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チャットワーク引用の使い方完全ガイド|返信・リンクとの違いと通知の注意点

Chatworkでやり取りが増えてくると、「どの発言への返事なのか分からない」「あとから見返すと話が追えない」といった混乱が起きやすくなります。特に複数人・複数論点が同時に進むプロジェクトでは、返信のタイミングが少しずれるだけで認識違いにつながり、手戻りや通知トラブルの原因にもなりかねません。

そんなときに役立つのが「引用」です。対象となる発言を本文に固定できるため、宛先ズレや言い違いを減らし、会話を整理しやすくなります。ただし、引用は便利な反面、長文の貼りすぎで読みにくくなったり、返信(RE)やメッセージリンクとの使い分けを間違えて余計に混乱したりすることもあります。

本記事では、PC・iPhone・Androidそれぞれの引用手順を押さえたうえで、引用・返信・メッセージリンクを「目的から1分で選べる」ように整理します。さらに、通知事故を防ぐための書き方テンプレや、チームで運用を安定させるルール例までまとめました。読み終えたら、今日から迷わず、伝わる形でチャットを整えられるはずです。

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目次

チャットワーク引用でできることと向いている場面

Chatworkで宛先ズレを防ぐなら引用が有効です。全文・部分引用ができ、引用タグ削除は不可。さらに2020/11/9以降、引用内のTO/TOALL/REは通知されません。状況に応じて返信・メッセージリンクと使い分けましょう。

チャットワーク引用が役立つ典型例

引用が真価を発揮するのは、「どの発言に答えているか」を明確にしたい場面です。代表例を具体的に挙げます。

  1. 質問が複数あるメッセージに、順番に答えるとき
    たとえば、相手が「Aはどうする?/Bの期限は?/Cの担当は?」と3点まとめて送ってきた場合、本文で一気に返すと読み手は迷います。部分引用で質問の該当箇所を1行ずつ切り出し、その直下に回答を書くと、誤読が激減します。

    • コツ:引用は“質問文だけ”に絞り、余計な前置きは外します。

  2. 会話が流れてしまった話題を、途中から拾い直すとき
    5分〜10分前の発言に返事をすると、タイムライン上で対象発言から遠く離れます。引用して返せば、読者はスクロールして探す必要がありません。プロジェクトの決定事項や仕様変更の確認など、“後から見返す”前提のやり取りで特に有効です。

  3. 別チャットの内容を持ち込んで相談するとき(ただし情報管理は必須)
    メッセージリンクは便利ですが、リンク先チャットに参加していないユーザーには表示できず、プレビューも出ません。
    そのため、社内相談で「相手が元チャットにいない」可能性が高いなら、要点を引用(または要約)して貼るほうが確実です。

    • 注意:引用は情報を複製する行為です。機密情報・個人情報・社外秘が混ざる場合は、マスキングや要約に切り替えてください。

  4. 決定事項の“根拠”を残して、合意形成を早くしたいとき
    「この方針で進めます」と宣言するだけでは反発が出やすい場面でも、直前の議論の要点を引用し、その上で結論を書くと、チームの納得が取りやすくなります。議事録ほど重くせず、チャットの流れの中で軽量に合意を残すイメージです。

チャットワーク引用が逆に読みにくくなる例

引用は便利ですが、使い方を誤るとタイムラインを“情報の壁”にしてしまいます。次のケースは避けましょう。

  1. 長文を丸ごと引用する
    長い文章を何度も引用すると、スクロール量が増え、肝心の返答が埋もれます。長文の共有はメッセージリンクに寄せたほうが画面がすっきりします。

  2. 引用だけ貼って、自分の結論が短い(または無い)
    引用はあくまで文脈の固定です。読み手が知りたいのは“次にどうするか”です。引用の直下に、必ず一文で結論(依頼・期限・判断)を書きましょう。

  3. 前後の文脈が重要なのに、切り取りすぎる
    「皮肉」「前提条件」「例外」などが含まれる場合、部分引用だけだと誤解が生まれます。前後の流れを見せたいときはメッセージリンクが向くことがあります。

  4. 情報の共有範囲を意識せず、別チャットへコピペする
    引用は“貼った瞬間に共有範囲が広がる”可能性があります。社内でも部署が違うだけで扱える情報が変わることがあります。運用ルール(共有OKの範囲、マスキング方針)を決めておくと安全です。


チャットワーク引用と返信とメッセージリンクを使い分ける

多くの混乱は、「引用で返すべきか」「返信(RE)で返すべきか」「メッセージリンクで流れを見せるべきか」を、その場のノリで決めてしまうことから起きます。ここでは“迷いをなくす道具”として、比較表と分岐チェックを用意します。

比較表で1分判定できる早見(引用・返信・メッセージリンク)

まずは、目的から逆算して最適機能を選びます。

機能 目的 向いている場面 相手の見え方 落とし穴 おすすめ度
引用 対象発言を本文に固定し、宛先ズレを防ぐ 複数論点に答える/話題が流れた/別チャット要点共有 引用枠として本文に表示 長文引用でタイムライン圧迫/情報複製のリスク
返信(RE) 特定メッセージへの“返事関係”を明確にする 1つの発言へ端的に返す/後から辿れるようにしたい REから元発言へ辿れる 論点が複数だと1本化しづらい 中〜高
メッセージリンク “流れ”を見せつつ、表示を軽くする 長文共有/前後文脈が大事/議論全体を参照してほしい 1行リンク+プレビュー(条件あり) 参加者以外は閲覧不可・プレビュー不可

※返信の記法(rp)や引用の記法(qt/qtmeta)は公式Developer Docsで定義されています。

迷ったら分かる分岐チェック(3つの質問だけ)

以下の3問だけで、ほぼ迷いません。

  1. 相手に見せたいのは“一文”ですか、“流れ”ですか

  • 一文・論点だけ → 引用(部分引用が最適)

  • 流れごと → メッセージリンク

  1. 引用元は長文ですか

  • 長文 → メッセージリンク(または要約+リンク)

  • 短文 → 引用

  1. 相手はリンク先チャットの参加者ですか

  • 不明/参加していない可能性 → 引用(または要約)

  • 参加している → メッセージリンクでOK

この分岐をチームルールとして共有すると、チャットの読みやすさが安定します。

長文は引用よりメッセージリンクが向く(ただし見えない人がいる)

長文を引用すると、タイムラインの“表示面積”を消費してしまい、判断や返答が埋もれます。メッセージリンクなら1行で提示でき、必要な人だけ開けます。
ただし重要な注意があります。メッセージリンクは、リンク先チャットに参加していないユーザーには表示できず、プレビューも表示されません。
したがって、次のように使い分けるのが安全です。

  • 社内で全員が同じチャットに参加している:リンク中心で軽量運用

  • 部署横断・外部混在で参加範囲が分かれがち:要点は引用(または要約)で本文に残す

  • 議論全体を追わせたいが、参加者が限定される:リンク+要点1〜2行の要約(見えない人への保険)

別チャットの内容共有は「引用」か「要約+引用」が確実

「社内相談(チャットB)」で「取引先対応(チャットA)」の内容を共有したい場面では、リンクだけだと見えない人が出ます。
この場合は、次の順が安全です。

  1. 共有してよい範囲に内容を絞る(必要なら伏字)

  2. 要点を2〜5行で要約する

  3. 根拠として必要な箇所だけ部分引用する(長文は貼らない)

  4. 必要な人だけが見られる場合に限り、補足としてメッセージリンクを添える

これで、情報の伝達力と情報管理のバランスが取りやすくなります。


チャットワーク引用のやり方を端末別に覚える

操作で迷うと、結局「適当に返信する」になりがちです。ここでは、PC/iPhone/Androidを横並びにし、チーム内で共有しやすい形に整理します。
(UIは更新される可能性があるため、困ったら公式ヘルプの該当ページに戻る導線もセットで持っておくと安全です。)

端末別操作の早見表(PC/iPhone/Android)

やりたいこと PC iPhone Android
全文引用 対象メッセージにマウス→「引用」→入力欄に自動挿入 対象メッセージをタップ→引用操作→入力欄へ挿入(公式ヘルプ参照) 対象メッセージをタップ→操作画面→「引用する」
部分引用 文字列を選択→「メッセージに引用」 (アプリUIにより可否・手順差が出やすい。迷う場合は全文引用→不要部分を減らす) (アプリUIにより手順差が出やすい。迷う場合は全文引用→要点に整える)
注意点 引用タグは削除しない 引用タグは崩さない(編集は最小) 引用タグは崩さない(編集は最小)

※Androidの引用手順は公式ヘルプに明示されています。

PCでチャットワーク引用を入れる手順(全文/部分)

公式ヘルプに沿って、最短でまとめます。

全文引用

  1. 引用したいメッセージにマウスカーソルを合わせます

  2. 表示される「引用」を押します

  3. 入力欄に引用文が自動挿入されるので、その下に返信を書いて送信します

部分引用

  1. 引用したい箇所だけをドラッグして選択します

  2. 表示される「メッセージに引用」を押します

  3. 選択部分が引用として入力欄に入り、その下に返信を書けます

ポイントは、引用は短く、返答は引用の直下に置くことです。「引用が長いほど親切」という誤解が多いのですが、読み手の負担は逆に増えます。

スマホで迷わないためのコツ(iPhone/Android共通)

スマホは表示領域が狭く、操作メニューの出し方が分かりにくいことがあります。基本は次の考え方で解決できます。

  • まずは対象メッセージをタップして、操作メニューを出す

  • 引用が挿入されたら、要点だけ残して短くする(ただしタグ自体は壊さない)

  • 端末差で見つからない場合は、公式ヘルプ(Android等)を“確認先”としてチームで共有しておく

引用タグを消してはいけない理由

PC版公式ヘルプでは、入力欄に自動挿入される引用の特殊文字(引用タグ)を削除すると正常に引用できない、と明示されています。
見た目を整えたい場合は、タグを削るのではなく、次の方法で調整してください。

  • 引用する行数を減らす(部分引用を使う)

  • 長文はメッセージリンクへ切り替える

  • 引用の直下に“要点”を1行で書く(読み手の視線を誘導する)


チャットワーク引用の通知とメンションで事故を防ぐ

チャット運用で一番怖いのは、操作ミスよりも“通知の誤解”です。関係ない人に通知が飛ぶと信頼を失い、逆に通知が飛ばずに見落とされると納期や品質に直結します。ここでは、仕様を押さえた上で、誰でも再現できる書き方に落とし込みます。

引用内のTO・TOALL・REが通知にならない仕様(2020年11月9日以降)

公式ヘルプには、2020年11月9日以降、引用メッセージ内に「TO」「TOALL」「RE」が含まれていても、対象ユーザーに通知が送られない仕様へ変更したと明記されています。
同様の内容は公式ブログにも掲載されています。

つまり、過去ログを引用したときに、引用内に残っているTo/ToAll/RE表記が原因で、勝手に通知が飛ぶ心配は基本的に不要です(少なくともこの仕様説明の範囲ではそう整理できます)。

通知が起きる/起きない早見表(事故防止)

「通知させたいのに通知されない」「通知させたくないのに通知される」を防ぐため、行動ベースで整理します。

書き方・状況 通知 使うべき場面 安全な運用ポイント
引用の中にTO/TOALL/REが含まれている 基本的に通知されない 過去ログを示したいだけ 通知目的のToは“本文側”に置く
本文(引用の外)にTo/ToAllを付ける 通知される(通常運用) 今すぐ気づいてほしい依頼・確認 Toは本文冒頭に置き、要件を短く
返信(RE/rp)で返す 返信関係が明確になる 1つの発言に端的に返す 論点が複数なら引用へ分解

※返信(rp)や引用(qt/qtmeta)の意味は公式Developer Docsが根拠です。

通知したいときに取るべき安全な書き方(コピペ用テンプレ)

現場で使いやすいように、テンプレを用意します。ポイントは「通知したいToは本文側」「引用は短く」です。

テンプレ1:相手に確実に気づいてほしい(通知あり)

  • (本文冒頭)Toで呼びかけ

  • 要件(何を・いつまでに・必要な判断)

  • 根拠として短い引用(1〜2行)

例(構造)

  1. To:◯◯さん

  2. 要件:A案で進めて良いか、本日17時までにOK/NGください。

  3. 引用:先ほどの「◯◯の条件」該当箇所だけ

テンプレ2:情報共有だけ(通知を最小化)

  • Toは付けない

  • 先に要点(結論)

  • 引用は最小限

  • 長文はリンク(ただし参加者前提)

テンプレ3:複数論点を整理して返す(引用分割)

  • 論点Aを部分引用→回答

  • 論点Bを部分引用→回答

  • 最後に全体の結論(次アクション)を1行

これだけで、「どれへの回答?」が消え、意思決定が早くなります。

チーム運用ルールの例(揉めない・読みやすい)

引用を“個人技”にしないためのルール例です。最初は軽く、慣れたら厳密にするのがおすすめです。

運用ルール例(まずはこれだけ)

  • 引用は原則3行以内(超えるならメッセージリンク検討)

  • 引用の直下に、必ず「結論/依頼/期限」を1行で書く

  • 通知が必要なら、Toは本文側(引用の外)に書く

  • 別チャットからの引用は、共有してよい情報のみ(必要なら伏字)

送信前チェックリスト

  • 引用が短い(必要箇所だけ)

  • 返答が引用の直下にある(迷子にならない)

  • 通知が必要な相手に本文でToしている

  • リンクは相手が閲覧できる(参加者か)

  • 機密・個人情報が混ざっていない


チャットワーク引用の記法を最低限理解する(必要な人だけ)

通常の利用ではボタン操作だけで十分です。ただし、Bot連携や定型メッセージの自動送信を行う場合は、引用や返信がどのように表現されるかを知っておくとトラブルが減ります。

qtとqtmetaの意味と使いどころ(Bot・自動送信向け)

公式Developer Docsでは、引用は次のような記法で表現できると説明されています。

  • [qt][qtmeta aid={account_id} time={timestamp}]...[/qt]
    ここで、aidは引用元アカウントID、timeは引用元メッセージの投稿時刻(Unix時間・秒)です。timeは省略でき、省略すると日時が表示されません。

使いどころ

  • Botが「問い合わせ内容」を引用枠で再掲し、担当者に判断を促す

  • 定型フォーマットで“誰の・いつの発言か”を揃える(監査・振り返りが容易)

ただし、開発者以外の読者が無理に触る必要はありません。UI操作で十分に効果が出ます。

rp返信との関係を知って混乱を減らす

返信は、[rp aid={account_id} to={room_id}-{message_id}] のように、特定メッセージへの返信情報を持たせられると公式Docsに説明があります。
画面上では「RE」として見え、そこから返信元メッセージへ辿れます。これは「この1通に返しています」という関係を強く示したいときに便利です。

現場での使い分け

  • 1つの発言に端的に返す → 返信(RE)

  • 1通に複数論点がある/論点ごとに答える → 引用(分割)

  • 文脈全体を追わせたい → メッセージリンク(参加者前提)


チャットワーク引用で困ったときのトラブルシューティング

最後に、現場で起こりがちな“詰まりどころ”を、原因→対策の順にまとめます。

引用ボタンが見当たらないとき

原因の典型

  • PC:マウスオーバーで操作が出る仕様を見落としている

  • スマホ:対象メッセージをタップして操作画面を開いていない

対策

  • PCは、引用したいメッセージにカーソルを合わせて操作を表示させます(公式ヘルプの手順通り)。

  • Androidは、対象メッセージをタップ→操作画面→「引用する」で挿入できます。

  • それでも見当たらない場合は、アプリ/ブラウザの更新で表示が変わっている可能性があるため、公式ヘルプを確認先として共有しておくと安心です。

相手がリンク先を見られないとき(プレビューが出ない)

原因

  • メッセージリンクは、リンク先チャットに参加しているユーザーだけが内容を確認できます。参加していないユーザーは「表示できません」となり、プレビューも表示されません。

対策

  • 相手が参加していない可能性があるなら、リンクだけでなく要点を本文に要約し、必要箇所のみ引用します。

  • 参加させる場合は、情報管理・権限設計(見せてよい範囲)を先に確認してください。

引用が長すぎて流れが追えないとき

原因

  • 引用で“全部見せよう”としてしまう(親切のつもりが逆効果)

  • 引用の下に結論がない(読み手が判断できない)

対策

  • 部分引用(必要箇所だけ)へ切り替える

  • 長文はメッセージリンクへ(ただし参加者前提)

  • 引用直下に「結論/依頼/期限」を1行で置く


参考情報