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0x800f0922でWindows Updateが失敗する原因と直し方|VPN・SRP/EFI・.NETを最短で切り分け

Windows Updateの途中で「0x800f0922」が出て更新に失敗し、再起動すると元に戻ってしまう――この状態が続くと、セキュリティ更新が当てられず不安になりますし、業務PCならなおさら焦ります。
ただし、0x800f0922は「原因が1つ」に固定されるエラーではありません。VPNや社内プロキシによる通信制限、システム予約領域(SRP/EFI)の空き不足、.NET Framework 3.5の取得失敗、そして一部環境ではSecureBoot関連タスクの不具合など、典型パターンがいくつかあります。

本記事では、危険度の低い対処から順に「症状→確認→次の一手」が分かる切り分け手順を用意しました。社給PCで権限が限られている場合でも迷わないよう、管理者にそのまま送れる依頼テンプレも掲載しています。最短で原因に当たりを付け、無理なく更新を通すための道筋を一緒に整理していきましょう。

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目次

0x800f0922とは何が起きている状態か

0x800f0922が出やすい場面

0x800f0922は、更新や機能追加が“最後まで適用できない”ときに出やすいコードです。代表例は次のとおりです。

  • 累積更新・品質更新:ダウンロード後の「インストール」や、再起動後の「構成」段階で失敗する

  • 機能更新(大型アップデート):途中で戻って、更新のやり直しループになる

  • Windowsの機能:.NET Framework 3.5 を有効化しようとして失敗する(結果として0x800f0922が出ることがある)

重要なのは、0x800f0922自体は「原因名」ではなく「適用に失敗した」という結果を示す場合が多い点です。したがって“原因の当たり”を付けるには、症状と環境条件からの切り分けが近道です。

原因は大きく4系統に分かれる

実務上、0x800f0922の原因は次の4系統で考えると整理しやすいです。

  1. 通信(VPN/プロキシ/社内FW)

  2. SRP/EFIの空き不足(ブート領域の更新失敗)

  3. .NET Framework 3.5 の取得失敗(機能ファイルを入手できない)

  4. 更新コンポーネントや特定タスク破損(SecureBootEncodeUEFI 等)

この後の章では、上から順に“低リスクで試せる順”に切り分けます。


0x800f0922を最短で切り分けるチェックリスト

まず見るべき切り分け表

最初に、いまの状況に最も近い行を探してください。「確認」を先に行うことで、試行錯誤を減らせます。

症状(いま起きていること) ありがちな原因 確認ポイント(観測) 次にやること(低リスク順)
VPN接続中・社内回線でだけ失敗する 通信(VPN/プロキシ/FW) VPN必須か、別回線で挙動が変わるか VPN切断で再試行→別回線で試行→管理者へ到達性確認依頼
更新が再起動後に戻る/「更新を完了できませんでした」 SRP/EFI不足 「システム予約パーティションを更新できませんでした」等の表示、古いPCのアップグレード履歴 まずは通信・トラブルシューティング→改善しなければ管理者へSRP/EFI相談(自力変更は最後)
.NET 3.5 を有効化中に失敗する .NET取得失敗 Windowsの機能で3.5有効化を試して失敗 インストールメディアのsources\sxsを使う方法を検討(権限がなければ管理者依頼)
特定の更新で繰り返し失敗、タスク関連のエラーが出る タスク破損(SecureBootEncodeUEFI 等) タスク スケジューラOperationalログに該当イベント(例:読み込み失敗) 該当時のみMicrosoft Learn手順で修復を検討(管理者依頼推奨)

作業前の安全チェックリスト

0x800f0922は原因によっては深い変更が必要になります。特に社給PC・BitLocker有効・復旧手段不明の場合は、ここを先に確認してください。

  • 重要データのバックアップが取れている(OneDrive/社内ストレージ含む)

  • BitLockerが有効な場合、回復キーの扱いが分かる(社給PCは管理者に確認)

  • PCの電源が安定している(ノートPCはAC接続)

  • “自分の権限でできる範囲”を把握している(管理者権限が必要な手順は無理をしない)


VPN・ネットワークが原因の0x800f0922を直す

低コストで試せる順番(VPN→回線→社内制約の確認)

通信が原因の場合、最も良い点は「試すコストが低い」ことです。可能な範囲で次の順に試してください。

  1. VPNを切断して更新を再試行する(社内規程で許可される範囲)

  2. 可能なら別回線(自宅回線・テザリング等)で更新を試す

  3. PCを再起動してから、Windows Updateを再実行する

「社内回線で失敗するが、外部回線では進む」という差が出た場合、原因の本命はVPN/プロキシ/ファイアウォールの可能性が高くなります。以後は“PC側の修復”よりも“ネットワーク到達性の確認”が近道になります。

管理者(情シス)に依頼するときのテンプレ

社給PCでは、ここが最も効きます。次の内容をそのまま貼り付けて依頼できる形にしています。

  • 現象:Windows Updateが失敗(再起動後に戻る/○%で止まる)

  • エラーコード:0x800f0922

  • 環境:VPN(必須/任意)、プロキシ(あり/なし)、社内回線のみ/在宅回線あり

  • 試したこと:VPN切断(可否と結果)、別回線(可否と結果)、トラブルシューティング実行(結果)

  • 依頼:Windows Update関連の到達性(必要ドメイン・通信)が遮断されていないか確認してほしい

Windows Updateの問題に対して、Microsoftはトラブルシューティング手順や対処の導線を公開しています。社内対応でも、この導線に沿って確認してもらうと話が早いことが多いです。


Windows Updateの基本復旧(まず試すべき低リスク手順)

Windows Updateトラブルシューティングを実行する

通信要因が確定しない場合でも、まず低リスクで試せるのがトラブルシューティングです。Microsoftのガイドでも、Windows Updateの問題に対する具体的なトラブルシュート導線が示されています。

  • 設定からWindows Updateのトラブルシューティングを実行

  • 提示される修正を適用し、再起動後に更新を再試行

それでも失敗する場合に“やってはいけない近道”

ネット上には「いきなりSRP/EFIを拡張する」「よく分からない最適化ツールで修復する」といった近道が散見されます。しかし、SRP/EFI周りはブートに直結し、誤ると復旧が難しくなります。Microsoftの案内でも、SRPがいっぱいになることが原因になり得る一方、対処は慎重に行う必要があります。

ここでは、次章以降で「本当にSRP/EFIを疑うべき条件」と「社給PCでの安全な進め方」を明確化します。


システム予約領域やEFI不足が原因の0x800f0922を直す

SRP/EFI不足が疑わしい条件

次の条件が重なるほど、SRP/EFI不足の優先度が上がります。

  • 更新が再起動後に戻る/「更新を完了できませんでした」系の表示が出る

  • 「システム予約パーティションを更新できませんでした」という文言や、SRPがいっぱいで起きる旨の説明に該当する

  • 古いPCをアップグレードし続けている、または過去にディスク構成を変更している

  • サードパーティのセキュリティソフト導入歴があり、SRPに書き込みが行われる可能性がある(Microsoftは、セキュリティアプリがSRPを書き込みで埋める可能性に言及しています)

SRP/EFI対処が危険になりやすい理由(最重要)

SRP/EFIはWindowsの起動に関わる領域です。ここを扱う作業は、誤ると次のリスクがあります。

  • 起動できない(ブート情報が壊れる)

  • BitLockerが有効だと回復キー入力が必要になる(社給PCでは回復キーを自分が持っていないことがある)

  • 復旧に専門知識と時間が必要になる

したがって、社給PCBitLocker有効復旧手段が不明業務で停止できない場合は、原則として「自力のパーティション変更」を避け、管理者に依頼する方が安全です。

自力で触る前に、管理者へ相談すべきケース

次のいずれかに当てはまるなら、ここで一度立ち止まるのが賢明です。

  • 管理者権限がない/ディスク管理操作が制限されている

  • BitLocker回復キーを把握していない

  • OS復旧メディアや代替PCがない

  • 業務影響が大きく、失敗が許容できない

Microsoftは、SRPがいっぱいになることでエラーが起き得ること、SRPの確認・対処の方向性を示しています。社内の標準手順として扱われることもあるため、管理者へ根拠を示して相談するのが有効です。

管理者へ相談する際の要点(短く伝える)

  • 0x800f0922で更新失敗

  • 画面に「システム予約パーティションを更新できませんでした」等が出る/古い端末でアップグレード歴がある

  • SRP/EFI不足の可能性があるため、容量と対処方針を確認してほしい(Microsoft Supportの案内に該当)


.NET Framework 3.5が絡む0x800f0922の対処

.NET 3.5が原因になりやすいパターン

次のような状況では、Windows Update全般というより「.NET 3.5の機能有効化」が主因の可能性が高いです。

  • 古い業務アプリの要件で .NET Framework 3.5 が必要になった

  • 「Windowsの機能の有効化または無効化」から .NET 3.5 をオンにして失敗する

  • エラーとして 0x800f0922 のほか、0x800F081F、0x800F0906 などが出る(機能ファイル取得に失敗する類)

王道は「Windows Updateから取れないなら、インストールメディアをソースにする」

Microsoftの一次情報では、.NET Framework 3.5 のインストールが失敗する要因として「必要ファイルをWindows Updateからダウンロードできない」ケースが扱われ、複数の解決策が示されています。

社内プロキシやWSUS構成、回線制限がある環境では、Windows Update経由の取得がうまくいかないことがあります。その場合の現実解は次のいずれかです。

  • 管理者権限がある:インストールメディア(ISO/USB)の sources\sxs をソースにして有効化する

  • 管理者権限がない(社給PC):管理者へ「sources\sxs をソースにした有効化」を依頼する(根拠:Microsoft Learn/Support)

社給PCでの依頼テンプレ(.NET 3.5向け)

  • 現象:.NET Framework 3.5 の有効化に失敗、0x800f0922(または0x800F081F/0x800F0906)

  • 環境:社内プロキシ/WSUS/回線制限あり

  • 依頼:インストールメディアの sources\sxs をソースにした導入を実施してほしい(Microsoftの一次情報に手順がある)


SecureBootEncodeUEFIなど特定タスク破損が原因の0x800f0922を直す

この原因は「全員向け」ではない(該当条件を先に確認)

SecureBootEncodeUEFIが原因で0x800f0922が起きるケースは、Microsoft Learnのトラブルシュート記事で扱われています。
ただし、これは“誰にでも当てはまる一般原因”ではありません。該当するかどうかは、ログやイベントで当たりを付けるのが基本です。

  • タスク スケジューラのOperationalログで、SecureBootEncodeUEFIの読み込み失敗等が出ている

  • 更新適用時に、特定のタスク破損に言及するエラーが見える

  • サーバー系環境ではCBS.logで関連エントリが出ることがある(Microsoft Learnでログ言及あり)

該当する場合のみ、Microsoft Learnの手順に沿って修復を検討する

Microsoft Learnでは、破損タスクのクリーンアップや、ステージされたパッケージの削除などの手順が示されています。
この手順は環境影響があり得るため、次に当てはまる場合は管理者へ依頼する方が安全です。

  • 社給PCで管理者権限がない

  • Secure Bootや更新管理がポリシー統制されている

  • 失敗時の復旧責任を個人で負えない


作業別:難易度とリスクの比較(どこまで自分でやるか)

低リスクから順に試す判断表

次の表で「自分でやる範囲」と「管理者に渡す範囲」を線引きしやすくします。

作業内容 影響範囲 難易度 失敗時リスク 推奨担当
VPN切断・別回線で再試行 ほぼなし 本人
Windows Updateトラブルシューティング 小〜中 本人
.NET 3.5有効化(sources\sxs指定) 中(権限/構成依存) 権限があれば本人、なければ管理者
SecureBootEncodeUEFI関連の修復 中〜大 中〜高(環境依存) 管理者推奨
SRP/EFIの容量調整・対処 高(起動不能/BitLocker回復等) 管理者/専門家

よくある質問

何度も同じ%で失敗するのはなぜですか

同じ工程で同じ条件がブロックしている可能性が高いです。例えば、社内ネットワークの到達性が毎回遮断される、SRP/EFIの空き不足でブート領域更新が毎回失敗する、.NET 3.5の取得が毎回ブロックされる、といった具合です。
まずは切り分け表に沿って「回線条件」「SRP/EFIの可能性」「.NET 3.5かどうか」を順に潰すのが近道です。

データは消えますか

VPN切断、トラブルシューティング、.NET 3.5の通常有効化などは、一般にデータ消失のリスクは高くありません。
一方で、SRP/EFIの変更は起動に影響し得るため、バックアップや回復手段の確保、社給PCでは管理者対応が推奨されます。

社給PCで権限がなく、何もできない場合はどうすればよいですか

本記事の依頼テンプレを使い、「エラーコード」「失敗タイミング」「VPN/プロキシの有無」「試したこと」を短くまとめて管理者へ渡してください。
Microsoftの一次情報(SRPがいっぱいで起きる、Updateトラブルシュート導線、.NET 3.5の取得失敗と対策、SecureBootEncodeUEFIの特定ケース)を根拠として添えると、社内での優先度が上がりやすくなります。


参考情報