Discordのサーバーを作ったものの、
本当に外部からは見えないのか
公開サーバーになってしまっていないか
身内だけの「非公開サーバー」として安全に使うにはどう設定すればよいか
と不安をお持ちの方は多いです。
本記事では、Discordサーバーの公開範囲の仕組みと、実質的に非公開サーバーとして運用するための具体的な方法を解説いたします。
PC・スマホどちらの場合でも考え方は共通ですので、「まずは何を押さえれば安全なのか」を整理するところから一緒に確認していきます。
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招待リンクの制御
有効期限と使用回数を制限し、不要なリンクは削除する。
ロール・チャンネル権限の最小化
「招待を作成」や「チャンネルを見る」などの権限を必要最小限に絞る。
参加設定オプションとコミュニティ機能の確認
発見対象など、公開性の高い設定が不要にオンになっていないか定期的に確認する。
完全に一人用であれば、「誰も招待しない」だけで十分非公開です。
身内だけで使いたい場合は、招待リンクとロール権限の管理をしっかり行ってください。
参加申請制のコミュニティにしたい場合は、申請機能やルールチャンネルを活用しつつ、公開範囲をコントロールしましょう。
Discordサーバーは本当に『非公開』にできる?基本仕様を整理
サーバーはデフォルトで招待制=基本的には非公開
まず前提として、Discordの通常サーバーはデフォルトで「招待がなければ参加できない」仕組みになっています。
サーバーに参加するには、有効な招待リンク、または既存メンバーからの直接招待が必要です。
一般ユーザーがアプリ内で自由にサーバーを検索し、勝手に参加できるわけではありません。
そのため、「誰にも招待リンクを渡していないサーバー」や、「ごく限られたフレンドだけに招待リンクを渡しているサーバー」は、実質的には非公開サーバーとみなせます。
『公開サーバー』『コミュニティサーバー』『発見対象』との違い
よく話題になるのが、「公開サーバー」や「コミュニティサーバー」との違いです。
通常サーバー
作成した直後の状態
招待リンクを知る人だけが参加可能
外部からの検索対象にはならない
コミュニティサーバー
サーバー設定から「コミュニティ」を有効化したサーバー
ルールチャンネル・ガイドラインなどを整える前提
コミュニティ機能を使うだけなら、必ずしも公開サーバーになるわけではない
発見対象(公開サーバー)
一部のコミュニティサーバーは、条件を満たして申請・承認されると「サーバー発見」タブなどに表示される
不特定多数のユーザーが見つけて参加できる、公開性の高い状態
通常の個人サーバーは、管理者が設定を変えない限り、「発見対象」にはなりません。つまり、「いつの間にか公開サーバーになっている」ということは基本的には起こらないと考えて差し支えありません。
よくある誤解:公開/非公開を切り替えるボタンは存在しない
「サーバーの公開/非公開を切り替えるスイッチがあるはず」とイメージされることが多いですが、Discordにはそのような単純な切り替え項目はありません。
代わりに、
招待リンクの共有範囲
参加設定オプション(招待のみ/参加申請/発見対象)
ロール(役職)とチャンネル権限
といった複数の要素の組み合わせで、結果として「どれくらい非公開なのか」が決まります。
実質『非公開サーバー』として運用する3つの基本パターン
ここからは、よくある利用シーン別に「どの程度非公開にしたいか」を3パターンに分けて整理します。
自分だけのソロ用プライベートサーバー
1人でメモやタスク管理、ファイル置き場として使う場合は、最もシンプルです。
誰も招待しない(招待リンクを発行しない)
コミュニティ機能や発見機能は有効化しない
チャンネル名を自分用に整理する
この状態であれば、そもそも他人が参加する経路がありません。仕様上、招待リンクを知られない限り第三者は参加できないため、「自分専用の非公開サーバー」と考えて問題ありません。
フレンド&身内だけが入れる招待制サーバー
友人・小さなグループで使う場合は、次のような方針がおすすめです。
招待リンクは必要なときにだけ発行し、すぐに無効化する
招待リンクの有効期限と使用回数を制限する
招待を作成できるロールを管理者・運営メンバーに限定する
後述の「チェックリスト」で詳しく触れますが、「無期限・使用回数無制限」の招待リンクをどこかに貼りっぱなしにするのは、非公開運用としては避けたいパターンです。
申請制で審査してから入れるコミュニティサーバー
もう少し人数が多いコミュニティの場合は、「申請制」にする方法があります。
サーバー参加設定を「参加申請」に設定(対応機能がある場合)
ルールチャンネル・ガイドラインチャンネルを用意し、参加前に確認してもらう
申請内容を元に、管理者が承認・却下を判断する
このスタイルは「完全非公開」ではありませんが、「誰でもすぐ参加できる状態」よりも非公開度が高く、荒らし対策にも有効です。
非公開運用のための必須設定チェックリスト
ここでは、「これだけは押さえておきたい」という設定を整理します。
招待リンクの安全な設定(有効期限・使用回数)
招待リンクは、サーバーに入るための“カギ”です。このカギをどう扱うかで、公開性が大きく変わります。
推奨設定の一例
招待リンク作成画面を開く
「招待リンクを編集」または類似の設定項目を選択
以下のように設定
有効期限:30分〜1日
使用回数:1回 or 少ない回数
用が済んだら、アクティブな招待リンク一覧から不要なリンクを削除
安全性と使いやすさのバランスを取りたい場合は、「短めの有効期限+複数回」にするなど、コミュニティに合わせて調整してください。
メンバーが勝手に招待できないようにするロール権限
ロール(役職)ごとの権限設定も重要です。
最低限、次の点を確認してください。
@everyone ロールの『招待を作成』権限をオフにする
招待権限を持つロール(例:管理者、モデレーター)を明確に分ける
上位ロールにだけ招待権限を付与し、それ以外には付与しない
これにより、「一部のメンバーが勝手に友人を大量に招待してしまう」といったリスクを大幅に下げられます。
参加設定オプション(招待のみ/参加申請/発見対象)の確認
Discordでは、サーバーの参加方法として
招待のみ(デフォルト)
参加申請
発見対象(公開サーバーとして表示)
といったオプションを選べる仕様になりつつあります。
非公開運用をしたい場合は、
「発見対象」や類似の公開性の高い設定がオンになっていないか
(使う場合でも)参加申請にして、承認制にするかどうか
を必ず確認してください。
サーバー全体ではなく『チャンネルだけ非公開』にする方法
「サーバー自体は同じだが、特定のチャンネルだけ見せたくない」ケースも多いです。
プライベートチャンネルの仕組みと注意点
Discordには、次のようなプライベートチャンネルの仕組みがあります。
参加メンバーを限定したチャンネル
特定のロール(役職)だけが閲覧・投稿できるチャンネル
これを使えば、
運営メンバーだけのチャンネル
一部のメンバーだけで話したいチャンネル
といった構成が可能です。
ただし、プライベートチャンネルを増やしすぎると管理が複雑になり、権限ミスが起きやすくなるため、最低限必要な範囲にとどめることをおすすめします。
特定ロールだけが見られるチャンネル権限の設定例
一般的なパターンは次の通りです。
該当チャンネルの設定を開く
「権限」タブを開く
@everyone の「チャンネルを見る」をオフにする
閲覧させたいロール(例:運営、常連メンバー)を追加し、「チャンネルを見る」をオンにする
これにより、「サーバーにはいるが、このチャンネルは存在自体が見えない」という状態を作ることができます。
テキスト・ボイス・スレッドごとの非公開運用パターン
テキストチャンネル:
ログや議論、資料共有向けの非公開スペースとして運用ボイスチャンネル:
少人数の会議用・通話用として、特定ロールだけが入れるように設定スレッド:
一時的な打ち合わせやサポート対応を、特定メンバーだけが閲覧できる形で進める
いずれも、基本的な考え方は「@everyoneを制限し、ロールで許可する」です。
画面上で『サーバーを隠す』ことはできる?表示まわりの仕様
サーバーアイコンや相互サーバーを完全に隠せない点
「参加しているサーバーのアイコンを完全に隠したい」という要望もありますが、Discordの仕様上、参加している以上はサーバーアイコン自体を非表示にはできません。
また、
相互サーバーの情報
共通のフレンド
といった情報も、完全に隠すことはできません。この点は、匿名性を最重視したい用途とは相性が良くないため、用途によっては別のツールを検討する必要があります。
並べ替え・ミュート・フォルダ分けで目立たなくする工夫
自分の画面上でサーバーを「目立たなくする」ことは可能です。
サーバーを下の方にドラッグして並べ替える
サーバーをミュートし、「ミュートされたチャンネルを非表示」オプションを使う
サーバーフォルダを作成し、その中にまとめる
これにより、実質的にはほとんど視界に入らない状態にできます。
メンバーリストや共通フレンドの表示仕様
サーバー内のメンバーリストを完全に隠すことはできません。メンバーが見えてしまう仕様は、Discordというサービスの性質上、避けられない部分です。
「誰と誰が共通のサーバーにいるか」を相手から完全に隠すこともできないため、もし見られたくないユーザーがいる場合は、
フレンド解除
ブロック
といった手段も検討する必要があります。
『非公開のつもりだったのに人が入ってきた』ときの原因と対処
無期限・無制限の招待リンクが残っているケース
非公開運用でありがちなトラブルが、「昔作った招待リンクがどこかに残っている」ケースです。
SNSやブログ、チャットログに貼ったまま放置
有効期限なし・使用回数無制限で作成していた
このような招待リンクは、第三者が見つけてしまえば、誰でも参加できてしまいます。
対処のポイント
サーバー設定から「招待」または「招待リンク」一覧を開く
アクティブな招待リンクを確認する
不要なリンクをすべて削除する
今後作るリンクは、有効期限と使用回数を必ず制限する
一部ロールに招待権限が残っているケース
もう1つの典型的な原因が、「想定外のロールに招待権限が残っていた」ケースです。
@everyone の招待権限は切っていたが
上位ロール(例:古い運営ロール)に招待権限が残っていた
といった場合、該当ロールを持つメンバーが自由に招待リンクを発行できてしまいます。
対処のポイント
サーバー設定 → ロール(役職)を開く
すべてのロールについて「招待を作成」権限を確認
本当に必要なロール以外には付与しない
運営メンバーには、「招待リンクの扱い方」をルールとして共有する
荒らし・スパム対策としての緊急措置とログ確認
すでに不審なユーザーが入ってきてしまった場合は、次のような対応が有効です。
問題のあるユーザーをBAN(追放)またはキック
一時的に招待リンクの作成を制限する
必要に応じて、サーバー全体のDM・招待を一時停止するセキュリティ機能を活用する
監査ログで、誰がどの招待リンクから入ってきたのかを確認し、原因となったリンクやロール設定を見直す
シーン別おすすめ設定テンプレート
次の表は、「どの程度非公開にしたいか」に応じたおすすめ設定のまとめです。
非公開運用パターン別おすすめ設定
| 項目 | ソロ用サーバー | 身内用サーバー | 申請制コミュニティ |
|---|---|---|---|
| 招待リンク | 基本的に発行しない | 有効期限短め+使用回数少なめで都度発行 | 申請用チャンネルから管理者が個別発行 |
| 招待権限 | 管理者のみ | 管理者+一部運営ロール | 管理者+モデレーターのみ |
| 参加設定オプション | 招待のみ | 招待のみ(発見対象はオフ) | 参加申請+発見対象は必要に応じて検討 |
| プライベートチャンネル | 必要なら自分用メモ・保管用に利用 | 運営用/一部メンバー用チャンネルを限定公開 | 運営用・審査用・サポート用などを権限分け |
| コミュニティ機能 | 原則オフでも可 | ルールチャンネルなどが必要ならオン | 原則オン(ルール・ガイドライン明確化のため) |
| 想定する利用シーン | 個人メモ、作業ログ、ファイル置き場 | 友人・ゲーム仲間・身内グループ | サークル・勉強会・オンラインコミュニティ |
非公開運用のための最終チェックリスト
記事全体の内容を踏まえ、「これができていれば、かなり非公開運用と言える」チェック項目をまとめます。
不要な招待リンクをすべて削除した
新しく作る招待リンクには「有効期限」「使用回数」の制限を付けている
@everyoneロールの「招待を作成」権限をオフにした
招待権限を持つロールを、管理者や運営メンバーに限定した
サーバーの参加設定で「発見対象」など公開性の高い項目がオフになっていることを確認した
必要なチャンネルにはプライベート設定を行い、権限をロールごとに整理した
メンバーに対して「招待リンクを外部に貼らない」などの運用ルールを共有した
よくある質問(FAQ)
サーバーを完全に検索結果から消すことはできますか?
通常サーバーは、そもそも一般ユーザーが検索して見つける対象にはなりません。
「サーバー発見」や「公開サーバー」といった機能を有効化していなければ、外部から勝手に見つけられることはないと考えてよいです。不安な場合は、サーバーの参加設定画面で「発見対象」などの項目がオフになっているか確認してください。
会社・学校での利用でも安全に『非公開』にできますか?
次のポイントを押さえれば、一般的な社内/校内利用でも十分に非公開運用が可能です。
招待権限を管理者ロールに限定する
社外に公開されている場所に招待リンクを貼らない
コミュニティ機能を使う場合も、発見対象にしない
部署・クラス・プロジェクトごとにプライベートチャンネルを使う
ただし、機密情報の扱いについては、組織の情報管理ポリシーや規則を優先してください。
仕様変更に備えて確認すべきポイントは?
Discordは比較的頻繁にアップデートされるため、次のような点を定期的に確認することをおすすめします。
サーバー参加設定(招待のみ/参加申請/発見対象)に新しいオプションが増えていないか
コミュニティ機能まわりの仕様変更(例:申請条件、ルールチャンネルの必須化など)がないか
公式ヘルプセンターで「プライバシー」「サーバー参加」に関する最新情報が出ていないか