ランクマッチ中に、急に味方の声が聞こえなくなったり、「声入ってないよ?」と言われて焦ったご経験はありませんか。
Discordでは問題なく話せるのに、なぜかVALORANTのボイスチャットだけが機能しない──その原因は、ゲーム内設定だけでなく、Windowsのマイク設定やネットワーク、さらにはアカウント側の仕様など、複数の要素が絡み合っていることが少なくありません。
本記事では、「VALORANTでボイスチャットに入らない・声が乗らない」というトラブルを、症状別のチェックリストと優先度順の手順で、できるだけ短時間で切り分けられるように整理いたしました。
まず5分で確認すべきポイントから、どうしても直らない場合の最終手段・再発防止策までを一気に解説いたします。
今まさにVCトラブルで困っている方も、今後の備えとして知っておきたい方も、ぜひ本記事を上から順に追って解消へのヒントをつかんでください。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
ゲーム内設定
チーム/パーティVCがオンか
正しい入力/出力デバイスが選択されているか
ループバックテストで自分の声が聞こえるか
Windows/PC設定
既定のデバイス設定・プライバシー設定
マイクを独占しているアプリの有無
オーディオドライバーの状態
ネットワーク・アカウント
DNS・IPv6・ファイアウォールの設定
一時的なサーバー障害の有無
アカウント制限・ペナルティの有無
VALORANTのボイスチャットが「入らない」とは?よくある症状パターン
自分の声だけ相手に届かないケース
典型的な例は次のとおりです。
味方の声は聞こえるが、自分が話しても「聞こえない」と言われる
ループバックテストでは自分の声が聞こえるが、試合中は反応がない
VCアイコンが点灯しない、もしくは小さくしか反応しない
この場合は「入力側(マイク)」と「VALORANTのマイク設定」の問題である可能性が高いです。
味方の声だけ聞こえないケース
自分の声は届いていると言われるが、味方の声が一切聞こえない
VCアイコンは点灯しているのに、音声が出ない
この場合は「出力デバイス(ヘッドセット/スピーカー)」または「受信音量やミュート設定」の問題が疑われます。
ロビーやカスタムでは使えるのに、試合中だけVCが入らないケース
ロビーでは会話できるが、エージェント選択・試合中にVCマークが×になる
再起動すると1試合だけ直るが、その後また使えなくなる
この場合は、ネットワーク環境やボイスチャットサーバーとの接続、クライアントの一時的な不具合等の可能性が高まります。
VCマークが×になる・全員ミュート表示になるケース
スコアボード上でチーム全員のVCが×表示になっている
自分だけ×表示になり、話すことも聞くこともできない
ここでは、アカウント制限、ネットワーク、またはクライアントのバグ・一時不具合も含めて広く疑う必要があります。
まずはここから:5分でできる基本チェック(優先度の高い順)
時間がなくても、まず次のチェックだけは必ず実施することを推奨いたします。
チェックリスト:5分でできる基本チェック
VALORANTのチーム/パーティボイスチャットがオンになっている
使用したいマイク・ヘッドセットがゲーム内の「入力/出力デバイス」に選ばれている
ループバックテストで自分の声が正常に聞こえる
プッシュトゥトークのキー設定が正しく、押しっぱなしにできている
Windowsの右下音量アイコンでミュートになっていない
ゲーム内VCがオフになっていないか(パーティ/チーム設定)
VALORANTを起動し、右上の歯車アイコンから「設定」を開きます。
左メニューで「オーディオ」→「ボイスチャット」を選択します。
以下の項目をオンに設定します。
「パーティボイスチャット」
「チームボイスチャット」
※野良ランクで味方全員と話したい場合は、チームボイスチャットがオンであることが必須です。
正しいマイク・ヘッドセットが選択されているか
同じ画面内で、次の項目を確認します。
「入力デバイス」:現在使用しているマイク/ヘッドセット
「出力デバイス」:現在音を聞いているヘッドセット/スピーカー
どれを選べば良いか分からない場合は、一度「Default System Device(既定のデバイス)」を選択し、Windows側で既定デバイスを正しく設定する方法がおすすめです。
ループバックテストで自分の声が聞こえるか
同じく「ボイスチャット」設定画面にある「ループバックテスト」をオンにし、自分の声が聞こえるかを確認します。
自分の声が聞こえる → マイク・VALORANT設定は概ね問題なし。ネットワークやサーバー側を疑います。
自分の声が聞こえない → 入力デバイスやWindows側マイク設定の見直しが必要です。
プッシュトゥトークのキー設定・ミュート状態を確認する
「設定」→「コントロール」→「通信」などの項目から、ボイスチャット発言キーを確認します。
そのキーがほかの操作に割り当てられていないか確認します。
キーボードやマウスのサイドボタンを使用している場合、ドライバ設定で認識されているかもあわせて確認します。
ゲーム内設定で見直すべきポイント【VALORANT側】
「設定 > オーディオ > ボイスチャット」の推奨設定例
以下はPC版で安定しやすい一例です。
| 項目 | 推奨設定例 |
|---|---|
| 出力デバイス | 使用中ヘッドセット or 既定デバイス |
| 入力デバイス | 使用中マイク/ヘッドセット |
| 受信ボリューム | 50〜80% |
| マイクボリューム | 50〜80% |
| パーティボイスチャット | オン |
| チームボイスチャット | オン |
| プッシュトゥトーク | 任意の押しやすいキー |
数値はあくまで目安です。静かな環境であれば小さめでも問題ありません。
モード別(パーティ/チーム/オープンマイク)の使い分け
パーティボイスチャット:事前にパーティを組んだフレンドと話すためのチャンネル
チームボイスチャット:マッチングしたチーム全員と話すためのチャンネル
ランクで野良と連携したい場合は、チームボイスチャットがオンになっているか必ず確認します。
ボイスチャット音量・マイク音量・ミュート設定の確認
スコアボードや設定画面から、各プレイヤーのミュート状態を確認します。
誤って自分や味方をミュートしている場合、アイコンから解除します。
自分のミュートマークが勝手についてしまう場合は、キーボードショートカットの誤入力や外部ソフトのショートカット競合が無いかを確認します。
一度直っても再発する場合に見直したい項目
クライアントを最小化したり、別モニターに移動した後に再発していないか
デバイス(USBマイクなど)を差し替えたタイミングで起こっていないか
別のボイスチャットアプリ(Discordなど)がマイク設定を上書きしていないか
これらに心当たりがある場合は、その操作を行った直後の設定変更を重点的に見直してください。
Windows/PC側で見直すべきポイント【マイク・サウンド設定】
既定の入力・出力デバイスの確認手順(Windows 10/11)
画面右下のスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンド設定」または「サウンド」を開きます。
「出力デバイスを選択してください」で、使用中のヘッドセット/スピーカーを選択します。
「入力デバイスを選択してください」で、使用中のマイク/ヘッドセットを選択します。
入力テストバーが声に反応するか確認します。
これにより、「Default System Device」を選択している場合でも、VALORANTが正しいデバイスを参照する可能性が高まります。
Windowsのプライバシー設定でマイクアクセスを許可する
Windowsの「設定」を開き、「プライバシー」→「マイク」を選択します。
「アプリにマイクへのアクセスを許可する」をオンにします。
「デスクトップアプリにマイクへのアクセスを許可する」もオンにします。
ここがオフになっていると、Discordでは問題なくても、ゲーム側のみマイクがブロックされるケースがあります。
他アプリがマイクを独占していないか確認する
Discord、録音ソフト、配信ソフト(OBSなど)がマイクを「排他モード」で使用している場合、VALORANTから利用できないことがあります。
「サウンド」の詳細設定から、マイクのプロパティ → 「詳細」タブにある「アプリケーションによりこのデバイスの排他的制御を許可する」のチェックを外して改善するケースもあります。
オーディオドライバーの更新・再インストール
マザーボード/サウンドカードメーカーの公式サイトから最新ドライバーを入手します。
更新手順が不明な場合は、デバイスマネージャーから自動更新を試す方法もあります。
Windowsアップデート直後にVCが使えなくなった場合、ドライバーの互換性に問題が出ている可能性があるため、更新またはロールバックを検討します。
ネットワーク・アカウント・バグが原因のケース
ボイスチャットサーバーへの接続問題(DNSやIPv6の設定)
ゲームサーバーには接続できていても、「ボイスチャットサーバー」にだけ接続できていないケースがあります。
代表的な対処例は次のとおりです。
ルーター・ONU・PCをすべて再起動する
Windowsのネットワークアダプター設定からIPv6を一時的に無効化してみる
DNSサーバーをGoogle Public DNS(8.8.8.8など)に変更してみる
※ネットワーク設定の変更は、職場・学校のPCでは行わないでください。家庭用回線でも、不明点がある場合はプロバイダや詳しい方に相談することを推奨いたします。
ファイアウォールやセキュリティソフトの影響
Windowsファイアウォールやセキュリティソフトが、VALORANTのボイスチャット通信のみをブロックしている可能性があります。
ファイアウォールの許可アプリ一覧に、VALORANTとRiotクライアントが含まれているか確認してください。
セキュリティソフトの「ゲームモード」や「アプリケーション制御」で、VALORANT関連の通信が制限されていないか確認します。
一時的なサーバー障害・クライアント不具合の可能性
特定のパッチ直後や、プレイヤー数が集中する時間帯にVC障害が報告されることがあります。
SNSや公式サポートページで障害情報が出ていないか確認します。
どうしても個人環境では再現性がなく、複数プレイヤーが同様の問題を訴えている場合は、サーバー側の問題である可能性も考慮してください。
アカウント制限・BAN・年齢制限の確認
不適切なチャット・VC利用により、音声チャット機能のみ制限される可能性があります。
Riotアカウントに警告メールやペナルティ情報が届いていないか確認します。
年齢制限や地域設定により、特定のモードでVC利用が制限されることもあります。
まだ直らないときの追加チェックと再発防止策
再インストール前に試すべきこと
再インストールは時間がかかるため、次の項目を先に試すことをおすすめいたします。
Riotクライアントから「修復」機能が提供されている場合は実行する
別アカウントでログインし、同じPCでVCが使えるかを確認する
別のPC(可能であれば)に同アカウントでログインし、VCが使えるかを確認する
これにより、「PC固有の問題」か「アカウント側の問題」かを切り分けることができます。
トラブル時に役立つ自分用チェックリストの作り方
再発時に素早く確認できるよう、最低限次の4項目だけでもメモに残しておくと便利です。
① VALORANT「ボイスチャット」タブのスクリーンショット
② Windowsのサウンド設定(入力・出力)のスクリーンショット
③ 使用しているデバイス名(マイク・ヘッドセット)
④ ネットワーク設定を変更した日付と内容
デバイスを変えたときに行うべき初期チェック
新しいマイク・ヘッドセットを接続したら、まずWindowsの入力テストで波形が動くか確認する
VALORANTの「入力デバイス/出力デバイス」が、自動で変わっていないか確認する
必要であれば、一度ゲームを再起動してからVCをテストする
Discordなど外部通話との使い分け・比較
ゲーム内VCと外部通話のメリット・デメリット比較表
| 項目 | ゲーム内VC | Discordなど外部通話 |
|---|---|---|
| 野良との連携 | 可能 | 基本的に不可 |
| 音質 | 回線・サーバー状況に依存 | 安定しやすい |
| 設定の難易度 | ゲーム内とOSの両方が必要 | アプリ内完結が多い |
| ラグ・遅延 | ゲームサーバーと同等または近い | ルートによっては若干増える |
| プライバシー | 野良も含め誰でも聞ける | 招待制でコントロールしやすい |
「どうしても直らない」場合の現実的な妥協案
ランクではDiscordで固定のフレンドと通話し、野良とはピン・チャットのみで連携する
一時的にゲーム内VCを諦め、パッチやアップデートでの改善を待つ
公式サポートに問い合わせたうえで、回答待ちの間は外部通話をメインにする
VCを使わない場合の立ち回り・コミュニケーションの工夫
ミニマップのピンを積極的に活用する
短い定型チャット(「敵発見」「サイトクリア」など)を素早く入力できるようにしておく
事前にフレンドと戦略を共有し、VCが無くても動きが合いやすいようにしておく
コンソール版(PS5など)でVCが入らない場合のポイント(簡易)
コントロールセンターのボイスチャット設定
PS5のコントローラー中央のボタンを押して「コントロールセンター」を開きます。
サウンドアイコンから「ゲームボイスチャットの消音」がオンになっていないか確認し、必要に応じてオフにします。
本体のマイク・ヘッドセット設定の確認
「設定」→「サウンド」から、入力デバイス・出力デバイスに使用中のヘッドセットが選択されているか確認します。
コントローラー内蔵マイクとヘッドセットが混在している場合、どちらを使うか明確に選択してください。
パーティチャットとの競合に注意
PSパーティチャットが有効な場合、ゲーム内VCがミュートされることがあります。
一時的にパーティチャットを退出し、ゲーム内VCのみでテストしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Discordでは話せるのにVALORANTだけ話せないのはなぜですか?
A. 多くの場合、次のいずれかが原因です。
VALORANT内の「入力デバイス」がDiscordと異なるデバイスに設定されている
Windowsのプライバシー設定で「デスクトップアプリにマイクアクセスを許可」がオフになっている
セキュリティソフトやファイアウォールがVALORANTの音声通信だけを制限している
Discord側で使えているマイク名を確認し、同じものをVALORANTとWindowsの双方で選択してください。
Q2. VCマークが×のまま戻らないときはどうすればいいですか?
A. まずは以下の順番で確認してください。
他プレイヤー全員が×表示か、自分だけ×表示かを確認する
ゲームを再起動しても改善しないか確認する
別アカウントや別PCでも同じ現象が起こるかを確認する
自分だけ×表示で、別PCや別アカウントでも同様であれば、アカウント制限やサーバー側の不具合の可能性が高まります。その場合は公式サポートへの問い合わせをおすすめいたします。
Q3. 毎回ゲームを起動し直さないとVCが使えないのはなぜですか?
A. メモリリークや一時的な接続不良、他ソフトとの競合等が考えられます。次の対処を試してください。
グラフィックドライバーとオーディオドライバーの更新
バックグラウンドで動作しているボイス関連アプリを減らす
RiotクライアントやVALORANTの「修復機能」があれば実行する
Q4. VCトラブルが頻発するPCは買い替えた方がよいですか?
A. ボイスチャット単体のトラブルだけであれば、PC本体の性能というよりは設定・ドライバー・ネットワークが原因であることがほとんどです。まずは本記事のチェックリストを一通り試し、それでも安定しない場合に、
ネットワーク機器(ルーター)の交換
サウンドカード/オーディオインターフェイスの追加
など、段階的な改善を検討することをおすすめいたします。