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Steamで特定のゲームだけ音が出ない時の原因と対処法【Windows10/11対応】

「他のゲームやYouTubeの音は普通に出るのに、なぜかこのゲームだけ無音になる」という状況は、Steamユーザーの間で比較的よく発生するトラブルです。

このような場合、

  • PC自体の故障

  • ゲームデータの完全な破損

といった重い原因であることは多くありません。多くは以下のような、設定やデバイス周りの要因が重なって起きています。

  • Windowsの出力デバイス設定(既定デバイス)が意図せず切り替わっている

  • 音量ミキサーやアプリごとの出力先が、特定のゲームだけ別デバイスになっている

  • コントローラーやSteam Linkなどの「仮想オーディオデバイス」に音が流れている

  • ゲーム内のサウンド設定や、ゲーム固有の不具合

まずは、原因を一つずつ切り分けることが重要です。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

まずは「PC・Steamの再起動」「出力デバイスと音量ミキサーの確認」といった基本ステップから順番に実施し、
それでも解決しない場合は、デバイスやゲーム固有の問題、公式サポートへの相談を視野に入れていただくのが効率的です。

目次

Steamで特定のゲームだけ音が出ない症状を整理

最初にやっていただきたいのは、「どの組み合わせで音が出る・出ないか」を簡単に整理することです。

例えば、以下のようにメモをとってみてください。

  • ゲームA(問題のタイトル)

    • ヘッドセット:音が出ない

    • モニター内蔵スピーカー:音が出る

  • ゲームB(別のSteamゲーム):

    • どちらでも音が出る

  • ブラウザでYouTube:

    • ヘッドセット:音が出る

このように、「ゲームの種類」「出力デバイス」「アプリ種別」を組み合わせて確認すると、

  • ゲームAだけおかしいのか

  • ヘッドセットとの組み合わせだけおかしいのか

  • Steam全体なのか

が見えてきます。

よくある原因の全体像(PC・Steam・ゲーム・デバイス)

原因は大きく4つに分けられます。

  1. PC/Windows側の設定

    • 既定の出力デバイスが意図せず変更されている

    • 音量ミキサーでゲームだけミュートになっている

    • Windowsアップデートでドライバー挙動が変わった など

  2. Steam・ゲーム側の設定・データ

    • ゲーム内のサウンド設定が極端に小さい・ミュートになっている

    • 一部のサラウンド設定とデバイスの相性問題

    • ゲームファイルの破損、パッチ適用後の不具合 など

  3. デバイス・仮想デバイス起因

    • コントローラーやVR、Steam Linkがオーディオデバイスとして認識されている

    • USB/Bluetoothヘッドセットのドライバーや接続不良

    • キャプチャーボード・配信ソフトとの競合 など

  4. ゲーム固有のバグやハードウェア故障

    • 特定タイトルでのみ報告されている既知の不具合

    • ヘッドセット・ケーブル等の物理的な故障

本記事では、1〜3について「上から順に試すだけで切り分けられる」ように解説し、4が疑われる場面では公式サポートに頼る判断基準もご案内いたします。


基本編:誰でもできる5つの初期チェック

ここからは、PC初心者の方でも実行しやすい順に手順をご説明します。
上から順番に試していただくことで、多くのケースは解決、または原因の切り分けが可能です。

① PC・Steamクライアントの再起動

まずはシンプルですが効果の大きい手順です。

  1. ゲームをすべて終了する

  2. Steamクライアントを「左上のメニュー → 終了」から完全終了する

  3. Windowsを再起動する

  4. 再起動後、Steamを起動して問題のゲームだけを起動し、音が出るか確認する

一時的な不具合や、OSアップデート後の状態不整合は、再起動だけで解消されることがあります。

② 他のゲーム・他アプリで音が出るかを確認

次に、「どこまで正常か」を確認します。

  • 別のSteamゲームを起動して音が出るか

  • ブラウザ(YouTubeなど)で動画を再生して音が出るか

  • 音楽再生アプリ(標準の「映画&テレビ」等)で音が出るか

もし、

  • 他のSteamゲームやYouTubeでは音が出る → PC全体の問題ではなく、「特定ゲーム」または「Steamの一部設定」の可能性が高い

  • すべてのアプリで音が出ない → Windowsやデバイス側の問題が濃厚

という切り分けができます。

③ Windowsの出力デバイス(既定のデバイス)を確認

Windows10/11では、複数のオーディオデバイスがつながっていると「どれから音を出すか」をOSが選択します。

  1. 画面右下のスピーカーアイコンを右クリック

  2. 「サウンド設定を開く」または「サウンドの設定」を選択

  3. 「出力デバイスを選択してください」の欄で、

    • 使用したいヘッドセット/スピーカー/モニターが選ばれているか確認

  4. ゲームを起動した状態で、出力デバイスを切り替えてみて、音が出るパターンがないか試す

特にHDMI接続のモニターやテレビを利用している場合、モニター側が「既定のデバイス」となり、ヘッドセットから音が出ないことがよくあります。

④ 音量ミキサー・アプリごとの音量/デバイスを確認(Windows10/11)

Windows10/11には、アプリごとに音量や出力先を設定できる機能があります。
ここで「特定のゲームだけミュート」「別デバイス出力」になっていると、今回のような症状が出ます。

  1. 画面右下のスピーカーアイコンを右クリック

  2. 「音量ミキサーを開く」を選択

  3. ゲームを起動した状態で、音量ミキサーにそのゲームの項目が表示されているか確認

  4. そのゲームの音量が0やミュートになっていないか確認し、必要に応じて上げる

Windows11の場合は、設定画面から「アプリごとの音量とデバイス」を開き、

  • 当該ゲームの「出力デバイス」が他のアプリと異なるデバイスになっていないか
    も確認してください。

⑤ ゲーム内のサウンド設定を確認

ゲーム内オプションで、音量や出力モードが原因になっているケースもあります。

  • マスターボリューム/BGM/効果音/ボイスなどが極端に小さくないか

  • ミュート機能がオンになっていないか

  • 5.1ch・7.1chなどサラウンド設定が、有効な出力環境と合っているか

特に、2chステレオヘッドセットで5.1ch出力に設定していると、タイトルによっては一部の音がほとんど聞こえない場合があります。


原因別の詳しい対処法(Windows設定・デバイス周り)

基本チェックで解決しない場合は、少し踏み込んだ設定を確認します。
ここでも、順番に試していただくことを推奨いたします。

出力デバイスの設定ミス(ヘッドセット・モニター・スピーカー)

複数のオーディオデバイスを接続している場合、OSが意図しないデバイスを既定にしていることがあります。

確認と対処のポイント

  • 「ヘッドセットの名前」や「モニターの名前」が複数表示される場合、それぞれを試してみる

  • USB DACや外付けサウンドカードを使用している場合、それが「既定のデバイス」に設定されているか

  • ディスプレイ(例:〇〇 Monitor)のオーディオが既定になっており、ヘッドセットには音が送られていないケース

可能であれば、

  • 一度不要なデバイス(使っていないモニターや古いBluetooth機器)を「無効」にする
    ことでトラブルを減らすこともできます。

コントローラーや仮想デバイスに音が逃げているケース

最近増えているのが、以下のような「仮想デバイス」に音が流れてしまうパターンです。

  • Xbox/PlayStationコントローラーがオーディオデバイスとして認識される

  • Steam Link / Remote Play用の「Steam Streaming Speakers」「Steam Streaming Microphone」

  • 配信ソフト・オーディオミキサーソフトが作る仮想デバイス

対処の一例:

  1. Windowsの「サウンド設定」または「コントロールパネル → サウンド」から「再生」タブを開く

  2. 「Steam Streaming Speakers」やコントローラー名のデバイスが「既定」になっていないか確認

  3. 使用しない場合は右クリックで「無効」を選択する

  4. 常に使うヘッドセット・スピーカーを「既定のデバイス」に設定する

仮想デバイスを無効化することで、音が本来のデバイスに戻るケースが多く見られます。

オーディオドライバー・Windowsアップデート起因の不具合

Windowsアップデートやドライバー更新後にだけ、特定ゲームで音が出なくなることもあります。

  • オーディオチップ(Realtekなど)の公式サイトや、PCメーカーのサポートサイトから最新版ドライバーを再インストールする

  • 直前の更新後に不具合が出始めた場合は、ドライバーのロールバック機能が利用できないか確認する

ドライバー操作に不安がある場合は、無理に変更せず、メーカーサポート窓口への相談も検討してください。

サウンドの「排他モード」や機能拡張が原因の場合

一部のゲームやドライバーは、「排他モード」や特殊な機能拡張と相性問題を起こすことがあります。

  1. 「コントロールパネル → サウンド → 再生タブ」で、利用中デバイスを選択し「プロパティ」

  2. 「詳細」タブの「アプリケーションにこのデバイスの排他的制御を許可する」のチェックを外してみる

  3. 「拡張」タブ(または「立体音響」タブ)で、特殊なエフェクトを一度オフにして試す

これにより、特定のアプリだけ音が出ない/極端に小さいといった現象が解消される場合があります。


Steam・ゲーム側で確認すべきポイント

Windows側に問題が見当たらない場合、Steamやゲームデータを確認します。

Steamの再起動・キャッシュと、ゲームファイルの整合性チェック

Steamには、ゲームファイルの破損を自動で検出・修復する機能があります。

  1. Steamライブラリで該当ゲームを右クリック

  2. 「プロパティ」→「インストール済みファイル」

  3. 「ゲームファイルの整合性を確認」を実行

  4. 完了後にゲームを起動して音が出るか確認

小さな破損であれば、この手順で自動的に修正されることがあります。

特定ゲームの設定ファイル破損・再インストールの判断

整合性チェックでも改善しない場合、ゲームの設定ファイルが壊れている可能性があります。

  • 多くのゲームは、ユーザーデータ(セーブデータ)と設定ファイルが別になっています

  • セーブデータの場所やバックアップ方法は、公式サポートやコミュニティガイドを確認し、必ず保護したうえで作業してください

それでも直らない場合、最終手段としてゲーム自体の再インストールを検討します。

ゲーム側の既知の不具合を調べる方法

特定タイトルだけで音が出ない場合、ゲームの不具合である可能性もあります。

  • Steamストアページの「コミュニティハブ」→「ディスカッション」で同様の報告がないか確認

  • 公式サイトのニュース・パッチノート・FAQを確認

  • 「ゲーム名 + 音が出ない」などで検索し、同時期に複数報告があるか

同じ時期に多くのユーザーが同じ症状を訴えている場合は、アップデート待ちや公式サポートへの報告が有効です。


利用シーン別のトラブルシューティング

次に、よくある利用シーンごとの注意点をご説明いたします。

ヘッドセットでは無音だが、モニターからは音が出る場合

この症状は「出力デバイスの選択」と「デバイス自体の不具合」の切り分けが重要です。

チェックポイント:

  1. ヘッドセットの物理ミュートボタンやボリュームダイヤルがオフになっていないか

  2. 別のアプリ(YouTube等)ではヘッドセットから音が出るか

  3. Windowsの出力デバイスで、ヘッドセットを既定にしてゲームを再起動してみる

  4. 可能なら、ヘッドセットを別のPCやスマホに接続し、故障していないか確認

これらを試しても「そのゲームだけヘッドセットで無音」の場合、ゲーム側のサラウンド設定やバグを疑います。

Steam Remote Play / Steam Link / VR利用時だけ音が出ない場合

リモートプレイやVRでは、通常と異なる経路で音声が転送されます。

確認事項:

  • Steam Remote Playのホスト側・クライアント側両方で、「音声をどこで再生するか」の設定を確認

  • Steam Streaming Speakersなどの仮想デバイスが、Windowsの既定デバイスとして適切に設定されているか

  • ローカルプレイ(リモートを使わない状態)では正常に音が出るか

ローカルでは問題なく、Remote Play時のみ音が出ない場合は、Remote Play特有の設定・バグの可能性が高くなります。

配信・録画ソフト(OBS等)を使っている場合の注意点

配信者・動画投稿者の方は、音声経路が複雑になりがちです。

  • OBSなどの配信ソフトで、ゲーム音声を特定の仮想デバイスに送る設定にしていないか

  • 「自分のヘッドセットには聞こえるが配信には乗らない」場合と、「配信には乗るが自分には聞こえない」場合で、対処が異なる

まずは、配信ソフトを一度終了した状態でゲームを起動し、

  • ローカル環境だけで正常に音が出るか
    を確認すると、原因の切り分けに役立ちます。


チェックリスト・表で確認する再発防止ポイント

ここでは、再発防止に役立つチェック項目をまとめます。

毎回の起動前に見直したい設定チェックリスト

ゲームを起動して「音が出ない」と焦る前に、次の項目をざっと確認してみてください。

  • ヘッドセット・スピーカー・モニターのケーブルはしっかり挿さっている

  • ヘッドセットの物理ミュート・ボリュームは適切か

  • Windowsの出力デバイスが、使いたい機器に設定されている

  • 音量ミキサーで、ゲームの音量が0やミュートになっていない

  • 直前にデバイスの抜き差しやOSアップデートなど、大きな変更を行っていないか

たった数十秒の確認で、多くのトラブルを未然に防ぐことができます。

デバイス構成をシンプルに保つコツ

  • 使用していないオーディオデバイス(古いヘッドセット、使っていない仮想デバイス)は「無効」にしておく

  • デバイス名を把握しやすいよう、可能であれば管理ソフト側で名称を分かりやすく変更する

  • 配信・録画環境を組む場合は、音声の流れを簡単な図にしておき、どこで何が鳴る想定かを整理しておく

構成がシンプルであればあるほど、原因特定も早くなります。


ここまでで直らないときにやるべきこと

ここまでの手順を一通り試しても解決しない場合、以下の可能性が高くなります。

  • ヘッドセット・スピーカーなどハードウェアの故障

  • 特定ゲームに起因する不具合(パッチ待ち/既知のバグ)

  • 特殊な環境(企業内ネットワーク・独自セキュリティソフトなど)による影響

ハードウェア故障やゲーム側バグの疑いがある場合

次のような検証を行うと、切り分けがしやすくなります。

  • 別のPCに同じヘッドセットを接続し、同じゲームをプレイしてみる

  • 同じPCで、別のアカウント・別のインストール先にゲームを入れて試してみる

  • 同じタイトルで、他ユーザーも同じ時期に「音が出ない」と報告していないか確認する

これらで再現性が確認できれば、ハードウェア故障またはゲーム側不具合である可能性が高くなります。

公式サポートに問い合わせる際に伝えるべき情報

公式サポートに相談する際は、次の情報を整理しておくとスムーズです。

  • 症状の詳細(どのゲームで・どのデバイスで・いつから発生するか)

  • ご利用中のOS・PCスペック(Windowsのバージョン、サウンドデバイス名など)

  • これまでに試した対処(本記事のどのステップを実施したか)

  • 他のゲームやアプリでは音が出るかどうか

これらをあらかじめメモにまとめておくことで、サポート担当者が原因を特定しやすくなり、解決までの時間短縮につながります。