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元から入っているアプリで消していいもの:iPhone/Android安全リスト

スマホが重い。通知がうるさい。けれど何を消していいのか分からない——。そのモヤモヤ、今日で終わりにしませんか?
本記事は、iPhone/Androidそれぞれで「消しても(または無効化しても)実害が出にくいアプリ」を、安全性と影響度の観点から整理。
やみくもに断捨離するのではなく、“生活導線に影響するか”“すぐ戻せるか”を基準に、迷いなく手を動かせる実践ガイドです。
必要な機能は守りつつ、いらない動作と通知だけを静かにオフ。あなたのスマホは、もう一度「速く、静かで、気持ちよく」なれます。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

アプリ整理のコツは、たった三つ。「依存度を見極める」「代替手段を決める」「すぐ戻せる形で試す」。
この順番さえ守れば、失敗しようがありません。まずは一つだけ消す(無効化する)→1日使って不便がないか確かめる→問題なければ次へ。
これを繰り返すほど、電池は長持ちし、通知は静まり、操作は軽くなります。スマホは道具。
あなたの生活に合わせて“要るものだけが働く”状態に整えていきましょう。
もし迷ったら、機種名と使い方(CarPlay/Watch/決済など)を教えてください。あなた専用の「安全リスト」を、その場で提案します。

元から入っているアプリで消していいものiPhone

ほぼ安全(消しても多くの人に影響が出にくい)

Books/TV/Freeform/iTunes Store/Tips/株価/天気/コンパス/計測/ボイスメモ/ショートカット/メモ/リマインダー/ファイル/翻訳/Watch/電卓/時計 など

  • 特徴:単体で完結し、他アプリへの“必須連携度”が低い

  • 代表的な影響:

    • 「電卓」「天気」「株価」を消すとウィジェットコントロールセンターの項目が消える

    • 「Watch」を消すとApple Watchの管理UIが消える(再インストールで復活)

    • 「iTunes Store」はApple Music契約がない人は実質不要になりがち

  • 迷ったら:1個ずつ消す→1日使って不便がなければ次へのスモールステップでOK

注意(人・環境によっては困る)

Mail/マップ/ミュージック/Podcast/カレンダー/FaceTime/連絡先/探す/ヘルスケア/Wallet/News(対応地域のみ)

  • 代表的な“困るポイント”:

    • Mail:他社メールに完全移行していればOKだが、共有シートの既定動作が変わる

    • マップ:CarPlayやSiriの経路提案が弱くなる(他社地図で代替可)

    • ミュージック/PodcastCarPlay/Siri再生の一部が細る

    • FaceTime:電話・連絡先からの着信は可能でも、UIや提案の面で不便

    • 連絡先:データ自体は電話アプリ等に残るが、編集UIや共有の導線が減る

    • 探す(Find My)友達の位置共有/紛失モード/AirTag等が使えなくなる

    • ヘルスケアApple Watch・服薬・睡眠・ヘルスデータが止まる

    • WalletApple Pay/交通系/鍵/チケットが使えなくなる

  • 判断のコツ:「Siri/CarPlay/Apple Watch/位置共有/決済」をどれだけ使うかで決める

非推奨(基本は残す/そもそも消せない)

設定/電話/メッセージ/Safari/App Store/カメラなどコア機能

  • スクリーンタイムの制限で「Appの削除」がOFFだと消せないことがある

  • 企業・学校のMDMプロファイルが入っていると削除制限あり

失敗しても戻せる:復元の実務

  • App Storeでアプリ名検索 → 雲アイコンで再DL

  • コントロールセンターのトグル(電卓など)は復元後に再表示

  • ホーム画面のレイアウトは必要に応じて再調整

元から入っているアプリで消していいものAndroid

前提:なぜ「無効化」が安全?

  • 表示が消える・バックグラウンド停止・更新も止まる=実質的に“いない”状態

  • でもシステム領域は温存されるから、不具合時は「有効にする」で簡単復帰

  • 機種(Pixel/Galaxy/キャリアモデル)でプリイン構成が違うため、共通手順として最も安全

ほぼ安全に“無効化 or アンインストール”しやすい(Pixel目安)

Google TV(旧Playムービー&TV)/Google News/Google Meet/Google Podcasts(役目終了端末あり)/Play Games/YouTube Music(他の音楽アプリに統一するなら)/Docs/Sheets/Slides/Gmail/Googleカレンダー など

  • 代替が明確/個別アプリとして完結

  • 仕事・学校のポリシーがなければ、使っていないなら停止でOK

  • 必要になったらPlayストアから再導入 or 有効化で戻せる

注意(人によって影響が出やすい)

Chrome/Files by Google/Drive/Google One/YouTube など

  • Chrome:他ブラウザに完全移行するなら可だが、**アプリ内Web表示(カスタムタブ)**に影響する場合あり

  • Files:ファイル管理の共有・クリーンアップ機能を他で代替できるか確認

  • Drive/Oneバックアップ・同期を使っている人は要注意

  • YouTubePIP(ながら見)/共有メニュー連携を使うなら残す

絶対に残す(無効化しない)

Google Play開発者サービス/Google Playストア/Android System/System UI/Gboard(標準キーボードは残すのが無難)

認証・通知・位置情報・アプリ配信・アプリ内課金・スマートロック等、広範に不具合が出る

メーカー別の肌感覚

  • Pixel:Google純正の“+α”アプリは止めやすい

  • Galaxy:一部Galaxy独自アプリは無効化可。ただしGalaxy Store/Galaxy Themesなどは残すのが無難

  • キャリア端末:キャリアアプリは無効化で様子見が安全(請求・サポート系は残す)

無効化・復帰の実務

  • 設定 > アプリ > 対象アプリ >[無効にする](または[アンインストール])

  • 具合が悪ければ[有効にする]で即復帰

  • “強制アンインストール(ADB等)”は上級者向け。復旧難度が上がるため、まずは無効化から

判断基準

  1. 依存度チェック

    • そのアプリ、Siri/共有/CarPlay/Watch/バックアップ/決済/学務・業務に噛んでる?

  2. 代替手段チェック

    • 同じ体験を別アプリで無理なく再現できる?(例:メール、地図、音楽)

  3. 復帰容易性チェック

    • すぐ戻せる?(iPhone=再DL、Android=有効化)→戻せるなら実験OK

原則:「1つずつ・1日ずつ」。まとめて消すと、何が原因で不便になったか切り分け不能になります。


セキュリティ&プライバシーの現実的メリット/限界

  • メリット:更新・権限・バックグラウンド動作の“面”が減り、リスク・バッテリー・通知ノイズが下がる傾向

  • ⚠️ 限界:ストレージや電池の改善は劇的ではないことが多い(特にiPhoneの純正は軽量設計)

  • やっておくと良いこと

    • 使わないアプリは権限剥がし(位置・連絡先・写真)

    • 通知を厳選(最も満足度が上がる)

    • AndroidはPlayプロテクトON維持


よくある落とし穴

  • iPhoneのWallet/ヘルスケア/探すを安易に削除
    → 決済・鍵・ヘルスログ・紛失時の探索などライフライン機能が止まるので基本は残す

  • AndroidでPlay開発者サービスを止める
    → 通知や位置ベース機能が広範に故障。絶対NG

  • CarPlay/Android Autoユーザーがメディア・ナビ系を消し過ぎ
    → 車内操作の音声・UIが劣化しやすい

  • 企業・学校端末での削除
    MDM/ポリシー違反になることがあるので管理者ガイドラインを確認