VALORANTをプレイしていて、急に「味方のVCがまったく聞こえない」「自分の声だけ届かない」といった状況に陥り、焦ったご経験はありませんか。
ランクマッチ中やフレンドとのパーティ中にボイスチャットが使えなくなると、連携が取れずに試合にも影響し、ストレスも大きくなってしまいます。
「設定をいじってみたけれど原因が分からない」「Discordでは話せるのに、なぜかVALORANTだけVCが死んでいる」といったお悩みも非常に多く見られます。
本記事では、「VALORANTでVCが聞こえない／話せない」問題 を、PC版（Windows）とPS5版の両方に対応して、原因別・症状別に分かりやすく解説いたします。
まず試すべき3つの基本チェックから、Windows・PS5本体の設定見直し、ゲーム内の最適なボイスチャット設定、そして外部VC（Discordなど）との併用時の注意点まで、実践的な手順をステップ形式で整理しました。
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「VCが聞こえない／話せない」ときは、
物理的な接続と音量
ゲーム内VC設定
OS／本体設定とネットワーク
の順で確認すると、短時間で原因を絞り込みやすくなります。
PC版では、Windowsの既定デバイス設定 と マイクのプライバシー設定 が特に重要です。PS5版では、本体のマイク設定 と パーティチャットとの兼ね合い を意識してください。
一度設定が整えば、チェックリストを活用することで再発を大きく減らせます。
VALORANTで「VCが聞こえない」ときにまず確認すべき3ステップ
ステップ1：ヘッドセット・ミュート・音量など物理的な確認
まずは、ソフトウェア設定に入る前に、以下の点を確認します。
ヘッドセット／イヤホンの接続
ケーブルがしっかり挿さっているか
USBハブや延長ケーブルを使っている場合は、PC本体へ直挿しで試す
物理ミュートスイッチの確認
ヘッドセットやインラインリモコンに ミュートボタン がないか
ゲーミングキーボードのミュートキーがONになっていないか
PC本体側の音量
Windowsの右下スピーカーアイコンから、システム音量 が 0 になっていないか
ヘッドセット側のボリュームダイヤルが最小になっていないか
他アプリでのテスト
YouTubeなどの動画を再生して音が聞こえるか
Discord・Teams などでマイクテストを行い、マイクが反応するか
ここで問題があれば、まずハードウェア側の問題を解消します。
ステップ2：ゲーム内ボイスチャット設定の基本チェック（PC・PS5共通）
次に、VALORANTゲーム内のボイスチャット設定を確認します。設定画面の場所はPC版・PS5版とも概ね共通です。
設定画面の開き方
ロビー右上の 歯車アイコン＞「設定」 を開く
「オーディオ」タブ → 「音声チャット」 を選択
基本的なオン／オフ設定
パーティボイスチャット：オン
チームボイスチャット：オン
「受信ボイスチャットをミュート」や類似の項目がオンになっていないか
入力／出力デバイス
出力デバイス：使用しているヘッドセット・スピーカー、または「Default System Device」を選択
入力デバイス：使用しているマイク、または「Default System Device」を選択
音量スライダー
受信ボリューム（味方の声）：50〜100%程度に設定
マイクボリューム（自分の声）：50〜100%程度に設定
入力インジケーターの確認
マイクに向かって話したときに、入力レベルバーが動くか確認
ステップ3：自分側か相手側かを切り分ける簡易テスト
以下を試すことで、問題が 自分側 か 相手側 かを切り分けられます。
フレンドとDiscordなどで通話しながらテスト
Discordでは問題なく会話できる → ゲーム内設定・ゲーム側の問題の可能性
Discordでも声が出ない／聞こえない → マイク・ヘッドセット・PC側の問題の可能性
別のパーティ・カスタムマッチでテスト
他のプレイヤーとは問題なくVCできる → 特定プレイヤー側の設定・ミュートの可能性
誰ともVCできない → 自分側の設定・ネットワーク・ゲームの不具合の可能性
PC版（Windows）でVCが聞こえない主な原因と対処
入力／出力デバイスの設定ミスと「既定のデバイス」の確認
Windows側のサウンド設定が原因で、VALORANTのVCが聞こえないケースは非常に多いです。
確認手順（Windows 10/11 共通イメージ）：
画面右下の スピーカーアイコンを右クリック →「サウンド設定」または「サウンド」を開く
再生タブ（出力）
使用しているヘッドセット／スピーカーを選択し、「規定のデバイス」に設定
録音タブ（入力）
使用しているマイクを選択し、「規定のデバイス」に設定
話しかけたときにレベルメーターが反応しているか確認
VALORANT側の「入力デバイス」「出力デバイス」を「Default System Device」にしている場合、ここで指定した規定デバイスが参照されます。
Windowsマイクプライバシー設定・アプリへのアクセス権限
Windowsでは、アプリごとにマイク使用を許可する仕組みがあります。これがオフになっていると、VALORANTがマイクを利用できません。
確認手順：
Windows設定を開く（
Win + I）「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」 を選択
以下を確認
「このデバイスのマイクへのアクセスを許可する」：オン
「アプリがマイクにアクセスできるようにする」：オン
VALORANT（Riotクライアント）がマイクアクセスを拒否されていないか
オーディオドライバー・Riotクライアント・管理者権限の問題
VCが突然使えなくなった場合、Windowsのアップデートやドライバー更新が影響していることがあります。
推奨対処：
オーディオドライバーを更新
デバイスマネージャーから、マイク・サウンドデバイスのドライバーをアップデート
Valorantを管理者として実行
VALORANTのショートカットを右クリック →「プロパティ」→「互換性」タブ →「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック
ゲーム内オーディオ設定のリセット
設定内で音声関連をデフォルトに戻し、再度設定し直す
ファイアウォール・セキュリティソフト・ネットワーク（NAT）の影響
ネットワーク設定やセキュリティソフトがVC通信をブロックしているケースもあります。
チェックポイント：
Windows Defenderや市販のセキュリティソフトで、VALORANTおよびRiotクライアントがブロックされていないか
ルーター再起動（電源を抜いて1〜2分待ってから再投入）
可能であれば有線接続に切り替え、Wi-Fiの不安定要因を減らす
PS5版VALORANTでVCが聞こえない場合のチェックポイント
PS5本体のマイク・入力デバイス設定
PS5では、本体側の設定で どのマイクを使うか を管理しています。
確認手順：
PS5ホーム画面で 「設定」＞「サウンド」＞「マイク」 を開く
「入力機器」が、使用中のヘッドセットまたはコントローラーマイクになっているか確認
マイクレベル調整画面で話しかけ、入力バーが動くか確認
入力バーが動かない場合は、PS5がマイクを認識していないため、ヘッドセット・コントローラー・ケーブルを疑う必要があります。
パーティVC／ゲーム内ボイスチャットの使い分けと制限
PS5では、パーティチャット と ゲーム内VC を同時に利用する場合、どちらを優先するかの設定や制限があります。
フレンドとパーティチャットをしている場合、ゲーム内VCの声が聞こえにくくなる場合がある
パーティ設定でゲーム音声とのバランスを調整できるため、「ゲーム内VCが小さすぎる」だけの可能性もある
コントローラーマイク・ヘッドセット側設定の落とし穴
コントローラー内蔵マイクが選択されているのに、ヘッドセット側だけを見ている
ヘッドセットのミュートボタンがオンになっている
PS5本体のクイックメニューでマイクがミュートになっている
これらは見落としやすいポイントのため、1つずつ確認すると解決しやすくなります。
よくある症状別トラブルシューティング
| 症状 | 想定される主な原因 | 優先して試す対処 |
|---|---|---|
| VCアイコンは光るが声が全く聞こえない | 出力デバイス mis設定 / プレイヤー個別音量がゼロ / チームVCオフ | 出力デバイスと受信ボリューム、プレイヤー音量を確認 |
| 自分の声は届かないが、味方の声は聞こえる | 入力デバイス mis設定 / マイクミュート / マイクアクセス権限 | マイク・入力デバイス・Windowsマイクプライバシー設定を確認 |
| Discordは問題ないのに、VALORANTだけVC不可 | ゲーム内ボイスチャット無効 / Riotクライアント・ファイアウォール / ゲーム設定破損 | ゲーム内VC設定確認→管理者実行→ファイアウォール例外設定 |
| 特定のフレンドの声だけ小さい・聞こえない | プレイヤー個別音量 / 相手側マイク設定 | TABメニューから対象プレイヤーの音量バーを調整、相手にも設定確認を依頼 |
（プレイヤー個別音量調整は、EscまたはTABでスコアボードを開き、プレイヤー名横のスライダーで調整可能です。）
VCアイコンは光るのに声が全く聞こえない
出力デバイスが別の機器（モニタースピーカーなど）になっている可能性
プレイヤー音声が個別にミュートされている可能性
対処：
ゲーム内「オーディオ＞音声チャット＞出力デバイス」を確認
TABキーでスコアボードを開き、味方プレイヤーの音量スライダーが0やミュートになっていないか確認
自分の声は届かないが、味方の声は聞こえる
この場合はほぼ マイク側の問題 です。
チェックリスト：
マイク物理ミュートボタン
入力デバイスの選択
Windowsマイクプライバシー設定
マイク音量（録音デバイスのレベル）
Discordは問題ないのに、VALORANTだけVCが使えない
外部VCは問題ない場合、ゲーム内設定またはRiotクライアント周り を疑います。
対処の順番：
ゲーム内ボイスチャット設定のオン/オフとデバイス確認
VALORANT・Riotクライアントを再起動
管理者権限でVALORANTを起動
セキュリティソフト・ファイアウォールの例外設定を確認
特定のフレンドの音だけ小さい・聞こえにくい
自分側でそのフレンドの音量を下げている場合
フレンド側のマイク音量やゲイン設定が低すぎる場合
対処：
自分のゲーム内からプレイヤー個別音量を調整
フレンドにも、マイクのボリューム・距離・ノイズ抑制設定を見直してもらう
再発防止のためのおすすめ設定テンプレート
PC版での安定しやすい音声設定例
Windows側：
再生デバイス：常用ヘッドセットを「規定のデバイス」に設定
録音デバイス：常用マイクを「規定のデバイス」に設定
録音デバイスのプロパティ → 詳細 → 排他モードのチェックを外す（他アプリとの競合を減らす）
VALORANT側：
入力デバイス：Default System Device または常用マイク
出力デバイス：Default System Device または常用ヘッドセット
受信ボリューム：70〜100%
マイクボリューム：70〜100%
パーティ／チームボイスチャット：オン
PS5版での基本設定テンプレート
「設定＞サウンド＞マイク」
入力機器：使用中ヘッドセット（またはコントローラーマイク）
マイクレベル：入力バーがしっかり振れるくらいに調整
パーティチャット使用時は、ゲーム音とのバランス設定を確認
外部VCと併用する場合の注意点（Discordなど）
Discord側で「自動入力感度」をオンにしつつ、あまり厳しすぎない値に設定
DiscordとVALORANTで 同じ入力デバイス を指定し、アプリごとに別のマイクを使わない
Push-to-Talk（プッシュトゥトーク）を利用する場合、ゲーム内キー設定と競合しないキーを選ぶ
チェックリスト＆FAQ
試合前に確認しておきたい5つのポイント（チェックリスト）
ヘッドセット・マイクは正しく接続されているか
Windows／PS5本体の音量・マイク設定は適切か
VALORANTの「オーディオ＞音声チャット」で、入力／出力デバイス・音量は適切か
パーティVC・チームVCがオンになっているか
別アプリ（Discordなど）で簡単な音声テストを済ませたか
よくある質問（FAQ）
Q1. 敵には自分のVCは聞こえますか？
A. VALORANTの標準的な設定では、VCはパーティまたはチーム内だけに送信され、敵プレイヤーには届きません。
Q2. ミュートされているかどうかはどこで確認できますか？
A. TABでスコアボードを開き、自分の名前横のミュートアイコンを確認してください。味方個別の音量やミュート状態も同画面で調整できます。
Q3. DiscordとVALORANTのVCを同時に使っても問題ありませんか？
A. 原則可能ですが、同じマイク・ヘッドセットを複数アプリが排他的に使用しようとすると競合する場合があります。Windowsの排他モードをオフにし、どちらも同じデバイスを選ぶことを推奨します。
Q4. VCが頻繁に途切れる・ラグがひどい場合は何を確認すべきですか？
A. ネットワークの不安定さが要因のことが多いため、有線接続への切り替えやルーター再起動、同一回線での大容量ダウンロードの停止などを試してください。
Q5. ボイスチャット機能の利用でBANされることはありますか？
A. 通常の利用でBANされることはありませんが、ハラスメント・暴言・差別的発言などはペナルティ対象となる場合があります。利用規約・行動規範に従って使用してください。