Discordサーバーを運営するうえで、ルール整備は避けて通れない重要な工程です。特に公開サーバーや参加者が増えてきた段階では、「暗黙の了解」や「その場の注意」だけでは限界が訪れます。
ルールが存在しない、または曖昧な場合、管理者の判断が属人化し、注意や制限が「感情的」「不公平」と受け取られやすくなります。その結果、不要な対立や離脱、最悪の場合は炎上につながるケースも少なくありません。
本記事では、Discordルールテンプレートを軸に、
コピペですぐ使える例文
読まれやすさを重視した二層構造
ルールチャンネルへの設置方法
違反時の具体的な対応基準
荒らしやトラブルを未然に防ぐ仕組み
までを一貫して解説いたします。
個人運営の小〜中規模サーバーを主対象としつつ、編集次第で企業・団体サーバーにも転用可能な内容です。
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Discordルールテンプレートを作る前に決めること
Discordルールの目的と守る範囲を定義する
Discordルールを作成する前に、最初に明確にすべきなのが「何のためのルールか」「どこまでを守る対象にするか」という点です。
ルールは単なる禁止事項の羅列ではなく、サーバーの価値観と運営方針を言語化したものです。
まず整理すべき観点は以下の3点です。
サーバーの目的
雑談、ゲーム、学習、作品共有、サポート窓口など、目的によって許容される行動は大きく異なります。
目的が曖昧なままでは、「この投稿はOKかNGか」の判断がブレます。対象ユーザー層
全年齢か、成人限定か、未成年が参加する可能性があるかによって、NSFW表現や言葉遣いの基準は変わります。ルールの適用範囲
サーバー内の投稿のみを対象にするのか、DM勧誘や外部リンク、他サーバーでの行為まで含めるのかを決めておく必要があります。
これらを事前に定義しておくことで、テンプレートの文言調整や、トラブル時の説明が非常にスムーズになります。
Discordルールに入れる項目の優先順位
すべてのルールを最初から盛り込もうとすると、文章が長くなり、結果として読まれなくなります。
重要なのは「起きやすいトラブルから優先的に抑える」という考え方です。
多くのDiscordサーバーで共通して発生しやすいのは以下の項目です。
誹謗中傷、差別、暴言
スパム、連投、過度なメンション
宣伝、招待リンク、外部URL
NSFWや過激表現
個人情報の投稿
チャンネルの使い分け
管理者への相談方法と対応方針
これらは、ほぼすべてのサーバーで必要になります。
一方、VCの細かなマナーやイベント規定などは、運営が安定してから追加しても問題ありません。
Discordルールが読まれる長さと書き方
ルールが機能するかどうかは、「正しい内容」よりも「読まれるかどうか」に大きく左右されます。
読まれるルールの特徴は以下の通りです。
項目数は5〜9個程度に抑える
最初に短い要約版を置く
詳細は別セクションに分ける
抽象的な表現を避け、具体例を示す
罰則は段階的に説明する
本記事で紹介するテンプレートは、最小ルール+詳細ガイドの二層構造を前提としており、読まれやすさと運用のしやすさを両立しています。
Discordルールテンプレート集 コピペ用
Discordルールの最小テンプレート
最小テンプレートは、参加者が最初に目を通す前提のルールです。
「これだけは守ってほしい」という最低限の行動基準を簡潔に示します。
このテンプレートの役割は以下の3点です。
新規参加者が迷わない
明らかな荒らしを排除できる
管理者の初動対応を正当化できる
文章は強すぎず、しかし曖昧すぎない表現を心がけることが重要です。
# サーバールール(必読)
【編集ポイント】このサーバーは「◯◯」を目的としています。
1. 誹謗中傷・差別・暴言は禁止です
2. スパム(連投/同文連投/過度なメンション)は禁止です
3. 宣伝・招待リンク・外部URLは【編集ポイント】(禁止/指定chのみ/許可制)です
4. NSFW(性的・過激)コンテンツは禁止です
5. 個人情報(住所/電話/本名等)は投稿しないでください
6. チャンネルの目的に沿って投稿してください
7. 困ったら #help(または管理者)へ相談してください
8. ルール違反は注意→警告→タイムアウト→キック/BANで対応します
Discordルールの標準テンプレート
標準テンプレートでは、最小ルールでは説明しきれない「例外」や「補足」を整理します。
特にトラブルになりやすい宣伝やURL、DM勧誘については、運営方針を明確に文章化する必要があります。
この部分を明示しておくことで、
削除や警告の理由を説明しやすい
ユーザー間の解釈違いを防げる
管理者が複数でも対応が統一できる
といった効果が期待できます。
# サーバールール(詳細)
## 0. 基本方針
【編集ポイント】このサーバーの目的:◯◯
【編集ポイント】対象:全年齢 / 成人のみ / 未成年参加あり
【編集ポイント】運営が介入する範囲:サーバー内 / DM勧誘も対象にする場合あり
## 1. 禁止行為
– 誹謗中傷、差別発言、脅迫、執拗な嫌がらせ
– スパム(連投、同内容の繰り返し、絵文字連投、過度なメンション)
– 不審なリンクの投稿、フィッシングやマルウェア誘導が疑われる行為
– 自分/他人を問わない個人情報の投稿(住所、電話、学校名、勤務先、顔写真の無断掲載など)
– 晒し行為(スクショ貼付、外部への誘導、個人特定につながる情報共有)
– 荒らし目的の行為、ルール回避目的のサブ垢利用(判断は運営が行います)
## 2. 宣伝・招待リンク・外部URL
【編集ポイント】以下から1つを残して採用してください
A:全面禁止
– 招待リンク/宣伝/外部URLの投稿は禁止です
– 例外:運営が指定する公式リンク、必要な参照リンクのみ
B:指定チャンネルのみ許可
– #promo(または #宣伝)以外での宣伝・招待リンク・外部URL投稿は禁止です
– #promoでも、連投や同内容の繰り返しは削除対象です
C:許可制
– 宣伝・招待リンク・外部URL投稿は事前に #help で申請してください
– 許可のない投稿は削除対象です
※DMでの勧誘が問題化した場合、安全確保のため運営が介入する場合があります
## 3. NSFW・過激表現・年齢配慮
– 全年齢チャンネルではNSFW投稿は禁止です
– 【編集ポイント】年齢制限チャンネル:設ける / 設けない
– 設ける場合:投稿場所は #nsfw-only に限定し、未成年の閲覧・参加に配慮します
– グロ表現や過度に不快な表現は削除対象です(必要なら投稿前にワンクッションを入れてください)
## 4. チャンネル利用
– 各チャンネルの説明(トピック)に沿って投稿してください
– 迷う場合は #help へ相談してください
– 連続投稿が必要な場合は、要点をまとめて投稿してください
## 5. 連絡窓口
– 通報・相談:#help へ投稿(またはモデレーターへメンション)
– 緊急時:@Moderators(または運営ロール)へ連絡
## 6. 違反時の対応
– 注意:軽微な違反。該当ルールの案内を行います
– 警告:再発や影響が大きい場合。運営記録を残します
– タイムアウト:一定時間の発言制限(例:1時間〜24時間)
– キック:改善が見られない場合の退出
– BAN:悪質(危険リンク、差別、詐欺、晒し等)は即時対応する場合があります
## 7. 異議申し立て
– 誤解がある場合は #help で落ち着いてご連絡ください
– 事実確認(日時/チャンネル/内容)への協力をお願いします
– 最終判断は運営が行います
Discordルールの公開サーバー向けテンプレート
公開サーバーでは、参加者の属性が把握しづらく、悪意あるユーザーが紛れ込みやすくなります。
そのため、危険リンク、詐欺、晒し行為などについては、事前に強く禁止を明記しておくことが重要です。
特に「即時対応の対象となる行為」を明示することで、後からのトラブルを防ぎやすくなります。
# 公開サーバー向け 追加ルール
– 「無料」「当選」「今すぐ」など不自然な勧誘や不審リンクはクリックせず #help へ通報してください
– 金銭・ギフト・外部サービス登録を求める行為は禁止です
– 個人情報の収集、DMでの執拗な勧誘は禁止です
– 参加直後の連投、宣伝、勧誘が確認された場合、確認のため一時的に制限する場合があります
– 迷惑行為の疑いが強い場合、説明前に投稿削除や一時制限を行うことがあります
DiscordルールのVCとイベント向け追記テンプレート
VCでは、文字以上に感情が伝わりやすく、トラブルが拡大しやすい傾向があります。
最低限のマナーを文章化することで、「注意しても良いライン」を明確にできます。
また、録音や録画について明記しておくことで、プライバシー面のトラブルも回避しやすくなります。
# VC(通話)ルール
– 暴言、詰問、晒し、強い口調での追い込みは禁止です
– 大音量のBGM/効果音の常時再生はお控えください
– 録音・録画は原則禁止です(必要な場合は参加者全員の事前同意が必須です)
– 進行があるVC(イベント/募集)は、司会・主催の指示に従ってください
– 体調不良や不快を感じた場合は、無理せず退出して構いません
Discordルールの罰則と異議申し立てテンプレート
罰則規定は、参加者を萎縮させないよう慎重に書く必要があります。
重要なのは、「いきなりBANされるわけではない」「段階的に対応する」という安心感を与えることです。
同時に、重大違反については即時対応もあり得ると明示することで、安全性も確保できます。
# 運営の対応フロー
– 注意:初回や軽微な違反。ルール案内と改善依頼
– 警告:繰り返し、または影響が大きい違反。運営記録を作成
– タイムアウト:一定時間の発言制限(例:1時間〜24時間)
– キック:改善が見られない場合の退出
– BAN:危険リンク、差別、詐欺、晒し等の重大違反は即時実施する場合があります
# 例:即時対応になりやすい行為
– フィッシング/不審リンクの拡散
– 差別・ヘイト発言
– 詐欺・金銭要求・外部サービスへの強制誘導
– 個人情報の晒し
Discordルールテンプレートの設置方法 ルールチャンネルとコミュニティ機能
Discordルールチャンネルの作成と権限設定
ルールチャンネルは、原則として閲覧専用にします。
誰でも書き込める状態にすると、ルールが流れてしまい、改ざんや荒らしの原因になります。
また、ルールを複数メッセージに分けることで、可読性が向上します。
Discordルールの固定と導線設計
ルールは「存在する」だけでは不十分です。
新規参加者が自然に目にする導線を設計することが重要です。
固定メッセージ
新規向けチャンネルからのリンク
質問チャンネルでの案内
これらを組み合わせることで、ルールの認知率が大きく向上します。
Discordルールをコミュニティ機能で提示する
コミュニティ機能を活用すると、参加時にルールを提示できます。
最小ルールをここに表示し、詳細はルールチャンネルへ誘導する構成が最も運用しやすい形です。
Discordルール違反への対応方針 警告からBANまで
Discordルール違反の判断をブレさせない方法
対応がブレる最大の原因は、「判断基準が文章化されていない」ことです。
違反の重さ、再発の有無、悪意の有無を基準に整理しておくことで、対応が安定します。
Discordルール対応レベル表
段階的対応を表にしておくことで、管理者間の認識が統一され、ユーザーへの説明もしやすくなります。
Discordルール運用の記録テンプレート
記録を残すことで、
引き継ぎが楽になる
誤解や言いがかりを防げる
再発時の判断が早くなる
といったメリットがあります。
Discordルールを守らせる仕組み Botと権限とスパム対策
Discordルールを支える権限設計の基本
ルールは「守らせる」より「破れない構造」を作ることが重要です。
権限設定を見直すだけで、多くのトラブルは未然に防げます。
Discordルール運用でよくある自動化
自動化は管理者の負担を大きく減らしますが、誤検知への配慮も必要です。
必ず問い合わせ窓口をセットで用意してください。
Discordルール周りの荒らし対策チェックリスト
チェックリスト形式で定期的に見直すことで、設定漏れや形骸化を防げます。
Discordルールの見直しとFAQ
Discordルールを更新するタイミング
コミュニティの成長に応じて、ルールも進化させる必要があります。
問題が繰り返し発生したタイミングが、最適な見直し時期です。
Discordルールでよくある質問
FAQを用意しておくことで、同じ質問への対応コストを下げられます。