VALORANTをプレイしている最中に、突然ゲームが落ちてしまったり、試合中にデスクトップへ戻されてしまうと、大きなストレスになります。
特にランクマッチ中のクラッシュは、味方にも迷惑がかかるため、早急に原因を特定して対処したいところです。
本記事では、「起動時に落ちる」「試合中にクラッシュする」「PCごとフリーズする」といった症状別に、考えられる原因と安全な対処手順を整理します。
Windows 10 / 11環境の一般的なプレイヤーを想定し、専門用語はできるだけかみ砕いて解説しますので、上から順番に確認していただければ、ご自身で問題を切り分け、改善につなげやすくなります。
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VALORANTがクラッシュする原因は、大きく「①ゲーム本体・Riot Vanguard・ゲームファイルの問題」「②グラフィックドライバやGPU設定の問題」「③Windowsアップデートやセキュリティ機能との相性」「④PCスペック不足やハードウェアの不調」の4つに分類できる、という整理を行いました。
症状としては「起動直後に落ちる」「試合中にゲームだけ落ちる」「PCごとフリーズ・再起動する」といったパターンが多く、まずは自分の症状がどのパターンに当てはまるかを確認することが重要です。
そのうえで、最初に行うべき基本対処として、ゲームおよびPCの再起動、VALORANTとWindowsのアップデート確認、PCスペックと温度・常駐ソフトの確認、エラーコードの控えと公式サポートページの参照といった「基本チェックリスト」を提示しました。
これらを一通り実施しても改善しない場合に、ゲームファイルの修復・再インストール、グラフィックドライバの更新やクリーンインストール、Windowsのゲーム関連設定(ゲームモードやHAGSなど)の見直し、ウイルス対策ソフトやオーバーレイソフトとの競合確認といった、原因別の具体的な対処に進む流れを推奨しています。
VALORANTがクラッシュするときの代表的な症状パターン
起動直後に落ちる・エラーコードが出るケース
VALORANTを起動するとロゴ画面で止まり、そのまま落ちてしまう
起動時にVAN系などのエラーコードが表示される
Riotクライアント上で「修復が必要」と案内される
このような症状は、主に以下の原因が多いです。
ゲームファイルの破損やインストール不備
Riot Vanguard(アンチチート)の問題
セキュリティソフト・ファイアウォールとの競合
Windowsのアップデートの途中・不整合
特定のエラーコードが表示されている場合は、そのコードごとに公式サポートで原因と対処が案内されていますので、まずはコードを控えることが重要です。
試合中に突然デスクトップに戻る・アプリだけ落ちるケース
ラウンド中や撃ち合いの最中に、突然ゲームのみ落ちてデスクトップに戻る
画面が一瞬固まったあと、VALORANTだけが終了している
この症状では、次のような要因が疑われます。
グラフィックドライバの不具合やバージョン相性
GPU/CPUへの負荷が高い場面での温度上昇
オーバーレイ・録画ソフト(Discord、GeForce Experience、OBSなど)との競合
過度なオーバークロック設定
ゲーム以外のアプリは問題なく動いている場合、OSやハードウェアよりも「ゲーム+ドライバ+周辺ソフト」周りの問題から確認するのが効率的です。
PCごとフリーズ・強制再起動になるケース
画面と入力が完全に固まり、Ctrl+Alt+Deleteも効かない
真っ黒な画面のまま反応しなくなり、電源ボタン長押しでしか落とせない
再起動後に「予期せぬシャットダウン」などのメッセージが出る
ここまで重い症状の場合、ゲームに限らず次のような要因も考えられます。
電源ユニット・メモリ・ストレージなどハードウェアの不調
CPU/GPUの温度が許容値を大きく超えている
Windowsやドライバ層の深刻な不整合
このパターンはゲーム側だけで完結しないことが多いため、後述のハードウェアチェックや、他ゲーム・ベンチマークでの再現性確認も重要になります。
VALORANTクラッシュの主な原因カテゴリ
クラッシュの原因は多岐にわたりますが、大きく分けると次の4カテゴリに整理できます。
| 症状の傾向 | 主な原因カテゴリ | 最初に試したい対処の例 |
|---|---|---|
| 起動直後に落ちる・エラーが出る | ゲーム本体・Vanguard・ゲームファイル | 修復・再インストール、Vanguardの再設定 |
| 試合中にゲームだけ落ちる | ドライバ・GPU設定・周辺ソフト | ドライバ更新、オーバーレイ停止 |
| 負荷が高いときだけ落ちる・カクついた後落ちる | スペック不足・温度・オーバークロック | 設定軽量化、温度チェック |
| PCごとフリーズ・再起動がかかる | OS・ドライバ・ハードウェア全般 | Windows更新、イベントログ確認 |
ゲーム本体・Riot Vanguard・ゲームファイルの問題
パッチ適用中のエラーや、アップデート中の通信不良
インストール先ストレージの不具合や空き容量不足
Vanguardの起動に失敗している状態
これらは、Riotクライアントの修復機能や再インストールで解決するケースが多いです。
グラフィックドライバ・GPU設定の問題
古いドライバのまま長期間更新していない
特定バージョンでVALORANTとの相性問題が報告されている
オーバークロックや独自のチューニングツールで、GPUが不安定になっている
ドライバ更新やクリーンインストール、オーバークロックの一時解除が、最初の一手になります。
Windowsアップデート・セキュリティ機能との相性
Windows更新直後からクラッシュが増えた
Windows 11へのアップグレード後に不安定になった
セキュリティ機能(メモリ整合性、仮想化機能など)がVanguardと相性が悪い
この場合は、Windows更新の状態確認や、ゲームモード・HAGSといったゲーム関連機能の設定見直しが重要です。
PCスペック不足・ハードウェア劣化の可能性
推奨スペックを大きく下回っている
メモリ8GB以下など、近年のゲームとしては余裕が少ない
長年使っているPCで、電源やストレージが劣化している
設定を極端に下げても不安定な場合は、ハードウェア側の限界や故障も疑う必要があります。
まず確認すべき基本チェックリスト
いきなり難しい設定をいじる前に、以下の基本項目を一通り確認することで、意外と簡単に解決することがあります。
ゲーム・PCの再起動と簡単な環境リセット
VALORANTを完全終了する(タスクマネージャーでプロセスごと終了)
Riotクライアントも終了する
PCを再起動する
再起動後、他の重いアプリを起動せずにVALORANTだけを起動して動作を確認する
これは単純ですが、アップデート直後や一時的な不具合であれば、これだけで改善するケースもあります。
必要スペック・温度・常駐ソフトの確認(チェックリスト)
以下のチェックリストを上から順に確認してみてください。
VALORANTの最低・推奨スペックを確認し、自分のPCが最低要件を満たしている
ストレージ(Cドライブなど)の空き容量が十分にある(目安:20GB以上の余裕)
プレイ中のCPU/GPU温度が極端に高くない(高すぎる場合はファンやホコリも確認)
常駐ソフトが多すぎない(ブラウザ大量起動・録画・配信・他ゲームなどを同時に動かしていない)
電源プランが「省電力」ではなく「高パフォーマンス」やゲーミング向け設定になっている
ノートPCの場合、ACアダプタ接続でプレイしている
OSとVALORANTが最新バージョンまでアップデートされている
最近追加したソフトや周辺機器を一度外してみて、症状が変わるか確認した
エラーコードと公式サポートページの確認方法
エラーコードが表示された場合は、スクリーンショットまたはメモを取り、公式のエラーコード一覧ページで内容を確認します。
コードの意味(接続エラー・Vanguard関連・ハードウェア制限など)
推奨されている対処(再起動・再インストール・問い合わせなど)
エラーコードの内容に沿って対応することで、原因を大きく絞り込むことができます。
原因別の具体的な対処手順
ここからは、原因カテゴリごとに代表的な対処手順をまとめます。必要なところだけ読んでいただいて構いません。
ゲームファイルの修復・再インストール手順
ゲーム修復(負荷が低い・安全な順番)
Riotクライアントを起動する
VALORANTのゲームページを開く
「修復」または「スキャン」といったメニューがあれば実行する
修復完了後、PCを再起動する
再度ゲームを起動し、クラッシュが改善しているか確認する
再インストール(修復で直らなかった場合)
RiotクライアントからVALORANTをアンインストール
必要に応じて、設定ファイルや録画フォルダなど、残しておきたいデータをバックアップ
PCを再起動
Riotクライアントから最新バージョンのVALORANTを再インストール
最初の起動時に、他のアプリを極力立ち上げず動作確認を行う
グラフィックドライバとDirectXの更新方法
ドライバ更新の基本方針
公式サイトや公式ツール(NVIDIA GeForce Experience、AMD Softwareなど)から最新安定版を導入する
不具合が疑われる場合は「クリーンインストール(旧設定の削除)」を選択する
一般的な手順の例
使用しているGPUメーカー(NVIDIA / AMD / Intel)を確認
各社の公式サイトまたは公式ユーティリティを開く
推奨ドライバをダウンロードし、インストーラーを実行
オプションにクリーンインストールがあれば選択
インストール後にPCを再起動し、VALORANTの動作を確認
DirectXや関連ランタイムは、Windows Updateや公式ランタイムインストーラーを用いて更新できます。
Windows 10 / 11で試すべき設定(ゲームモード・HAGSなど)
以下は、比較的リスクが低く、元に戻しやすい設定変更です。
チェックリスト:Windows設定の見直し
「ゲームモード」が有効になっているか確認する
「グラフィックの設定」で、HAGS(ハードウェアアクセラレーテッドGPUスケジューリング)のオン/オフを切り替えて挙動を確認する
VALORANTのショートカットや実行ファイルのプロパティから「フルスクリーン最適化を無効にする」を試してみる
高DPIスケーリングの動作をアプリケーション側に変更してみる
不要なスタートアップアプリを無効化し、常駐タスクを減らす
設定を変更したら、必ず一度PCを再起動し、数試合分プレイして様子を見ることが大切です。
ウイルス対策ソフト・常駐アプリとの競合を疑う場合
ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護が、VanguardやVALORANTの動作をブロックしている
画面録画・オーバーレイ・マクロ系ソフトが衝突している
対応のポイント
VALORANTとRiot関連プログラムを、ウイルス対策ソフトの「例外(除外)」に登録する
一時的にリアルタイム保護を無効化して、数試合テストする(セキュリティリスクがあるため、必ず信用できるサイトのみ利用するなど注意)
Discordオーバーレイや録画ソフトを一時的にオフにして再現性を確認する
※恒常的にセキュリティ機能を弱めることは推奨されません。あくまで原因確認のための一時的措置として扱ってください。
Windows11環境でクラッシュが多い場合のポイント
Windows 11では、セキュリティや仮想化に関する機能が強化されており、これらがゲームやVanguardと相性問題を起こすケースが報告されています。
VAN1067など特定エラーコードが出る場合の考え方
TPM 2.0やセキュアブート、ドライバ署名などが関連している可能性
OSレベルのセキュア環境が期待通りに構成されていない場合、エラーコードとして表面化する
まずは、OSやドライバを最新状態にし、公式サポートが案内する範囲の対処(再インストールなど)から実行することが重要です。
セキュアブートやTPM・VBS/HVCIを触る前に確認すべきこと
セキュアブートやTPM、メモリ整合性(コア分離)などの設定を無効にすると、セキュリティレベルが下がる可能性があります。
それらを変更する前に、次を優先して確認してください。
ドライバ・Windows・VALORANT本体が最新か
公式のトラブルシューティング手順を一通り試したか
他のゲームでも同様の症状が出ていないか
どうしても必要で、かつ手順に自信がない場合は、PCメーカーや専門店、公式サポートに相談したうえで行うことをおすすめします。
一般ユーザーが避けるべきリスクの高い操作
以下のような操作は、問題を悪化させたり、セキュリティを大きく損なう可能性があるため、安易に行うべきではありません。
レジストリの直接編集(特に出所不明の情報に従うもの)
不明な出所のドライバやパッチの導入
セキュリティ機能を恒久的に無効化したまま運用すること
本記事では、これらの操作を前提とした解決策は推奨しません。
それでも直らないときのトラブルシューティング
基本的な対処を一通り試しても改善しない場合は、より体系的な調査が必要になります。
ログの取得方法とRiotサポートへの問い合わせ手順
サポートに問い合わせる際は、以下の情報を揃えるとスムーズです。
発生している症状の詳細(いつ・どの画面で・どのくらいの頻度で)
表示されるエラーコードやメッセージ(あれば)
使用しているOSバージョン、CPU、GPU、メモリ構成
実行した対処内容(再インストール、ドライバ更新など)
公式が案内しているログ取得手順に従ってログを取得し、サポートフォームから添付して送ることで、より原因に近づきやすくなります。
ハードウェア故障を疑うサインとチェック方法
以下のような場合は、ハードウェア側の問題も視野に入れた方がよいでしょう。
VALORANT以外のゲームやベンチマークでもフリーズ・クラッシュが起きる
高負荷をかけると必ず落ちるが、軽い作業では安定している
特定の温度を超えると落ちる、異音がする、ストレージから異常な音がする
簡易チェックとしては、
別ゲーム・ベンチマークソフトで同様の症状が出るか確認
メモリテストツールによるメモリ診断
ストレージ診断ツールによる健康状態チェック
などが挙げられます。不安な場合は、PC専門店やメーカーサポートでの診断も検討してください。
PC買い替えや修理を検討すべきタイミング
推奨スペックを大きく下回り、設定を最低にしてもクラッシュやカクつきが改善しない
5年以上使用しており、複数パーツの劣化が懸念される
修理・パーツ交換費用が、新品・リフレッシュ済みPCの価格に近づいている
このような状況では、長期的には買い替えの方が総コストを抑えられる場合もあります。将来のアップデートや他ゲームも見据えたスペック選定が重要です。
よくある質問(FAQ)
オーバークロックや配信ソフトはクラッシュの原因になりますか?
はい、なり得ます。
GPU/CPUのオーバークロックや電圧調整は、わずかな不安定さがゲーム中のクラッシュとして表面化しやすくなります。
また、配信ソフト(OBSなど)やオーバーレイ機能はGPU/CPU負荷を高めるだけでなく、描画やフックの仕組みがゲームと競合する場合があります。
対処のポイント
一度すべてのオーバークロックを解除し、定格設定で動作を確認する
配信ソフトやオーバーレイを停止した状態で数試合テストし、再現性を比較する
これにより、オーバークロック・配信環境が原因かどうかを切り分けできます。
セキュリティ機能をOFFにしても大丈夫ですか?
短時間の検証目的で一時的に無効化することはありますが、常時OFFのまま運用することは推奨されません。
セキュリティ機能を無効にすると、マルウェア感染や不正アクセスのリスクが高まります。可能な限り、ドライバやゲーム側を最新に保つことで、セキュリティ機能をオンのまま安定動作を目指すべきです。
クラッシュが一度だけなら気にしなくてよいですか?
一度だけで、その後まったく再現しない場合は、一時的な不具合や外的要因の可能性もあります。
ただし、
短時間のうちに複数回発生する
アップデート直後から頻度が急に増えた
ランクマッチでの影響が大きい
といった場合は、本記事のチェックリストを使って原因を絞り込み、早めに対策しておくことをおすすめします。
まとめと再発防止のコツ
本記事の要点おさらい
VALORANTのクラッシュは、「起動時」「試合中」「PCごとフリーズ」など症状から原因カテゴリを絞ると、対処すべきポイントが見えやすくなります。
原因は「ゲーム本体・Vanguard」「ドライバ」「Windows設定」「ハードウェア・スペック」の4つに大別できます。
まずは再起動・スペック確認・エラーコード確認などの基本チェックを行い、その後ドライバ更新や設定見直しへ進むのが安全で効率的です。
日常的に意識したいメンテナンスとアップデート
ドライバやWindows、VALORANT本体は、安定版の範囲で定期的に更新する
不要な常駐ソフトやオーバーレイを増やしすぎない
PC内部のホコリ清掃や、適切な冷却環境の維持に気を配る
ストレージの空き容量を十分に確保しておく
これらを守ることで、ゲーム全般の安定性向上にもつながります。
将来のアップデートに備えるための情報収集の仕方
VALORANTおよびWindowsは継続的にアップデートされており、それに伴いクラッシュの原因や対処方法も変化する可能性があります。
公式のパッチノート・サポートページを定期的に確認する
信頼できる技術系メディア・コミュニティの情報を複数照らし合わせる
出所不明・極端なチューニング情報には慎重に対応する
こうした姿勢を持つことで、将来の不具合にも落ち着いて対応しやすくなります。