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ゲーム用語「ファーム」とは?意味・使い方・ジャンル別の違いとマナーを初心者向けに解説

オンラインゲームのチャットや配信で、当然のように飛び交う「ファーム」「ファーミング」という言葉。
なんとなく「稼ぐことかな?」と雰囲気で理解していても、「結局なにをすればよいのか」「どこまでやるのが正解なのか」がはっきり分からず、モヤモヤしたままプレイしている方も多いはずです。

本記事では、ゲーム用語としての「ファーム」の意味を、英単語としての由来から丁寧に整理したうえで、MMORPG・MOBA・FPS/バトロワ・ソシャゲといったジャンル別の違いまで分かりやすく解説します。さらに、実際のチャットでの言い回しや、やりすぎファームで味方に嫌がられないためのマナー・立ち回りまでまとめてご紹介いたします。

目次

ゲーム用語「ファーム」の基本的な意味

英単語 farm の本来の意味とゲーム用語としての由来

「ファーム(farm)」はもともと英語で「農場」「耕作する」といった意味を持つ単語です。
ゲームの世界では、「畑を耕してコツコツ収穫する」イメージから転じて、「同じ場所で反復的に敵を倒したり、アイテムを集めたりして、経験値やお金などのリソースを稼ぐ行為」を指す用語として使われるようになりました。

ゲームでの「ファーム/ファーミング」の一言定義

ゲーム用語としての「ファーム/ファーミング」は、一言でまとめると次のようになります。

戦闘やクエストの合間に、経験値・ゴールド・アイテム・素材などを集中的に稼ぐために行う、繰り返し作業のプレイ

MMORPG であればザコ敵狩り、MOBA であればミニオンやジャングルの処理、FPS・バトロワであれば装備集めなど、タイトルやジャンルによって対象は変わりますが、「勝つために必要なリソースを蓄える時間・行動」という点は共通しています。

どんな場面で「ファーム」という言葉が使われるか

実際のプレイでは、次のような場面で「ファーム」という言葉がよく登場します。

  • 試合序盤に、味方から「今はファーム優先でいこう」と言われる

  • 自分から「装備が弱いから、少しファームしたいです」と伝える

  • チームチャットで「この時間帯はジャングルをファームして」と指示される

  • ソロプレイで「今日は素材ファームの日」と決めて同じクエストを周回する

このように、「今は戦うよりもリソースを集める時間だ」という共通認識を持つためのキーワードとして機能しているのが「ファーム」です。


ジャンル別「ファーム」の使われ方の違い

MMORPG・RPGでのファーム(経験値・ゴールド稼ぎ)

MMORPG やオンラインRPGでは、「ファーム=ザコ敵やダンジョンを繰り返し攻略して、経験値やお金、素材を集めること」を指すのが一般的です。

具体例:

  • 同じ狩場で数時間、敵を倒し続けてレベル上げをする

  • ボス素材を集めるために、同じボスを何十回も周回する

  • 金策のために、落とすアイテムの価値が高い敵だけを狙って倒し続ける

日本語のチャットでは「レベル上げ」「金策」と並んで、「素材ファームしてきます」「経験値ファーム中です」といった表現がよく使われます。

MOBAでのファーム(ミニオン・ジャングルの管理)

『League of Legends(LoL)』などの MOBA タイトルでは、「ファーム=レーンのミニオンやジャングルモンスターを倒してゴールド・経験値を稼ぐこと」を指します。

特徴的なのは次の点です。

  • 敵チャンピオンと戦うよりも、まずミニオンのラストヒットを取ることが重要

  • 「このレーンは安全にファームして」「今はジャングルをファームして装備を整えて」など、役割ごとにファームの場所が決まっている

  • ファーム量(CS や所持ゴールド)は、そのまま火力や耐久に直結するため、対戦の実力としても重視される

このジャンルでは、「ファームが足りない=装備が弱くて戦えない」という意味合いで使われることが多くなります。

FPS・バトロワでのファーム(装備集め・物資漁り)

FPS やバトルロイヤル系では、「ファーム=マップ上の箱や建物などから武器・防具・弾薬・回復アイテムを集めること」を指すことが多いです。

よくあるシチュエーション:

  • 降下直後に「このエリアを一通りファームしてから移動しよう」と相談する

  • 味方に「弾がないから、少しファームしたい」と伝える

  • 安置収縮の前に「ここで一旦ファームタイム」と決めて装備を整える

ここでは、敵を倒すことよりも「戦える装備を揃えること」が目的なので、MMO や MOBA と比べると「探索・物資漁り」に近いニュアンスで使われます。

スマホゲーム・ソシャゲでのファーム(周回プレイ)

スマホゲームやソーシャルゲームでは、「スタミナを使って同じクエストを繰り返しクリアし、育成素材やイベントアイテムを集める行為」がファームと呼ばれることが多いです。

例:

  • 「イベントポイントを稼ぐために、このクエストをひたすらファームする」

  • 「明日は装備強化素材のファーム日」

いわゆる「周回」とほぼ同じ意味で使われますが、「目的のアイテムや素材を大量に集める」というニュアンスがより強調されます。


似た用語との違い:周回・レベリング・狩りなど

「周回」と「ファーム」の違い

「周回」は、特定のクエストやダンジョンを「何度も回ること」そのものを指します。
一方で「ファーム」は、「周回して何かを集める」という目的まで含めたニュアンスが強い言葉です。

  • 周回:行動(同じクエストを繰り返すこと)

  • ファーム:目的付きの行動(素材を集める・経験値をためる・装備を整える)

そのため、同じ場面でも「経験値周回」「素材周回」と言うこともあれば、「経験値ファーム」「素材ファーム」と言うこともあります。

「レベリング」「育成」との違い

「レベリング」「育成」は、キャラクターのレベルやステータスを上げること全般を指す広い概念です。
ファームは、その一部の具体的な手段(狩り・周回・素材集め)として位置づけられます。

  • レベリング/育成:キャラを強くすること全体

  • ファーム:そのための作業プレイの一部(特に同じ作業を繰り返すパート)

日本語の「狩り」とのニュアンスの違い

MMORPG などで使われる日本語の「狩り」は、「敵を倒すこと」そのものに焦点が当たっています。
一方で「ファーム」は、「敵を倒して得られるリソースを蓄えること」が主な目的です。

  • 狩り:敵と戦う・倒すこと

  • ファーム:倒した結果として手に入る経験値・お金・素材を集めること

実際には混同されて使われることも多いですが、「ファーム」の方がより「蓄える」「稼ぐ」ニュアンスが強いと言えます。


チャット・ボイスでの「ファーム」の使い方

よくある日本語・英語のフレーズ例

日本語:

  • 「ちょっと装備ファームしてきます」

  • 「この時間帯はファーム優先で」

  • 「ファーム足りてないから、もう少しミニオン取っていい?」

英語:

  • I'll go farm for a bit.(少しファームしてくる)

  • Let's focus on farming now.(今はファームに集中しよう)

  • We need more farm before fighting.(戦う前にもっとファームが必要だ)

いずれも、「いきなり戦うより、まずはリソースを集めよう」という合意を取るためのコミュニケーションとして使われます。

味方にファームをお願いするときの言い回し

味方の理解を得ながらファームしたいときは、次のような言い回しが角が立ちにくくおすすめです。

  • 「装備がかなり弱いので、このエリアを少しファームさせてもらってもいいですか?」

  • 「次の集団戦までにファームしておきたいので、ジャングルいただいても大丈夫ですか?」

  • 「このレーンは安全にファームして育てたいです」

ポイントは「理由」と「時間・範囲」を具体的に伝えることです。
ただ「ファームしたい」とだけ言うと、「ずっと戦わないつもりなのかな?」と誤解される可能性があります。

ファームを理由に戦闘を断るときの伝え方

戦闘に参加したい気持ちはあっても、装備やレベルが整っていないときは、正直に状況を共有した方がチームのためになります。

  • 「今行くと装備差で溶けてしまうので、あと〇分だけファームさせてください」

  • 「ウルトがまだないので、このウェーブだけファームしてから合流します」

  • 「装備が整っていないので、今は無理に戦わずファーム優先にしませんか?」

このように、「ただ戦いたくない」のではなく、「今戦うと不利だから、あと少し準備したい」という意図をはっきりさせるのがポイントです。


ファームのメリット・デメリットと基本戦略

勝率を上げるためにファームが重要な理由

多くの対戦ゲームでは、キャラクターの強さは「レベル」「装備」「スキル習得状況」など、時間とともに伸びていく要素に強く依存しています。
ファームは、これらの成長を加速させる行為です。

  • 経験値を多く稼げば、スキルを早く解放できる

  • ゴールドを多く持てば、強力な装備を早く揃えられる

  • 素材を多く集めれば、育成・クラフトがスムーズになる

結果として、「同じ時間を過ごしても、ファームが上手いチームほど戦闘で有利になりやすい」と言えます。

やりすぎファームが試合を壊してしまうパターン

一方で、ファームに集中しすぎると、次のような問題が発生します。

  • 味方が戦っているのに合流せず、人数不利の戦闘を強いてしまう

  • 重要なオブジェクト(ボス・タワー・拠点など)の争いに参加せず、簡単に取られてしまう

  • 敵にマップの主導権を握られ、ファームする場所すらなくなってしまう

典型的なNG例:

  • 「もう少しファームしたいから」と言い続け、終始集団戦に参加しない

  • 味方のレーンからミニオンやジャングルを横取りして、自分だけが育つような動きをする

  • 危険な位置でソロファームを続け、何度もキャッチされてデスする

ファームはあくまで「勝つための準備」であり、目的ではありません。
どこかのタイミングで「ファームから戦闘モードへ切り替える」判断が重要になります。

ファームをやめて味方と合流すべきタイミングの目安

ゲームやタイトルによって変わりますが、一般的な目安としては次のようなポイントが挙げられます。

  • 大型オブジェクトの出現・リスポーン(ドラゴン・バロン・ロゼなど)の1分前〜当たり前後

  • 試合時間の節目(例:10分、20分など)での大きな集団戦のタイミング

  • 味方がすでに敵と接触しており、「今すぐ来てほしい」と要請しているとき

実務的には、

  • 「このウェーブ(この部屋)を処理したらすぐ行きます」

  • 「このアイテムを買えたら合流します」

といった形で、自分の中で「ファームの区切り」を決めておくと、やりすぎを防ぎやすくなります。


「ファーム」に関するマナーと注意点

味方に迷惑をかけないファームの基本ルール

味方と気持ちよくプレイするために、次の点を意識すると大きなトラブルを避けやすくなります。

  • 味方が明らかに戦闘中のときは、ファームを中断して合流を検討する

  • 味方が「ここは危ない」と警告している場所での無理なソロファームは避ける

  • 共有リソース(ジャングル・ミニオンなど)を独占せず、ロールや状況に応じて譲り合う

  • ローカルルール(例:このゲームでは「レーンのミニオンは原則レーナー優先」など)があれば、事前に確認する

初心者がやりがちなNG行動とその代替案

NG例 1:味方の戦闘を無視してファームを続ける

  • 代替案:「今はファーム中ですが、〇秒後に合流します」と先に伝え、長引きそうなら早めにファームを切り上げる

NG例 2:ジャングルやミニオンを無言で横取りする

  • 代替案:「この一回だけジャングルいただいてもいいですか?」など、一言添えてから取得する

NG例 3:危険な場所でソロファームをし続けて何度も倒される

  • 代替案:ワード(索敵)を置き、味方の位置を見ながら、安全なルートと場所を選ぶ

「ファーム自体」が悪いのではなく、「状況や味方を無視したファーム」がマナー違反になりがちです。

ストレスなくコミュニケーションするためのコツ

  • 「〜していいですか?」と相談する形を基本にする

  • 味方の意図が分からないときは、「今はファームより戦闘優先ですか?」と確認する

  • 上手くいかなかったときは、「ファームしすぎました、次から気をつけます」と一言フォローする

このようなやりとりができるだけで、「ファーム」の有無をめぐる衝突は大きく減らせます。


まとめ:ファームを理解してゲームをもっと楽しむ

最後に、本記事の要点を簡単に整理します。

  • 「ファーム」は、経験値・ゴールド・アイテムなどを集中的に稼ぐための繰り返しプレイを指すゲーム用語

  • MMORPG ではザコ狩りやダンジョン周回、MOBA ではミニオン・ジャングル、FPS・バトロワでは装備集めなど、ジャンルごとに対象は変わる

  • 「周回」「レベリング」「狩り」と似ているが、「リソースを蓄える」「稼ぐ」ニュアンスが強いのがファーム

  • チャットでは、「今はファーム優先」「少しファームしてから戦おう」といった形で、戦略の共有に使われる

  • ファームしすぎて味方の戦闘を無視したり、共有リソースを独占したりすると、マナー違反と受け取られることがある

  • 大事なのは「いつファームをして、いつ戦闘に合流するか」をチームで共有し、コミュニケーションを取りながらプレイすること

この記事の内容を押さえておけば、「ファーム」という言葉を見聞きしても戸惑うことはぐっと減るはずです。