ビジネスチャットやSNSでよく目にする「PLZ」「PLS」。なんとなく「pleaseの略だろう」と理解しつつも、「ビジネスで使って失礼にならないか」「plzとplsに違いはあるのか」と不安に感じていないでしょうか。略語は便利な一方で、使い方を誤ると「軽い」「雑な印象」と受け取られてしまうリスクもあります。
本記事では、PLZ・PLSの基本的な意味はもちろん、オンラインゲーム・SNS・社内チャット・フォーマルメールといったシーンごとの適切な使い方と注意点を体系的に整理します。
ネイティブから見たニュアンスや、略語を避けたい場面での丁寧な言い換え表現まで解説いたしますので、読み終える頃には、「どの場面でどう書くべきか」が自信を持って判断できるようになります。
英語でのチャットコミュニケーションを、失礼なくスマートに行いたい方は、ぜひ最後までお読みください。
PLZ・PLSとは?基本の意味と由来
「please」の略語としてのPLZ・PLS
「PLZ」「PLS」は、いずれも英単語 please を省略した略語です。意味はどちらも「お願いします」「〜してください」に相当し、SNSのコメント欄やチャット、オンラインゲームなどで頻繁に使われます。
たとえば、次のような形です。
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Help me, plz.(助けて、お願い) -
PLS send me the file.(そのファイルを送ってください)
省略の仕方が異なるだけで、両者の基本的な意味や役割は同じと考えて問題ありません。
大文字・小文字による違いはある?
「PLZ」「PLS」のようにすべて大文字で書く場合と、「plz」「pls」のように小文字で書く場合があります。一般的には、意味や品詞が変わることはなく、ニュアンスの差もごく小さいと考えられます。チャットやSNSでは、小文字で書かれることが多く、メッセージ全体を大文字にして強調したいときに「PLS」のように表記されることがあります。
したがって、まずは「どちらで書いても意味は同じ」と理解して差し支えありません。
plsとplzの関係:スペルが違うだけ?
pls と plz は、どちらも please の短縮形であり、多くの解説では「意味の違いはない」とされています。
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pls:単純に母音を省いた形 -
plz:sの発音がzに近いことから置き換えた形
オンラインゲームやカジュアルなチャットでは plz の方がよく見られる傾向がありますが、厳密なルールがあるわけではありません。どちらか一方だけを覚えるのであれば、まずはよりシンプルな pls を基準にするとよいでしょう。
シーン別:PLZ・PLSの自然な使い方
オンラインゲームでのplz:要求を手短に伝えるスラング
オンラインゲームでは、動きながら素早くチャットを打つ必要があるため、plz は非常によく使われるスラングです。
よくある例は次のとおりです。
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heal plz(回復お願いします) -
weapon pls(武器ください) -
help me plz(助けてください)
plzzzz のように、z を増やして気持ちを強調する書き方もゲーム内ではよく見られます。これはあくまで遊び心のある表現であり、ビジネスでは使用しません。
SNS・チャットでのPLS:フレンドリーなお願い表現
X(旧Twitter)やInstagram、メッセンジャーアプリなどのカジュアルな場面では、pls / plz は「少しくだけたお願い」として用いられます。
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Like my post, pls?(私の投稿に「いいね」してね?) -
Pls check out my blog.(ブログを見てみてください) -
Text me later, plz.(あとでメッセージして)
日本語の「〜してね」「〜してくれたらうれしい」のような軽いニュアンスで使われることが多く、フォーマルな「お願いします」よりは一段カジュアルです。
社内ビジネスチャットでの使い方と注意点
社内のビジネスチャット(Teams、Slackなど)では、相手との距離感によっては PLS が使われることもあります。ビジネス向け解説でも、「カジュアルなビジネスチャットで使われるpleaseの略」と紹介されることがあります。
例:
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PLS review this by 3 pm.(これを15時までに確認お願いします) -
PLS let me know if you have any questions.(質問があれば知らせてください)
ただし、次の点に注意が必要です。
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初対面の相手や役職が上の相手には、まずは please をフルスペルで使う方が無難です。
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社内文化によっては、略語自体を好まない組織もあります。周囲の書き方をよく観察したうえで判断してください。
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チャットでも、重要度の高い依頼や正式な依頼では、略さず please を用いた方が安全です。
フォーマルメールで避けた方がよいケース
対外的なビジネスメールやフォーマルな文書では、pls / plz といった略語は基本的に避けることをおすすめします。多くのビジネス英語解説でも、「フォーマルな場では略語を使わない方がよい」とされています。
たとえば、次のように置き換えます。
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Pls send me the report.
→Please send me the report. -
PLS find the attached file.
→Please find the attached file.
略語は便利ですが、相手に「急いで適当に書いたメール」という印象を与える可能性もあるため、フォーマルな場面では控えるのが無難です。
ネイティブから見たPLZ・PLSのニュアンス
どのくらいカジュアル?失礼にあたる場面とは
pls / plz は、基本的に かなりカジュアルな表現 と考えてください。感覚としては、日本語の「〜してくれない?」に近く、丁寧な「〜していただけますでしょうか」ではありません。
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友人・同僚とのやりとり:多くのケースで問題なく使える
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目上の人・初対面の相手:避けた方が無難
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公式な案内・通知:使用しない
特に、依頼の内容が重い場合(大きな工数がかかる、責任が発生する等)は、略語を使うと軽い印象になりすぎるため注意が必要です。
ネイティブはどれくらいpls/plzを使うのか
ネイティブスピーカーの中でも、pls / plz の使用頻度には個人差があります。一部のネイティブは、フレンドリーなチャットで普通に使いますが、他の人は「くだけすぎていて好みではない」と感じることもあります。実際、英語学習者が多用する一方、ネイティブ同士の間ではそれほど使わないという意見も見られます。
そのため、日本人学習者としては、
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「自分から多用しすぎない」
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「相手が使ってきた場合に、同じレベルで返す」
といった慎重なスタンスを取ると、安全性が高いと言えます。
書き手・受け手の世代や文化による感じ方の違い
略語の受け止め方は、世代や文化によっても変わります。
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若い世代:SNSやゲームに慣れており、pls / plz を自然に使う傾向
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年上の世代:略語に不慣れで、くだけすぎと感じる場合がある
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IT企業・スタートアップ:チャット文化が発達しており、略語を許容しやすい
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伝統的な業界:メールや文書の形式を重視し、略語を避ける傾向
相手の立場や業界を踏まえて使い分けることが重要です。
すぐに使える例文集:場面別フレーズ
ゲームで使えるplz例文
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heal plz
「回復お願いします」 -
cover me, plz
「援護お願いします」 -
invite me to the party, plz
「パーティーに招待してください」 -
wait for me, plz
「ちょっと待ってください」
ゲームでは短さが特に重要なため、主語や助動詞が省略されることがよくあります。
SNS・友人とのチャットで使えるPLS例文
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Follow me, pls.
「フォローお願いします」 -
PLS let me know your schedule.
「スケジュールを教えてください」 -
Send me the pics, pls.
「写真を送ってください」 -
Reply ASAP, pls.
「至急返信お願いします」
このように、少しくだけた依頼文として使うのが一般的です。
社内チャットで丁寧さを残したPLSの使い方
社内チャットでは、次のように please とほぼ同等の丁寧さを保つ書き方が望ましいです。
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PLS review the document when you have time.
「お時間のあるときに資料をご確認ください」 -
PLS share the latest report with the team.
「最新レポートをチームに共有してください」 -
PLS check if the numbers are correct.
「数値が正しいかご確認ください」
ただし、相手が上司や役員の場合、略さず please と書いた方が安心です。
フォーマルな場面での言い換え例(pleaseへの書き換え)
フォーマルなメールでは、次のように書き換えます。
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Pls send me the invoice.
→Could you please send me the invoice?
(請求書をお送りいただけますでしょうか) -
PLS confirm your attendance.
→Please confirm your attendance at your earliest convenience.
(ご都合のよいタイミングで出欠をご確認ください) -
PLS reply by Friday.
→I would appreciate it if you could reply by Friday.
(金曜日までにご返信いただけますと幸いです)
このように書き換えることで、略語を使わず、より丁寧な依頼表現になります。
ビジネスパーソンのための「安全な」使い分けガイド
使ってよい場面/避けるべき場面を一覧で整理
| 場面 | pls/plz 使用 | 推奨度 | コメント |
|---|---|---|---|
| オンラインゲーム | ○ | 非常に高い | スラングとして一般的 |
| 友人とのSNS・チャット | ○ | 高い | カジュアルなお願い表現 |
| 親しい同僚との社内チャット | △〜○ | 中〜高 | 組織文化によって判断 |
| 上司・役員との社内チャット | △ | 低〜中 | 基本はplease、略語は慎重に |
| 社内の公式アナウンスメール | × | 非推奨 | フォーマルな文章では使用しない |
| 社外クライアントへのメール・文書 | × | 非推奨 | 信頼性を重視し、略語は避ける |
迷った場合は、「略さず please と書く」と覚えておくと安全です。
略語を避けたいときの代替表現(kindly, would you〜 など)
pls / plz を使わずに依頼したい場合、次のような言い換えが便利です。
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Please send me the file. -
Could you please check this? -
Would you mind reviewing this document? -
I would appreciate it if you could reply by Friday.
カジュアルさを保ちつつ丁寧にしたい場合は、
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Could you check this when you have a moment? -
Please feel free to ask if you have any questions.
といった表現もよく使われます。
日本人が誤解しやすいポイントとチェックリスト
誤解しやすいポイント
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「ネイティブがいつも使っている略語」と思い込んで、ビジネスメールでもそのまま使ってしまう
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pls と plz の違いにこだわりすぎて、本質的な「場面に合う丁寧さ」を見失ってしまう
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「略せるところはすべて略す方がネイティブっぽい」と勘違いしてしまう
送信前チェックリスト
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相手との関係性(友人・同僚・上司・顧客)に合った丁寧さになっているか
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メールや文書など、形式的な文面に略語を混ぜていないか
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重要な依頼・お願いごとを、略語で軽く見せてしまっていないか
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相手が略語に慣れていると確信できるか(社内文化・年齢層など)
まとめ:PLZ・PLSを正しく理解して、失礼なくカジュアルに使う
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PLZ / PLS はいずれも please の略語 であり、意味は基本的に「お願いします」「〜してください」です。
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pls と plz に大きな意味の違いはなく、オンラインゲームやSNSなどカジュアルな場面で広く使われています。
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一方で、ビジネスメールやフォーマルな文書では使用を控えるのが無難 であり、社内チャットでも相手や場面を選ぶ必要があります。
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迷ったときは、「略さず please と書く」「より丁寧な依頼表現に言い換える」という方針を取れば、失礼になる可能性を大きく減らせます。