SteamやSteamで起動するPCゲームで、画面が突然大きくなったり小さくなったり、左上だけ表示されたりと「画面サイズがおかしい」と感じることは少なくありません。
本記事では、このような症状が起きたときに どこから確認し、何をどの順番で直せばよいか を整理してご説明します。
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Steamで「画面サイズがおかしい」よくある症状の例
次のような症状がある場合は、本記事の対象です。
ゲームを起動すると画面が拡大され、左上部分しか見えない
Steamの画面だけ異常に大きい / 小さい
4Kモニターでゲームを起動したらUIが巨大になり、ボタンが画面外にはみ出す
突然、Steamやゲームを起動するたびにWindows全体の解像度が変わってしまう
縦型モニターでSteamを開くと、ウィンドウがモニターに収まらない
これらは、
Steamクライアントの設定
ゲームの表示設定
Windowsの解像度・拡大率(スケーリング)・DPI設定
GPUドライバーやマルチモニター設定
のいずれか、もしくは複数が組み合わさって発生していることが多いです。
まず確認したい前提条件
具体的な手順に入る前に、次の点をご確認ください。
OS:Windows 10 / 11 を想定しています
モニター:フルHD(1920×1080)、WQHD(2560×1440)、4K(3840×2160)など
接続方法:HDMI / DisplayPort / USB-C などでPCとモニターが直接つながっていること
GPU:NVIDIA / AMD / Intel いずれかのグラフィックドライバーがインストールされていること
これらが大きく異なる場合(例:リモートデスクトップ経由・特殊なキャプチャーボード使用など)は、一部手順がそのまま当てはまらない可能性があります。
時間がない人向け:すぐ試してほしい対処法3ステップ
「とにかく今すぐ直したい」という方は、まずこの3ステップだけを順番に試してください。
ステップ1:SteamとPCを再起動し、ケーブルとモニター入力を確認する
起動中のゲームを終了します。
Steamクライアントを終了します。
Windowsを一度再起動します。
モニターの入力切替(HDMI1 / HDMI2 など)が正しく選ばれているか確認します。
可能であれば、PCとモニターをつなぐケーブルを一度抜き差しします。
一時的な表示不具合やケーブル接触不良が原因であれば、この時点で解消する場合があります。
ステップ2:Windowsの「ディスプレイ設定」で解像度と拡大率をリセットする
デスクトップ上の何もないところを右クリックします。
「ディスプレイ設定」をクリックします。
「拡大縮小とレイアウト」の
「拡大縮小」を 100% に設定
「ディスプレイの解像度」を「推奨」と表示されている値に設定
「適用」をクリックし、数秒待ってから表示を確認します。
多くの事例で、拡大率が125%や150%になっていることが原因で、ゲーム画面が拡大される・左上だけになるなどの問題が発生しています。
ステップ3:ゲーム内の表示設定を「フルスクリーン×推奨解像度」に戻す
問題が起きているゲームを起動します。
タイトル画面またはゲーム内の「設定」→「グラフィック」または「ディスプレイ」項目を開きます。
次の項目を確認・変更します。
表示モード:フルスクリーン または ボーダーレスウィンドウ
解像度:Windows側で設定した「推奨」解像度(例:1920×1080、2560×1440、3840×2160)
設定を保存し、ゲームを再起動して表示を確認します。
これで解決しない場合は、以降の「原因別チェック」に進んでください。
原因別チェック①:Steamクライアントの画面サイズ・DPIの問題
Steamのウィンドウサイズと位置設定をリセットする
Steamクライアントの画面サイズが毎回おかしくなる場合は、ウィンドウサイズの記憶設定を一度見直します。
Steamを起動します。
上部メニューから「Steam」→「設定」を開きます。
左メニューから「インターフェース」を選びます。
「Steamウィンドウのサイズと位置を保存する」のチェック状態を確認します。
一度チェックを外して「OK」→Steamを再起動
その後、再度チェックを入れて「OK」→もう一度Steamを再起動
正しいサイズ・位置に調整した状態でSteamを終了し、再度起動して再現しないか確認します。
これで改善しない場合は、高DPI環境の設定を確認します。
高DPI環境でSteamだけ大きい/小さいときの互換性設定
4KモニターやノートPCの高解像度ディスプレイでは、DPI設定が原因でSteamだけ異常に大きく/小さく表示されることがあります。
デスクトップやスタートメニューから、Steamのショートカットアイコンを右クリックします。
「プロパティ」をクリックします。
「互換性」タブを開きます。
「高DPI設定の変更」をクリックします。
「高DPIスケールの動作をオーバーライドする」にチェックを入れ、ドロップダウンから「アプリケーション」を選びます。
「OK」→「適用」→再度「OK」を押します。
Steamを起動し、表示が改善しているか確認します。
原因別チェック②:Windowsの解像度・スケーリング設定の問題
画面解像度が推奨値からズレていないか確認する
一部のゲームやSteamを起動した際に、Windows全体の解像度が勝手に変更される事例が報告されています。
デスクトップを右クリック →「ディスプレイ設定」。
「ディスプレイの解像度」が「推奨」の表示になっているか確認します。
推奨以外になっている場合は、プルダウンから推奨値を選択します。
「適用」し、画面が戻るか確認します。
もしゲーム終了後に毎回解像度が変わってしまう場合は、ゲーム側設定やドライバー更新も合わせて確認する必要があります(後述)。
「拡大縮小(スケーリング)」を100%に戻して挙動を確認する
125%や150%などのスケーリング設定が、特定のゲームやSteamのUIに影響することがあります。
「ディスプレイ設定」の「拡大縮小とレイアウト」項目を確認します。
「拡大縮小」を一度 100% に変更します。
サインアウトまたは再起動を求められた場合は、指示に従います。
再度Steamとゲームを起動し、画面サイズが正常か確認します。
100%で問題が解消する場合は、
普段は125%などに戻し、
トラブルが出るゲームをプレイするときだけ100%に切り替える
という運用も選択肢になります。
4K・WQHD環境でゲームが巨大またはぼやける場合の対処
4KモニターでフルHD相当のゲームをフルスクリーン表示すると、UIが極端に大きくなる・ぼやけることがあります。
推奨される対処例:
ゲーム側の解像度をモニターのネイティブ解像度(例:3840×2160)に合わせる
どうしても負荷が高い場合は、
ゲーム解像度を少し下げつつ、
GPUのスケーリング設定(後述)で滑らかさを調整する
原因別チェック③:ゲームごとの解像度・フルスクリーン設定
ゲーム内オプションから解像度と表示モードを見直す
もっとも基本的なチェックですが、実際にはここで解決するケースが多数あります。
ゲームを起動し、「設定」→「グラフィック」または「ビデオ」項目を開きます。
以下の項目を確認します。
解像度:Windowsの「推奨」解像度と同じ値
表示モード:フルスクリーン or ボーダーレスフルスクリーン
ウィンドウモードの場合、ウィンドウサイズが極端に小さくないか
設定を変更後、一度ゲームを再起動し、タイトル画面から挙動を確認します。
Steamの起動オプションで画面設定を強制リセットする(-w / -h / -safe)
ゲーム内の設定画面にたどり着けないほど画面がおかしい場合は、Steamの「起動オプション」から解像度を指定してしまう方法があります。
Steamを開き、「ライブラリ」を表示します。
問題が出ているゲームを右クリック →「プロパティ」。
「一般」タブの一番下にある「起動オプション」欄を探します。
ここに例えば次のように入力します(フルHDの場合):
-w 1920 -h 1080
ゲームエンジンによっては、
--resolution 1920x1080
のような形式を使うこともあります(Godot Engine製タイトルなど)。
ウィンドウモードで最低解像度にしてまず起動したい場合は、
-safe
を指定できるゲームもあります(対応状況はタイトルによって異なります)。
プロパティ画面を閉じ、ゲームを起動し、解像度が戻るか確認します。
正常に表示できるようになったら、ゲーム内の設定画面から改めて適切な解像度・表示モードを選び直し、その後起動オプションを削除することをおすすめいたします。
設定ファイルを削除・初期化して画面設定を工場出荷状態に戻す
一部のゲームでは、設定ファイルが壊れてしまい、解像度の設定が異常値のまま固定されることがあります。
一般的な手順の例:
ゲームを終了します。
「ドキュメント」または
C:\Users\ユーザー名\AppData\配下にある、該当ゲーム名のフォルダを探します。その中にある
settings.iniやconfig.jsonなど、「設定」らしきファイルを見つけます。いきなり削除するのが不安な場合は、ファイル名の末尾に
.bakを付けてリネームします。ゲームを再起動すると、初期設定のファイルが自動生成され、画面設定も初期化されることがあります。
※ゲームによって保存場所・ファイル名が大きく異なるため、タイトル名+「設定ファイル 場所」で検索し、公式情報や信頼できる情報源を確認したうえで実行してください。
原因別チェック④:マルチモニター・縦型モニター・TV接続時の注意点
縦・横モードと解像度/リフレッシュレートを揃える
縦型モニターやマルチモニター環境では、Steamやゲームのウィンドウが画面外にはみ出すケースが報告されています。
「ディスプレイ設定」で、各モニターが正しい向き(横 / 縦)になっているか確認します。
解像度がモニターのネイティブ解像度になっているか確認します。
リフレッシュレート(60Hz, 120Hz など)を統一すると安定しやすい場合があります。
メインディスプレイ設定とケーブル接続の優先順位を見直す
ゲームやSteamは、Windowsで「メインディスプレイ」に指定されているモニターを前提に表示されることが多いです。
「ディスプレイ設定」で、メインとして使いたいモニターをクリックします。
「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れます。
可能であれば、メインディスプレイには最も帯域の高いポート(例:DisplayPort、HDMIの最新規格)で接続します。
この設定によって、ゲームが意図せずサブモニター側にフルスクリーン表示されるなどの問題を減らせます。
NVIDIA/AMD/Intelコントロールパネルのスケーリング設定を確認する
GPUドライバーのスケーリング設定が原因で、特定の解像度が拡大表示されるケースもあります。
代表的な確認箇所:
NVIDIA コントロールパネル
「デスクトップのサイズと位置の調整」→「スケーリング」
AMD Software: Adrenalin Edition
「ディスプレイ」→「GPUスケーリング」
Intel Graphics Command Center
「ディスプレイ」→「スケーリング」
ここで「ディスプレイにスケーリングを実行させる」か「アスペクト比を維持」といった設定を試し、ゲームの表示に変化があるか確認してください。
それでも直らない場合に試すこと
グラフィックドライバーの更新・クリーンインストール
古いドライバーや途中で失敗したアップデートが原因で、解像度周りの挙動がおかしくなる場合があります。
GPUメーカー公式サイトから最新ドライバーをダウンロード
既存ドライバーをアンインストール後、改めてインストール(クリーンインストール)
Windows Updateでディスプレイドライバーの更新がないか確認
を実施してください。
常駐ソフトやオーバーレイ機能との競合を疑う
録画ソフト・オーバーレイ系ソフト(FPSカウンター、チャットオーバーレイなど)が、フルスクリーン表示と干渉することがあります。
一時的に常駐ソフトを終了させる
ゲームオーバーレイ機能(例:Discord・GeForce Experience・Steamオーバーレイ)をオフにして検証する
ことで改善する場合があります。
サポートに問い合わせる前に整理しておきたい情報
公式サポートやゲームメーカーに問い合わせる場合は、次の情報をまとめておくとスムーズです。
発生している症状(スクリーンショットがあればベスト)
使用しているモニターの型番・解像度・リフレッシュレート
GPUの型番とドライバーのバージョン
どのタイミングから発生したか(アップデート後・PCを変えてから など)
これまでに試した対処(本記事のどこまで試したか)
まとめ:Steamの画面サイズ問題を防ぐためのチェックリスト
最後に、「Steam 画面サイズ おかしい」という状態を防ぐ・素早く解決するためのチェックポイントをまとめます。
日常的に確認したい3つの設定ポイント
Windowsの「拡大縮小」は、問題が出やすいゲームでは一度100%に戻して検証する
モニターの解像度は必ず「推奨」値にしておく
GPUドライバーは定期的に更新し、異常が続く場合はクリーンインストールを検討する
トラブル時にこの記事を活用するための使い方
まずは「時間がない人向け3ステップ」で基本設定をリセット
直らない場合は、
Steamクライアント
Windowsの表示設定
ゲーム内設定 / 起動オプション
マルチモニター・GPU設定
の順に、原因別チェックを進めてください。
本記事の手順を一通り試しても改善しない場合は、ハードウェア故障やOSの深刻な問題も考えられます。その際は、PCメーカーや専門サポート窓口への相談も検討してください。