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微熱は何度から?37度台で迷わない平熱差の見方と受診目安

体温計で37度台が出た瞬間、「これって微熱?」「仕事は休むべき?」「病院に行くほど?」と頭の中が一気に忙しくなることがあります。けれど、微熱は“何度から”と単純に線引きできるものではありません。体温には個人差があり、時間帯や測り方でもブレるため、数字だけで決めようとすると余計に不安が増えてしまいます。

この記事では、発熱の目安となる基準を押さえたうえで、「平熱との差」「いま出ている症状」「どれくらい続いているか」をセットで見て判断できるように整理します。さらに、出勤・登園・受診の迷いを減らすチェック表、自宅での過ごし方、相談したほうがよい危険サインまでまとめました。読み終えたときに、「今どう動けばいいか」が自分で決められる状態を目指します。

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目次

微熱は何度からと考えるべきか

「何度から微熱か」は、実はひとつの数字で決まりません。理由は簡単で、微熱には統一された医学的定義がないからです。一方で、発熱や高熱には公的な定義が示されており、そこは判断の土台として使えます。

発熱と高熱の公的目安を先に押さえる

厚生労働省の通知(感染症関連の届出基準)では、少なくとも「本基準において」と前置きしつつ、

  • 発熱:37.5℃以上

  • 高熱:38.0℃以上
    と定義されています。

ここで重要なのは、日常会話で「熱っぽい」「微熱かも」と感じる体温が、この“発熱”の線より下に出ることが珍しくない、という点です。つまり、37.5℃未満でもつらいことはあるし、逆に37.5℃以上でも一時的に上がっただけなら重くない場合もあります。だからこそ、微熱の判断は「数値だけ」ではなく、次の軸で組み立てるのが安全です。

微熱は一律定義がないため「平熱差」で考える

医師監修やヘルス情報でも、微熱は一律で線引きせず、本人の平熱との差や体の状態を重視する考え方が示されています。

たとえば、同じ37.2℃でも、

  • 平熱が36.9℃前後の人:体感としては“いつもと同じ”に近い場合がある

  • 平熱が36.0℃台の人:明確に「だるい」「寒気がする」など体調変化が出やすい

このため、この記事では「微熱=37.0〜37.9℃」と単純に断定するのではなく、平熱+何℃かで“行動”を決める設計にします。

体温は日内変動するため、単発の数字で結論を出さない

体温は一日の中で変動します。一般に、早朝は低めで、午後〜夕方に高めになりやすい(いわゆる日内変動)ため、夕方に37度台が出ても、それだけで慌てないほうがよい場面があります。

ただし、「日内変動だから大丈夫」と決めつけるのも危険です。ポイントは次の2つです。

  • 同じ条件で測ったときに、平熱より高い状態が続くか

  • だるさ、咳、喉の痛みなど“症状”がセットで増えているか

単発の数字ではなく、同条件の推移にすると判断が安定します。

体温の目安を整理する早見表

次の表は、数値の目安を“判断の土台”として整理したものです。微熱の欄はあくまで参考で、最終判断は「平熱差」「症状」「経過」を優先してください。

区分 目安の体温 重要ポイント
平熱 個人差が大きい まず自分の平熱帯を知る(後述の1週間法)
微熱(目安) 37.0℃前後〜37.4℃前後で“平熱より高い” 統一定義はなく、平熱差と症状・経過で判断する
発熱 37.5℃以上 公的通知の目安(感染症関連の基準)
高熱 38.0℃以上 公的通知の目安(感染症関連の基準)

まず結論:今日の行動は体温より「状態」で決める

検索している方が本当に知りたいのは、「微熱の定義」よりも「今日どうするか」です。ここでは、出勤/在宅で休む/医療相談の判断を、体温よりも状態で決めるための考え方を提示します。

体温に関わらず急いで相談したい危険サイン

次のような状態がある場合は、37度台でも“様子見を続ける”より、早めに医療機関や相談窓口の利用を検討してください(特に急な悪化があるとき)。保育現場向け資料でも、体温に関わらず「顔色が悪い」「意識がはっきりしない」「頻繁な嘔吐や下痢」などは至急受診が必要と整理されています。

  • 息苦しい、胸の痛み、呼吸が速い

  • 意識がぼんやりする、反応が鈍い、ぐったりが強い

  • 水分が取れない(嘔吐が続く、尿が極端に少ない)

  • 激しい頭痛、首の硬さ、強い腹痛

  • 乳児(特に低月齢)や基礎疾患がある方で体調が急変している

「微熱だから大丈夫」ではなく、危険サインがあるかどうかを最初に見てください。

1分で判断するチェック表(大人向け)

次の表は、今日の行動を決めるための簡易チェックです。すべてに厳密な正解があるわけではありませんが、「迷い」を減らすためのガイドとして使えます。

チェック Yesなら Noなら
危険サイン(息苦しさ・意識の変化・水分不可など)がある 体温に関わらず早めに相談 次へ
発熱の目安(37.5℃以上)が出ている まず休養+感染対策、必要に応じ相談 次へ
平熱より0.5℃以上高く、だるさが強い 出勤は避け、休養優先(推移を記録) 次へ
咳・喉痛・鼻水・関節痛など感染症を疑う症状がある 周囲への配慮のため在宅・マスク等 次へ
2〜3日たっても改善しない/むしろ悪化 医療相談を検討 様子見(同条件で検温)

微熱の原因に多いパターン

微熱の原因は感染症だけではありません。原因を決めつける必要はありませんが、「どのパターンに近いか」を知ると、対処と受診のタイミングが決めやすくなります。

かぜなどの感染症で起きる微熱

最も多いのは、上気道炎などの感染症に伴う微熱です。次のように“セット”で出やすい特徴があります。

  • 喉の痛み、咳、鼻水、寒気

  • 倦怠感(だるさ)、関節の痛み

  • 食欲低下、眠気

この場合、体温が37.4℃でも、本人がつらいなら「休養」が回復を早めます。医師監修記事でも、休むか迷うときは体温だけでなく状態で判断する旨が示されています。

月経周期やホルモン変動で起きる微熱

女性は月経周期により体温が変動し、排卵後(黄体期)に0.3〜0.6℃上がることがあると、大学医学部の解説にも記載があります。
この場合、次の特徴がヒントになります。

  • 毎月同じ時期に上がりやすい

  • 喉の痛みや咳など感染症症状が乏しい

  • 数日〜1週間程度で周期に合わせて落ち着くことがある

ただし、「いつもと違う強いだるさ」「長く続く」「他症状が増える」場合は、別の原因も考え、医療相談で整理すると安心です。

ストレスや睡眠不足で起きる微熱

ストレスや睡眠不足が続くと、体調全体が崩れ、熱っぽさが出ることがあります。ここで注意したいのは、ストレス由来と断定すると、感染症や他の病気を見逃しやすい点です。
見分けのコツは「休めた日に下がるか」「他の症状が増えていないか」を推移で見ることです。

微熱が長引くときに考えること

微熱が長く続くと不安になります。ここは自己判断で抱え込むより、「どれくらい続いているか」と「伴う症状」を整理して相談するほうが早く安心できます。
特に、だるさが強い、体重減少、寝汗、息切れなどが加わる場合は、放置せず相談してください(鑑別が必要になることがあります)。


微熱のときにまずやる自宅ケア

微熱で最初にやるべきことは、特別なことではなく「回復を邪魔しない」ことです。ここでは、やるべきこと・避けたいことを具体化します。

水分と休養を最優先にする

微熱でも体は水分を失いやすく、だるさがあるときは回復のために休養が必要です。

  • 水分は“一気に”ではなく“回数を増やす”

  • 食欲がないときは、スープ・おかゆ・ゼリーなどでよい

  • 入浴は短め、長湯は避ける(体力を消耗しやすい)

自宅ケアチェックリスト

  • いつもより水分摂取ができている

  • 睡眠時間を確保できている

  • 体温と症状を朝夕でメモしている

  • 仕事や運動は無理に続けていない

  • 同居家族にうつさない配慮(換気、手洗い等)ができている

解熱剤は「数字」ではなく「つらさ」で考える

解熱剤は、体温の数字を下げるためだけではなく、痛みやつらさを和らげ、休養しやすくする目的で使われます。
一方で、微熱で「数値を下げたい」気持ちが先行すると、体調の変化が分かりにくくなることがあります。使う場合は、次を確認してください。

  • 服用中の薬との飲み合わせ

  • 妊娠中、授乳中、持病の有無

  • 小児の場合は自己判断しない

家庭内でうつさない基本(感染症が疑わしいとき)

感染症が疑わしいときは、家族内で広げない工夫が効果的です。

  • タオルの共用を避ける

  • こまめな手洗い

  • 換気

  • 咳がある場合はマスク

  • 共有スペースの触る場所(ドアノブ等)を意識して清潔にする


微熱で受診すべき目安

受診の判断を難しくするのは、「微熱=病院は大げさ?」という心理です。しかし、受診は“重病のときだけ”ではありません。判断材料を集めて不安を減らすための受診も価値があります。

受診判断は「危険サイン×経過×属性」の3軸で決める

医師監修記事でも、迷ったら体温より状態で判断する考え方が示されています。
以下の3軸で整理すると、決めやすくなります。

  • 危険サイン:息苦しさ、意識の変化、水分が取れない、強い痛みなど

  • 経過:2〜3日で改善するか、悪化するか、ぶり返すか

  • 属性:乳児、妊娠中、基礎疾患がある、高齢など(一般に慎重判断)

何日続いたら相談するかの目安

目安としては、次の場合に相談へ切り替えると安心です。

  • 2〜3日たっても改善が乏しい

  • 下がったと思ったらまた上がる(ぶり返し)

  • だるさが増える、症状が増える

  • 周囲で感染症が流行している/接触の心当たりがある

「待てば治るかも」という気持ちがあるほど、記録を残して相談するとスムーズです。

受診時に役立つ「記録テンプレ」

受診の質を上げるのは、体温の最高値よりも「推移と症状」です。次をメモしておくと、短い診察時間でも状況が伝わります。

  • いつから(何日前から)

  • 体温(朝/夕、測定部位、測定条件)

  • 症状(咳、喉、鼻、腹痛、下痢、嘔吐、頭痛など)

  • 水分・食事(取れているか)

  • 尿(回数が減っていないか)

  • 服薬(解熱剤や市販薬を使ったか)

  • 同居家族や職場・学校の流行状況


子どもの微熱と登園登校の考え方

子どもの体温は大人より高めで、活動や環境で変動しやすい傾向があります。したがって、登園・登校の判断は体温だけでなく、元気さ・水分・食欲・直近の高熱・解熱剤の有無も合わせて見ます。

子どもの判断は「元気さ」と「水分」が最重要

子どもは「熱があっても元気」なこともありますが、逆に体温がそれほど高くなくても、機嫌が悪くぐったりすることがあります。
家庭で見やすい観点は次の通りです。

  • 機嫌はよいか、遊べるか

  • 食事や水分が取れるか

  • 呼吸は苦しそうでないか

  • 尿は普段通り出ているか

登園判断の目安(厚労省資料に基づく整理)

保育現場向けの資料では、発熱時の対応が次のように整理されています(要約)。「発熱は目安で、平熱に応じて個別判断」とも明記されています。

区分 目安(要約)
登園を控える目安 朝から37.5℃超+元気がない/水分が取れない、24時間以内に解熱剤、24時間以内に38℃以上が出ていた など
保育可能の目安 37.5℃以下で元気・機嫌がよい/食事・水分が取れる/発疹なし/排尿が減っていない/解熱剤なし/直近に38℃なし など
保護者連絡の目安 38℃以上の発熱、元気がなく機嫌が悪い、食欲・水分が取れない など
至急受診の目安 顔色が悪い、呼吸が速い、意識がはっきりしない、頻繁な嘔吐・下痢、けいれんが続く、3か月未満で38℃以上 など

園によって運用ルールは異なるため、最終的には園の方針を確認するのが確実です。しかし、上の表のように「体温×状態」で見れば、家庭でも判断の筋道が立ちやすくなります。

乳児・低月齢は「いつもと違う」を軽視しない

同じ体温でも、乳児は状態の変化が大人より重要です。厚労省資料でも、3か月未満で38℃以上の発熱は至急受診の目安として整理されています。
また、1歳以下では「平熱より1℃以上高い」場合に注意する目安が示されています。
「微熱だから大丈夫」と思い込まず、気になるときは早めに相談してください。


微熱判断の精度を上げる体温の測り方

微熱かどうかの迷いは、体調そのものだけでなく「測り方のブレ」で増幅されます。ここでは、誰でも再現しやすい形で、ブレを減らすポイントをまとめます。

体温がブレる主因は「時間帯・部位・直前行動」

体温は日内変動があります。さらに、測る部位や直前の行動でも変わります。
判断に迷うときほど、次のルールで統一してください。

  • 同じ体温計で測る

  • 同じ部位で測る

  • 朝と夕など、同じ時間帯で測る

  • 直前の行動(入浴・運動・食事)を避ける

検温前の「5つのNG」を避ける

次の条件は、体温を高め(あるいは不安定)にしやすいので、可能なら避けて再検温してください。

  1. 運動や早歩きの直後

  2. 入浴直後(体が温まりすぎている)

  3. 食事直後

  4. 厚着で汗をかいた直後

  5. 冷えすぎ/温まりすぎの環境から戻った直後

厚労省資料でも、微熱時は水分補給や静かに過ごしたうえで、しばらく様子を見て再検温する流れが示されています。

予測式と実測式は「推移の見方」を揃える

体温計の方式によって、同じ人でも値が揺れます。ここで大事なのは、方式の優劣を決めることではなく、同じ条件で推移を見ることです。
「今日は37.3℃」「明日は36.8℃」のように単発で一喜一憂せず、朝夕の推移と症状をセットで見ましょう。

平熱を把握する1週間の測定法(不安を減らす最短ルート)

“微熱かどうか”を迷わないために最も効くのが、平熱を把握することです。難しくありません。

  1. 体調がよい週に、朝起きて落ち着いてから検温

  2. 可能なら夕方も同条件で検温

  3. 体温と簡単な体調メモ(睡眠不足、飲酒、運動など)を残す

  4. 1週間の範囲から「自分の平熱帯」をつかむ

これを一度やっておくと、37度台が出たときも「今日は平熱より0.6℃高い」「夕方だけ上がりやすい」など、判断がブレにくくなります。


よくある質問

37.0℃は微熱ですか

平熱が36.9℃前後の方なら平常の範囲に近い場合があります。一方、平熱が36.0℃台の方なら、体調変化として扱ったほうがよいこともあります。微熱は一律定義がないため、平熱差と症状・経過で判断してください。

37.3℃でもだるいなら仕事や学校は休むべきですか

体温の数字よりも、だるさの強さ、症状(咳・喉・寒気など)、睡眠が取れているか、周囲への感染リスクを優先してください。つらいのに無理をすると回復が遅れ、周囲にうつすリスクも上がります。判断に迷うときは、朝夕の推移を同条件で取り、危険サインがないか確認したうえで「休養優先」に寄せると後悔が少ないです。

微熱が3日続くのは様子見でよいですか

改善傾向があり、症状が軽いなら様子見もあり得ます。ただし、悪化する、症状が増える、ぶり返す、水分が取れないなどがあれば相談に切り替えてください。3日をひとつの区切りとして「記録を持って相談する」と、短時間で整理がつきやすくなります。

子どもが37.4℃で元気でも登園してよいですか

園のルールが最優先です。そのうえで、保育現場向け資料では「37.5℃以下で元気・機嫌がよい」「水分が取れる」「直近に38℃がない」「解熱剤を使っていない」などを目安にしています。
ただし、咳がひどい、下痢・嘔吐がある、普段と違ってぐったりする場合は、体温に関わらず休ませたほうが安全です。

平熱が低い人は何度から注意すべきですか

平熱が低い方は、37.0℃台前半でもつらく感じることがあります。大切なのは「何度から」と固定するより、「平熱との差」「症状」「経過」をセットで見て、危険サインがあれば早めに相談することです。

微熱と低体温を行ったり来たりするのはなぜですか

測定条件(時間帯・部位・直前行動)の違いで上下していることがあります。まずは同条件で朝夕の推移を記録してください。それでも変動が大きく、だるさなどの体調不良が続くなら、記録を持って相談すると原因の切り分けが進みます。


まとめ:微熱は「平熱差×症状×経過」で迷いを減らす

微熱は「何度から」と単一の数字で断定しにくく、発熱(37.5℃以上)・高熱(38.0℃以上)とは扱いが異なります。まずは公的な発熱の目安を土台にしつつ、微熱は平熱との差、症状、続いている日数で判断してください。

迷ったときにやることは、次の3つです。

  • 同じ条件で検温し、朝夕の推移をメモする

  • 水分と休養を優先し、感染が疑わしいなら周囲への配慮をする

  • 危険サインがあれば体温に関わらず早めに相談する

「微熱だから様子見」ではなく、「状態を見て行動を決める」に切り替えると、不安が減り、必要なときに適切な相談ができます。


参考情報