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【Discord】読み上げBotの選び方と入れ方|無料比較と荒らし対策・動かない時の解決法

Discordのボイスチャット中、「大事な連絡が流れていたのに気づかなかった」「聞き専の人が置いていかれる」「作業しながらだとチャットが追えない」——そんな取りこぼしは、読み上げBotで大きく減らせます。
ただし、入れ方を間違えると「うるさい」「荒らされる」「急に止まる」「権限が怖い」といった別の悩みが増えるのも事実です。

この記事では、初心者のサーバー管理者でも迷わないように、読み上げBotの選び方を比較表で整理し、最小権限で安全に導入する手順、辞書や読み上げ範囲の整え方、荒らし対策の固定投稿テンプレ、動かない時の症状別チェックまでを順番に解説します。読み終えたら「この設定なら安心して運用できる」と言える状態を目指しましょう。

Discord読み上げBotとDiscord標準TTSの違いを整理する

Discord読み上げBotは、VC中のテキスト取りこぼしを減らせます。混雑耐性・辞書・再接続・音声種類で比較し、導入は最小権限と読み上げ対象の限定が安全です。
手順とテンプレで整えれば、安定運用に近づきます。

Discord標準TTSは“受け手側の設定”に左右される

Discordにはテキスト読み上げ(TTS)機能があり、設定により「全チャンネル」「選択中チャンネル」などで読み上げの挙動が変わります。標準TTSは手軽ですが、受け手の設定や使い方に依存しやすく、サーバー運用として一律に成立させにくい面があります(設定次第ではTTSが多発するため注意が必要です)。

読み上げBotは“サーバー運用”として設計できる

読み上げBotは、指定したテキストチャンネルの投稿をBotが拾い、ボイスチャンネルで読み上げる形が中心です。運用上の利点は次の通りです。

  • 読み上げ対象チャンネルを固定しやすい

  • 辞書登録で固有名詞や略語を補正できる場合が多い

  • 停止・退出などの運用操作を“ルール化”しやすい

  • 混雑対策(有料優先など)を用意するBotもある

つまり、VC中心サーバーの「取りこぼし」を仕組みとして解決したい場合に、読み上げBotは相性が良い選択肢になります。


Discord読み上げBotの選び方

まず決めるべきは用途と優先順位

「おすすめBot」より先に、あなたのサーバーに必要な条件を決めてください。小規模サーバーでは特に、次の優先順位が失敗しにくいです。

  • 最優先:安定性(ピーク時間帯に入れるか、落ちにくいか)

  • 次点:聞きやすさ(日本語の自然さ、声の種類)

  • 次点:調整機能(辞書、速度、読み上げ範囲)

  • 重要:管理しやすさ(停止手順が簡単、対象チャンネル固定が可能)

  • 条件次第:複数VC対応、課金の必要性

判断軸のチェックリスト

導入前に、最低限ここだけ確認してください。

  • 混雑耐性:混雑時に制限されるか、優先接続の仕組みがあるか

  • 辞書:固有名詞・略語を修正できるか

  • 再接続:落ちた時に自動復帰する設計か

  • 音声の種類:標準音声か、VOICEVOX等の話者が使えるか

  • 導入の簡単さ:公式の使い方ページ・サポート導線があるか

  • 運用情報:ログ保存の扱いが公表されているか(公表がある場合は要確認)

比較表で“まず試す候補”を短時間で決める

下表は、初心者管理者が迷いやすい軸に絞った比較のテンプレです。正確な仕様は更新されるため、最終確認は各公式ページで行ってください。

候補 料金 混雑耐性 辞書 再接続 音声の種類 導入難易度 向いている用途
shovel 無料あり/有料あり 有料で混雑時も利用しやすい旨の案内あり 公式の使い方で辞書などの案内あり 有料特典に自動再接続の記載あり ゆっくりボイス等(追加予定含む) 低〜中 まず動かす/安定重視へ拡張
VOICEVOX系Bot(代表枠) Botにより異なる Botにより異なる Botにより異なる Botにより異なる VOICEVOX話者で自然さ重視 声の自然さ・話者の多様性
その他候補 さまざま さまざま さまざま さまざま さまざま さまざま サーバー要件次第

ポイントは、最初から完璧を狙わず「まず無料で動かす→不満が出た軸だけ強い候補へ移行」へ設計することです。特に混雑が不安なら、混雑時の利用について明確に案内があるサービスを優先すると安心感が増します。


Discord読み上げBotの安全な入れ方と初期設定

招待前に決める運用ルールは“読み上げ対象の限定”

荒れる原因の多くは「全部読ませる」設計です。最初は必ず限定してください。

  • 読み上げ専用のテキストチャンネルを1つ作る(例:vc-読み上げ)

  • 読み上げ専用VCを分ける(全員常駐VCで始めない)

  • URLや長文が多いチャンネルは対象外にする

  • うるさい時の停止手順(退出・停止コマンド)を決め、固定投稿する

この時点で、導入後の揉め事が一気に減ります。

最小権限テンプレ(管理者権限は付けない)

Bot招待で最も重要なのは「必要最低限の権限に閉じる」ことです。原則として管理者権限は付けない運用を推奨します。
一般的に必要になりやすい権限の目安は次の通りです(名称は環境で表示が異なる場合があります)。

  • テキスト:読み上げ対象チャンネルの閲覧/メッセージ参照

  • ボイス:接続/発言(Speak)

  • 運用:必要に応じてメッセージ送信(Botが案内を出す場合)

安全設計のコツは、サーバー全体に広げず、読み上げ対象カテゴリ・チャンネルだけに権限を付与することです。足りない時に追加する方式のほうが事故が起きにくくなります。

shovelを例にした“最短導入”の流れ

shovelは公式サイトで「サーバーに招待して、ボイスチャンネルに呼ぶだけ」で始められる旨を案内しています。
導入時は、以下の順に進めると迷いません。

  1. shovelをサーバーへ招待する

  2. 読み上げ用VCに自分が参加する

  3. 公式の使い方ページに沿って呼び出し・開始コマンドを実行する(コマンド一覧は公式ページを参照)

  4. まずは短文でテストし、速度・読み上げ範囲・辞書が必要か確認する

「動いた」状態を作ってから調整に入るほうが、導入でつまずきにくくなります。


Discord読み上げBotを快適にする設定と運用テンプレ

辞書登録で“固有名詞ストレス”を先に消す

読み上げが定着しない最大の理由は「聞きづらい」です。特に固有名詞は読み間違いが起きやすいため、辞書機能がある場合は先に整えると満足度が上がります。
おすすめの辞書運用は次の通りです。

  • 最初は頻出の5〜10語だけ登録(作り込みすぎない)

  • メンバー名は「呼ばれたい読み」に合わせる

  • 略語は“意味が通る形”へ置換する(例:略称→正式名)

  • 追加は「困ったら登録」で十分

読み上げ範囲・速度・音量の基本設定

トラブルの芽を先に潰す基本設定です。

  • 読み上げ範囲:対象チャンネルを限定(初期は“専用chのみ”)

  • 速度:早すぎると情報が入らず、遅すぎるとテンポが崩れます。まず標準→微調整

  • 音量:Botだけ小さい/大きい問題が起きやすいため、VC内の個別音量も確認

  • 例外:URL・長文は読み上げ対象外にする(運用ルールで禁止するのが早い)

荒らし対策の固定投稿テンプレ(コピペ可)

導入時に、読み上げ専用チャンネルへ固定投稿しておくと事故が減ります。

  • このチャンネルはVC用読み上げ専用です(雑談は別chへ)

  • URL投稿と長文投稿は控えてください(必要時は要約)

  • 連投が続く場合、管理者がスローモード/投稿制限を行います

  • 荒らしが発生した場合:①Bot退出 ②当chを一時ロック ③対象投稿を削除 ④必要に応じて通報・BAN

  • うるさいと感じたら:管理者へ連絡してください(停止・退出で対応します)

「ルールがある」だけで、読み上げBotは“便利な道具”として定着しやすくなります。


Discord読み上げBotが動かない時のチェックリスト

BotがVCに入らない時に見る場所

  • 自分が読み上げさせたいVCに参加しているか

  • BotにVC接続権限が付いているか(カテゴリ権限・VC権限の両方を確認)

  • VCの人数制限・権限の継承で弾かれていないか

  • 混雑時間帯で接続が不安定になっていないか(時間を変えて再現確認)

混雑対策については、shovelのように有料プランで混雑時の利用や専用Botを案内しているケースがあります。

入ったのに無音の時に見る場所

  • Botに「発言(Speak)」権限があるか

  • VC側でBotがミュート/スピーカーミュートされていないか

  • VC内の個別音量(Discord側)やOSミキサーでBotだけ小さくないか

  • 読み上げ対象テキストチャンネルが正しいか(別チの投稿を見ていないか)

途中で途切れる・遅延する時に見る場所

  • 読み上げ対象が広すぎてキューが詰まっていないか(専用ch化で軽減)

  • 長文・連投が発生していないか(ルール・スローモードで軽減)

  • 回線品質(パケットロス)やDiscord側の一時障害の可能性

  • ピーク時間帯の負荷(混雑に弱い場合は時間帯を変える/別候補を検討)

「範囲を絞る」だけで改善することが非常に多いため、まずは運用設計の見直しを優先してください。


Discord読み上げBotの規約とライセンス注意点

self-botは禁止なので“Botアカウント”で自動化する

読み上げを自作したい場合でも、通常ユーザーアカウントを自動化する self-bot は禁止と明記されています。Discord公式サポートでは、OAuth2/bot API外で通常アカウントを自動化する行為(self-bot)が禁じられ、発覚時にアカウント停止等につながり得る旨が示されています。
自作する場合は必ず「Botアカウント(アプリ)として作る」前提で設計してください。

VOICEVOXはクレジット表記が前提で、Q&Aに具体案がある

VOICEVOXは、公式の利用規約やQ&Aで「クレジット表記」を前提とした利用の考え方が示されています。音声のみで使う場合は、音声の最初や最後に音声クレジットを入れるなどの案内があります。
また、キャラクターごとに個別規約がある場合は、そちらを優先すべき旨も公式Q&Aで示されています。

配信・収益化がある場合の確認手順(2段階)

不安を最小化する確認手順は次の2段階です。

  1. VOICEVOX公式の利用規約とQ&Aで、クレジット要件と表記方法を確認する

  2. 使用するキャラクターに個別規約がある場合は、その条件を優先して確認する(表記・禁止事項・商用条件など)

「後から修正できない公開物(配信アーカイブ・動画・音楽配信)」ほど、事前確認の価値が高くなります。


参考情報源

Discord Support(Automated User Accounts / Self-Bots)
https://support.discord.com/hc/en-us/articles/115002192352-Automated-User-Accounts-Self-Bots

Discord Support(日本語:Automated user accounts / self-bots)
https://support.discord.com/hc/ja/articles/115002192352-Automated-user-accounts-self-bots

Discord Support(Text-to-Speech 101)
https://support.discord.com/hc/en-us/articles/212517297-Text-to-Speech-101