Googleスライドで資料を作ったものの、「内容は悪くないのに見た目が野暮ったい」「テンプレを使ってもなぜか垢抜けない」と感じた経験はありませんか。実は、スライドがおしゃれに見えるかどうかは、特別なセンスよりも“統一感”で決まります。配色、フォント、余白、整列のルールが揃うだけで、同じ内容でも印象は驚くほど洗練されます。
さらにGoogleスライドは、テーマ編集を活用することで、配色やフォントを全ページに一括反映できるのが強みです。最初に土台を整えてしまえば、ページを増やしても崩れにくく、短時間でも「きれいで信頼感のあるスライド」に仕上げられます。
本記事では、スライドが垢抜けない原因の見抜き方から、テンプレやテーマの選び方、配色・フォントの決め方、余白と整列の固定手順までを、順番通りに詳しく解説します。最後には提出前に1分で確認できるチェックリストも用意しておりますので、「これなら出せる」と安心して仕上げたい方は、ぜひこのまま読み進めてください。
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Googleスライドがおしゃれに見えない原因
おしゃれはセンスより統一感で決まる
Googleスライドで「なんとなく垢抜けない」と感じるとき、多くの場合は“センス不足”ではなく“統一感不足”が原因です。おしゃれに見えるスライドは、要素そのものが派手なのではなく、見た人が「迷わず読める」状態に整っています。具体的には、次の4点が揃っているかどうかで印象が大きく変わります。
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配色が固定されている:スライドごとに色のルールが変わらない
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フォントが固定されている:文字の種類とサイズの階層が一定
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余白が一定:詰まり具合がページごとにブレない
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整列が揃っている:左右の基準線、上下の間隔が揃う
ここで重要なのは、「すべてを凝る」のではなく「ルールを減らして守る」ことです。色を増やす、フォントを増やす、装飾を増やすほど、管理しきれずに散らかりやすくなります。逆に、ルールを少なくして徹底すると、自然と上品に見えます。
たとえば、配色を「背景=白(または薄いグレー)」「文字=濃いグレー」「強調=1色」だけに絞るだけでも、資料感が一段引き締まります。フォントも「見出し用」「本文用」の2種類以内に抑え、サイズ階層を固定すると、読み手の視線が迷いません。結果として「整っている=おしゃれ」という評価につながります。
よくあるNG例と改善の方向性
原因をつかむ近道は、ありがちなNGを把握して“潰す順番”を決めることです。よくあるNG例と、改善の方向性をセットで整理します。
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NG:色が増え続ける
強調するたびに赤、別の箇所で青、注意でオレンジ…と増えるほど統一感が崩れます。
改善:色数を固定します。「ベース色(背景)」「文字色」「アクセント色(強調)」の3つを基本にし、例外を作らない運用にします。 -
NG:フォントや太字のルールがない
見出しが太字だったり違ったり、本文がページごとにサイズ違いになったりすると、読む側はストレスを感じます。
改善:文字の“役割”でルール化します。タイトル・見出し・本文・注釈の4階層に分け、サイズを固定します。太字は「結論だけ」など用途を限定します。 -
NG:整列している“つもり”で微妙にズレる
1〜2pxのズレでも、見た目の粗さとして強く伝わります。
改善:目視ではなく機能で揃えます。整列・分布・ガイド・グリッドを使い、「揃う状態」を機械的に作ります。 -
NG:余白がなく詰まっている
情報を詰め込むほど、読み手はどこを見ればいいか分からなくなります。
改善:1枚1メッセージに寄せます。「言いたいことを1つに絞る」「理由は次ページへ分ける」など、削る基準を決めます。 -
NG:写真やアイコンのテイストがバラバラ
写真の明るさ、色味、アイコンの線の太さが混ざると、統一感が崩れます。
改善:素材にもルールを設定します。写真は同系統のトーン、アイコンは同シリーズに統一します。
この章の要点は、「見た目を良くする」ではなく「ブレる要素を消す」ことです。ブレが消えるほど、自然に“おしゃれ”に近づきます。
Googleスライドをおしゃれにする作業手順
最初にテンプレかテーマを決める
作業を始める前に、まず「テンプレでいくか」「テーマを作っていくか」を決めると手戻りが減ります。ここが曖昧なまま作り始めると、後半で配色・フォント・レイアウトを全ページ修正する羽目になりがちです。
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テンプレを使うのが向いているケース
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とにかく短時間で形にしたい
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ページ数が多く、構成を考える余裕がない
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デザインより内容整理に時間を使いたい
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テーマを整えるのが向いているケース
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社内ブランドカラーやロゴがある
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共同編集で複数人が触る
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継続的に同じ雰囲気の資料を作りたい
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テンプレを選ぶ場合でも、最終的には「配色とフォントの固定(テーマ編集)」を行う前提で考えると安定します。テンプレは“骨組み”として優秀ですが、運用に合わせて最小限の調整を入れて初めて強くなります。
テーマ編集で配色とフォントを一括で揃える
おしゃれさを最短で作るなら、テーマ編集で「配色」「フォント」「背景」を先に固定するのが最も効果的です。ページごとに手作業で直すと、必ずブレます。ブレないようにするには、“一括で反映される場所”から整えるのが正解です。
おすすめの整える順番(最小工数)
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テーマ(またはテンプレ)を決める
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フォントを固定する(見出し用・本文用)
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テーマ色を固定する(ベース、文字、アクセント)
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背景を統一する(白〜薄いグレーなど)
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以後は固定したルールだけで作る(色やフォントを増やさない)
ここで大切なのは「一度決めたら増やさない」運用です。資料の途中で“例外”を作るほど、全体が散らかります。どうしても例外が必要な場合でも、例外を1つに抑え、用途を固定します(例:注意喚起だけはオレンジを使う、など)。
また、ブランドカラーがある場合は、色を感覚で合わせず、数値(Hexなど)で揃えることで色ブレを防げます。チームで共同編集する場合は特に、テーマ色を共有しておくと事故が減ります。
余白と整列をガイドとグリッドで固定する
おしゃれなスライドは、余白が“気持ちいい”のではなく、余白が“一定”です。余白が一定だと、読む側は自然に内容に集中できます。逆に余白が揺れると、何を見ていいか分からず「素人っぽい」印象になります。
余白と整列を安定させるコツ
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ガイドを基準線として使う:左端・右端・上端・下端の基準を作る
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整列機能を必ず使う:複数の要素を左揃え、中央揃え、上下揃えで揃える
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分布で間隔を均等化する:カードや箇条書きが並ぶときに効く
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グリッドでズレを防ぐ:微妙な位置ズレを発生させにくい
最低限守ると見た目が整う“余白ルール”例
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スライド外周の余白は一定(四辺で同程度)
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文字ブロックの左端を揃える(見出しと本文の基準線を合わせる)
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要素同士の間隔は「大・中・小」の3種類に絞る(間隔の種類を増やさない)
余白は、入れるほど上品になります。ただし入れすぎると情報不足になるため、「削って余白を作る」という考え方が重要です。つまり、余白は“追加”ではなく“整理の結果”として生まれます。
画像とアイコンで質感を上げる
文字だけのスライドは、伝わりはするものの“資料っぽさ”が強くなりがちです。そこで、質感を上げるために画像やアイコンを使います。ただし、ここでも「統一」が最重要です。
画像の統一で押さえるポイント
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写真の明るさ(暗い写真と明るい写真を混ぜない)
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色味(寒色寄り・暖色寄りを混ぜない)
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画質(解像度が低い画像を混ぜない)
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トリミング(比率や切り取り方を揃える)
アイコンの統一で押さえるポイント
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線アイコンか、塗りアイコンかを揃える
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線の太さが近いシリーズで揃える
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アイコンのサイズと余白を揃える
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色は原則、文字色かアクセント色のどちらかに寄せる
さらに見た目を安定させるためには、装飾(角丸、影、枠線)を“使うなら全ページで同じ”にするのが大前提です。1ページだけ角丸、別ページだけ影、という状態は、違和感を生みます。
仕上げに情報量を削って視線誘導を作る
最後に効くのは、装飾を増やすことではなく、情報を削ることです。おしゃれなスライドほど、読者が迷わない導線があり、最初に見るべきポイントが明確です。これは「視線誘導」を作れている状態です。
削るための基準(実行しやすいルール)
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1枚につき言いたいことは1つ(主張を1行で言える状態にする)
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本文は箇条書き中心にする(文章の塊を避ける)
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1項目は1〜2行まで(長くなるなら分割する)
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“理由”は次ページへ分ける(結論→理由→根拠の順に分解)
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数字・固有名詞・結論を残し、形容詞を減らす(「非常に」「大幅に」などを見直す)
視線誘導の作り方
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見出しを最も大きくして、内容の入口を作る
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強調は1つに絞る(数字だけ色、結論だけ太字など)
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図や写真は“説明のため”に置く(飾りは避ける)
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行頭位置を揃え、縦のラインを作る(読みやすさが上がる)
ここまでできると、スライドは「おしゃれ」より先に「読みやすい」になり、結果として「おしゃれに見える」へ到達します。
Googleスライドのおしゃれ配色ルール
ベース色とアクセント色の決め方
配色は“増やすほど難しくなる”分野です。迷ったら、まずは色数を減らしてください。基本の考え方は次の通りです。
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ベース色(背景):白、薄いグレー、淡い色
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文字色:黒ではなく濃いグレー寄りにすると柔らかい
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アクセント色:強調に使う1色(ボタン、重要数字、見出しの一部など)
配色を決めるときは「アクセント色を何に使うか」までセットで決めるとブレません。おすすめは次のどれかです。
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アクセント色は「重要な数字」にだけ使う
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アクセント色は「結論(1行)」にだけ使う
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アクセント色は「セクション見出し」にだけ使う
用途が複数にまたがると、強調の意味が薄れて、散らかって見えます。アクセント色は“使うほど価値が下がる”と考えると、上品にまとまります。
コントラストで読める配色にする
おしゃれな配色でも、読めなければ失敗です。読みやすさの鍵は「コントラスト」です。背景と文字の明暗差が小さいと、目が疲れ、内容が入ってきません。
コントラストで失敗しないチェック
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淡い背景に淡い文字を置かない
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文字色は「黒」より「濃いグレー」に寄せても、十分な差を確保する
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アクセント色の上に文字を置く場合は、白文字が読めるか確認する
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図表やグラフの色は、似た色を並べすぎない(区別がつくか確認する)
配色で迷ったら、「背景は白系」「文字は濃いグレー」「アクセントは1色」に戻すのが安全です。そこから少しずつ足すほうが、事故が起きません。
ブランドカラーを崩さないカスタムカラー運用
社内・クライアント向け資料では、ブランドカラーが指定されることがあります。このとき最も多い失敗は、「同じ青のつもりなのに微妙に違う青を使ってしまう」ことです。これを防ぐには、色を“感覚”ではなく“数値”で管理します。
運用のポイント
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ブランドカラーのHex(またはRGB)を控える
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Googleスライドのテーマ色に登録し、そこから選ぶ
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共同編集メンバーにも「テーマ色から選ぶ」ルールを共有する
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強調色をブランドカラーにする場合、使いどころを限定する(乱用しない)
これにより、ページを追加しても色ブレが起きにくくなり、資料全体の一貫性が保たれます。
Googleスライドのおしゃれフォントと文字設計
日本語フォントの選び分け
日本語フォントは種類が多く、選び方を誤ると一気にチープに見えたり、逆に堅すぎて読みにくくなったりします。迷った場合は、まず「癖の少ないゴシック体」を基準にすると安定します。
フォント選びの考え方(失敗しにくい順)
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本文は可読性最優先:癖の少ないゴシック体
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見出しで雰囲気を作る:本文とは別フォントでもよいが2種類以内
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装飾的フォントは最小限:使うならタイトルだけ、など用途を限定
特に、共同編集や相手環境での表示を考えると、特殊なフォントを増やすほどリスクが上がります。フォントは「少ないほど強い」と覚えておくと、安全に見た目を上げられます。
フォントサイズの階層テンプレ
フォントサイズにルールがないと、読み手は情報の重要度を判断できず、視線が迷います。そこで「階層」を決めて固定します。まずは次のテンプレをベースにしてください。
| 役割 | サイズ目安 | 目的 |
|---|---|---|
| タイトル | 36〜48pt | そのスライドで最初に伝えること |
| 見出し | 24〜32pt | セクションの区切り、話題の入口 |
| 本文 | 18〜24pt | 箇条書き、説明の主文 |
| 注釈 | 12〜16pt | 出典、条件、補足情報 |
階層設計のコツ
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見出しと本文の差をしっかりつける(差が小さいと階層が見えない)
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強調は「サイズ」「太字」「色」のうち1つに寄せる(複合しすぎない)
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文字量が多いスライドほど、本文サイズをむやみに下げない(削る方が先)
「読ませる」資料ほど、文字を小さくして詰め込みがちです。しかし小さい文字は、読者の負担が増え、結果として伝わりません。サイズは下げるより、削って余白を作る方向が成功しやすいです。
行間と字間で詰まりを解消する
同じ文字量でも、行間・改行の置き方で印象は大きく変わります。詰まり感があると、一気に“野暮ったい”印象になるため、次の点を意識します。
詰まりを減らす具体策
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本文の行間を少し広げる(読みやすさが上がる)
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1行を長くしすぎない(適度に改行を入れる)
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箇条書きの行頭位置を揃える(縦のラインができて整う)
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見出しの直下に余白を入れる(話題の切り替えが明確になる)
字間は細かく調整できない場面もありますが、その場合でも「行間」「改行」「余白」の3つで十分改善できます。特に、文章を短い塊に分けるだけで読みやすくなり、見た目も整います。
Googleスライドの無料テンプレを失敗なく選ぶコツ
用途別にテンプレを見るポイント
無料テンプレは便利ですが、見た目だけで選ぶと、実際に内容を入れた瞬間に崩れます。失敗しないためには「用途に耐えるか」という観点で見ます。
提案・報告(ビジネス)向け
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文字が増えても崩れにくいシンプルなレイアウト
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図表・比較・箇条書きが使いやすい構成
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余白が広めで、詰め込みを防げる
研修・授業向け
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図解、ステップ説明、要点まとめの型が揃っている
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ページを量産しても統一感が保てる
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見出し・本文の階層が最初から設計されている
イベント・広報向け
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写真面が大きい、ビジュアル中心のレイアウト
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強調文字が映える余白設計
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色数が少なく、統一しやすい
テンプレは「完成形が美しいか」より「自分の情報を入れても破綻しないか」を最優先で見てください。可能であれば、実際に1枚だけ内容を流し込み、崩れ方を確認してから採用すると確実です。
商用利用とクレジット表記の確認手順
無料テンプレは、ライセンス確認が最重要です。見た目が良くても、利用条件を満たしていないと使えません。ここは面倒でも、手順を固定して必ず確認してください。
ライセンス確認チェックリスト
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商用利用が可能か(会社・案件資料に使えるか)
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クレジット表記が必要か(必要ならどこに表記するか)
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改変が可能か(色やフォント変更、レイアウト変更が許可されるか)
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再配布が禁止されていないか(テンプレをそのまま共有しない)
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写真・アイコンなど素材が別ライセンスではないか(素材だけ条件が違うケース)
この確認を怠ると、「提出直前に差し替え」が発生して時間を失います。テンプレ選定の段階で、条件を確認する習慣にしておくのが最も安全です。
CanvaテンプレをGoogleスライドで使う現実的な方法
Canvaはテンプレが豊富で、直感的に見た目を作りやすい一方、共同編集や社内運用ではGoogleスライドが指定されることがあります。そこで「Canvaで見た目を作って、Googleスライドへ持ち込む」運用を検討する方も多いはずです。
ただし、現実的には次の点に注意が必要です。
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フォントが置換されることがある
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レイアウトが微妙に崩れることがある
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画像や装飾が重くなり、編集しづらくなることがある
そのため、Canvaを使う場合は「雰囲気(配色・構成・写真の使い方)を参考にする」か、「取り込んだ後にGoogleスライド側でテーマ編集をかけ直す」前提で運用すると安定します。つまり、最終的な統一はGoogleスライドで仕上げる、という考え方が失敗しにくいです。
Googleスライドをおしゃれに保つ最終チェックリスト
1分で崩れを見つけるチェック項目
提出直前は時間がありません。短時間で粗を見つけるには、チェック項目を固定して機械的に確認するのが最も確実です。以下は、1分でも効果が出やすい項目です。
配色
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使っている色は「背景・文字・アクセント」に収まっている
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アクセント色の意味が全ページで同じ
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グラフや図表の色が増えすぎていない
フォント
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フォント種類が2つ以内になっている
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タイトル・見出し・本文のサイズ階層が固定
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太字の用途が限定されている(乱用していない)
余白
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端ギリギリに文字や図が寄っていない
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文字が詰まりすぎていない(削れる箇所が残っていない)
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見出しの下に適切な余白がある
整列
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左端のラインが揃っている
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箇条書きの行頭位置が揃っている
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複数要素の間隔が均等になっている
画像
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写真の明るさ・色味が混ざっていない
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低解像度でぼやけた画像がない
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アイコンの線の太さやテイストが統一されている
アニメーション
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使うなら最小限で統一されている
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ページごとに派手さがバラついていない
チェックは「見た目の好み」ではなく「ルール違反がないか」で行うと早く終わります。違反が見つかったら、例外を消してルールに戻すだけで整います。
よくあるトラブルと直し方
最後に、よく起きるトラブルと、短時間での直し方をまとめます。
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トラブル:ページ追加したら雰囲気が崩れる
直し方:テーマ編集でフォントとテーマ色を先に固定し、ページは既存スライドを複製して増やします。複製は統一感を保つ最短手段です。 -
トラブル:強調が多すぎてごちゃつく
直し方:強調のルールを1つに戻します。「重要数字だけ色」「結論だけ太字」など、アクセントの用途を限定し直します。 -
トラブル:整列したのに揃って見えない
直し方:目視ではなく整列機能と分布を使います。さらにガイドを置き、左端・上端の基準線を作るとズレが消えます。 -
トラブル:文字が小さくて読みにくいが、減らせない
直し方:1枚に詰めず、スライドを分割します。「結論スライド」と「理由スライド」に分けるだけでも文字サイズを上げられます。 -
トラブル:写真を入れたら急に安っぽくなった
直し方:写真のトーンを揃えます。明るさ・色味が合わない写真を混ぜないことが最優先です。必要なら写真を白黒や同系統に寄せ、統一感を作ります。
ここまで整えると、資料全体の「統一感」が強くなり、結果として「おしゃれ」「洗練されている」という印象が自然に生まれます。
よくある質問
Googleスライドでテーマ色はどこから変えますか
テーマ色は、テーマ編集(テーマの編集)側で変更し、全体に一括反映させるのが基本です。ページごとに図形や文字色を個別に変える運用にすると、必ず色ブレが起きます。先にテーマ色を決めて登録し、以後はその登録色だけを使う、と決めると統一感が保ちやすくなります。
運用上のコツとしては、アクセント色を増やさず、用途(強調対象)を固定することです。これだけで、見た目の散らかりが劇的に減ります。
フォントが相手の環境で崩れない方法はありますか
共同編集や共有では、環境差によってフォントの置換やレイアウト崩れが起きる可能性があります。これを避けるには、次の対策が有効です。
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本文は標準的で癖の少ないフォントに寄せる
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フォント種類を増やさない(2種類以内推奨)
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文字の詰め込みを避け、余白を確保する(崩れの影響を受けにくい)
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最終提出が“見た目固定”でよい場合は、PDFで書き出して提出する
特に、文字量が多いと崩れが目立ちやすいので、「削って余白を作る」設計は、見た目だけでなく安定性にも効きます。
無料テンプレは商用利用できますか
無料テンプレの商用利用可否は、配布元の規約によって異なります。一律に「使える」とは言えません。安全に使うためには、テンプレ選定の時点で次を確認するのが基本です。
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商用利用の可否
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クレジット表記の要否
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改変の可否
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再配布の可否
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テンプレ内の写真・アイコンが別ライセンスでないか
社内やクライアント案件では、後から差し替えるコストが大きいため、見た目より先に「条件を満たせるか」を確認してから採用すると安心です。