Steamでゲームパッド(コントローラー)が認識しないときの対処方法を紹介します。
基本的にコントローラーを接続するだけですが、認識されないこともありますので何が問題かを見ていきましょう。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
問題は「PC」「Steam」「ゲーム」「コントローラー本体」の4つのレイヤーに分けて考えると整理しやすくなります。
物理接続 → Windows認識 → Steam設定 → ゲーム設定という順序で確認することで、無駄なく原因を切り分けられます。
多くのケースは、ドライバーの見直しとSteam側設定(Steam Inputやコントローラーサポート)の調整で解決可能です。
Steamでコントローラーが「認識しない」とは?状況の整理とよくある症状
Steamでゲームを起動した際に、
コントローラーが一切反応しない
ボタンを押しても何も起こらない
メニューや設定画面上でコントローラーが認識されていないように見える
といった状態になると、プレイどころか設定画面から進めず大きなストレスになります。まずは、「認識しない」とは具体的にどういう状況かを整理いたします。
よくある症状パターン(まったく認識しない/ゲームだけ効かない など)
Steamでのトラブルは、大きく以下のような症状に分けられます。
Steam自体がコントローラーを検出していないケース
「設定 > コントローラ」で何も表示されない
Big Pictureモードに切り替えてもコントローラーが認識されない
Steamでは認識するが、ゲーム内で動作しないケース
Steamのボタンテストでは動くのに、ゲームを起動すると無反応
メニュー操作はできるが、ゲーム中だけ入力されない
一部のボタンだけ反応しない・意図しない動作をするケース
特定のボタンだけ効かない、または別の操作として認識される
触っていないのに入力が入り続ける
無線接続(Bluetooth)時のみ不安定なケース
有線では問題ないのに、Bluetooth接続にすると動作しない
遅延・途切れ・接続切れが頻発する
本記事では、これらをまとめて「Steamでコントローラーが認識しない・正しく動作しない」問題として扱い、順番に対処方法をご案内いたします。
原因は4つのレイヤーに分かれる(PC・Steam・ゲーム・コントローラー本体)
トラブルの原因は、次の4つの層(レイヤー)に分類できます。
PC側(OS・ドライバー・USBポートなど)
Steam側(コントローラー設定・Steam Input)
ゲーム側(ゲーム内設定・対応状況)
コントローラー本体・ケーブル・レシーバーなどハードウェア側
どのレイヤーに原因があるかを切り分けられれば、無駄な設定変更を減らし、最短ルートで解決に近づけます。本記事ではこの4レイヤーを意識しながら、上から順に確認していく流れで構成しています。
まず最初に確認しておくべき前提条件(対応OS・管理者権限・USBポートなど)
作業を始める前に、次の前提条件を満たしているかをご確認ください。
ご利用のOSが Steam のサポート対象(主に Windows 10 / 11)であること
管理者権限を持つユーザーアカウントでログインしていること
会社支給PCなどで、セキュリティポリシーによりUSB制限がかかっていないこと
使用しているUSBハブが、十分な電力を供給できるタイプ(セルフパワー)であること
これらの条件に問題がある場合、後述の設定変更だけでは解決できないことがあります。
原因を切り分けるチェックリスト【まずはここから】
ここからは、原因を大まかに特定するためのチェックリストです。上から順に確認していただくだけで、「どのレイヤーに問題がありそうか」が見えてきます。
STEP1 PC・ケーブル・USBポートの基本確認
最初に、もっとも単純かつ見落としやすい物理的な要因を確認します。
物理接続チェックリスト
コントローラーが奥までしっかり挿し込まれているか
別のUSBポート(特にPC背面のポート)でも試したか
同じUSBポートで、他のUSB機器(USBメモリ等)は正常に動作するか
ケーブルを別のものに差し替えてみたか(充電専用ケーブルではないか)
可能であれば、別のPCに接続して動作確認を行ったか
この段階で問題が見つかれば、ソフトウェア設定に手を加える必要はありません。ケーブル・ポート・ハブなど物理的な要因だけで解決する場合も多くあります。
STEP2 Windowsでコントローラーが認識されているか確認する方法
次に、OS(Windows)がコントローラーを正しく認識しているかを確認します。
タスクバーの検索ボックスに「デバイス マネージャー」と入力して起動
「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」や
「ヒューマン インターフェイス デバイス」の項目を展開コントローラー名(例:Xbox Controller、Wireless Controller など)が表示されているか確認
デバイスに黄色い「!」マークや「不明なデバイス」が表示されていないか確認
デバイス自体が表示されない → Windowsレベルで認識できていない可能性が高い
表示はされているが挙動がおかしい → ドライバーの不具合や設定の問題が疑われます
この結果に応じて、後述のドライバー更新・再インストールを検討します。
STEP3 Steamでコントローラーが認識されているか確認する方法
Windowsで認識されていることを確認したら、次はSteam側の認識状況です。
Steamクライアントを起動
左のメニューで「コントローラ」→「一般のコントローラ設定」をクリック
コントローラーが一覧に表示されているか確認
ご利用のコントローラー種別に応じて、以下の項目が有効になっているか確認
PlayStation 設定サポート
Xbox 設定サポート
Switch Pro 設定サポート など
ここでコントローラーが全く表示されない場合、Steam側での検出に問題があると考えられます。表示されているにもかかわらずゲームで動かない場合は、次のSTEP4に進みます。
STEP4 特定ゲームだけ動かない場合の確認ポイント
「あるゲームだけ動かない」「一部タイトルでだけ問題が出る」といった場合は、そのゲーム固有の設定が原因のことが多いです。
ライブラリで該当ゲームを右クリック → 「プロパティ」
左メニューから「コントローラ」を選択
「このゲームのコントローラ設定」で以下を切り替えて挙動を確認
Steam入力を有効にする
Steam入力を無効にする
デフォルト設定を使用する
併せて、ゲーム内の「オプション」「設定」メニューで、
入力方式が「キーボード&マウス」になっていないか
「ゲームパッド」「コントローラー」設定が有効か
も確認してください。タイトルによっては、Steam側設定とゲーム内設定の組み合わせにより認識が変わります。
Windows側で試すべき対処法(ドライバー・Bluetooth設定など)
PC(OS)側で問題が発生している場合は、次の対処を順にお試しください。
デバイスマネージャーでドライバーを更新・再インストールする手順
ドライバーの自動更新
「デバイス マネージャー」を開く
対象のコントローラーを右クリック
「ドライバーの更新」を選択
「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択し、指示に従う
ドライバーの再インストール
同じく対象コントローラーを右クリック
「デバイスのアンインストール」を選択
表示される場合は「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」にチェック
コントローラーを抜き、PCを再起動
再起動後にコントローラーを接続し直し、自動インストールを待つ
これにより、破損したドライバーや不適切なバージョンが再構築される可能性があります。
Bluetooth接続のトラブルを解消するポイント(再ペアリング・他機器の干渉など)
無線(Bluetooth)接続で問題が出ている場合は、以下を確認してください。
「設定 > Bluetooth とデバイス」から、対象コントローラーを一度削除し、再ペアリングしたか
PCとコントローラーの距離が2〜3m以内かつ、間に大きな障害物がないか
近くで他のBluetooth機器や無線機器(無線LANルーターなど)が多数稼働していないか
コントローラーのバッテリー残量が十分か
また、一度有線接続で問題なく動作するか確認した上で、あらためてBluetooth接続を試すと、問題の切り分けがしやすくなります。
他のPCや別のゲームで動くかを確認して故障を切り分ける
別のPCでも動かない → コントローラー本体またはケーブルの故障の可能性が高い
コンソール機(PS4/PS5/Switchなど)でも同様の不具合が出る → やはりハードウェア側の問題が濃厚
別ゲームでは問題なく動くが、特定ゲームだけ動かない → ゲーム側設定または互換性が原因
この確認を行うことで、「買い替え検討が必要な故障なのか」「設定見直しで解決できる範囲なのか」を判断しやすくなります。
Steam側の設定で試す対処法(Big Pictureモード・Steam Input)
Steamクライアント側の設定が原因の場合、ここを見直すだけで解決するケースも少なくありません。
Big Pictureモードからコントローラー設定を確認する手順
使用するコントローラー種別に合わせて以下の項目にチェック
PlayStation 設定サポート
Xbox 設定サポート
Switch Pro 設定サポート など
ここで認識されているかどうかを確認することで、Steamクライアント側の認識状態をより正確に把握できます。
Steam Input(コントローラーサポート)を有効・無効切り替えして試す
ゲームによって、Steam Inputを有効にした方が安定する場合と、無効にした方がうまくいく場合があります。
Steamライブラリでゲームを右クリック → 「プロパティ」
左メニューから「コントローラ」を選択
「このゲームのコントローラ設定」で以下を切り替え、それぞれの挙動を確認
Steam入力を有効にする
Steam入力を無効にする
デフォルト設定を使用する
切り替える前の設定は、メモに残しておくことをおすすめいたします。うまく動作しない場合でも、すぐに元の状態へ戻せるためです。
ゲームごとのコントローラー設定と優先順位(タイトル別プロパティの見直し)
一部ゲームでは、Steam側の設定よりもゲーム内部の設定が優先される場合があります。
ゲーム内の「設定」「オプション」から「コントローラー」「入力」項目を開く
入力方式が「キーボード&マウス」に固定されていないか確認
「ゲームパッド」「コントローラー」が有効かどうか確認
複数のコントローラーや入力デバイスを接続している場合は、一時的に1台だけ接続して動作確認を行う
このような調整により、ゲーム側で誤ったデバイスが優先されている状況を回避できます。
コントローラーの種類別に注意したいポイント(応用・ケース別解説)
ここでは、代表的なコントローラー種別ごとの注意点を整理し、自身の環境に合った対処を行いやすくします。
Xboxコントローラーの場合(Windows標準ドライバー/公式アプリ)
Windowsとの互換性が高く、標準ドライバーでそのまま動作するケースが多いです。
「Xbox Accessories」アプリを利用して、ファームウェアを最新にアップデートしておくと、安定性が向上する可能性があります。
純正のワイヤレスアダプタを利用すると、Bluetooth接続単体より安定する場合があります。
PS4・PS5コントローラーの場合(有線・Bluetooth、追加ツール利用の是非)
有線接続は比較的トラブルが少なく、まずは有線で認識状況を確認することを推奨いたします。
Bluetooth接続時は、ペアリング設定のやり直しや、他機器との干渉に注意が必要です。
DS4Windowsなどのサードパーティツールを利用するとXbox互換として認識させやすくなりますが、
オンラインゲームの規約に抵触するリスク
将来のアップデートで動作しなくなるリスク
などもあるため、本記事ではまずSteam標準機能とWindows標準機能での解決を優先することを推奨いたします。
Switch Proや汎用USBゲームパッドの場合(対応状況と限界)
Steamの「Switch Pro設定サポート」を有効にすることで、Switch Proコントローラーは比較的スムーズに使用できることが多いです。
一方で、ジャイロ機能や振動機能など、ゲーム側が対応していない場合は動作しない機能もあります。
低価格帯の汎用USBパッドは、
ボタン配置が独特
ドライバーが不安定
対応OSの明記が不十分
といったリスクがあるため、購入時にはレビュー等でPC(特にSteam)での使用事例を確認することが重要です。
買い替え・追加購入を検討する際のポイントとコスト目安(料金比較)
すべての設定を見直しても安定して利用できない場合、コントローラーの買い替えや追加購入を検討せざるを得ないこともあります。
今のコントローラーを使い続けるために必要な手間とリスク
非公式ツールや複雑な設定に依存すると、アップデートのたびに設定をやり直す必要が出てくる場合があります。
連射機能やマクロ機能など、特定の機能はオンラインゲームの利用規約で禁止されていることも多く、アカウントペナルティのリスクがあります。
ドライバーやツールが開発終了してしまうと、将来のOS環境では動作しなくなる可能性があります。
このようなリスクと手間を踏まえ、「問題の少ないコントローラーに切り替える」という判断は、長期的には合理的な選択です。
Steamとの相性が良いコントローラーの選び方
コントローラー選定時には、次の点を意識するとよいです。
Windows対応(XInput対応など)が明確に記載されているか
メーカーのサポート体制や保証期間が十分か
有線/無線のどちらに主眼を置くか(安定性重視なら有線が有利な場合が多い)
重量・形状・ボタン配置など、自分の手に合う設計か
レビューでPC(特にSteam環境)での使用例が多く確認できるか
価格帯別(エントリー/ミドル/純正ハイエンド)の比較イメージ
エントリークラス(低価格帯)
価格重視。コストは抑えられるが、個体差や耐久性にばらつきが出やすい傾向。
ミドルクラス
一般的な品質とサポートが期待でき、長く使う前提で考えるとバランスが良い価格帯。
純正ハイエンドクラス
価格は高めだが、PCとの相性・ファームウェア更新・メーカーサポートなど、総合的な安心感が高い。
それでも解決しないときの最終手段と相談先(トラブルシューティングの出口)
ここまでの対処法をすべて試しても解決しない場合、環境のリセットやサポート窓口への相談を検討する段階です。
新規Windowsユーザー作成・OS修復など環境側のリセット
現在使用しているWindowsユーザープロファイルが破損していると、特定のデバイスのみ不具合が出る場合があります。
新規のローカルユーザー(またはMicrosoftアカウントユーザー)を作成し、そのユーザーでログインして同じコントローラーを試すことで、ユーザープロファイルに起因する問題かどうかを切り分けられます。
システムファイルの破損が疑われる場合は、Windowsの修復機能(システムファイルチェッカー等)の利用も選択肢となりますが、影響範囲が大きいため、必ず事前に重要なデータのバックアップを取得してください。
ゲーム・メーカー・Steamサポートに問い合わせる際にまとめておく情報
サポート窓口に問い合わせる際は、以下の情報を整理しておくと、スムーズな対応が期待できます。
PCのスペック(CPU / メモリ / GPU / OSバージョン)
コントローラーの種類・型番・接続方式(有線 / 無線)
問題が発生しているゲームタイトル名
これまでに試した対処法(本記事の各ステップ含む)
発生している症状の詳細(再現手順・スクリーンショット・エラーメッセージなど)
情報を整理したうえで問い合わせることで、的確な回答にたどり着きやすくなります。
再発防止のために日常的にできるチェック項目
Windowsの更新やドライバー更新後に、コントローラーの動作確認を簡単に行う
不要な常駐ソフトやコントローラー関連ツールを複数同時に動かさない
USBケーブルやポートに物理的な負荷がかからないよう、配線を見直す
定期的にコントローラー本体のファームウェアやドライバー更新情報を確認する
よくある質問(FAQ)
最後に、ユーザーからよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめます。
「以前は動いていたのに、急にSteamだけコントローラーを認識しなくなりました」
回答:
最近のWindowsアップデートやドライバー更新、または新たにインストールしたソフトウェアが影響している可能性があります。
直近のWindows更新履歴を確認する
デバイスマネージャーでドライバーを一度アンインストールし、再接続して再インストールする
新しく導入した常駐ソフト(ゲーム関連ツールなど)があれば一時的に停止して挙動を確認する
「キーボードとコントローラーを両方つなぐと動かなくなります」
回答:
ゲームによっては、入力方式がどちらか一方に固定されている場合があります。
ゲーム内設定で「ゲームパッド」「コントローラー」が有効になっているか確認する
一時的にキーボード・マウスを外し、コントローラーだけを接続した状態で起動してみる
Steam Inputの設定(特にデスクトップレイアウトなど)が干渉していないか確認する
「無線だと動かないのに、有線なら問題なく動きます」
回答:
Bluetooth接続や無線環境に依存するトラブルの可能性が高いです。
PCとコントローラーの距離を縮める、障害物を減らす
近くのBluetooth機器や2.4GHz帯の無線機器を一時的にオフにして確認する
別のBluetoothアダプタやUSBポートを使用してみる
安定性重視の場合は、有線運用を優先することも選択肢となります
「追加ツールを入れるべきか迷っています(DS4Windowsなど)」
回答:
標準機能での解決が難しい場合の“最終手段”としての選択とお考えください。
オンラインゲームの利用規約に違反する可能性がないか必ず確認する
ツール導入によってトラブルの原因が複雑になり、サポートを受けにくくなる可能性がある
まずは本記事で紹介した、WindowsとSteam標準機能による対処をすべて試してから判断することを推奨いたします