副業で収入を得ているものの、「実は一度も確定申告をしていない」「確定申告が必要かどうかよく分からない」という方は少なくありません。Yahoo!知恵袋などを見ていると、
「副業しているけれど確定申告してない。自分以外にもやってない人は多いのでは?」
「20万円以下なら申告しなくていいと聞いたが、本当なのか?」
「副業が会社にバレるのが怖くて、あえて申告していない」
といった相談が多数投稿されています。
一方で、回答には「自分もしていないが特に問題なく過ごしている」という声もあれば、「必ず申告した方がよい」という意見もあり、読めば読むほど不安になる方も多いはずです。
本記事では、こうした知恵袋的な疑問に対し、
実際に「確定申告していない人」はどの程度存在するのか(統計から見える実態)
副業で確定申告が必要になる条件(いわゆる20万円ルールなど)
申告していない場合に、どのような形で税務署に分かるのか、どの程度のペナルティがあり得るのか
会社員×副業の方が特に気にする「会社にバレる」仕組み
すでに申告していない場合に、今から取るべき具体的なステップ
を、国税庁の公式情報や複数の専門家の記事をもとに、できるだけ平易な言葉で整理いたします。
本記事は特に、
本業は会社員で、副業としてフリーランス・クラウドソーシング・せどり等を行っている
Yahoo!知恵袋で同じような悩みを検索したことがある
「本当は申告しないとまずいのでは」と感じつつ、まだ行動できていない
といった方を主な対象としております。
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国税庁の統計などから、確定申告の申告漏れ・無申告が相当数存在することは事実であり、その中には副業収入のケースも含まれていると考えられる
しかし、それは「申告していない人が多いから大丈夫」という意味ではなく、「多くの人が後から指摘・是正されるリスクを抱えている」可能性を示している
副業で確定申告が必要かどうかは、主に「所得(収入−経費)が20万円を超えるかどうか」などの条件で判断される
無申告を続けると、延滞税・無申告加算税・場合によっては重加算税などのペナルティが発生し、複数年分をまとめて負担するリスクがある
会社員×副業の場合、住民税の取扱いが「会社にバレるかどうか」の重要な要素となるが、税務上の義務とは切り離して考える必要がある
知恵袋でよく見る「副業×確定申告」の悩みパターン
Yahoo!知恵袋等のQ&Aサイトでは、次のようなパターンの質問が頻繁に見られます。
パターン1:申告していない人は多いのか知りたいタイプ
「副業の確定申告って、していない人の方が多いと聞きました。本当ですか?」パターン2:自分は申告しなくて良いと思いたいタイプ
「副業の収入が年間30万円くらいですが、経費を引けば20万円以下になるので申告していません。問題ないですよね?」パターン3:会社バレが怖くて申告していないタイプ
「副業禁止の会社に勤めています。副業がバレるのが怖くて確定申告していませんが、していない人は結構いますか?」パターン4:過去数年分を放置してしまったタイプ
「数年間副業収入を申告していません。今からまとめて申告した方が良いのでしょうか。それとも黙っていた方が良いのでしょうか?」
これらの質問に対し、回答者によって見解が分かれていることが、読んだ人の不安をさらに増幅させてしまいます。
なぜ「みんなも申告していないはず」と感じてしまうのか(心理的背景)
「自分だけがルールを守って損をしているのではないか」「周りもやっていないなら大丈夫ではないか」と感じてしまうのは、人間として自然な心理です。特に税金や法律の話は、
難しそうで、調べるのが面倒
間違っていたら怒られそうで怖い
先延ばしにしても、すぐには問題が表面化しにくい
といった要素が重なり、後回しにされやすい分野です。
さらに、Q&Aサイトには「自分も申告していないが、何も起きていない」という声が届きやすく、逆に「税務調査が入りました」といった体験談は、個人情報の観点から公開されにくい傾向があります。その結果、「申告していない人の方が多いのでは」という印象が強まりやすいのです。
本記事のスタンスは、「不安を煽る」ことでも「大丈夫だと言い切る」ことでもなく、
実際のデータや制度に基づいて
どの程度の人が申告していないと推測されるか
その場合にどのようなリスクがあるか
今から何をすればリスクを減らせるか
を、できるだけ冷静に整理することにあります。
データで見る「確定申告してない人は多い?」の実態
国税庁の統計から見える「申告漏れ・無申告」の件数
国税庁が公表する調査結果によると、所得税の調査において、申告漏れや無申告が相当数指摘されていることが分かります。例えば、ある年度の調査では、約60万件のうち30万件超で申告漏れが指摘されたというデータが公表されています。
この数字は、
「確定申告をする必要があるのに、適切に申告していない人が一定数存在する」
という事実を示しています。
もっとも、この統計は「副業に限った数字」ではなく、事業所得者や不動産所得者などを含んだ全体の話です。ただ、その中には副業収入を申告していないケースも含まれていると考えられ、実務上「副業の確定申告をしていない人は一定数いる」と言って差し支えない状況です。
副業をしているのに申告していない人が生まれやすい理由
副業で申告漏れ・無申告になりやすい背景には、次のような要因があります。
20万円ルールの誤解
「副業の収入が20万円以下なら申告不要」と誤解している人が多く、実際には「所得(収入−経費)」で判断すべきところを、収入ベースで判断してしまうケースが見られます。副業禁止の就業規則への恐れ
「副業が会社にバレると困るため、あえて申告しない」という選択をしてしまう人もいます。しかし、税務上の義務は就業規則とは別問題であり、申告しないことによるリスクも無視できません。クラウドソーシングやフリマアプリなど新しい副業形態
ネット上の少額収入が積み重なり、いつの間にか20万円を超えているにもかかわらず、「お小遣いの延長」として申告意識が薄いケースもあります。
「多い=申告しなくてよい」ではないことを整理
ここで重要なのは、「確定申告していない人が多い」という事実の一面と、「申告しなくてよいかどうか」という法律上の問題は別であるという点です。
交通違反にたとえるなら、「スピード違反をしている車が多いからといって、違反が許されるわけではない」のと同じです。税務調査や資料情報の突合により、後からまとめて指摘・追徴される可能性もあります。
また、無申告の場合は、本来納めるべき税金に加え、
延滞税
無申告加算税
悪質な場合には重加算税
といったペナルティが課される可能性があります。
「多いから安心」なのではなく、「多いからこそ、税務署も注視している可能性がある」という視点も持つ必要があります。
そもそも副業で確定申告が必要になる条件を整理
年間20万円ルールと、その例外パターン
会社員の方がよく耳にする「20万円ルール」とは、簡単に言えば、
本業の給与以外の所得(雑所得・事業所得など)の合計が年間20万円以下であれば、所得税の確定申告は不要
という取扱いです。
ここで注意すべきポイントは、
判断基準は「収入」ではなく「所得(=収入−経費)」であること
医療費控除やふるさと納税など、別の理由で確定申告を行う場合は、この特例が使えない場合があること
です。
例:
副業の収入が30万円、経費が15万円の場合
→ 所得は15万円(30万円−15万円)で20万円以下 ⇒ 所得税の確定申告は不要となる可能性がある副業の収入が30万円、経費が5万円の場合
→ 所得は25万円(30万円−5万円)で20万円超 ⇒ 原則として確定申告が必要
なお、この20万円ルールは主に所得税に関するものであり、住民税については別途申告が必要となる場合があります。この点は後ほど「会社にバレる」問題とも絡めて解説いたします。
雑所得・事業所得・給与所得の違いと、副業のよくあるケース
副業の所得区分としては、大きく分けて次の3つが考えられます。
給与所得:アルバイト・パートなど、給与として支払われる副業
事業所得:継続性・営利性が高く、事業として行っていると判断される副業
雑所得:上記以外の、副業的な収入(原稿料、講演料、クラウドソーシング報酬など)
例えば、
Webライター・デザイナーとして継続的に仕事を受けている
ウーバーイーツ配達員として長期的に稼働している
せどり(転売)を継続的に行っている
といった場合には、雑所得または事業所得として扱われることが一般的です。
所得区分によって、必要な帳簿の程度や控除の範囲が変わってくるため、今後本格的に副業を続ける予定がある場合は、早めに整理しておくことが望ましいと言えます。
副業の種類別:確定申告が必要かどうか早見表
以下は、あくまで一般的な目安としての早見表です(細かい事情によって変わる可能性があります)。
| 副業の種類 | 代表的な所得区分 | 所得が20万円以下の場合(給与所得者) | 所得が20万円超の場合 |
|---|---|---|---|
| Webライター・デザイン | 雑所得 or 事業所得 | 所得税の申告不要となる場合あり | 原則、確定申告が必要 |
| クラウドソーシング全般 | 雑所得 or 事業所得 | 同上 | 同上 |
| せどり・物販 | 事業所得 or 雑所得 | 同上 | 同上 |
| ウーバーイーツ等配達 | 事業所得 or 雑所得 | 同上 | 同上 |
| アルバイト・パート | 給与所得 | 条件により申告不要の特例あり | 原則、確定申告が必要 |
| アフィリエイト・広告収入 | 雑所得 or 事業所得 | 所得税の申告不要となる場合あり | 原則、確定申告が必要 |
※「所得税の申告不要となる場合あり」としていても、住民税の申告や、他の控除のための申告が必要となるケースがあります。
副業で確定申告をしていないとどうなる?バレる仕組みとペナルティ
無申告がバレる主なきっかけ(支払調書・口座・税務調査など)
「確定申告をしていない人は多い」としても、「なぜそれが発覚するのか」を理解しておくことは重要です。主なきっかけとして、次のようなものが挙げられます。
支払調書の提出
報酬・料金・契約金などを支払う側(クライアント)が、年間の支払額をまとめた「支払調書」を税務署に提出している場合があります。税務署はこれをもとに、受け取った側の申告内容と突合することができます。銀行口座の動き
一定額以上の振込や、事業と推定される入出金のパターンがある場合、調査対象として着目される可能性があります。税務調査(任意調査・強制調査)
何らかのきっかけで税務調査が行われた際に、副業収入の申告漏れが発覚するケースがあります。マイナンバー制度
今後、マイナンバーを通じた情報連携が進めば、各種支払情報と個人の申告内容の突合がより容易になると想定されています。第三者からの情報提供
トラブルや人間関係の悪化などをきっかけに、第三者から税務署に情報提供がなされるケースも、実務上指摘されています。
延滞税・無申告加算税・重加算税の概要と、ざっくりした負担イメージ
無申告が発覚した場合、本来納めるべき所得税・住民税に加えて、次のようなペナルティが課される可能性があります。
| 税目 | 概要 | イメージ |
|---|---|---|
| 延滞税 | 納付期限までに納めなかった場合の「利息」のようなもの | 期限からの経過日数に応じた割合が本税に上乗せされる |
| 無申告加算税 | 期限内に申告しなかったことへのペナルティ | 自主的な期限後申告かどうかなどで税率が変動 |
| 重加算税 | 隠蔽や仮装など、悪質なケースに課される重い加算税 | 無申告加算税より高い税率が適用され得る |
ここで重要なのは、
税務署からの連絡や税務調査の前に、自主的に期限後申告を行った場合、無申告加算税の税率が軽減される制度がある
放置期間が長いほど延滞税が膨らみやすい
という点です。
「今さら申告してもどうせ怒られるから」と放置するのではなく、早めに動くことで、結果的に負担を抑えられる可能性があります。
何年分までさかのぼって追徴されるのか、実務上の目安
一般的には、所得税の更正・決定ができる期間(いわゆる「更正の期間制限」)は5年とされています。ただし、仮装・隠蔽などの悪質なケースでは7年までさかのぼることができるとされています。
このため、
数年分の無申告をまとめて指摘される可能性がある
金額が大きい場合、一度に多額の税金・加算税・延滞税を納める必要が生じる
といったリスクがあります。
一方で、自主的に期限後申告を行い、真摯に対応することで、税務署とのやり取りが比較的スムーズになるケースも実務上多く見られます。重要なのは、「放置を続けない」ことです。
会社員×副業の人が特に気にする「会社にバレる」ポイント
住民税から副業がバレる流れと、「自分で納付」の仕組み
会社員の方が最も気にされるのは、「副業が会社にバレるのではないか」という点です。ここで鍵となるのが住民税です。
多くの会社員は、住民税を「特別徴収(給与天引き)」という形で会社に納めてもらっています。このとき、自治体は会社に対し、
社員の給与に基づいて算定された住民税額
を通知します。副業で得た所得を含めて住民税が計算されると、本業の給与額に比べて住民税額が不自然に高くなる場合があり、そこから「何か他に所得があるのでは?」と会社側が気付く可能性があります。
そこで、自治体によっては、
住民税の納付方法として「自分で納付(普通徴収)」を選択する
ことで、副業分の住民税のみを自分で納める扱いとし、会社に知られにくくする選択肢が用意されている場合があります。
「自分で納付」にしてもバレるケース・バレやすいケース
もっとも、「自分で納付」を選んだからといって、会社に絶対バレないとは言い切れません。
自治体の事務処理上のミスなどにより、意図せず特別徴収に回ってしまうケース
副業の内容や勤務時間帯から、同僚や上司に察知されるケース
SNSや口コミなど、税務とは無関係なルートから会社に情報が入るケース
も現実的には存在します。
また、仮に会社に副業が知られなかったとしても、税務署に対する申告を怠ることは、税法上のリスクを抱え続けることになります。会社にバレるリスクと、税務リスクの両方を天秤にかけながら、どのように行動するかを検討する必要があります。
就業規則で副業禁止の場合のリスクと、現実的な向き合い方
多くの会社では、就業規則で副業を禁止または制限している場合があります。この場合、
就業規則違反として、人事評価・処分の対象となり得る
退職や配置転換を求められる可能性もゼロではない
といったリスクがあります。
一方で、税務上の申告義務は就業規則とは別の問題であり、会社にバレないようにするために税務上の義務を果たさないという選択には、大きなリスクが伴います。
将来的に副業を本業化したい、あるいは副業を継続したいと考えるのであれば、
転職やフルリモート勤務など、副業に寛容な職場への移動
フリーランス・個人事業主として独立する準備
といった中長期的な選択肢も視野に入れつつ、税務上の義務はきちんと果たすことが、長期的には安全な選択と言えるでしょう。
すでに副業の確定申告をしていない人向け:今から取るべき行動ステップ
まず落ち着いて確認したい3つのポイント(期間・金額・証拠)
「数年分、確定申告をしていない」という方は、まず深呼吸して、次の3点を整理することをおすすめいたします。
期間
何年分の副業収入について申告していないのか
年度ごとにざっくりとメモを書き出す
金額
各年の副業収入の総額
副業に直接関係する経費の総額(通信費、交通費、道具代など)
証拠・資料
銀行の入出金明細
クラウドソーシングサイトの取引履歴
領収書・レシート・請求書
メールやチャットのやり取り(業務内容を示すもの)
完璧な資料が揃っていなくても構いません。まずは「どの程度の規模の話なのか」を自分なりに把握することが第一歩です。
期限後申告の基本ステップ(チェックリスト形式)
無申告の状態を解消する方法としては、「期限後申告」を行うのが基本となります。一般的な流れを、チェックリスト形式で整理すると次の通りです。
各年ごとに、副業の収入・経費を整理する
国税庁のサイトや税務署窓口で、該当年分の申告書を取得(またはe-Taxで作成)する
所得区分(雑所得・事業所得・給与所得)に応じて、必要事項を記入する
本税(所得税)および、表示される加算税・延滞税を確認する
指定された方法で税金を納付する(金融機関・コンビニ・口座振替等)
住民税についても、市区町村の窓口やホームページで必要な手続きを確認する
税務署からの調査通知が来る前に自主的に期限後申告を行えば、無申告加算税の税率が軽減される制度があります。
税理士に相談した方がよいケースと、そのメリット
次のような場合には、税理士への相談を検討する価値が高いと言えます。
無申告の期間が複数年に及ぶ
金額が大きく、加算税・延滞税の影響も無視できない
税務調査の事前通知をすでに受けている
所得区分や経費の計上方法に自信が持てない
税理士に依頼すると費用は発生しますが、
適切な形で期限後申告を行うことで、将来のリスクを軽減できる
税務署とのやり取りを専門家を通じて行えるため、心理的負担が軽くなる
経費の漏れや控除の見落としを防ぎ、過大な納税を避けられる可能性がある
といったメリットがあります。
スマホでもできる!副業の確定申告・期限後申告のやり方
国税庁サイト(e-Tax等)を使ったおおまかな流れ
国税庁は「スマホで確定申告(副業編)」という資料を公開しており、年末調整済みの給与所得者が副業の雑所得を申告する流れを、スマホ前提で解説しています。
おおまかな流れは次の通りです。
マイナンバーカード方式またはID・パスワード方式で、e-Taxにログイン
年末調整済みの給与所得の情報を入力または読み込み
副業に係る収入と必要経費を入力(雑所得・事業所得など)
税額の計算結果を確認
申告書を送信し、決められた期限までに納付
スマホだけで完結させることも可能なため、PCを持っていない方でも申告のハードルは以前より大きく下がっています。
副業の収入・経費の集計方法と、よくあるミス
副業の確定申告でよく見られるミスとしては、次のようなものがあります。
売上=所得と考えてしまう
実際には、「所得=収入−経費」であり、経費をきちんと計上することで、本来より多くの税金を払う必要がなくなります。プライベートと仕事が混在する支出の扱い
スマホ代・家賃・電気代など、プライベートと仕事の両方で使用している費用は、仕事に使っている割合に応じて按分し、その部分だけを経費とする考え方が一般的です。領収書がない支出は一切経費にならないと思い込む
実務上は、通帳や明細、メモなどから合理的に金額を示せる場合、一定の範囲で経費として認められることもあります。ただし、あくまで「証拠があること」が重要です。
青色申告との関係と、今後に向けた準備
副業が軌道に乗り、収入が安定して増えてきた場合には、
青色申告を選択することで、65万円控除(条件付き)や赤字の繰越など、さまざまなメリットを享受できる可能性があります。
ただし、青色申告には、
帳簿を適切な形式でつける
期限までに申告書を提出する
といった要件があり、準備が必要です。現時点ですでに無申告の状態がある場合は、まず現状を白色申告等で整理し、今後について青色申告を検討する、というステップを踏むのが現実的です。
よくある質問(FAQ)
1年だけ少し副業したが、今からでも申告すべき?
副業で得た所得(収入−経費)が20万円を超えている場合、給与所得者であっても原則として確定申告が必要です。
「1年だけだから」「金額が少ないから」といった理由で申告をしない選択は、将来のリスクを残すことになります。金額が大きくないうちに申告手続きを経験しておくことは、今後のためにも有益です。
現金で受け取った副業収入も申告が必要?
はい、支払方法にかかわらず、所得税の対象となる収入は原則として申告が必要です。
現金で受け取った場合でも、
手帳やメモで受領日・金額・相手を記録しておく
可能であれば領収書や受領書をもらう
といった形で、証拠を残しておくことが重要です。
家族名義の口座に入れた副業収入はバレる?
形式的には家族名義であっても、実質的にあなたの副業収入であれば、あなたの所得として扱われるのが原則です。家族名義の口座を使えば絶対にバレない、と考えるのは非常に危険です。
また、将来の相続や贈与の場面で問題が生じる可能性もあるため、適切な名義と記帳で管理することをおすすめいたします。
申告していなかったことを会社に知られないまま立て直せる?
税務署と勤務先の会社は別組織であり、通常は税務署から会社に直接情報が伝えられることは想定されていません。ただし、住民税の扱いによっては、結果的に会社に副業が推測される可能性があります。
税務署に対しては、適切に期限後申告を行う
住民税について、可能であれば「自分で納付」を検討する
今後の副業の続け方や就業規則との兼ね合いについて、中長期的な視点で考える
といった対応を組み合わせることで、「会社に知られないまま立て直せる可能性」は一定程度ありますが、リスクをゼロにすることはできません。その点を理解した上で、最も納得できる選択肢を検討することが重要です。