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スマホでYouTubeのコメントを流す|ライブ配信で表示する手順

スマホだけでYouTubeライブを始めたけれど、「視聴者のコメントを配信画面に重ねて表示したい…!」――そんな願いを、最短ルートで叶えるガイドです。
この記事では、公式アプリでは実現しにくい“コメントのオーバーレイ表示”を、PRISM LiveStreamlabsという定番ツールでシンプルに再現。
初配信でも迷わないように、設定値(解像度・ビットレート・文字サイズ)から、読ませるレイアウト荒らし対策熱暴走の回避まで、実務のコツを余さず詰め込みました。
配信は内容が同じでも、画面にコメントが流れるだけで参加感が一気に高まるもの。雑談、ゲーム、IRLのどれでもすぐ使える“型”をベースに、あなたのチャンネルに合わせた微調整のポイントも紹介します。
読み終わるころには、テスト→本番まで5分で行ける手順がそのまま手元に。さあ、今日の配信から“視聴者と一緒に作る画面”へアップグレードしましょう。

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この記事のまとめ

スマホ配信でコメントを画面に流すコツは、ツール選び→表示設計→安定運用の3ステップに集約されます。
まずは手軽なPRISMか、デザイン自由度の高いStreamlabsを選択。次に、読みやすい文字サイズ(14–18pt)・行間(1.2–1.4)・半透過背景(40–60%)で“誰でも読める”見た目を作ります。
最後に、720p/3.5Mbps/30fpsから始めて端末温度と回線を確認、限定公開のテスト配信で位置と可読性をチェック。配信が荒れたらスローモード・NGワード
、流速が速ければ表示秒数を短縮して追従性を確保。
難しく見える設定も、型に沿えば迷いません。あとはあなたのジャンルに合わせて色・配置を少しだけ最適化するだけ。
次の配信で、視聴者の声が画面に“生きて”流れる体験を届けましょう。あなたのライブは、もう一段階おもしろく、参加型になります。

YouTube公式アプリだけでは“画面上オーバーレイ”は不可

YouTube公式アプリのチャットは配信者用の閲覧UIで、配信映像に重ねる機能は非搭載
→ 画面に乗せたいときは、配信アプリ側のチャットウィジェット(またはブラウザソース)を使います。


方法①:PRISM Live Studio(iOS/Android)でチャットを画面に重ねる

1. 事前準備

  • アプリ導入:PRISM Live Studio をインストール

  • ログイン:Googleアカウントでログイン → YouTubeを配信先に連携

  • 端末の基本設定

    • 低電力モードOFF/通知OFF(おやすみモード)

    • 画面の自動回転を縦固定または横固定(配信向きに合わせる)

    • 端末の空き容量(最低3〜5GB)とバッテリーを確保

2. 新規シーンを作成

  1. PRISM起動 → +(新規配信) → 配信方法を選択(カメラ配信/画面配信)

  2. 画面下のレイヤー(ソース)追加ボタン → チャットまたはコメントに相当するソースを追加

  3. 位置・サイズ:ピンチで拡大縮小、ドラッグで配置

  4. スタイル

    • フォント:視認性重視(丸ゴより角ゴや読みやすいサンセリフ)

    • 文字サイズ:14–18pt相当(縦配信はやや大きめ)

    • 行間:1.2–1.4

    • 背景:黒 or 白の半透明(40–60%)

    • 文字縁(アウトライン):2–3pxで視認性UP

    • 既読フェードアウト:7–12秒目安(流量次第で調整)

3. 配信設定(画質・音質)

  • 解像度:1280×720(720p) から開始(端末負荷が低く安定)

  • FPS:30fps(動きが激しいゲームやスポーツは60fpsも検討)

  • ビットレート目安(モバイル回線):3,000–4,500 kbps

  • 音声:44.1kHz / 48kHz、128–192kbps

  • エンコーダ:端末依存(既定のままでOK/高温になりにくい設定優先)

コツ:最初は720p・30fps・3.5Mbpsから。配信を2–3回経験してから、端末温度・回線余裕を見て引き上げます。

4. チャットの“見え方”をリハーサル

  • 限定公開or非公開でテスト配信 → 別端末で視聴して、

    • 文字サイズ・背景透過・位置が顔・ゲームUI・テロップと被っていないか

    • 縦横のフチに寄せすぎて切れていないか

    • スタンプ/絵文字が潰れていないか
      をチェック。

5. 本番配信

  • タイトル/説明文/サムネ設定 → 配信開始

  • 流速が早いときは、チャット枠を縦長にして1行あたりの文字数を短くすると可読性UP

  • 荒れ対策:スローモード/NGワード(YouTube側設定)+PRISMの表示時間短縮

6. よくあるつまずき(PRISM)

  • チャットが出ない

    • 追加したのが“チャット表示ソース”か要確認(テキストやSNS連携と混同しがち)

    • アカウント再連携(YouTube権限の再許可)

  • 文字が小さすぎる

    • 端末画面で読めても、視聴者の小画面では潰れがち1行12–18文字目安で設計

  • 熱暴走

    • 画面輝度を60–70%に、不要アプリ全終了、充電しながら配信は発熱しやすいのでモバイルバッテリー + 低速充電推奨


方法②:Streamlabs(モバイル)+Chat Boxウィジェットで表示

1. 事前準備

  • Streamlabsアプリ(iOS/Android)とStreamlabsアカウント

  • YouTubeと連携(ログインから配信先に追加)

  • ブラウザでStreamlabsダッシュボードにアクセス可能にしておく

2. Chat Box(チャットボックス)を作る(ダッシュボード側)

  1. ダッシュボード → WidgetsChat Box

  2. テーマ選択(Clean/Boxedなど)

  3. 外観の調整

    • フォント・文字サイズ

    • 背景透過(Transparent)

    • 発言の最大長・表示秒数・フェード

    • 表示するメッセージ(Super Chatやメンバーのバッジ表示の扱いなど)

  4. ウィジェットURLを発行(長いURLが出ます)→ コピー

可能なら簡単CSSで差別化


.message .meta { font-weight: 700; font-size: 1.05em; }

.message .text { letter-spacing: 0.2px; line-height: 1.35; }

#chat-box { background: rgba(0,0,0,.45); border-radius: 8px; padding: 8px 10px; }

.message .text img.emoji { height: 1.2em; vertical-align: -0.2em; }

3. モバイルアプリのシーンに“ブラウザソース”として追加

  1. Streamlabsアプリ → シーン編集 → **Browser Source(Web)**を追加

  2. さきほどのウィジェットURLを貼り付け

  3. サイズ

    • 縦配信:幅720–900px/高さ900–1200px目安

    • 横配信:幅1100–1280px/高さ400–600px目安
      (※最終的には実見で微調整)

  4. 位置

    • 顔出し:画面下1/3の左右

    • ゲーム:UIに被らない上・下の帯に固定

4. テスト〜本番

  • 限定公開でテスト → 別端末で視聴チェック

  • 文字が読みにくいときは、背景透過を少し濃く(40–60%)/縁取りを2–3px

  • 本番は端末温度と回線安定を最優先(画質よりも落ちないこと)

5. よくあるつまずき(Streamlabs)

  • URLを貼ったのに何も出ない

    • Chat Boxが別プラットフォーム向け設定になっていないか

    • URL末尾の余分な空白全角文字混入に注意

  • 透過にならない

    • テーマ側の背景色が残っていることあり → 透過設定にする or CSSで強制透過

  • コメントが遅延

    • 低遅延配信でも5–10秒程度のズレは起こりがち。表示秒数を短めにすると“追いついて見える”


レイアウト設計:読みやすさ最優先の“型”

縦配信の基本レイアウト

  • 顔出し:下部に横長・低めの帯/文字サイズやや大きめ

  • IRL(外配信):視覚情報が多い → 背景透過濃いめで字を守る

横配信(ゲーム等)

  • UIを避けて上または下に薄い帯

  • 1行の最大文字数は20前後、行間1.3、3–5行で回すと読みやすい

カラーパレット(迷ったらこれ)

  • 背景:#000(45%透過)

  • 文字:#fff

  • アウトライン:#000・2px

  • 強調:ユーザー名だけ色を変える(#9adcf8など淡色系)


配信前チェックリスト

  • 縦/横の固定(自動回転OFF)

  • おやすみモード(通知カット)

  • バッテリー70%以上+モバイルバッテリー準備

  • 回線速度テスト(上り10Mbps以上を目安)

  • 解像度/ビットレート(720p / 3.5Mbps から)

  • チャット枠の視認性(別端末で読めるか)

  • モデレーション(NGワード/スローモード)

  • BGM/マイクの音量バランス(ピーク-6〜-9dB)

  • サムネ・タイトル・説明文(検索流入の要)


トラブル対策Q&A

Q1. コメントが映らない/途中で止まる
A. アプリのアカウント連携を再認証、シーンのソース順序で最前面にあるか、限定公開の可視状態を確認。回線が不安定ならビットレートを500–1000kbps下げる

Q2. 文字が潰れる/小さい
A. 文字を大きく行間を広く背景透過を濃く。720pなら1行12–16文字が見やすい。フォントは太め。

Q3. 端末が熱い・カクつく
A. 画面輝度を下げる/60fps→30fps1080p→720p。ケースを外し、風通しの良い場所へ。同時に複数ウィジェットを使いすぎない

Q4. 荒らし対策は?
A. YouTube側のスローモード・NGワード、モデレーター任命。チャット枠は表示秒数を短めにし、目立ちにくい配色へ。

Q5. 配信後にチャットを動画上に残したい
A. ライブアーカイブのチャットリプレイはYouTube側が担います。映像内のオーバーレイは録画にも残るので、位置やサイズは慎重に(後から消せません)。