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共通テストでB鉛筆を使ってしまった?採点不安を止める対処フロー

共通テスト本番で「Bの鉛筆でマークしてしまった」と気づいた瞬間、頭が真っ白になりやすいものです。採点されないのでは、取り返しがつかないのでは――そんな不安が一気に押し寄せます。
ただ、焦って消したり塗り直したりすると、二重マークや消し残り、擦れ汚れといった“別の事故”が起きやすくなります。この記事では、公式ルールを土台にしながら、試験中・休憩時間・試験後の状況別に「今できる最短の対処」を整理します。さらに、次の科目で同じミスを繰り返さないための鉛筆・消しゴム・机上セットまで、手順でわかるようにまとめました。

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目次

共通テストの鉛筆はBではなくH・F・HBがルール

共通テストは黒鉛筆H・F・HBが公式ルールで、Bでマークすると読み取れない場合があります。まず二重マークや汚れを確認し、必要なら安全に消してHBで整え、迷うなら監督者へ申告。以後はHBに統一して再発を防ぎます。

机上に置ける筆記具は公式に決まっている

共通テストでは、試験時間中に机の上へ置ける物が細かく定められています。令和8年度の公式「共通テストQ&A」と「受験上の注意」では、机上に置ける黒鉛筆はH、F、HBに限ると明記されています。加えて、鉛筆キャップの可否、消しゴムはプラスチック製、鉛筆削りは電動や大型・ナイフ類が不可など、周辺条件もはっきりしています。

ここで重要なのは、受験生の体感として「塗りやすい」「濃い」かどうかではなく、**試験運用上“指定されているか”**です。Bは指定外である以上、「使っても大丈夫」という保証は公式には存在しません。

印刷文字のある鉛筆は要注意(和歌・格言等は不可)

「HBならOK」と思っていても、見落としがちなのが鉛筆に印刷された文字です。公式には、和歌・格言等が印刷されている鉛筆は不可と明記されています。受験祈願鉛筆や名言入り鉛筆などは、硬度以前に避けるべき対象になり得ます。

直前にコンビニで買った鉛筆でも、商品によっては英単語・格言・長文が入っている場合があります。「硬度」だけでなく「印刷」を必ず確認し、迷ったら無地に近いものへ寄せるのが安全です。

シャープペンシルは「解答のマーク」に使わない

シャープペンシルは持ち込み自体が禁止ではありませんが、公式Q&Aでは、シャープペンシルでマークした場合に解答が読み取れないことがあるため使用しないとされています。一方で、メモや計算に限っては使用して差し支えないとも明記されています。つまり「使う場所」が明確に分かれています。

実戦では、次のように役割分担すると事故が減ります。

  • 計算・下書き:シャープペンシル(黒い芯)

  • 解答用紙のマーク:黒鉛筆(H/F/HB)

  • 机上の整理:芯ケースは机上に出さない(かばんへ)


共通テストでB鉛筆を使ってしまったときに起きるリスク

公式が示すリスクは「読み取れない場合がある」

令和8年度の大学入試センター公式Xでは、解答には黒鉛筆(H/F/HB)を使用し、それ以外でマークすると読み取れない場合があると注意喚起されています。

ここで押さえたいのは、「Bを使ったら必ず読み取れない」と断定できるわけではない一方で、「読み取れるはず」とも言い切れない、という点です。つまり、受験者側でできることは、“読み取りに不利な状態”を増やさないことに尽きます。

本当に怖いのはBそのものより「汚れ」「消し跡」「二重マーク」

Bは濃く書ける反面、次のような“副作用”が出やすい傾向があります(受験生の失敗パターンとして多い部分です)。

  • 手のひらや袖で擦れて、周辺が黒く汚れる

  • 濃いぶん、消した跡が残りやすく、うっすら別の選択肢が残る

  • 慌てて消して紙が毛羽立ち、ムラや破れが出る

  • 迷いながら触ってしまい、二重マークになりやすい

読み取り上、最も危ないのは「迷いの痕跡が残って複数選択に見える状態」です。Bで塗ってしまった事実よりも、そこから焦って触り、二重マークや消し残りを作ってしまうことがダメージになりやすいのです。

受験者が陥りやすい“連鎖事故”の典型例

当日トラブルは一つで終わらず、連鎖します。たとえば次の流れです。

  1. Bで塗ったことに気づく

  2. 焦って強く消す(紙が荒れる)

  3. うまく消えず、別の選択肢に薄い跡が残る

  4. さらに濃く塗り直す(汚れが増える)

  5. 休憩が終わり、机上整理が乱れる(芯ケースや筆箱を出しっぱなし)

  6. 次科目で集中が切れる

この記事の後半では、この連鎖を断ち切るために「今いる状況別に、やることを最小化する」設計で手順を提示します。


共通テストでB鉛筆を使ってしまった直後の最短フロー

まずは状況を3つに分ける(試験中・休憩時間・試験終了後)

同じ「Bで塗った」でも、いつ気づいたかで取れる行動は変わります。以下の表で、自分の状況に一致する列だけを見てください。

気づいたタイミング できること 避けるべきこと
試験中(まだ時間がある) 最低限の確認→必要なら慎重に整える 机上を散らかす、粉を手で払う、慌てて広範囲を消す
休憩時間(次科目が迫る) 30秒チェック→危険サインだけ修正→机上リセット “全部塗り直す”など大工事、芯ケースを机上に出す
試験終了後(その科目は回収済み) 次科目で再発防止に全振り 取り戻せないことを悔やみ続けて集中を失う

公式は机上に置ける物やシャープペンシルの扱いを明確にしているため、迷ったときは「監督者の指示に従う」「机上ルールを守る」が最優先です。

30秒でできる“危険サイン”チェック

時間がないときほど、確認項目を固定すると迷いが止まります。次の順番で、見てください。

  1. 選択肢が1つだけ明確か(他に薄い跡がないか)

  2. 枠の外にはみ出していないか

  3. 周囲が擦れて黒くなっていないか

  4. 消し跡で紙が荒れていないか

この4つのうち、特に重要なのは「1つだけ明確か」です。二重マークが疑われる状態は、最優先で整える価値があります。

塗り直すかどうかの判断表(触るほど事故る場面もある)

「塗り直した方が良いのか」を迷う人が多いため、判断を先に固定します。

状態 推奨 理由
枠内が1つだけ明確、汚れなし そのまま 触るほど消し跡・二重化リスクが上がる
迷い跡が薄く残っている 整える(消して1つだけに) 二重マークの疑いを減らすのが最優先
枠外にはみ出しがある 最小限に整える はみ出しは別マーク誤認の温床
周囲の擦れ汚れがある 状況により整える+申告検討 周辺汚れは自力で悪化させやすい
手が震える/時間がほぼない いったん停止→次科目優先 慌てた作業は“上書き事故”を起こす

ポイントは「全部を完璧にしようとしない」ことです。危険サイン(特に二重マーク)だけを潰し、次の科目に備える方が総合的に得点期待値が上がります。

消す・塗るの安全手順(最小の動きで整える)

塗り直しをするなら、動作を小さく、順番を固定します。

  1. 消す場所を指で決める(どこを消すか先に確定)

  2. 消しゴムは角を使い、軽い力で数回に分けて消す

  3. 消しカスは手で払わず、そっと集めて除去(擦れを作らない)

  4. HB(またはH/F)で、枠の中をムラなく埋める

  5. 最後にもう一度、他の選択肢に薄い跡がないかだけ確認

「強く一発で消す」「手のひらで払う」「迷いながら消しながら塗る」は、事故を増やす典型です。

監督者に申告するか迷ったときの基準と伝え方

申告するかどうかは、次のように考えると迷いが減ります。

  • 申告を検討:擦れ汚れが広い/はみ出しが大きい/自分で直すほど悪化しそう

  • 申告せず次科目へ:危険サインがなく、1つだけ明確で、触らない方が安全そう

申告するなら、長い説明は不要です。事実と指示依頼だけで十分です。

  • 伝え方テンプレ:
    「解答用紙のマークをBの鉛筆で塗ってしまいました。塗り直しが必要か、指示をお願いします。」

机上に置ける物の規定や、シャープペンシルの扱い(芯ケースは机上不可)など、ルール逸脱が別のトラブルを生みやすいので、申告時も机上は整えたままにします。


次の科目で絶対に繰り返さない準備(鉛筆・消しゴム・机上セット)

ベストな鉛筆セットは「同じ濃さを複数本」

共通テストの公式ルール上、黒鉛筆はH/F/HBです。現実的にはHBを軸にし、折れや紛失に備えて複数本を用意します。

推奨セット例(目安)

  • HB鉛筆:5〜6本(同一銘柄だと手が慣れる)

  • 鉛筆キャップ:数本分

  • プラスチック消しゴム:2個(落として汚れる前提)

  • 小型の鉛筆削り:1個(電動・大型・ナイフ類は不可)

「Bしかない」状態なら、当日でも会場近くでHBを買う方が安全です。直前購入ほど印刷文字に注意し、和歌・格言等があるものは避けます。

机上セットは“置きっぱなしの形”を作ると強い

当日の焦りは、机上が乱れるほど増えます。机上に置く物は、毎科目で同じ配置に固定してください。

  • 左上:受験票(指示どおり)

  • 右上:鉛筆2本(HB)+消しゴム1個

  • 予備:鉛筆・消しゴム・削りはかばんへ(必要時のみ)

  • シャープペンシル:計算用に持つなら可。ただし芯ケースは机上に出さない

配置を固定すると、「Bに持ち替える」「芯ケースを出す」などの事故が減ります。

コンビニで買うなら、見るべきポイントは3つだけ

当日購入で迷ったら、次の3点だけ確認します。

  1. 硬度がHB(またはH/F)

  2. 印刷が目立たない(長文・格言がない)

  3. 消しゴムはプラスチック製

これで十分です。「マークシート用」と書かれた商品より、公式条件を満たすことを優先します。


マークを読み取りやすくする塗り方(速さと安全を両立)

速くムラなく塗るコツは「往復」と「面で埋める」

濃さは“闇雲に強く”ではなく、“ムラなく”が重要です。次を意識してください。

  • 同じ方向だけでなく、往復で塗る

  • 枠の外周をなぞるより、面を埋める意識

  • 筆圧を上げる前に、塗り残しをなくす

力任せに濃くすると、擦れ汚れと消し跡が増えます。HBでもムラなく埋めれば十分に読み取られるよう設計されています(公式はHB等の使用を前提にしています)。

消すときは「消してから塗る」だけ守る

消す作業で事故る人が多いので、順番だけ固定します。

  1. 先に消す(消し残りゼロを目指す)

  2. 正しい選択肢だけ塗る

  3. 他の選択肢に薄い跡がないか最終確認

「消しながら塗る」「迷いながら触る」は二重マークの原因になりやすいです。

擦れ汚れを防ぐ“手の置き方”チェックリスト

休憩時間に、このチェックだけを機械的に回すと強いです。

  • 手のひらが解答欄を滑っていない

  • 袖口が用紙に当たっていない

  • 消しカスを手で払っていない

  • 迷い跡が残っていない(薄い二重がない)

  • 次の科目の鉛筆がHBになっている(Bが机上にない)

この5つは、焦っているときほど抜けます。抜けを“作業”で潰せる形にしておくと、本番で強いです。


共通テストの鉛筆Bでよくある質問

途中からHBに変えたら不利になりますか

不利にはなりません。以後を公式条件(H/F/HB)に合わせる方が、読み取り不能リスクを下げられます。重要なのは「硬度の統一」より、答案が「1つだけ明確」「汚れ・二重・消し残りが少ない」状態であることです。

HBのロゴやメーカー名もアウトですか

公式で明確に不可とされているのは、和歌・格言等が印刷されているものです。メーカー名や型番などの小さな表示についてはケースにより受け止めが異なり得るため、心配なら無地に近い鉛筆を選ぶのが安全です。

シャープペンシルで塗ってしまった場合はどうすればいいですか

公式Q&Aでは、シャープペンシルでマークすると読み取れないことがあるため使用しないよう明記されています。気づいたタイミングが試験中・休憩中なら、可能な範囲で消し、鉛筆(H/F/HB)で整える方が安全です。時間がなければ、二重マークになっていないかの確認を最優先にしてください。

監督者に言うのが怖いです。言わない方が得ですか

「言う/言わない」を損得で考えると、焦りが増えます。自分で直して悪化しそうな状態(広い汚れ、はみ出し、修正に自信がない)があるなら、短く申告して指示を仰ぐ方が安全です。反対に、危険サインがなく触らない方が安全なら、次科目へ集中する判断も合理的です。机上ルールを守ることが、結果的に最もリスクを下げます。


参考にした情報源