのです。

この記事では、目的語を「動詞の働きが向かう対象」という本質から押さえたうえで、

  • 文の中で目的語を確実に見抜く手順

  • 目的語と補語を一瞬で見分ける考え方

  • 目的語が2つ出てくる文の整理方法

  • 「に」が付く目的語など、迷いやすい例外への対処法

を、国語と英語の両方に通用する形で丁寧に解説します。

「目的語だけは落としたくない」「文法問題で迷わなくなりたい」
そう感じている方にとって、判断基準が一本に整理される内容です。
最後まで読むことで、目的語に対する不安が「これなら大丈夫」という自信に変わるはずです。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目的語とは何かを最短でつかむ

目的語とは、文の中で「動詞の働きが向かう先」を受け取る語句のことです。もう少し噛み砕くと、「だれに・だれを・なにを・なにに」といった“対象”や“目標”を示し、動詞の意味を完成させる中心的な要素になります。

たとえば「私はパンを食べる」という文は、「食べる」という動作が成立するために“何を食べるのか”が必要になりやすく、「パンを」が動作の対象になります。この「動詞の働きが及ぶ対象(または目標)」が目的語の核です。目的語を正確に捉えられるようになると、国語の文法問題だけでなく、英語の5文型(SVO、SVOO、SVOCなど)でも迷いが減り、得点に直結します。

目的語が表すのは動作の対象と目標

目的語が表すものは、大きく分けて次の2系統です。

  • 動作の対象:「食べる」「読む」「見る」「作る」「壊す」など、動作が直接ぶつかる相手
    例:本を読む/りんごを食べる/映画を見る

  • 動作の目標・到達点(相手):「渡す」「与える」「教える」「送る」「伝える」など、相手や到達点が重要な動詞の“向かう先”
    例:友だちに手紙を送る/先生に質問をする

この2系統を押さえると、「目的語は対象だけ」と狭く捉える誤解が減ります。特に「与える・送る・見せる・教える」のような動詞は、「誰に(目標)」と「何を(対象)」がセットになりやすく、目的語が2つ出てくる型(英語でいうSVOO)につながります。

また、目的語は「名詞」だけではありません。目的語になれる形は多様です。

  • 名詞:本、りんご、彼、私たち

  • 代名詞:それ、これ、彼女

  • 名詞句:赤い表紙の本、昨日買った靴

  • 名詞節:〜すること、〜ということ、(英語ならthat節やto不定詞、動名詞など)

「目的語=名詞1語」と思い込むと、少し長い語句が出たときに崩れます。目的語は“形”ではなく、“動詞とどう結びつくか”で決まる、と理解しておくと盤石です。

日本語のをとにだけで決めると失敗する理由

目的語の学習で最初につまずく原因は、「を=目的語」「に=目的語かも」という助詞ベースの判定に頼りすぎることです。助詞は大きな手がかりになりますが、万能ではありません。失敗が起きやすい代表例を押さえておきましょう。

  • 「に」は役割が多すぎる
    「に」は相手(先生に)、場所(学校に)、時間(3時に)、状態の変化の到達点(大人に)、存在の場所(机の上に、のような形)など、文の中でさまざまに働きます。だから「にが付く=目的語」としてしまうと、場所や時間まで目的語に見えてしまいます。

  • 「を」が付くのに目的語ではないように見える場面がある
    「道を歩く」「空を飛ぶ」の「道を」「空を」は、動作の対象というより“通過する場所”のように感じられることがあります。国語文法の扱いは学習段階により表現が揺れることがありますが、テストで大事なのは、設問の意図に沿って「動詞に対して何を示しているか」を説明できることです。

  • 動詞側の性質を見ないと判定が不安定になる
    目的語は「動詞が要求する成分」です。動詞が何を必要とするかを見ずに、助詞だけで決めると、修飾語(どこで、いつ、どのように)と目的語の取り違えが起こります。

この先は、助詞に頼りすぎず、まず動詞を軸にして目的語を確定する手順を作っていきます。


目的語の見分け方を手順で覚える

目的語の判定は、センスではなく手順で安定します。ここでは、国語でも英語でも通用する「順番」を提示します。慣れると、長い文でも迷いが減ります。

まず動詞が他動詞かを確認する

最初にやることは、文の中心である動詞(または述語)を特定することです。目的語は動詞に結びつくため、動詞を曖昧にしたまま探すと、候補が増えて混乱します。

次に、その動詞が「対象を必要としやすいか(他動詞っぽいか)」を確認します。

  • 他動詞:対象があると意味が完成しやすい
    例:読む、書く、食べる、壊す、見る、選ぶ、集める

  • 自動詞:対象がなくても成立しやすい
    例:走る、泣く、眠る、到着する、起きる、増える

ここで重要なのは、厳密な辞書分類を完璧に当てることではありません。テストで効くのは、「この動詞は“何を?”が必要そうか」という感覚を、例文で確かめていくことです。

  • 私は読む。→「何を読むの?」と聞き返したくなる

  • 私は走る。→目的語なしでも意味が通る

この「聞き返したくなるかどうか」は、手順として非常に有効です。もちろん会話では省略も起こりますが、文法問題では「本来必要になりやすい要素」を問われることが多いので、判定の助けになります。

何を誰をで当てはめて候補を出す

動詞を見つけたら、次に「何を・誰を・何に・誰に」を当てはめて、目的語候補を拾います。この段階では“確定”ではなく、“候補を出す”のが目的です。

例1:私は( )読んだ。
→ 何を?=本を、手紙を、説明書を
→ 候補:本を

例2:彼は( )( )送った。
→ 誰に?=友だちに、先生に
→ 何を?=メールを、荷物を
→ 候補:友だちに/メールを(2つ出る)

例3:私は( )に驚いた。
→ 何に?=大きな音に、知らせに
→ 候補:大きな音に(ただし「に」は場所や時間もあり得るので、次の確認が大切)

ここで「に」が出てきたときほど、焦って確定しないでください。「に」は多機能なので、候補として持ったまま次のステップで確定させるのが安定します。

取り除いて文が成立するかで最終確認する

最後に、候補を取り除いてみて、文の骨格が保てるか(意味が大きく欠けないか)を確認します。目的語は動詞の意味を完成させる役割が強いので、取り除くと“何か足りない”感が残りやすいです。

  • 私は本を読んだ。
    → 本を取ると「私は読んだ」
    → 何を?が残って不自然になりやすい(目的語らしい)

  • 私は図書館で本を読んだ。
    → 図書館でを取ると「私は本を読んだ」
    → まだ成立する(図書館では修飾語らしい)

  • 彼は友だちにプレゼントをあげた。
    → 友だちにを取ると「彼はプレゼントをあげた」
    → 誰に?が残る(相手が重要な動詞なので不足感が強い)
    → プレゼントをを取ると「彼は友だちにあげた」
    → 何を?が残る
    → 両方とも、動詞に強く結びつく(目的語が2つ出る型に近い)

この「取って確認」は、修飾語(いつ、どこで、どのように)と目的語を切り分けるのに特に効果があります。長い文ほど、主語や修飾語の情報が増えて散らかるため、最後にこの確認を入れるだけで迷いが激減します。


目的語と補語の違いを一撃で見分ける

目的語と補語が混ざると、文の骨格が崩れて全体が分からなくなります。特に英語の5文型では、O(目的語)とC(補語)の区別が最重要級です。ここは「一撃で見分ける」ルールを固定しましょう。

イコールが成り立つなら補語になりやすい

補語は、主語や目的語の“中身”を説明する語句です。いちばん強い判定は「イコール関係が成り立つか」です。

  • 主語補語(S=C)が成り立つ
    例:彼は医者だ。→ 彼=医者
    「医者だ」は主語「彼」を説明しているので補語側(国語の扱いでは述語の一部として捉えることもありますが、英語の文型感覚ではCに相当)

  • 目的格補語(O=C)が成り立つ
    例:彼らは彼をリーダーに選んだ。→ 彼=リーダー
    「リーダーに」は目的語「彼」を説明している

一方、目的語は動作の対象であり、イコールにはなりません。

  • 私は本を読んだ。→ 私=本 ではない

  • 彼はサッカーが好きだ。→ 彼=サッカー ではない

この「イコール判定」を覚えるだけで、OとCの混乱が一気に収まります。判断に迷ったら、機械的に「主語(または目的語)=その語句」と言い換えてみて、不自然なら補語ではなく目的語(または修飾語)を疑う、という流れにしてください。

SVOCで目的語と補語が並ぶ時の見抜き方

SVOC型は、目的語(O)の後に補語(C)が続きます。ここでの鉄則は「O=C」を確かめることです。

  • They named her Mary.
    → her=Mary(彼女はメアリーだ)
    → Maryは目的語を説明しているので補語(目的格補語)

  • I found the box empty.
    → the box=empty(箱は空っぽだ)
    → emptyは目的語を説明しているので補語

もしここで「Maryを名付けた」と目的語のように扱ってしまうと、文型も意味も崩れます。SVOCは頻出で、しかも選択肢問題で狙われやすいので、O=Cの確認は必ず入れてください。

また、日本語でも似た混乱が起きます。「彼を天才と呼ぶ」の「天才と」は、“呼ぶ”の対象ではなく“彼をどう呼ぶか”という説明に近い要素です。英語ほど文型で明示されないぶん、日本語では直感に引っ張られやすいので、イコール判定を知っているだけで整理がしやすくなります。


直接目的語と間接目的語を整理する

目的語が2つ出る場面は、「対象」と「相手(到達点)」がセットになる動詞で起きやすいです。英語では文型として明確に問われ、日本語でも意味理解の助けになります。

SVOOの目的語2つは人と物で考える

SVOOは「目的語が2つ続く」型で、典型は次のような形です。

  • I gave him a present.

このとき、2つの目的語は役割が違います。

  • 間接目的語(Indirect Object):誰に(多くは人)

  • 直接目的語(Direct Object):何を(多くは物・内容)

つまり、覚え方は「人→物」の順が王道です。もちろん例外はありますが、テスト対応としてはこの型が最も効率的です。

日本語で見ても、「彼にプレゼントを渡した」は「相手(彼に)」と「物(プレゼントを)」が両方重要です。「渡す」は“何を”だけでなく“誰に”も強く要求する動詞なので、目的語が2本立つ感覚が自然に育ちます。

toとforに言い換えて崩れないかで確認する

SVOOの強力な確認法が、前置詞を使った言い換えです。

  • give / send / show / tell などは to を使うことが多い
    例:I gave a present to him.

  • buy / make などは for を使うことが多い
    例:I bought a present for him.

この言い換えができるとき、直接目的語は「物(内容)」、間接目的語は「相手」という整理がさらに安定します。特に英語の並び替え問題では、SVOOとSVO+前置詞句の変換が頻出です。

ただし、すべてが機械的に言い換えられるわけではありません。重要なのは、言い換えの可否を丸暗記することではなく、次の観点で捉えることです。

  • 直接目的語:動作で“渡される・送られる・見せられる”内容

  • 間接目的語:その内容が“向かう相手”

この意味の芯が分かっていれば、多少の例外に出会っても文全体を壊さずに読み取れます。


日本語の目的語で迷いやすい例外パターン

ここからは「迷いをゼロにする」よりも、「迷ったときに立て直す」ためのパターン集です。文法用語の細部は学習段階や教科書で揺れることがありますが、得点に直結するのは、文の骨格を崩さずに役割を説明できることです。

にが付く目的語が出てくる動詞がある

「に」は目的語にも、目的語以外にもなります。とくに迷いの原因になるのが、「対象っぽいのに『に』が付く」ケースです。

例:

  • その話に感動した。

  • 大きな音に驚いた。

  • 彼の言葉に安心した。

これらは、「感動する」「驚く」「安心する」という状態変化・感情系の動詞(あるいは述語)に対して、「何に?」が強く結びつきます。場所の「に」(学校に行く)や時間の「に」(3時に起きる)と違い、取り除くと「何に?」が空いて意味が薄くなります。

  • その話に感動した → その話を取ると「感動した」だけになり、何に対してか不明になる

  • 学校に行く → 学校を取ると「行く」だけになり、どこへか不明になる(こちらも不足はしますが、“目的語”というより“行き先”のニュアンスが強い)

ここで大切なのは、ラベル付けの細部より「動詞が何を要求しているか」を見ることです。迷ったら次の2点で立て直してください。

  • その「に」は、場所・時間などの情報か、それとも動詞に必須の対象か

  • 取ったときに、文の骨格(動詞の意味)がどれだけ崩れるか

「に」は多機能なので、助詞だけで断定しないのが最大のコツです。

主語や修飾語と取り違えやすい文の特徴

目的語を取り違える場面は、たいてい「情報が多すぎる文」で起こります。次の特徴がある文ほど、手順に戻る価値があります。

  • 場所・時間・程度・理由などの修飾語が多い

  • 主語が長い(名詞節、連体修飾が多い)

  • 動詞が複数ある(〜して、〜して、最後に〜した)

  • 「を」「に」が複数出てきて、どの動詞にかかるか迷う

例:

  • 私は昨日、駅の近くの本屋で、ずっと探していた参考書をやっと見つけた。
    目的語候補:参考書を
    修飾語:昨日/駅の近くの本屋で/ずっと探していた(参考書を修飾)

このタイプは、「目的語らしい語」をいきなり探すより、まず動詞を確定させてから「何を」を当てるほうが速いです。さらに「取って確認」を入れれば、修飾語を落としても骨格が残るため、目的語だけが浮かび上がります。


目的語の練習問題で定着させる

理解が本物になるのは、例文を処理できたときです。ここでは、目的語を瞬時に拾う練習と、迷ったときの立て直しをセットにします。

目的語を線で抜き出す練習

次の文で、目的語に当たる語句を抜き出してください。最初は「動詞→何を誰を→取って確認」の手順をそのまま使って構いません。

  1. 私は昨日、図書館で英語の参考書を読んだ。

  2. 彼は先生に質問をした。

  3. 彼女は友だちにプレゼントを渡した。

  4. 私たちはその知らせに驚いた。

  5. They elected him captain.

  6. I showed my mother the picture.

考え方のヒント(手順の適用)

  1. 動詞:読んだ → 何を?=英語の参考書を → 取ると不自然 → 目的語

  2. 動詞:した(質問をした)→ 何を?=質問を → 誰に?=先生に(動詞・表現によって相手も重要)

  3. 動詞:渡した → 誰に?=友だちに → 何を?=プレゼントを(2本立ちになりやすい)

  4. 動詞:驚いた → 何に?=その知らせに(対象として強く結びつく)

  5. 動詞:elected → 何を(誰を)?=him(目的語)→ him=captainが成り立つ → captainは補語

  6. 動詞:showed → 誰に?=my mother(間接目的語)→ 何を?=the picture(直接目的語)

このように、国語の文でも英語の文でも、やることは「動詞を中心に、対象や相手を拾い、必要度で確定する」だけです。慣れてくると、助詞や語順は“補助”として自然に使えるようになります。

解けない時のチェックリスト

どうしても迷うときは、次のチェックリストに戻ってください。迷いの正体は「動詞が曖昧」「候補が多い」「補語と混ざった」のどれかであることがほとんどです。

  • 動詞(述語)を一つに絞れているか(まずVを確定)

  • その動詞は対象を必要としやすいか(他動詞っぽいか)

  • 「何を・誰を・誰に・何に」で候補を出したか(確定は後)

  • 候補を取ってみて、意味が大きく欠けないか(取って確認)

  • 「主語=?」「目的語=?」のイコール判定で補語を排除できるか

  • その語句は場所・時間・理由などの修飾情報ではないか(修飾語の可能性を確認)

  • 目的語が2つ必要な動詞(与える、送る、見せる等)ではないか

このチェックリストを“毎回”回す必要はありません。つまずいたときだけ戻れば十分です。しかし、つまずいたときに戻る場所があると、学習が安定し、目的語の問題での失点が大幅に減ります。


目的語に関するよくある質問

目的語は必ず必要ですか

必ず必要というわけではありません。目的語は動詞に強く結びつく要素ですが、動詞には目的語がなくても成立しやすいもの(自動詞)があります。

  • 目的語がなくても成立しやすい:走る、眠る、到着する、泣く
    例:私は走った。/赤ちゃんが泣いた。

一方で、目的語があると自然に意味が完成する動詞(他動詞)もあります。

  • 目的語があると自然に意味が完成:読む、食べる、作る、集める
    例:私は本を読んだ。/彼は昼ごはんを食べた。

ただし、日常会話では目的語が省略されることもあります(「もう食べた?」のように文脈で補えるため)。文法問題では、文の骨格として目的語が必要かどうかを問われることが多いので、「取って確認」をすると見抜きやすくなります。

目的語と目的格補語はどう違いますか

違いは明確です。

  • 目的語:動作の対象(何を、誰を)

  • 目的格補語:目的語の説明(目的語=補語、が成り立つ)

英語で典型的な例は次の通りです。

  • They called him a genius.
    → him:目的語(呼ぶ対象)
    → a genius:目的格補語(him=a genius)

日本語でも感覚は同じです。「彼を天才と呼ぶ」の「天才と」は、“呼ぶ”の対象ではなく“彼をどう呼ぶか”の説明です。ここを目的語と誤認すると、文の意味が崩れます。

迷ったら、機械的に「目的語=その語句」が成り立つかどうかを試してください。成り立つなら補語の側、成り立たないなら目的語(または修飾語)の側、という整理が最短です。

目的語が文頭に来ることはありますか

あります。日本語では、話題として前に出す言い方が自然に行われます。

  • その本を、私は昨日読んだ。

  • 彼に、私はもう一度会いたい。

この場合、位置が前でも役割は変わりません。動詞「読んだ」「会いたい」に対して「その本を」「彼に」が結びついている限り、目的語(または目的語に近い必須成分)として働きます。

英語でも、疑問文や関係代名詞、強調構文などで目的語相当が前に出ることがあります。ただし、どの言語でも共通して言えるのは、位置で判断しないことです。目的語は「動詞が要求する対象・相手」で決まります。前に出ていても、最後は動詞との関係で確定させるのが安全です。