Discordサーバーを運営していると、参加者の増加に伴って「ルール違反の投稿が増える」「荒らしへの初動が遅れる」「質問対応が属人化する」など、オーナーだけでは処理しきれない課題が発生しやすくなります。そこで重要になるのが、秩序維持とコミュニケーションの円滑化を担うモデレーターという役職です。
一方で、モデレーターに権限を渡し過ぎると誤操作や内部不正、アカウント乗っ取り時の被害が大きくなります。逆に権限が少な過ぎると、違反対応ができずサーバーが荒れやすくなります。
本記事では、モデレーターの役割・権限設計・設定手順・運用ルール・トラブル対応までを体系的に詳説いたします。読了後には「誰に、どこまで、何を任せるか」を言語化し、事故を防ぎながらモデレーション体制を整えられる状態を目指します。
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Discordモデレーターとは何をする役職か
Discord管理者とDiscordモデレーターの違い
Discordにおける権限管理の基本は「役職(ロール)」です。肩書きとしての「管理者」「モデレーター」はあくまで運用上の呼び名であり、実際にできることはロールに付与した権限で決まります。したがって、違いを整理する際は「責任範囲」と「与える権限」の両面で考える必要があります。
まず、役割イメージを比較表で整理いたします。
| 区分 | 主な責任 | 任せる判断 | 代表的な権限(例) | 典型的な失敗 |
|---|---|---|---|---|
| オーナー | 最終責任・方針決定・重大トラブルの最終裁定 | すべての最終判断 | サーバー全体の管理、ロール設計、重要設定 | 日常運用で頻繁に設定を触り事故 |
| 管理者 | 方針の実装、設定変更、重大対応の代行 | 重大度が高い判断 | チャンネル/ロール管理、BAN/キック、各種設定変更 | 権限が広過ぎて監督が難しい |
| モデレーター | ルール違反への初動、秩序維持、一次対応 | 既定ルールに沿う範囲の判断 | タイムアウト、投稿削除、キック/一部BAN、ログ確認 | 権限不足で対応不可/権限過多で事故 |
| ヘルパー | 案内・雰囲気づくり・軽微な注意 | 注意喚起レベル | 案内用の書き込み、特定チャンネルの管理補助 | 強い権限を渡して炎上要因に |
運用上の要点は次のとおりです。
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管理者は「設定を変える」「仕組みを作り替える」権限が中心になりがちです。
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モデレーターは「ルールに沿って秩序を守る」権限が中心です。
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オーナーは「設計と監督」を担い、日常の対応を委任するほど、安定運用に近づきます。
また、モデレーターに何を任せるかを明確にしないまま権限だけ渡すと、次の問題が起こりやすくなります。
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「どこまで介入してよいか」が曖昧で、対応が強すぎたり弱すぎたりする
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参加者が不公平感を抱き、モデレーター個人への不信につながる
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モデレーター間で判断が割れ、サーバーの統一感が失われる
したがって、モデレーターの定義は「権限の一覧」ではなく、「役割(責任範囲)+判断基準+権限設計」のセットで作ることが重要です。
Discordモデレーターが担う典型業務
モデレーター業務は、サーバー規模に関係なく大きく次のカテゴリに分けられます。ここを押さえると、必要権限が逆算しやすくなります。
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投稿・会話の健全化(コンテンツの秩序)
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ルール違反投稿の削除(暴言、差別、スパム、宣伝など)
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話題の誘導(チャンネル違いの投稿の注意、適切なチャンネルへ案内)
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争いの沈静化(過熱した議論への介入、クールダウンの促し)
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メンバー対応(人の秩序)
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荒らし・迷惑行為への初動(タイムアウト、キック、必要に応じてBAN)
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新規参加者の導線整備(ルール確認、自己紹介案内、認証がある場合の誘導)
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トラブル相談の一次受け(被害報告、通報、迷惑DMなど)
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運用の透明化(説明責任と証跡)
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何が起こったかの整理(時刻、対象、理由、対応内容)
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管理者へのエスカレーション(重大案件、判断が難しい案件)
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監査ログの確認(誰が何をしたかを把握する)
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再発防止(仕組みの改善提案)
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ルール文の改善提案(曖昧な規定を具体化)
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チャンネル構成の改善提案(迷子を減らす)
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参加者の行動パターンを見たうえでの予防策(スパム対策など)
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ここで注意点として、モデレーターは「サーバーを作り替える立場」ではなく、「サーバーを守る立場」であることが基本です。設定変更まで任せるかどうかは、サーバーの性質と信頼関係により調整します。
Discordモデレーターに求める責任範囲の決め方
モデレーターを任命するときに最も重要なのは、「期待する仕事」を曖昧にしないことです。最低限、次の4点を定義しておくと運用が安定します。
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対応レベルの基準(段階設計)
例として、次のように段階を作ると、判断が揃いやすくなります。-
レベル1:注意喚起(ルール案内・誘導)
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レベル2:投稿削除(明確なルール違反)
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レベル3:タイムアウト(過熱、連投、軽度の荒らし)
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レベル4:キック(改善が見られない、悪質性が高い)
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レベル5:BAN(継続的・重大な迷惑、明確な悪意、危険行為)
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単独で実行してよい範囲/承認が必要な範囲
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モデレーター単独で可:注意、削除、短時間タイムアウト
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管理者へ報告必須:長時間タイムアウト、キック、BAN、ルール外の例外対応
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管理者の承認必須:永久BAN、ロール剥奪・付与の変更、チャンネル構成変更
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証跡の残し方(後から説明できる状態)
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いつ、誰が、誰に、何を、なぜ、どうしたか
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対象メッセージのリンクやスクリーンショット
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可能であれば「モデレーター専用の報告チャンネル」にテンプレで記録
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言葉遣いとコミュニケーション方針
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断定口調を避け、ルールに沿って淡々と伝える
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公開で言い争わず、必要ならDMや専用チャンネルへ誘導
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参加者への見せ方(注意の文面)をテンプレ化しておく
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責任範囲は、権限設定より先に決めるべきです。責任範囲が定まると、必要権限だけを付与する設計にしやすくなります。
Discordモデレーター権限の考え方と最小権限設計
Discordロール階層とできる範囲のルール
Discordの権限でつまずきやすいのが「ロール階層(ロールの順序)」です。Discordでは、ロールには上下関係があり、基本的に次の性質があります。
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自分の最上位ロールより上位または同位の相手に対して、制裁やロール編集などができない
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「ロール管理」権限があっても、編集できるのは通常、自分より下位のロールに限られる
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ボットもロール階層の影響を受け、上位ロールの付与や変更ができない場合がある
このルールを理解していないと、次の典型問題が起こります。
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モデレーターに「キック」「BAN」権限を付けたのに、特定メンバーだけ対応できない
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モデレーターが荒らしに対処できず、オーナーが呼び出され続ける
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ボットによる自動ロール付与が動かない
最小権限設計を成立させるうえで、階層の推奨は以下です。
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最上位:オーナーの運用ロール(オーナー本人のみ)
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次点:管理者ロール(ごく少数)
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その下:モデレーターロール(複数名)
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その下:一般メンバー、新規メンバー、認証前ロールなど
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付近:ボットロール(ボットにやらせたい操作に応じて位置を調整)
「権限を付けたのに動かない」ときは、まずロール順序を疑うのが最短です。
Discord管理者権限を付けない理由
「管理者」権限は、付与すると多くの権限を包括的に得られるため、一見便利に見えます。しかし、モデレーター運用では原則として避ける方が安全です。理由は明確で、次のリスクが増えるためです。
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誤操作の破壊力が大きい
チャンネルやロールの設定変更、権限の大幅変更など、取り返しが難しい操作が可能になります。 -
アカウント乗っ取り時の被害が最大化する
モデレーターのアカウントが盗まれた場合、サーバーの根幹設定まで変更される恐れがあります。 -
内部不正の抑止が効きにくい
「できてしまうこと」が多すぎると、悪意がなくても逸脱が起こりやすく、監督も難しくなります。 -
責任範囲が膨らみ、役割が崩れる
モデレーターが「設定変更」まで行いはじめると、オーナーの統制が弱くなり、方針が揺れやすくなります。
最小権限設計の基本は「必要になったら追加する」方針です。最初から強い権限を与えるより、運用しながら不足を補う方が事故率を下げられます。
Discordモデレーター推奨権限セット
ここでは「まずはこれで回る」ことを重視し、モデレーター向けの推奨権限を目的別に整理いたします。サーバーによって不要なものもありますので、責任範囲に合わせて取捨選択してください。
| 目的 | 推奨する権限の考え方 | 具体例(代表) | 付け過ぎ注意 |
|---|---|---|---|
| 状況把握 | 見られないと対応できないため閲覧権限が必要 | チャンネル閲覧、メッセージ履歴閲覧 | 秘匿カテゴリの見せ過ぎ |
| 投稿の秩序維持 | ルール違反の削除・整理のための権限 | メッセージ管理(削除、固定など) | 正当な発言まで消す懸念 |
| 迷惑行為の抑止 | 段階的に制裁できる状態 | タイムアウト、キック、BAN(必要に応じて) | BANの濫用、誤BAN |
| 透明性 | 説明責任のための確認手段 | 監査ログの表示 | ログ閲覧範囲の扱い |
| 運用補助 | サーバーの成長に合わせて必要 | 招待リンク作成、スレッド管理 | 招待リンク乱発 |
推奨の進め方は次のとおりです。
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最初は「状況把握+投稿整理+軽い制裁」までに留める
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運用を開始し、対応が詰まる場面を記録する
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追加権限が本当に必要か、他の方法で回避できないかを検討する
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必要なものだけ追加し、テストで動作確認する
「足りないから足す」は正しいのですが、「足す前に、階層とチャンネル上書きを確認する」ことが重要です。権限不足ではなく、構造の問題で動かないことが多いためです。
Discordチャンネル権限上書きの設計ポイント
Discordは、サーバー全体の権限(ロールに付けた権限)に加えて、チャンネルやカテゴリごとに権限を上書きできます。ここが便利である一方、事故の温床にもなります。設計の原則を明確にすると、トラブルが激減します。
原則1:カテゴリ単位で設計し、例外を減らす
チャンネル単位で細かく上書きすると、後から追いきれなくなります。まずカテゴリで方針を決め、配下は同期させるのが安全です。
原則2:@everyoneの基準を先に決める
「誰でも見られる場所」と「見せたくない場所」を分ける起点は@everyoneです。
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公開カテゴリ:@everyoneの閲覧を許可
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非公開カテゴリ:@everyoneの閲覧を拒否し、見せたいロールだけ許可
原則3:モデレーター専用領域を用意する
以下のような用途のチャンネルを作ると、運用が安定します。
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相談・通報受付(公開/半公開のどちらでも可)
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モデレーター報告(モデレーター以上のみ閲覧)
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証跡保管(重大対応の記録、テンプレ報告)
原則4:テスト用アカウントで見え方を検証する
設定の正しさは、画面で確認するのが確実です。「一般メンバー視点」「新規メンバー視点」を作り、カテゴリごとの表示をチェックします。
チャンネル上書きは強力ですが、「必要な分だけ使う」ほど安全になります。複雑にしない設計が、結局は最も強い対策になります。
Discordでモデレーター役職を作成し付与する手順
PCでDiscordロールを作成する
ここではPCでの基本手順を、考え方と注意点込みで整理いたします。操作はDiscordの更新で表記が変わることがありますが、概念は変わりません。
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サーバー設定を開く
左上のサーバー名(プルダウン)から「サーバー設定」を選択します。 -
ロール名と表示を整える
ロール名は「モデレーター」とし、色は他ロールと区別できるものを設定します。
参加者が見たときに「誰が運営側か」が分かるようにすると安心感につながります。 -
権限を最小構成で付与する
前章の推奨セットを基準に、まずは次を検討します。-
チャンネル閲覧/履歴閲覧
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メッセージ管理
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タイムアウト
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必要に応じてキック
BANは運用基準が固まってからでも問題ありません。
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ロールの順序を調整する(最重要)
ロール一覧で、モデレーターを「一般メンバーより上」「管理者より下」に配置します。
これを誤ると、権限を付けても機能しない原因になります。 -
モデレーター用カテゴリの権限を設定する
非公開カテゴリを作る場合、@everyoneの閲覧を拒否し、モデレーター以上だけ閲覧可能にします。
この段階で「モデレーターができること」は最低限整います。次に、付与とテストへ進みます。
スマホでDiscordロールを作成する
スマホは導線が異なりますが、実施内容は同じです。重要なのは「ロール作成」「権限付与」「順序(階層)」です。
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サーバーを開き、設定(歯車)を開きます
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「ユーザー管理」またはそれに類する項目から「ロール」を開きます
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「+」などから新規ロールを作成します
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ロール名・色を設定し、権限を最小構成で付与します
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ロール一覧で順序を調整します(モデレーターが一般より上になるようにします)
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必要に応じてカテゴリやチャンネルの権限上書きを設定します
スマホでの注意点は「細かな設定確認がしづらい」ことです。可能であれば、最初の設計はPCで行い、スマホは日々の運用確認や軽微な調整に留めると事故が減ります。
Discordメンバーへロールを付与する
ロールを作ったら、任命するメンバーに付与します。付与方法は大きく2通りです。
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メンバー一覧から付与する
サーバー設定のメンバー管理画面から対象ユーザーを選び、ロールを付与します。
「誰に付けたか」が追いやすく、管理側に向いています。 -
ユーザーを選択して付与する
チャット上でユーザーを右クリック(スマホならユーザーをタップ)し、ロールを付与します。
手軽ですが、付与漏れや確認漏れが起こりやすい点に注意します。
付与後は「モデレーターが見えてはいけない場所まで見えていないか」「一般メンバーと同じ表示になっていないか」を必ず確認してください。
設定後に行う動作テスト
権限設計で最も重要なのがテストです。設定は「正しいつもり」でも、チャンネル上書きや複数ロールの影響で想定外が起こりがちです。
以下の手順でテストすると、漏れが減ります。
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テスト用の一般メンバーを用意する(可能ならサブアカウント)
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モデレーターを付与したアカウントでログインする
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想定した操作ができるかをチェックする
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想定していない操作ができないかもチェックする
動作テストチェックリスト(推奨)
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一般カテゴリが閲覧でき、履歴も読める
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ルール違反投稿を削除できる(削除範囲の確認も含む)
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迷惑行為へのタイムアウトが実行できる(短時間から)
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キックが必要な相手に対して機能する(階層が原因でできないケースの確認)
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上位ロール(管理者など)には介入できない(安全設計の確認)
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非公開カテゴリが一般メンバーから見えない
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モデレーター専用の報告チャンネルが適切に閲覧制御されている
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ボットを使う場合、ボットが想定どおり動作する(ロール位置含む)
テストは「設定した直後」だけでなく、「権限を追加・変更したとき」「チャンネル構成を変えたとき」にも必ず実施してください。運用開始後の事故は、ほぼ例外なく「テスト不足」から生じます。
Discordモデレーター運用ルールと安全対策
荒らし対応の基本フロー
荒らし対応は、モデレーターの最も重要な役割の一つです。場当たり的な対応は炎上や不公平感につながるため、フローを固定すると安定します。
推奨フロー(最小構成)
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一次対応(被害拡大を止める)
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スパム投稿の削除
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連投ならタイムアウト(短時間)
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参加者に過度な反応をしないよう促す(必要なら定型文)
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状況整理(事実確認)
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対象メッセージのリンクやスクリーンショット
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対象者の過去ログ(同様行為が継続しているか)
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被害者がいる場合、二次被害を避ける導線(公開での追及を避ける)
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判断(既定基準に沿って処置)
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初回で軽微:注意→タイムアウト
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改善なし:キック
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悪質または継続:BAN(管理者へ報告のうえ実行)
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報告(透明性と再発防止)
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モデレーター報告チャンネルにテンプレで記載
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管理者へ必要事項を共有
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ルール文や導線の改善点があれば提案
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テンプレ例(報告用)
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対象:ユーザー名
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発生時刻:YYYY/MM/DD HH:MM
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内容:スパム連投(チャンネル名)
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対応:投稿削除+タイムアウト10分
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根拠:ルール○条(宣伝禁止)
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証跡:メッセージリンク/スクショ
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補足:再発時はキック検討
定型化すると、モデレーター間で対応が揃い、参加者側の納得感も高まります。
タイムアウトとキックとBANの使い分け
制裁は強いものほどトラブルに発展しやすいため、段階設計が重要です。使い分けの考え方を整理します。
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タイムアウト
一時的に発言や反応を制限し、冷却期間を与えます。-
過熱した議論の沈静化
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連投・軽度スパム
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初回の迷惑行為(改善余地がある場合)
タイムアウトは「教育的」側面があり、いきなり排除にしない運用に向いています。
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キック
サーバーから退出させますが、再参加の可能性は残ります。-
注意・タイムアウトでも改善しない
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その場の秩序を回復する必要がある
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明確な荒らしだが、永久排除は慎重にしたい
キックは「一旦リセット」の意味合いが強く、再参加の条件(ルール再確認など)を用意すると効果的です。
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BAN
再参加を制限する強い措置です。-
継続的な荒らし、スパム、誹謗中傷
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悪意が明確で改善が期待できない
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他者への危害・危険行為が疑われる
BANは必要な場合に限り、管理者への報告と証跡整理をセットにすることを推奨します。
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運用のコツは「強い措置ほど、根拠と証跡を厚くする」ことです。これにより、参加者からの異議や炎上への耐性が上がります。
監査ログと証跡管理の考え方
モデレーションは、透明性がないと不信を生みます。特に外部からは「なぜその対応になったのか」が見えにくいので、内部では説明可能な状態を維持する必要があります。
証跡管理で最低限やるべきこと
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対応の理由(どのルールに基づくか)
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対応の内容(削除、タイムアウト、キック、BANなど)
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対象の行為(具体的な投稿、回数、継続性)
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時刻と担当者(誰がいつ対応したか)
これを担保する仕組みとして有効なのが、次の2点です。
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モデレーター報告チャンネルの運用:テンプレ報告を徹底する
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監査ログの確認手順:必要に応じて管理者が追える状態を作る
証跡が残っていれば、「モデレーターの独断」ではなく「ルールに基づく対応」として説明しやすくなります。結果として、モデレーター本人も守られます。
任命と解任と権限見直しの運用
モデレーターは任命したら終わりではありません。運用の成熟度は「任命・教育・見直し」の仕組みで決まります。推奨手順は次のとおりです。
任命時に行うこと
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役割(責任範囲)の共有:どこまで任せるか
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対応基準の共有:段階設計、エスカレーション条件
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文面テンプレの共有:注意喚起、通報対応、報告テンプレ
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権限の最小付与:必要最低限から開始し、後から追加
運用中に行うこと(定期)
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月1回などで「権限の棚卸し」を行う
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トラブル事例を振り返り、基準の穴を埋める
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参加者の不満や誤解があれば、ルール文と導線を改善する
解任時に行うこと
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ロールを剥奪し、モデレーター専用カテゴリの閲覧権限を回収
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必要なら招待リンクを更新(過去リンクの乱用防止)
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報告チャンネルのアクセスを見直す(証跡の保全)
「信頼できるから強権限を渡す」のではなく、「仕組みで事故を防ぎ、信頼を積み上げる」運用が望ましいです。
Discordモデレーターで起きやすいトラブルと解決策
キックやBANができない原因
「権限を付けたのにキックできない」「BANボタンが出ない」などは頻出です。原因は主に次の3系統です。確認は上から順に行うと効率的です。
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ロール階層の問題(最優先)
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対象ユーザーの最上位ロールが、モデレーターと同位または上位
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モデレーターのロール順序が一般メンバーより下になっている
解決策:ロール一覧で順序を調整し、モデレーターを対象より上に置きます。
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権限の付与漏れ
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キックやBANの権限がオフになっている
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タイムアウト権限が付与されていない
解決策:モデレーターロールの権限を再確認し、最小構成から必要分だけオンにします。
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チャンネル権限の上書きによる影響
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特定チャンネルでだけ操作ができない
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カテゴリ上書きが想定と異なる
解決策:カテゴリの同期状態と、該当チャンネルの上書きを確認します。
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補足として、複数ロールが付いているユーザーは「どれか一つのロール」で上位になっているだけで干渉できなくなる場合があります。対象ユーザーのロール一覧も確認してください。
見えてはいけないチャンネルが見える原因
非公開カテゴリが漏れる事故は、信頼を大きく損ねます。原因は「@everyone設計」と「例外上書き」に集中します。
よくある原因
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@everyoneの「閲覧」が有効のままになっている
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カテゴリは非公開にしたが、配下のチャンネルで個別に「閲覧許可」してしまった
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ユーザーが複数ロールを持ち、そのうち一つに閲覧許可が残っている
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「同期」を外したまま、過去の設定が残っている
解決策(推奨手順)
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対象カテゴリの権限で、@everyoneの閲覧が拒否されているか確認
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カテゴリ配下のチャンネルが同期されているか確認
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例外チャンネルがある場合、その上書きを精査
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問題のユーザーが持つ全ロールを確認し、どこから閲覧権限が付与されているか特定
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テスト用一般メンバーで再確認
事故を防ぐには、チャンネル単位の例外を極力減らし、カテゴリ設計に寄せるのが有効です。
ボットが権限不足で動かない原因
ボット関連のトラブルは、「ボット権限」だけでなく「ロール階層」が絡むため、見落としがちです。
代表的な原因
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ボットのロールが、付与・剥奪したいロールより下にある
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ボットに必要権限が付与されていない(メッセージ送信、管理など)
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チャンネル上書きでボットが閲覧できない、書き込めない
解決策(推奨順)
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ロール一覧でボットのロール位置を確認し、必要に応じて上に移動
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ボットの権限を確認(必要な権限だけ付与)
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ボットが活動するチャンネルの権限上書きを確認(閲覧と送信が許可されているか)
ボットは便利ですが、強い権限を付けるほどリスクも増えます。モデレーター同様、最小権限から始めてください。
DiscordモデレーターFAQ
モデレーターは何人必要か
必要人数は「規模」より「活動時間帯」に左右されます。目安としては次の考え方が有効です。
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活動が夜だけ:2〜3人でも回る場合があります
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活動が昼夜に広い:3〜6人程度でローテーションが組みやすくなります
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参加者が多い:人数よりも「対応基準」と「報告フロー」の整備が先です
人数を増やすほど統制が難しくなる側面もありますので、最初は少数精鋭で基準を固め、必要に応じて増員する方法を推奨いたします。
管理者とサーバー管理とロール管理の違い
用語が混在しやすいため、概念として整理します。
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管理者(権限):非常に強い包括的権限。多くの制限を迂回できる場合があります。
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サーバー設定の管理:チャンネル構成、招待、ロール、各種設定など、サーバー全体の仕組みを変える行為。
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ロール管理(権限):ロールの作成・編集・付与に関わるが、階層により制約を受けます。
モデレーター運用では「管理者」や広範な設定変更を避け、必要な機能権限を個別に付与する方が安全です。
モデレーターに渡してはいけない権限は何か
サーバーの性質により例外はありますが、一般的に慎重に扱うべき権限は次のとおりです。
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管理者:誤操作や乗っ取り時の被害が大きいため
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ロールの広範な管理:自分より下位のロールしか操作できないとはいえ、付与範囲の設計が難しく事故につながりやすいため
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チャンネルやサーバー設定の大規模変更:方針がぶれたり、可視性事故が起こりやすいため
「渡してはいけない」というより、「渡すなら運用ルールと監督をセットにする」という考え方が現実的です。
Discordモデレーター設定の要点まとめ
本記事の要点を、実装と運用の観点でまとめます。
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Discordモデレーターは、サーバーの秩序維持を担う役職であり、責任範囲と判断基準を先に決めることが重要です。
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権限設計は「最小権限」から始め、運用しながら不足を追加する方が事故を防げます。
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つまずきの多くは「権限不足」ではなく、ロール階層(順序)とチャンネル権限上書きの設計にあります。まず構造を疑ってください。
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運用を安定させるには、荒らし対応フロー、報告テンプレ、証跡管理を整え、透明性を担保することが不可欠です。
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設定後は必ずテストし、権限変更やチャンネル変更のたびに再テストしてください。
次のアクションとしては、(1)モデレーターの責任範囲を文章化し、(2)推奨権限セットを最小構成で作成し、(3)ロール階層とカテゴリ設計を整え、(4)チェックリストでテストする、という順で進めると安全です。Discordは機能更新が行われるため、運用ルールとテストを定期的に見直す運用も併せて推奨いたします。

