TFTのオーグメントで「Tierが高い方を取ったのに負けた」「2-1の3択で毎回迷って時間が足りない」と感じたことはありませんか。
その原因は、Tier表が間違っているのではなく、Tierを“絶対解”として扱ってしまうことにあります。オーグメントの価値は、今の盤面、HPの余裕、アイテムの完成度、そしてこの試合がリロールなのかレベリングなのかで大きく変わります。
本記事では、Tier表を丸暗記するのではなく、Tierを「勝てる判断」に変換するための考え方を整理します。2-1・3-2・4-2それぞれのタイミングで、勝ち進行/負け進行、リロール/レベリングの分岐に沿って、60秒で3択を絞るチェックリストと判断フレームを解説します。パッチで評価が動く前提も踏まえ、迷いを減らしてトップ4を安定させたい方に向けた内容です。
TFTオーグメントTierで迷う原因はTier表の使い方にある
TFTのオーグメントTierは絶対解ではなく、盤面・HP・アイテム・レベル計画で価値が変わります。
2-1/3-2/4-2を分岐表と60秒チェックで判断し、公式パッチノートで前提を確認すればミスが減ります。Tierは「文脈で使う道具」です。
TFTオーグメントTierは絶対順位ではなく平均値の近似
Tier表は「多くの試合で平均的に良い成績を出しやすい」傾向をまとめたものです。統計サイトなら平均順位や採用率などの集計から、上位勢のTier表なら環境理解と経験則から評価が作られます。いずれも有用ですが、重要なのは「平均が、あなたの試合の文脈と一致するとは限らない」という点です。
TFTオーグメントの価値を決める4つの変数
Tierを局面に当てはめるために、最低限見るべき変数は次の4つです。
-
HPと進行:連勝で押し切れるのか、連敗で稼ぐのか
-
アイテム完成度:完成品が作れるか、素材が噛み合っているか
-
主軸候補:すでに重なっているユニットがいるか、いるなら何コストか
-
レベル計画:7止めで完成を狙うのか、8で主軸を引くのか、9まで伸ばすのか
この4つが揃うと、Tier表は強い指針になります。逆に、これを見ないままS評価を押すと、価値が出ないオーグメントを掴みやすくなります。
TFTはパッチで評価が変わるため更新前提が必須
TFTは定期的にパッチが入り、オーグメントの性能やツールチップが調整されます。最新の変更点は公式パッチノートで確認できます。Tier表を見る前に、まず「対象セット・対象パッチ」を合わせる意識が、失敗を減らします。
TFTオーグメントTierの正しい見方は統計Tierと主観Tierの併用
Tier表には、主に「統計Tier」と「主観Tier」があります。どちらか一方に寄ると事故が増えるため、役割分担で使うのが安全です。
統計Tierで見るべき指標は平均順位と採用率と更新タイミング
統計Tierは、平均順位や採用率などのデータで傾向を掴めます。見るときは次をチェックしてください。
-
指標:平均順位、上位率、採用率など(サイトが提示する項目)
-
フィルタ:レート帯や地域、パッチ適用期間の扱い
-
更新性:現行パッチに追従しているか
MetaTFTやMobalytics、OP.GGなどはオーグメントTier/一覧を提供しています。サイトごとに見せ方が違うため、複数を見て「共通して高いもの」「評価が割れるもの」を分けると判断が安定します。
主観Tierは刺さる条件が書かれているものほど価値が高い
主観Tierは、環境の温度感や「この条件なら強い」「この局面では罠」という経験則が入ります。特に価値が高いのは、次のように“条件”が言語化されているTier表です。
-
必要な特性やユニットが明確
-
必要なアイテムやレベル帯が明確
-
取るべき進行(連勝向き・連敗向き)が明確
例として、TFT Academyは著名プレイヤーの目線でTierを整理する形式を持ちます。
迷ったら統計で基準を作り主観で例外を潰す
実戦的な手順はシンプルです。
-
統計Tierで「だいたい強い候補」を作る
-
主観Tier(または解説)で「刺さる条件」「地雷条件」を確認する
-
最後に、次章の60秒チェックに当てはめて決める
Tier表は、最後の1クリックを決める道具ではなく、候補を絞る道具として使うとブレが減ります。
TFTオーグメントを60秒で決めるチェックリストと分岐表
ここからが本記事の中心です。オーグメント選択は時間が短く、迷っている間に選択が終わってしまいます。判断を速くするには「見る順番」を固定し、分岐で即座に候補を落とします。
60秒チェックはHPと進行から始める
まずは次の順で見ます。
-
連勝できそうか、連敗を作るのか(進行)
-
HPは余裕があるか(次に2回負けても耐えるか)
-
アイテムは完成品が作れるか(素材の噛み合い)
-
主軸候補は重なっているか(2〜3コス重なりか、4〜5コス狙いか)
-
レベル計画はどれか(7止め/8行き/9狙い)
この順番が崩れると「強いけど今の自分には不要」を取りやすくなります。
60秒意思決定マトリクス表
以下は「進行×目的」で、どのカテゴリを優先しやすいかの早見です。
(●推奨/▲条件付き/—非推奨)
| オーグメントの方向性 | 勝ち進行×レベリング | 勝ち進行×リロール | 負け進行×レベリング | 負け進行×リロール |
|---|---|---|---|---|
| テンポ強化(今すぐ盤面強化) | ● | ● | ● | ● |
| 金策(利子・追加ゴールド等) | ▲(盤面維持できる時) | —(失速しやすい) | ●(連敗設計できる時) | ▲(7止めなら条件付き) |
| アイテム補助(素材・鍛冶・装備系) | ● | ● | ▲(耐久が必要) | ● |
| 構成寄せ(特性・紋章・主軸強化) | ▲(主軸見えてから) | ●(主軸重なり前提) | —(事故りやすい) | ●(重なりが強い時) |
| 汎用戦闘(腐りにくい戦闘バフ) | ● | ● | ● | ● |
| 柔軟性(入れ替えしやすい効果) | ● | ▲ | ● | ▲ |
ポイントは、「負け進行×レベリング」は金策が強く見える一方、中途半端に負けるとHPだけ減ることです。連敗の作り方が成立しているかを必ず確認してください。
事故を減らすための最終チェック7項目
最後にこれだけ確認すれば、地雷を踏みにくくなります。
-
次の2戦で負けても落ちないHPか
-
連勝か連敗か、どちらを狙うのか決まっているか
-
アイテムは主軸に渡せる完成品が作れるか
-
主軸候補は2枚以上あるか(または明確に狙う方針があるか)
-
7止めか8行きか、どちらの試合か決められるか
-
取った瞬間に強くなるか、強くなるのは後か理解しているか
-
代替案があるか(引けなかった時に別ルートへ逃げられるか)
チェックが通らないなら、Tierが高くても見送る判断が合理的です。
TFTオーグメントの選び方を2-1で安定させる
2-1は序盤の方向性をつくる最初の大きな分岐です。ここでのミスは「中盤でHPが溶ける」「経済が伸びない」「主軸に装備が渡らない」といった形で返ってきます。
2-1の基本はテンポ優先でHPを買う
2-1の価値は“将来”より“いま”に寄りがちです。序盤で連勝できると、経済だけでなくHPが増えます。HPが増えると、4-2以降の上振れを狙う余裕が生まれます。
したがって、2-1で迷ったら原則は次の順です。
-
盤面が即座に強くなる(テンポ)
-
汎用的で腐らない(汎用戦闘)
-
アイテム進捗が進む(装備補助)
-
盤面が弱くならない範囲の小さな金策
2-1で金策を取ってよい例外は明確連敗が作れるとき
例外もあります。2-1で金策が強いのは、次の条件が揃う時です。
-
連敗を綺麗に作れる(負け方が設計できる)
-
取りたいアイテムや主軸の方向性があり、カルーセルで回収できる見込みがある
-
3-2までにHPが残る計算が立つ
逆に「勝てそうなのに金策で盤面を弱くする」「負けが中途半端で連敗が切れる」は最悪のパターンになりやすいので避けます。
2-1で構成寄せをしてよいのは主軸とアイテムが揃っている時
2-1の構成寄せ(特性・紋章・主軸強化)は強い反面、条件が揃わないと価値が出ません。目安は次の通りです。
-
主軸候補が重なっている(2枚以上)
-
その主軸に渡すアイテムの方向性が見えている
-
3-2までに形が作れない場合の逃げ道がある
この条件が曖昧なら、2-1は「汎用で耐える」が安全です。
TFTオーグメントの選び方を3-2で勝ち筋に変える
3-2は、試合の“中盤の形”を決める節目です。2-1で柔軟に進めた人ほど、3-2で「確定するのか、まだ受けるのか」を決める必要があります。
3-2は方向性を確定するか柔軟性を維持するかの二択
3-2の意思決定は次の二択です。
-
方向性確定:主軸が見えており、その構成で戦える
-
柔軟性維持:主軸が不確定で、選択肢を広く保つ
確定の条件は「主軸の影が見える」では足りません。最低でも、主軸候補とアイテムの噛み合いが必要です。噛み合わない確定は、4-2までに間に合わず落ちます。
リロール試合とレベリング試合で優先カテゴリが変わる
3-2では、次が見えます。
-
リロール:2〜3コスが重なり、7止めの完成が現実的
-
レベリング:盤面の質を上げ、8で主軸を引く(必要なら9を目指す)
リロールなら、主軸完成時に強烈に伸びる効果が価値を持ちます。レベリングなら、中盤を安定させて上を見に行ける“腐りにくい強化”が価値を持ちます。ここで2-1の選択を引きずらず、試合の形を見て切り替えるのがポイントです。
特性・紋章系は刺さる条件を満たすときだけ最強になる
特性・紋章系は「揃えば強い」が多い反面、揃わなければ弱いものもあります。取る前に必ず確認します。
-
その特性を自然に伸ばせるユニットが揃っている
-
4-2までに到達できるラインが現実的
-
逃げ道がある(別構成へ移れる、別の主軸に渡せる)
条件が揃わないなら、汎用戦闘やアイテム補助のほうが安定します。
TFTオーグメントの選び方を4-2でトップ4に変える
4-2は終盤の入口で、ここからの負けは致命傷になりやすい局面です。ここでは、Tierよりも「HPの余裕」と「目標順位」が優先されます。
4-2は上振れより安定を優先すべき状況が増える
HPが低いと、強くなるまで時間がかかるオーグメントは間に合いません。
「今この瞬間の盤面が強くなるか」を最優先にし、まずはトップ4圏内に残ることを目指します。
HPが十分にある場合のみ、終盤スケールや最大値狙いが成立します。4-2は、同じTierでも価値が逆転する代表的なタイミングです。
トップ4狙いと優勝狙いで選択基準を分ける
4-2での選び方は、目標で分けると迷いが減ります。
-
トップ4狙い:即効性、腐りにくさ、安定して勝てる強化
-
優勝狙い:最大値が高いが条件が重い強化(完成前提)
優勝狙いを選ぶには、HP・経済・盤面のどれかに余裕が必要です。余裕がないのに最大値を追うと、完成前に落ちる確率が上がります。
4-2のよくある罠はスケール効果の取り過ぎ
終盤スケール系は魅力的ですが、罠もあります。
-
強くなるまで数ラウンド必要
-
その間の負けが致命的
-
必要ユニットが引けないと、強さが完成しない
判断は簡単で、「次の2回負けても大丈夫か」。大丈夫ならスケール、無理なら即効性です。
TFTオーグメントTierを最新に保つ方法と確認先
Tier表は便利ですが、更新が遅いと判断を誤らせます。ここでは、情報を最新に保つための確認手順をまとめます。
公式パッチノートで見るべきポイント
まず公式パッチノートで、該当オーグメントが「変更されたか」を確認します。ツールチップ改善だけの時もありますが、性能調整があるとTierが動きやすくなります。
分布テーブルで前提を知ると欲張り方を間違えにくい
オーグメントはティア(シルバー/ゴールド/プリズマ等)や提示タイミングが、ゲーム内の前提と絡みます。分布を知っておくと、「このタイミングで無理に狙うべきか」を考えやすくなります。
統計サイトは複数を突き合わせると誤差に強くなる
統計の見せ方はサイトにより違います。MetaTFT、Mobalytics、OP.GGなどを突き合わせると、共通して高いもの・割れているものが見えます。割れているものは「刺さる条件」がある可能性が高く、主観Tierや解説で条件確認してから選ぶのが安全です。
参考にした情報源
-
Teamfight Tactics Patch Notes(公式一覧)
https://www.leagueoflegends.com/en-us/news/tags/teamfight-tactics-patch-notes/ -
Teamfight Tactics patch 16.2(公式個別ページ)
https://teamfighttactics.leagueoflegends.com/en-us/news/game-updates/teamfight-tactics-patch-16-2/ -
MetaTFT Augments(統計/一覧)
https://www.metatft.com/augments -
MetaTFT Augment Distributions(分布テーブル)
https://www.metatft.com/tables/augment-distibutions -
Mobalytics TFT Augments Tier List(Tier/統計)
https://mobalytics.gg/tft/tier-list/augments -
OP.GG TFT Augments Tiers(Tier)
https://op.gg/ja/tft/meta-trends/augments -
TFT Academy Augments Tierlist(主観Tier)
https://tftacademy.com/tierlist/augments