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【Steam】コントローラーのジャイロ機能をオフにする方法|誤操作を止める設定手順

コントローラーを少し傾けただけで視点が動いてしまい、狙いが定まらない、メニュー操作が暴れる、ゲームによってはキャラクターが勝手に動く――このような症状は、Steam上でコントローラーを使う際に意外と多く発生します。特にDualSense、DUALSHOCK 4、Switch Proコントローラーなど、ジャイロセンサーを搭載する機種を接続している場合は、Steam Inputの割り当てやテンプレートによってジャイロが有効化され、意図せず「視点操作」や「マウス操作」に紐づくケースがあります。

本記事では、記事タイトルどおり「Steamでコントローラーのジャイロ機能をオフにする方法」を、PC版SteamとSteam Deckで分けて、手順と考え方を丁寧に整理いたします。さらに、オフにしたのに改善しない場合に備えて、原因の切り分けと対処法、コントローラー別の注意点、再発を防ぐ運用のコツまで網羅します。

対象読者は以下のとおりです。

  • Steamでゲームパッドを使っており、ジャイロが勝手に反応して困っている方

  • ゲームごとにジャイロを無効化したい方、またはSteam全体で無効化したい方

  • Steam Deckでも同様に設定を調整したい方

  • オフにしたはずなのに直らず、原因を切り分けたい方

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

Steamでジャイロが勝手に動く原因

ジャイロが勝手に動く場合、最初にやるべきことは「原因がどこにあるか」を把握することです。Steamは便利な反面、入力まわりの選択肢が多く、設定の入口も複数あります。原因が分からないまま手当たり次第に設定を変えると、「別のゲームでボタン配置が崩れた」「コントローラーが認識しなくなった」といった二次トラブルにつながることもあります。

ここでは、よくある原因を3つに分けて説明し、どこを見ればよいかの方向性を明確にいたします。

Steam Inputの割り当てが有効になっている

最も多い原因が、Steam Inputのレイアウト上でジャイロが何らかの操作に割り当てられているケースです。Steam Inputとは、Steam側でコントローラー入力をゲームに合わせて変換・再構成できる機能です。たとえば、右スティックをマウス操作に変える、背面ボタンにショートカットを割り当てる、トリガーの押し込みに別の操作を追加する、といったことが可能です。

この機能の中で「ジャイロ」が有効になっていると、コントローラーを傾ける動きが入力として認識され、以下のような挙動が起こりやすくなります。

  • 視点がゆっくり流れる(ジャイロがマウスに割り当てられている)

  • 傾けた瞬間に大きく視点が振れる(感度が高い設定のまま)

  • 特定のボタンを押している間だけジャイロが効く(「ジャイロ有効化トリガー」が設定されている)

  • メニュー画面でカーソルが勝手に動く(ジャイロがマウスカーソルとして動いている)

特に起こりがちなきっかけは以下です。

  • コミュニティレイアウトやテンプレートを試した

  • 以前別ゲーム用に調整したレイアウトが流用された

  • Steam Deckの操作性向上目的でジャイロを使い、その設定が残っている

  • Steamのクイック設定で一時的に変えた内容が保存されている

ジャイロを完全に使わない方針なら、基本は「ジャイロ動作をなし」にすることで解決します。重要なのは、Steam Inputを丸ごとオフにする前に、まずは“ジャイロだけ”を無効化する手順を優先することです。Steam Inputを全停止すると他の便利設定まで失われる場合があるためです。

ゲーム内設定でジャイロがオンになっている

次に多いのが、ゲーム側が標準でジャイロ操作に対応しており、ゲーム内の設定でジャイロがオンになっているケースです。最近はPC版でもジャイロ対応のゲームが増えており、とくにシューティングやアクションでは「微調整用途」としてジャイロを採用しているタイトルがあります。

ゲーム内設定が原因の場合、Steam側でジャイロを「なし」にしても改善しないことがあります。理由は、Steam Inputが入力変換をしていなくても、ゲームがコントローラーから直接ジャイロ情報を取得している場合があるためです。

ゲーム内設定が疑わしい代表的なサインは以下です。

  • Steam側の設定を変えても挙動が変わらない

  • 他のゲームでは同じコントローラーでもジャイロが発生しない

  • ゲーム内オプションに「ジャイロ照準」「モーション操作」「モーションエイム」などの項目がある

この場合は、Steam Input設定だけでなく「ゲーム内の操作設定」も確認する必要があります。切り分けの章で具体的な確認順序を示します。

外部ツールやプロファイルで入力が二重化している

三つ目の原因は、Steam以外の経路で入力変換が行われており、入力が二重化(競合)しているケースです。具体的には以下のような状況が該当します。

  • 外部のコントローラー変換ツールを使用している

  • オーバーレイ機能を持つユーティリティが入力を加工している

  • Windows側で特殊なドライバやユーティリティが動作している

  • 同じコントローラーを複数の方式(有線・無線、Bluetooth・アダプタ)で切り替えて設定が混在している

入力競合が起きると、ジャイロをオフにしたつもりでも、別のレイヤーからジャイロ相当の入力が入ってしまい、症状が残ることがあります。対処としては「Steam Inputかゲーム内か」だけではなく、「Steam以外の要因」を排除する視点も必要です。後半の対処で、チェックリストと手順を用意します。


Steam Inputでジャイロをオフにする手順

ここからが具体的な設定手順です。最短で改善しやすい順に説明いたします。

基本方針は次のとおりです。

  1. まず「ゲームごとのレイアウト」でジャイロを無効化する

  2. それでも複数ゲームに影響が出るなら「Steam全体の設定」を見直す

  3. 競合や不具合が疑われる場合のみ「Steam入力をオフ」を検討する

ゲームごとのコントローラーレイアウトからジャイロをなしにする

最も確実かつ影響範囲が小さいのが、「そのゲームのレイアウト」でジャイロを無効化する方法です。ゲームごとに設定できるため、他タイトルの操作性を崩さずに対処できます。

手順(PC版Steamの一般的な流れ):

  1. Steamを起動し、ライブラリから対象ゲームを開きます

  2. ゲームのページで、コントローラー関連の項目(コントローラー設定/レイアウト/管理など)を開きます

  3. 「現在のレイアウト(コントローラーレイアウト)」を編集できる画面へ進みます

  4. レイアウト編集画面で「ジャイロ」「ジャイロ動作」などの項目を探します

  5. ジャイロの割り当てを「なし」に変更します

  6. 変更を保存し、ゲームに戻って挙動を確認します

ここでの重要ポイントは「ジャイロを完全に無効化する」ことだけに集中し、他の割り当て(スティックやボタン)を不用意に変更しないことです。ジャイロ項目は以下のような場所に配置されていることがあります。

  • 入力カテゴリとして「ジャイロ」が独立している

  • 「照準」や「マウス」カテゴリ内に紐づいている

  • 「追加コマンド」「修飾キー(モディファイア)」のような高度設定の中にある

  • 「ボタンを押している間だけ有効」の設定が別項目で存在する

よくある落とし穴も整理します。

落とし穴1:ジャイロを「無効」ではなく「感度0」にしてしまう
感度を0にしても、場合によっては微小入力が残ったり、別のスムージング設定で動いたりすることがあります。可能なら「なし」や「オフ」など、割り当て自体を外す設定を優先してください。

落とし穴2:保存していない/保存単位を誤っている
Steam Inputのレイアウトは「一時変更」「ゲームごと」「共通」「自分用レイアウト」など保存単位が複数あり、UIの表記も更新で変わります。変更後に必ず保存操作を行い、反映されているか確認してください。

落とし穴3:レイアウトを変えた直後に別レイアウトが上書きされる
コミュニティレイアウトを再適用した、推奨レイアウトに戻した、別プロファイルが選ばれている、といった場合に設定が戻ることがあります。後半の「戻る原因」も参照してください。

Steam全体のコントローラー設定で見直すポイント

「どのゲームでもジャイロが発生する」「ゲームを変えても挙動が似ている」場合は、ゲーム別設定に加えてSteam全体の設定が影響している可能性があります。Steamの全体設定は、コントローラー認識や入力方式、デバイスごとの取り扱いに関係します。

見直す際の観点は次のとおりです。

  • Steamがコントローラーを正しい種類として認識しているか
    例:PlayStation系なのに一般的なパッド扱いになっている、など

  • デバイスごとの設定(有効化設定)が想定どおりか

  • 入力テストで、静止状態でも入力が動いていないか

  • 複数の入力方式が同時に有効になっていないか

実務上のおすすめは、全体設定を触る前に「ゲーム別レイアウトでジャイロをなし」にして、改善しない場合にだけ全体設定を確認する流れです。全体設定は影響範囲が広く、意図せず別ゲームの操作感が変わる可能性があるためです。

全体設定の見直し時にやると良いこと:

  • コントローラーの入力テスト(可能な範囲で)を実施し、ジャイロやスティックが勝手に動いていないか確認する

  • 接続方式(Bluetooth/有線/USBアダプタ)を切り替えて再接続し、認識が安定するか確認する

  • Steamを一度終了し、再起動後に設定が保持されているか確認する

Steam入力をオフにする判断基準

「ジャイロだけを止めたい」場合、原則としてSteam Input自体はオンのままにし、ジャイロ動作だけ「なし」にするのが安全です。Steam Inputをオフにすると、以下のような変化が起こり得ます。

  • ゲームごとのカスタム割り当てが使えなくなる

  • ボタン表記(A/B/X/Yなど)の表示が変わることがある

  • 一部ゲームで操作が認識されにくくなる、または逆に安定する

  • ネイティブ対応が強いゲームではシンプルに動作する場合もある

では、どのような場合にSteam Inputをオフにするべきかというと、代表的には次の条件に当てはまるときです。

  • Steam Inputが原因で二重入力・誤入力が起きている疑いが強い
    例:ボタンを1回押したのに2回押した扱いになる、操作が重複する

  • ゲームがネイティブでコントローラーを正しく扱えており、Steam Inputが不要
    例:ゲーム内でボタン表示が正しく、入力も安定している

  • 特定デバイス(PlayStation系など)で競合が起きやすく、Steam Inputの影響を排除したい

ただし、Steam Inputをオフにする前に、まずは次を優先してください。

  • ゲーム別レイアウトで「ジャイロ動作をなし」にする

  • ゲーム内設定でジャイロをオフにする

  • 競合している外部ツールを停止する

この順序を踏むと、余計な影響を最小限にしつつ改善できる可能性が高まります。

ジャイロ無効化の設定場所の比較

設定場所を間違えやすいため、目的別に判断できるよう表にまとめます。

設定場所 対象範囲 おすすめの状況 注意点
ゲーム内設定 そのゲームのみ そのゲームだけでジャイロが発生する/ゲームがジャイロ対応 Steam Input側にも割り当てが残ると改善しない場合があります
Steam Inputのゲーム別レイアウト そのゲームのみ 最短で止めたい/Steam Inputが原因っぽい 保存単位の誤りやテンプレ上書きで戻る場合があります
Steam全体のコントローラー設定 Steam全体 複数ゲームで発生/認識自体が怪しい 影響範囲が広く、他ゲームの操作感が変わる可能性があります
Steam Inputをオフ 影響が広い 競合・二重入力を疑う/Steam Input不要な運用 便利機能も無効化され、逆に不便になる場合があります

Steam Deckでジャイロをオフにする手順

Steam DeckはPC版SteamとUIが異なるため、PCの画面遷移をそのまま当てはめると迷いやすいです。ただし、考え方は同じで「ゲームごとのコントローラー設定(レイアウト)」でジャイロを無効化するのが基本です。

Steam Deckは携帯ゲーム機としての特性上、ジャイロを積極的に活用するレイアウトが多い傾向があり、購入直後でもコミュニティレイアウトや推奨レイアウトにジャイロ割り当てが含まれている場合があります。そのため、Steam Deckでは特に「どのレイアウトが適用されているか」を意識することが大切です。

ゲーム中のコントローラー設定からジャイロを無効化する

手順(Steam Deckの一般的な流れ):

  1. 対象ゲームを起動します

  2. Steamボタンを押し、ゲームのメニューを開きます

  3. コントローラー設定(コントローラーレイアウト)へ進みます

  4. 現在適用されているレイアウトの編集画面を開きます

  5. 「ジャイロ」または「ジャイロ動作」を探します

  6. ジャイロの割り当てを「なし」に設定します

  7. 保存し、ゲーム画面に戻って挙動を確認します

Steam Deckでは、ゲーム中に設定を調整し、そのままプレイしながら違いを確認できる点が利点です。視点が勝手に流れるタイプの症状であれば、変更後すぐに効果が分かることが多いです。

注意点として、Steam Deckでは以下のようなジャイロ設定が含まれる場合があります。

  • 常時ジャイロ有効(傾けるだけで視点移動)

  • 右スティックタッチ時のみジャイロ有効(触ったときだけ照準微調整)

  • 特定ボタン押下時のみジャイロ有効(エイム時だけ有効)

  • ジャイロがマウス操作として割り当て(メニューやカーソルが動く)

「どの条件でジャイロが効くのか」も合わせて見直し、完全に不要なら有効化条件ごと外す、またはジャイロ動作自体を「なし」にするのが確実です。

レイアウト保存とテンプレートの扱い

Steam Deckで「オフにしたのに戻る」原因として多いのが、レイアウトの上書きです。Steam Deckはレイアウトの切り替えが容易である反面、次の操作で設定が差し替わることがあります。

  • コミュニティレイアウトを再適用した

  • 推奨レイアウトに戻した

  • 別のコントローラー(外部パッド)を接続し、デバイスごとのレイアウトに切り替わった

  • ゲーム側の更新やSteam側の更新で推奨設定が変わった

再発防止として有効なのは、ジャイロを「なし」にした後に、そのレイアウトを「自分用」として保存し、以後はそのレイアウトを基準に使うことです。保存時に名前を付けられる場合は、例えば「ジャイロなし」「スティックのみ」など分かりやすい名前にすると管理しやすくなります。

また、レイアウト変更後は以下も習慣にすると安全です。

  • 一度ゲームを終了し、再起動しても設定が保持されるか確認する

  • 同じゲームで別プロファイルが存在しないか確認する

  • 外部コントローラー接続時にレイアウトが切り替わらないか確認する


コントローラー別の注意点

同じSteam Input設定でも、コントローラーの種類や接続方式によって、ジャイロの扱われ方や競合の起き方が変わります。ここでは代表的な機種を例に、注意点を整理いたします。

DualSenseとDUALSHOCK 4で起きやすい設定の競合

DualSense(PS5)やDUALSHOCK 4(PS4)はジャイロ搭載であり、Steam Inputの機能も豊富に使えます。一方で、ゲーム側がPlayStationコントローラーをネイティブ対応している場合、Steam Inputの変換とゲーム側の処理がぶつかることがあります。

競合の典型例:

  • Steam Inputが「Xboxコントローラー相当」に変換しているが、ゲームはPlayStationネイティブ入力も同時に拾っている

  • ゲーム側でジャイロがオンになっているのに、Steam Inputでもジャイロが別操作に割り当てられている

  • ボタン表示がPS表記とXbox表記で入れ替わる/混在する

ジャイロ問題に限っていえば、優先順位は次のとおりです。

  1. Steam Inputのゲーム別レイアウトでジャイロ動作を「なし」にする

  2. ゲーム内設定でジャイロをオフにする

  3. それでも競合が疑われる場合のみ、Steam Inputのオンオフを検討する

また、DualSenseは接続方式(有線・Bluetooth)やゲーム側の対応状況によって、トリガー機能なども含め挙動が変わることがあります。ジャイロだけ止めたい場合は、なるべく設定変更を最小限にし、まずジャイロ割り当てのみ外す運用が安定しやすいです。

Switch Proコントローラーでのジャイロと接続方式の注意

Switch Proコントローラーもジャイロ搭載であり、Steam Inputでジャイロを照準に割り当てる利用がよく行われます。そのため、何らかのテンプレートやコミュニティレイアウトを適用した際に、ジャイロ割り当てが残りやすい傾向があります。

起こりがちなパターン:

  • あるゲームでジャイロ照準を試し、そのレイアウトが別ゲームにも流用される

  • クイック設定でジャイロを調整し、意図せず保存される

  • 接続方式を変えたら別デバイス扱いになり、別のレイアウトが適用される

対策としては、以下が有効です。

  • そのゲームのレイアウトで「ジャイロ動作をなし」にする(最優先)

  • 「自分用のジャイロなしレイアウト」を作り、基準として使う

  • 外部ツールを併用している場合は停止し、Steam Inputに統一する

特に接続方式の変更は、認識のされ方が変わり、設定が別扱いになることがあります。ジャイロが戻る場合は、接続方式を変えた直後にレイアウトが切り替わっていないかを確認すると原因に辿り着きやすいです。

ジャイロ非搭載コントローラーとの違い

Xbox系コントローラーなど、ジャイロ非搭載のコントローラーでは、通常ジャイロ入力は発生しません。にもかかわらず「傾けると視点が動く」「勝手に視点が流れる」症状が出る場合、次の可能性が高くなります。

  • ジャイロではなくスティックドリフト(右スティックが微妙に入力されている)

  • マウスや別デバイスからの入力が混入している

  • 外部ツールが仮想デバイスを作り、入力が重複している

  • Steam Inputで別の入力が「視点操作」に割り当てられている(ジャイロではない)

この場合は、ジャイロの項目だけを追うよりも、後半の「トラブルシューティング」の切り分け手順に沿って確認したほうが早期解決につながります。


ジャイロがオフにならないときの対処

ジャイロを「なし」にしたのに直らない場合、原因は大抵「別の場所に設定が残っている」「別の仕組みが入力を入れている」「保存が反映されていない」のいずれかです。ここでは、効率よく潰し込むためにチェックリストと手順を提示します。

まず確認するチェックリスト

以下を上から順に確認してください。多くの場合、いずれかで原因が見つかります。

  • Steam Inputのゲーム別レイアウトで、ジャイロ動作が「なし」になっている

  • ジャイロの「有効化条件」(ボタン押下時・スティックタッチ時など)が残っていない

  • 変更後に保存操作を行っており、再起動しても維持される

  • コミュニティレイアウト/推奨レイアウトに再度切り替えていない

  • ゲーム内の操作設定にジャイロ項目があり、オフになっている

  • 外部の入力変換ツールやオーバーレイを停止している

  • コントローラーを机に置いた状態でも視点が動くなら、スティックドリフトやセンサー異常も疑う

  • 別のゲームでも同じ症状が出るかを確認し、発生範囲を把握している

上記の「別のゲームで確認」は特に効果的です。同じ症状が別ゲームでも出るなら、原因はSteam全体設定やデバイス側の可能性が高い、と判断できます。

Steam Inputとゲーム内設定の切り分け手順

切り分けは、最短で原因層を特定するための手順です。以下の順序で進めてください。

  1. 対象ゲームを終了します

  2. 可能であれば、別のゲーム(できれば別ジャンル)を起動します

  3. 同じコントローラーで、ジャイロに見える挙動が出るか確認します

  • 別ゲームでも発生する場合
    原因はSteam側の全体設定、またはコントローラー側の状態(センサーやドリフト)、または外部ツール競合の可能性が上がります。
    次に行うべきことは以下です。

    • Steam全体のコントローラー設定を見直す

    • 外部ツールを停止し、Steam単体で再現するか確認する

    • コントローラーを再接続し、接続方式を変えて挙動が変わるか確認する

  • 対象ゲームだけで発生する場合
    原因はゲーム内設定、またはそのゲームのSteam Inputレイアウトに残っています。
    次に行うべきことは以下です。

    • そのゲームのレイアウトを初期状態(デフォルト)に戻して確認する

    • ゲーム内のジャイロ設定をオフにする

    • コミュニティレイアウトを適用している場合は、別レイアウトに切り替えて比較する

この分岐を明確にすることで、無駄に設定をいじる回数を減らせます。

誤入力が続く場合のキャリブレーションと再起動

ジャイロのつもりで追っていたが、実際はスティックドリフトや微小入力だった、というケースもあります。特に「触っていないのに視点がじわじわ動く」「メニューカーソルが勝手に動く」症状は、ジャイロだけでなくスティック入力が原因の可能性もあります。

この場合、次の対処が有効です。

  • Steamの再起動(設定反映や入力状態のリセットになる場合があります)

  • PCの再起動(ドライバやBluetooth状態がリセットされます)

  • コントローラーの再接続(ペアリング解除→再ペアリングを含む)

  • 接続方式の変更(有線に切り替えて安定するか確認)

  • 可能な範囲でのキャリブレーション(入力テストでニュートラルが安定するか確認)

また、ジャイロを完全にオフにした後も不自然な入力が続く場合は、「Steam Inputのジャイロが原因ではない」可能性が高まります。その場合は以下を疑うと整理しやすいです。

  • 右スティックがニュートラルでも入力されている

  • 机に置いたときだけ動く(センサーのドリフト)

  • 特定の部屋の環境(干渉)で無線が不安定

  • 他の入力デバイス(マウス、他のコントローラー)が触れていないのに動いている

原因が複合していることもあるため、「一つずつ排除する」姿勢で進めると安全です。


Steamで快適に遊ぶための設定のコツとFAQ

最後に、ジャイロを使わない方針での再発防止策と、よくある質問への回答をまとめます。ここまでの内容を踏まえると、「設定を変えたのに戻る」「別ゲームでまた起きる」といった状況が減り、安定した運用がしやすくなります。

ジャイロを完全に使わない運用のコツ

ジャイロを使わないなら、以下の運用が効果的です。

  • コミュニティレイアウトやテンプレートを適用したら、必ずジャイロ項目を確認する
    レイアウトは便利ですが、作者の意図でジャイロが含まれていることがあります。適用直後に「ジャイロ動作がなし」になっているかだけ確認すると再発が減ります。

  • ジャイロを「なし」にした自分用レイアウトを保存し、基準にする
    いざというときに戻せる「基準レイアウト」を作っておくと、他の設定を試した後でも復旧が簡単になります。

  • ゲーム内にジャイロ設定があるタイトルは、ゲーム内でもオフに統一する
    Steam側だけで止まらない例があるため、二重でオフにする意識が安全です。

  • 競合が疑わしい場合のみ、Steam Input自体をオフにする
    影響範囲が広い対処なので、最終手段として扱うと管理が楽になります。

  • 接続方式を固定し、認識のぶれを減らす
    たとえば普段Bluetoothで使っているのに急に有線にすると、別デバイス扱いで別設定が適用されることがあります。運用を固定するとトラブルが減ります。

よくある質問

Steam Inputをオフにすると何が変わりますか

Steam Inputをオフにすると、Steam側で提供されるレイアウト編集、入力変換、テンプレート適用などの機能が制限される可能性があります。結果として、ゲームがネイティブでコントローラーを扱える場合はシンプルに安定することもありますが、逆に「ボタンが効かない」「表示が変わる」「細かい割り当てができない」などの影響が出ることもあります。

ジャイロだけ止めたい場合は、まずSteam Inputはオンのまま、ゲーム別レイアウトでジャイロ動作を「なし」にする方法を推奨いたします。問題が二重入力など競合由来であると判断できた場合に限り、Steam Inputのオンオフを検討すると安全です。

ゲームごとにジャイロをオフにできますか

可能です。むしろ最も推奨される方法です。対象ゲームのSteam Inputレイアウト編集画面で、ジャイロ(ジャイロ動作)の割り当てを「なし」にし、保存してください。これにより他ゲームへの影響を最小限にできます。

また、ゲーム側がジャイロ対応している場合もあるため、対象ゲームだけで発生しているなら、ゲーム内設定も合わせて確認すると確実です。

DualSenseのジャイロだけ無効化できますか

可能です。Steam Inputのレイアウトでジャイロ動作を「なし」にすれば、DualSenseのジャイロ入力はSteam経由では基本的に使われなくなります。ただし、ゲームがDualSenseのジャイロをネイティブで直接扱う場合、Steam側を変えても効果が薄いことがあります。

その場合は、ゲーム内設定でジャイロをオフにするか、競合が疑わしいときのみSteam Input自体のオンオフを含めて調整してください。

Steam Deckで設定が元に戻るのはなぜですか

Steam Deckでは、レイアウトの切り替えが簡単である反面、次の操作で設定が上書きされることがあります。

  • 別レイアウトの適用

  • コミュニティレイアウトの再適用

  • 推奨レイアウトへの復帰

  • 外部コントローラー接続などに伴うプロファイル切り替え

対策としては、ジャイロを「なし」にしたレイアウトを「自分用」として保存し、それを基準に使うことが有効です。さらに、ゲーム再起動後も維持されるか確認しておくと、戻る問題の早期発見につながります。


まとめとして、本記事の要点は以下のとおりです。

  • 最短でジャイロを止めるには、ゲームごとのSteam Inputレイアウトで「ジャイロ動作をなし」にするのが基本です

  • 直らない場合は「ゲーム内設定」「外部ツール競合」「保存単位の誤り」を疑い、切り分け手順に沿って確認するのが安全です

  • Steam Deckはレイアウト上書きが起きやすいため、自分用レイアウトとして保存し基準運用を作ると安定します

  • SteamのUIや設定名は更新で変わることがあるため、見当たらない場合は「レイアウト編集」内の入力カテゴリを広げて確認してください

以上を踏まえて設定を見直していただければ、ジャイロ由来の意図しない視点移動は高確率で解消できます。もし「どのゲームでも発生する」「机に置いても流れる」といった症状が残る場合は、ジャイロではなくスティックドリフト等の可能性もありますので、切り分けの章に戻って確認を進めてください。