ストーリー重視でデトロイトビカムヒューマンみたいなゲームを紹介していきます。
選択肢ありでマルチエンディング、物語没入型のゲームとなっています。
Detroit: Become Human
『Detroit: Become Human』は、Quantic Dreamが開発した物語重視のアドベンチャーゲームです。
このゲームは、人間そっくりのアンドロイドが実用化された近未来を舞台に、自我を持ち始めたアンドロイドたちと人間社会との葛藤を描いています。
プレイヤーは3体のアンドロイド、カーラ、マーカス、コナーを操作し、それぞれの視点から物語を進めていきます。
カーラは家事手伝いのアンドロイドで、虐待される少女アリスを守るためにプログラムを破り逃亡します。
マーカスは年老いた画家カールをサポートするアンドロイドで、カールから自分の意思を持ち、考え、戦うことを教わります。
そして、コナーは変異体アンドロイドを追跡する捜査用アンドロイドで、デトロイト市警の刑事ハンクと共に事件を追います。
『Detroit: Become Human』の特徴は、プレイヤーの選択によって物語が大きく分岐し、多様なエンディングに到達する「マルチエンディング」システムです。
物語の可能性をフローチャートで確認でき、プレイヤーにさまざまな「もしも」を体験させます。
また、キャラクターたちの表情や演技がリアルに描かれ、感情移入しやすい物語となっています。
本作は、アンドロイドと人間の関係、自我とは何か、機械に命や感情があるとはどういうことかといったテーマを探求しています。
プレイヤーは、キャラクターたちの選択を通じて、自分なりの答えを見つける旅に出ることになります。
As Dusk Falls
『As Dusk Falls』は、選択型のアドベンチャーゲームで、海外ドラマのような体験を提供しながらも、プレイヤーがキャラクターの行動を決定できるゲームシステムを採用しています。
このゲームは、緊張感あふれる展開と深いキャラクター描写により、プレイヤーを夢中にさせる作品です。
1998年を舞台に、強盗犯とその背後にある同情できる背景、人質とその清廉潔白でない可能性など、物語が進むにつれてプレイヤーの判断を鈍らせる事実が明らかになり、登場人物への印象が大きく変わっていきます。
『As Dusk Falls』は、INTERIOR/NIGHTが開発したデビュー作で、設立者はQuantic Dreamでスタッフを務めていたCaroline Marchal氏です。
Quantic Dreamは『Detroit Become Human』を製作した会社であり、『As Dusk Falls』もその影響を受けていると言えます。
しかし、インディーゲームとしては、より鋭敏な刺激を提供しています。
ゲームは、不当な扱いを受けた一家と、お金がなく犯罪に手を染めた一家の2つの家族の物語から成り立っています。
プレイヤーは、犯罪者側の視点と人質側の視点の両方を体験し、物語を進めていきます。この相反する視点からの選択が、プレイヤーにとって非常に悩ましいものとなります。
ライフ イズ ストレンジ
『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』は、オレゴン州の田舎町を舞台にしたアドベンチャーゲームです。主人公のマックスは、写真を学ぶ高校生で、突然時間を巻き戻す力を手に入れます。
5年ぶりに再会した親友のクロエと共に、失踪した女子生徒レイチェルの謎を追います。このゲームは、プレイヤーの選択によって物語が変化するという特徴があります。
アクション性はほとんどなく、非常に遊びやすい点が挙げられます。プレイヤーはキャラクターを操作して、人に話しかけたり、マップの中からヒントを探したりすることで物語を進めていきます。
また、マックスの時間を巻き戻す能力を使った謎解きやギミックの解除が、独特かつ没入感の高いプレイフィールを生み出しています。
物語は、マックスとクロエの再会と同時に起き始める町の異変も重要な要素となります。晴れた日に雪が降る、日食が起きる、二つに見える月など、これらの現象が秘めた謎が物語の進行と共に明らかになります。
二人の友情と推理ものを絡めた構成が、本作の大きな見所です。
ライフ イズ ストレンジ True Colors
『ライフ イズ ストレンジ トゥルー カラーズ』は、人気のアドベンチャーゲームシリーズ「ライフ イズ ストレンジ」の第3作目です。
このゲームは、心を読む超能力を持った主人公アレックスが、田舎町ヘイブン・スプリングスで起こる様々な出来事や陰謀に迫る物語を描いています。
主な特徴として、三人称視点の3Dアドベンチャーゲームであり、アクション要素はほぼありません。アレックスは相手の感情を読み取る特殊能力を用いて、住民の悩みを解決したり、町に潜む陰謀に迫っていきます。
選択肢に応じて話が大きく変わることはないものの、終盤での人々のアレックスに対する反応に影響します。
ゲームの特徴は、感情を読み取る特殊能力を活かした仕掛け、随所で迫られる決断、質の高いキャラクター表現、センスの光る演出、そしてフレーバーテキストが豊富であることです。
これらの要素が組み合わさることで、プレイヤーはヘイブン・スプリングスでの生活を深く体験し、キャラクターたちとの関係を築きながら物語を進めていくことができます。
また、グラフィックやフェイシャルアニメーションの進化により、キャラクターの表情がより豊かに表現され、エモーショナルな風景とそれを演出するBGMのセンスの良さが、ライフ イズ ストレンジシリーズの雰囲気を引き続き感じさせます。
BEYOND : Two Souls
『BEYOND: Two Souls』は、『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』の開発スタッフが手掛け、エレン・ペイジやウィレム・デフォーなどの豪華ハリウッド俳優陣をキャラクターモデルに起用したアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは主人公ジョディ・ホームズと彼女だけがコンタクトできる霊体「エイデン」を操作し、ジョディの8歳から24歳までの人生を追体験します。
このゲームは、ジョディの成長、様々な出会いや別れ、生と死、裏切り、そして愛など、彼女の16年間の人生の中でのさまざまな人との関わりをプレイヤーが自身のことのように感じられる没入感の高さが特徴です。
また、高品質のモーションキャプチャ技術により、キャラクターの顔の細かな表情までがグラフィックスとして再現され、キャラクターの心の動きを表現し、ゲームに圧倒的な没入感とリアリティを生み出しています。
『BEYOND: Two Souls』は、ゲームファンだけでなく、映画ファンやミステリーファンなど、幅広い層が楽しめる内容になっています。
HEAVY RAIN
『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』は、愛する人のためにどれだけ自分を犠牲にできるかというテーマを持つ大人向けのゲームです。
このゲームでは、プレーヤーは4人のキャラクターを操作し、「折り紙殺人鬼」と呼ばれる連続殺人犯を追います。
キャラクターが死亡してもゲームオーバーにはならず、物語はそれを反映して展開されます。エンディングが多数存在することも特徴の一つです。開発はフランスのQuantic Dreamが手掛けています。
ゲームの操作は、キャラクターの動きや選択をプレーヤーの操作でリアルに再現し、独特な一体感を生み出します。
例えば、キャラクターが歩く、シャワーを浴びる、ひげを剃るなどの日常的な行動から、緊迫した場面での格闘シーンまで、プレーヤーは様々なアクションを直接コントロールします。
これにより、プレーヤーがドラマの一部になるような没入感を体験できます。
また、物語はチャプター形式で進行し、チャプターごとに操作するキャラクターが変わります。これにより、異なる視点から物語を追うことができ、プレーヤーを飽きさせません。
キャラクターはそれぞれ異なる背景や問題を抱えており、物語に深みを与えています。
操作方法はシンプルながらも、キャラクターの動きとシンクロしており、プレーヤーがキャラクターになりきって演じているような感覚を高めています。
ラスト・オブ・アス
ゲームの舞台は、謎の寄生菌によって人々がインフェクテッド(感染者)になった後のポストアポカリプス世界です。
プレイヤーはジョエルというキャラクターと、彼と旅をする少女エリーの物語を追います。
この物語は、人間模様を緻密に描き出し、パンデミックからの終末世界を舞台にしていますが、そのリアリティは現代のパンデミックを経験した我々にも響くものがあります。
ゲームプレイは、限られた物資や弾薬を管理しながら感染者や他の生存者と戦うサバイバルアクションです。
戦闘は生々しく、プレイヤーに緊張感と興奮を提供します。また、季節の変化を通じて物語が進行し、ジョエルとエリーの関係が深まっていく過程は、プレイヤーに深い感情移入を促します。
デス・ストランディング
未来のアメリカを舞台に、主人公のサム・ポーター・ブリッジズが伝説の配達人として、分断された世界を繋ぎ直す旅をします。
このゲームは、依頼された荷物を目的地まで届けることが主なミッションであり、プレイヤーは様々なアイテムを駆使しながらアメリカ大陸を再び繋げることを目指します。
『デス・ストランディング』の特徴は、世界中のプレイヤーと間接的に繋がることができる点にあります。
他のプレイヤーがゲーム内で残した道具や建物を利用することができ、自分の行動が他のプレイヤーに影響を与えることもあります。
この相互作用は、プレイヤーに独特のコミュニティ感を提供します。
また、豪華な俳優陣がキャラクターの声やモーションキャプチャを担当しており、リアルな映像と迫力ある演技がゲームの世界観をより深く表現しています。
Quantum Break
主人公が時間を操る能力を使って敵を倒し、物語を進めていきます。この能力には、敵を一時的に停止させたり、時間を巻き戻したりするなど、様々な形があります。
ゲームの舞台は未来のアメリカで、ある科学実験の失敗によって時間が破壊され、主人公ジャック・ジョイスがその混乱に巻き込まれるところから物語が始まります。
ジャックは、実験の失敗によって得た時間を操る能力を使い、時間の破壊を修復しようとします。また、ゲームにはライブアクションのシーンが含まれており、ゲームのストーリーと密接に関連しています。
プレイヤーはゲーム内での選択によってストーリーの展開を変えることができ、それによってライブアクションシーンも変化します。
『Quantum Break』は、ビデオゲームにおける時間の概念を革新的な方法で扱っており、プレイヤーに新しい体験を提供します。
Until Dawn
物語は、休暇を楽しむために山荘に集まった10人の若者たちから始まります。
彼らの中の一人、ハンナが仲間からの嫌がらせを受けて雪山に飛び出し、彼女の双子の姉妹ベスが追いかけますが、二人は行方不明になってしまいます。
1年後、双子の兄ジョッシュの呼びかけで再び山荘に集まった8人は、自分たち以外の何者かの存在に気づき始め、奇怪な現象が起こり、やがて惨劇が始まります。
登場する若者たちは、海外ドラマを思わせるような友情、恋愛、険悪な関係を持っており、キャラクターそれぞれの個性と思惑が交錯する中で、生き残りを賭けた一夜のストーリーが展開します。
プレイヤーは、映画に介入するような形でストーリー中にさまざまな選択を要求され、これらの選択が、バタフライエフェクトシステムを通じて8人の登場人物の運命に影響を及ぼします。
また、登場キャラクター同士の関係値にも大きな影響を与え、仲間同士の関係性によっては、協力的に助け合うこともあれば、危機に際して見捨てられることもあります。