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YouTubeで「問題が発生しました」が治らない原因と対処法|何をしても直らない人の最終チェック

YouTubeを開くたびに
問題が発生しました
やり直すにはタップしてください
と表示され、何度やり直しても再生できない――。

再起動もした。
アプリも入れ直した。
キャッシュも削除した。

それでも治らないと、「もう自分では無理なのでは」「端末が壊れたのでは」と不安になります。しかし、このエラーの多くは原因の切り分けができていないだけで、正しい順番で確認すれば解決できるケースがほとんどです。

実はこの問題、
・回線の不具合
・端末やアプリの状態
・広告ブロックやVPNなどの設定
・そしてYouTube側の障害
といった複数の要因が、同じエラーメッセージとして表示されるため、間違った対処を続けてしまいがちです。

本記事では、
「何をしても治らない」と感じている方に向けて、
最短で原因を切り分ける方法から、
iPhone・Android・PC・テレビ別の具体的な対処手順、
さらに再発を防ぐ設定と習慣までを、順番通りに丁寧に解説します。

もう無駄な操作で疲れないために。
まずはこの記事の手順に沿って、どこに原因があるのかを一緒に確認していきましょう。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

YouTubeで問題が発生しましたが治らないときに最初にやる切り分け

「問題が発生しました」「やり直すにはタップしてください」が何度も出て、再起動・再インストール・キャッシュ削除まで試したのに治らない。ここまで来ると、闇雲に操作を増やすほど状況が悪化したり、原因から遠ざかったりしがちです。

この症状は、原因が大きく分けて 回線・端末・アプリ/ブラウザ・アカウント環境・YouTube側 のどれか(または複合)にあります。したがって最短で直すコツは、最初に「どの範囲が怪しいか」を絞り込み、その範囲に合った対処だけを実行することです。ここでは、8分程度で現実的に切り分けられる流れを用意します。

別端末と別回線で再生して原因の範囲を絞る

切り分けで最も強力なのは「環境を変えて同じことをやる」ことです。YouTubeの不具合は、同じ端末・同じ回線・同じアプリで試し続けるほど判断ができなくなります。次の順番で、結果をメモしながら進めてください。

  1. 回線を切り替える(Wi-Fi ⇄ モバイル通信)

    • Wi-Fiでエラー → モバイル通信に切り替えて同じ動画を再生

    • モバイル通信でエラー → Wi-Fiに切り替えて同じ動画を再生
      ここで片方だけ再生できるなら、原因は「回線・ルーター・DNS・回線制限・電波」側に寄ります。逆に両方だめなら、端末・アプリ・YouTube側障害の可能性が上がります。

  2. 端末を変える(別スマホ、PC、タブレット、テレビなど)
    同じ回線のままでも構いません。別端末でYouTubeが普通に再生できるなら、あなたの端末側(OS、アプリ、ストレージ、設定)の問題が濃厚になります。別端末でも同じなら、回線側かYouTube側を疑う材料が増えます。

  3. アプリとブラウザを切り替える(アプリ ⇄ Safari/Chrome)

    • アプリがだめ → ブラウザでYouTubeを開いて再生

    • ブラウザがだめ → YouTubeアプリで再生
      アプリだけだめならアプリの内部データや更新、ブラウザだけだめならCookieや拡張機能、ブラウザ設定が疑わしくなります。

  4. 同じ動画だけか、どれでも起きるかを確認する
    特定動画だけで起きる場合は、動画側の制限(年齢制限・地域制限・公開範囲変更)や一時的な読み込み不良が絡むことがあります。一方、YouTubeトップ画面やショート、別チャンネルでも一様に起きるなら、環境要因(回線/端末/アプリ/YouTube側)が主因です。

この4つで、「どこから手を付けるべきか」がかなり明確になります。ポイントは、切り分けの結果が出る前に“重い操作”をしないことです。再インストールやデータ削除は最後に回してください。

YouTube側障害を疑うべきサインと確認先

「自分でできることを全部やったのに治らない」と感じるとき、実は YouTube側の障害 と重なっているケースがあります。YouTube側の障害が起きている時間帯は、こちらが設定を変えても成果が出ません。むしろ「色々いじったせいで元に戻せなくなった」という二次トラブルが起こりやすいので、早めに見極める価値があります。

YouTube側障害を疑うサインは次の通りです。

  • 別回線でも別端末でも同じ症状が出る(あなたの環境に依存しない)

  • 家族や友人、SNSなどで「YouTube落ちてる」「再生できない」が同時に見える

  • YouTube以外のサイトやアプリは普通に使えるのに、YouTubeだけ読み込みが失敗する

  • しばらくすると一瞬直るが、またすぐ再発する(大規模障害でよくある揺れ)

確認先としては、障害報告が集まる外部サービスや、ニュースの速報、公式の投稿(状況によってはSNSや公式サポートのアナウンス)などがあります。判断のしかたはシンプルで、「報告が急増している」+「自分の切り分けでも環境依存が薄い」なら、待つほうが合理的です。

待つ場合の目安(迷いを減らすための基準)

  • まず 15〜30分 置いて再試行

  • 改善しない場合は 1〜2時間 スパンで様子を見る

  • その間にやることは「端末をこれ以上いじる」ではなく、切り分け結果のメモと、必要なら回線の確認程度にとどめる

もちろん、あなたの端末だけで起きているなら待っても治りません。だからこそ、前項の切り分けが重要です。

結果別に次にやること早見表

切り分け結果から次の一手が迷子にならないように、よくあるパターンを表にまとめます。該当する行だけ実行すれば、ムダ打ちが減ります。

切り分けで分かったこと可能性が高い原因次にやること(優先順)
モバイル通信なら再生できるが、Wi-Fiだとだめルーター不調、DNS不整合、回線混雑、Wi-Fi電波ルーター再起動→Wi-Fi再接続→DNS自動へ→時間帯を変える→画質を下げる
Wi-Fiなら再生できるが、モバイル通信だとだめ通信制限、低速モード、電波状況速度制限の確認→低速モード解除→場所移動→一時的にWi-Fi利用
別端末では再生できる(同じ回線でもOK)あなたの端末側(OS/容量/設定/アプリ)端末再起動→アプリ更新→容量確保→(Androidならキャッシュ削除)→再インストール
アプリだけだめで、ブラウザなら再生できるアプリ内部データ、更新不整合アプリ強制終了→再起動→更新→再インストール(事前準備)
ブラウザだけだめで、アプリなら再生できるCookie/キャッシュ、拡張機能、ブラウザ設定シークレット→拡張機能OFF→サイトデータ削除→キャッシュ削除→Cookie削除
どの端末・どの回線でもだめYouTube側障害、または広域ネットワーク問題障害状況の確認→時間を置く→回線事業者側の障害も確認

この表に沿って進めれば、「やったのに戻る」をかなり減らせます。次の章では、そもそも原因がどんな分類で起きるのかを整理し、対処の理解を深めます。


YouTubeで問題が発生しましたが治らない原因の全体像

「問題が発生しました」は一見同じエラー表示でも、内側では別の失敗が起きています。原因の把握ができると、「どの対処が効くか」「どの対処がムダか」「どれが危険か」が判断しやすくなります。

回線が原因のパターン(速度・制限・DNS・ルーター)

回線が原因の場合、特徴は「YouTube以外は見えるのにYouTubeだけ不安定」「ピーク時間帯に悪化」「Wi-Fiとモバイルで差が出る」です。動画は通信量が大きく、回線品質の影響を受けやすいからです。

よくある回線原因

  • 回線速度不足・遅延・パケットロス
    速度が出ていても、遅延やロスがあると動画の読み込みが失敗しやすくなります。

  • Wi-Fi電波の干渉
    電子レンジ、Bluetooth機器、集合住宅での混雑などで不安定になります。

  • ルーターの不調
    長期間再起動していない、熱で不安定、ファームウェアが古いなど。

  • DNSの不整合
    手動DNSや、VPN/広告ブロック系アプリが設定したDNSが残っていると、YouTube関連の通信が変なところへ飛ぶことがあります。

  • 通信制限
    モバイルの速度制限、低速モード、テザリング制限など。

  • 企業・学校回線の制限
    動画サイトが抑制される、特定のドメインがブロックされる、プロキシ必須などの制約があります。

回線が怪しいときの考え方

  • まずは回線を変えて再生できるか(切り分けの最優先)

  • 再生できるなら、以降は「ルーター再起動」「Wi-Fi再接続」「DNSを自動に戻す」「場所移動」「時間帯変更」といった、回線側の手当てを優先します

端末が原因のパターン(容量・OS・省電力・時刻設定)

端末原因の特徴は「他の端末では見られる」「端末を再起動すると一瞬良くなる」「端末が重い・熱い・容量が少ない」などです。YouTubeアプリはキャッシュを多く使うため、端末状態の影響が出やすい傾向があります。

よくある端末原因

  • 空き容量不足
    アプリが正常にキャッシュを確保できず、読み込みや認証が失敗しやすくなります。写真や動画が多い人は要注意です。

  • OS/アプリの更新不足
    YouTubeは更新頻度が高く、古い環境だと不整合が起きやすくなります。

  • 省電力モード・データセーバー
    バックグラウンド通信や画面オフ時の動作が制限され、再生が途切れたり初期化が失敗したりします。

  • 端末の時刻設定がずれている
    認証や証明書チェックに影響し、ログインや接続でエラーが出ることがあります。

  • メモリ不足・端末の過熱
    アプリが落ちる、動画の読み込みが途中で止まるなどが起きます。

端末が怪しいときの考え方

  • 重い操作の前に、再起動→更新→容量確保を先にやります

  • それでもだめなら、Androidはキャッシュ削除、iPhoneは再インストールへ進みます(ただし事前準備は必須)

アプリやブラウザが原因のパターン(キャッシュ・Cookie・拡張機能)

「アプリだけだめ」「ブラウザだけだめ」のように、同じ端末内で差が出るときはここが中心です。特にPCやAndroidでは、キャッシュや拡張機能の影響が強く出ます。

よくある原因

  • アプリのキャッシュ破損(Androidで多い)
    キャッシュ削除で急に直る典型例です。

  • ブラウザのCookie破損・ログイン不整合
    一見ログインできているようでも内部状態が壊れていることがあります。

  • 拡張機能の干渉(広告ブロッカー、セキュリティ、追跡防止)
    YouTubeのプレーヤーや認証通信を止めてしまい、結果として「問題が発生しました」になります。

見分けのコツ

  • シークレット(プライベート)で再生できるなら、拡張機能やCookieが原因の可能性が高い

  • 逆にシークレットでもだめなら、回線やYouTube側、端末側の影響が濃くなります

アカウントや環境が原因のパターン(VPN・企業/学校回線)

「治らない」層で見落としがちなのがこのカテゴリです。設定を変えた覚えがなくても、VPNアプリ、広告ブロック系のDNS、会社や学校のネットワーク仕様が影響していることがあります。

よくある原因

  • VPN/プロキシの経路が不安定
    混雑やサーバー相性で、動画配信に必要な通信が失敗します。

  • 広告ブロック系アプリのフィルタが強すぎる
    広告だけでなく再生に必要な通信まで止めてしまう場合があります。

  • 企業・学校回線の制約
    動画系が帯域制御される、HTTPS検査がある、プロキシが必須など。

切り分けのコツ

  • VPNや広告ブロックを一時停止し、別回線(モバイル通信)で試す

  • 会社・学校回線なら、個人のモバイル回線で試す(許可された範囲で)


YouTubeで問題が発生しましたが治らないときの対処法iPhone

iPhoneはAndroidほど「アプリのキャッシュだけ消す」が簡単ではありません。そのため、手順の順番が重要です。いきなり削除すると、ログインや設定の復旧で余計に時間がかかることがあります。

まずはアプリ強制終了と端末再起動

最初にやるのは定番ですが、効果があることも多い手順です。ポイントは「なんとなく閉じる」ではなく、アプリを完全に終了させてから再起動することです。

手順

  1. YouTubeアプリを完全終了(マルチタスク画面で上にスワイプ)

  2. iPhoneを再起動

  3. 再起動後、Wi-Fiとモバイル通信を一度切り替える(どちらでも再生できるか確認)

  4. YouTubeを開き、トップ画面→動画再生の順に確認

ここで直れば、メモリの詰まりや一時的な通信の不整合だった可能性が高いです。

回線の切替とVPN/プロファイル確認

iPhoneは「VPNを使っている自覚がないのにVPN構成が残っている」ことがあります。広告ブロック系アプリやセキュリティアプリがVPN構成を使うケースがあるためです。

チェックポイント

  • 設定で VPNがオンになっていないか

  • セキュリティアプリ・広告ブロックアプリを入れている場合、一時停止できないか

  • Wi-Fiが混雑していそうなら、モバイル通信で再生できるか確認

  • 公衆Wi-Fi利用時は、ログイン画面(認証ポータル)が裏で残っていないか確認

ここで「モバイル通信だと再生できる」なら、iPhone側の操作を増やすより、回線やルーターの対処に移ったほうが早いです。

再インストール前に確認すること

iPhoneで「治らない」が続くと、再インストールが候補になります。ただし、再インストールは効果が大きい反面、ログインや設定が絡むため、準備なしでやると詰みやすいです。特に、パスワードが分からない、二段階認証の端末が手元にない、といった状況だと復旧に時間がかかります。

再インストール前チェックリスト

  • Googleアカウントのメールアドレスとパスワードが分かる

  • 二段階認証(認証アプリ/SMS/予備コード)が使える

  • 複数アカウントを使っている場合、どのアカウントでYouTubeを使っているか把握している

  • オフライン保存や設定が消えても困らない(または把握している)

再インストール手順

  1. YouTubeアプリを削除

  2. iPhoneを再起動(削除直後の再起動は地味に効くことがあります)

  3. App StoreからYouTubeを再インストール

  4. ログイン→再生テスト

  5. 再生できたら、元の設定(通知や画質設定など)を必要に応じて戻す

ここまでやってもだめなら、アプリ固有ではなく、回線・端末設定・YouTube側障害などが濃厚です。

Safari/Chromeで見る場合のCookieと拡張対策

アプリがだめなときの代替として、ブラウザでYouTubeを開くのは有効です。逆に「ブラウザでだけ起きる」場合は、Cookieやサイトデータの不整合が疑わしくなります。

まずやるべき順番

  1. プライベートブラウズ(Safari)/シークレット(Chrome)で試す
    これで再生できるなら、通常モードのCookieやサイトデータが原因です。

  2. 別ブラウザで試す(SafariだめならChrome、ChromeだめならSafari)
    ブラウザ固有の問題か切り分けできます。

  3. サイトデータの整理(影響範囲を小さく)
    可能なら、全消去よりも「YouTube/Google関連のみ」を優先します。

  4. 最終的にCookie全体の削除
    ログインし直しが必要になることがあるため、最後に回します。

iPhoneはPCほど拡張機能の影響は多くありませんが、コンテンツブロッカーを使っている場合は一時停止して確認してください。


YouTubeで問題が発生しましたが治らないときの対処法Android

Androidは「キャッシュ削除」という強いカードが最初から使えるため、順序立てて進めると短時間で改善しやすいです。一方で「データ削除」を早くやりすぎると、ログインや設定が面倒になります。

キャッシュ削除から始める手順

まずはキャッシュ削除です。多くの場合、これが最小の影響で最大の効果を出します。

手順(一般的な例)

  1. 設定

  2. アプリ(アプリと通知)

  3. YouTube

  4. ストレージとキャッシュ

  5. キャッシュを削除

  6. YouTubeを開いて再生テスト

ここで直った場合は、キャッシュの破損や更新後の不整合が原因だった可能性が高いです。再発を防ぐには、OSやYouTubeアプリを最新に近い状態に保ち、端末容量に余裕を持たせるのが有効です。

データ削除をする前の注意点

キャッシュ削除で直らない場合、次に出てくるのが「データ削除(ストレージ消去)」です。これはアプリを初期化する動きに近く、ログイン状態や設定がリセットされることがあります。したがって、実行前に準備が必要です。

実行前チェックリスト

  • GoogleアカウントのIDとパスワードが分かる

  • 二段階認証が使える

  • 複数アカウント利用時、どれがメインか分かる

  • オフライン保存、視聴設定が初期化されても対応できる

推奨手順(安全に進める順)

  1. キャッシュ削除

  2. YouTubeを強制停止→端末再起動→再生テスト

  3. それでもだめなら、データ削除または再インストールへ

強制停止は、アプリが裏で変な状態になっているときに効くことがあります。キャッシュ削除とセットで試す価値があります。

Google Play開発者サービスとWebViewの確認

「治らない」が長引く場合、YouTube本体よりも、Androidの基盤(Google Play開発者サービス、Android System WebViewなど)の不整合が影響することがあります。ここは機種差があるため、細かい画面は違ってもやることは同じです。

確認の考え方

  • Playストアを開き、更新が溜まっていないか確認

  • YouTube、Google関連アプリ、WebViewが更新できるなら更新

  • 更新後に端末再起動→YouTube再生テスト

「更新→再起動→確認」を徹底すると、原因が基盤側でも改善しやすくなります。

再インストールと端末側設定の見直し

最後の大きな手段は再インストールです。データ削除と近い効果がありますが、アプリの更新不整合が強い場合は再インストールのほうが効くこともあります。

再インストール手順

  1. YouTubeアプリをアンインストール

  2. 端末を再起動

  3. PlayストアからYouTubeをインストール

  4. ログイン→再生テスト

それでも直らない場合は、端末側設定も見直します。

端末側の見直し項目(効きやすい順)

  • 省電力モード・データセーバーをオフ

  • 空き容量を増やす(最低でも数GBは確保したい)

  • 日付と時刻を自動設定にする

  • VPN/プロキシ/広告ブロック系アプリを一時停止

  • 別ブラウザ(Chromeなど)でYouTubeを開いて比較(アプリ固有か切り分け)

Androidは設定の自由度が高い分、便利設定が原因になることも多いです。「便利系を一時停止して検証する」が最短ルートになります。


YouTubeで問題が発生しましたが治らないときの対処法PCとテレビ

PCとテレビは、スマホと違って「ブラウザ拡張」や「ネットワーク機器」が原因になりやすい領域です。やることは多そうに見えますが、切り分けの順番を守れば迷いません。

PCブラウザはシークレットで拡張機能を切る

PCで最初に疑うべきは拡張機能です。特に広告ブロッカー、セキュリティ拡張、追跡防止が強い設定だと、YouTubeの再生ページやプレーヤーの通信がブロックされ、「問題が発生しました」につながります。

手順(Chromeの例)

  1. シークレットウィンドウを開く

  2. YouTubeを開いて再生テスト

  3. シークレットで再生できる場合:通常ウィンドウの拡張機能が疑わしい

  4. 拡張機能を1つずつオフにして原因を特定する

  5. 原因の拡張が分かったら、YouTubeでは無効化する、例外設定にする、別の拡張に替える

ポイントは「全部オフにして直った」だけで止めず、原因を一つに絞ることです。今後の再発防止につながります。

ブラウザのキャッシュとCookieを安全に消す

拡張機能が原因ではない場合、次に疑うのはキャッシュとCookieです。ただしCookieの削除はログイン状態に影響するため、影響範囲を小さく進めるのが安全です。

安全な進め方

  1. シークレットで再生できるか確認(できるならCookie/サイトデータの可能性が高い)

  2. 可能なら YouTube/Google関連のサイトデータだけ削除

  3. 次にブラウザのキャッシュ削除

  4. 最後にCookie全体の削除(ログインし直しになる可能性)

また、ブラウザ自体が古いと不具合の温床になります。更新が溜まっていないかも確認してください。

テレビ/ストリーミング端末はアプリ更新とネット再起動

テレビ(スマートTV)やFire TV、Chromecastなどで起きる場合、原因は主に次のどれかです。

  • アプリが古い、または更新が失敗している

  • 端末が長期間再起動されておらず不安定

  • ルーター側が不安定

  • テレビのメモリ不足や熱でアプリが落ちている

対処の優先順

  1. 端末(テレビ/スティック)を再起動

  2. YouTubeアプリの更新を確認

  3. テレビ本体のシステム更新を確認

  4. ルーター再起動

  5. 可能なら有線LANや別Wi-Fiで切り分け

テレビはスマホより操作がしづらい分、再起動が最も効きやすい基本手段になります。

家庭内ネットワーク機器の再起動手順

ルーター再起動は「とりあえず電源抜く」で済ませがちですが、効果を出すには手順が大切です。内部状態が完全にリセットされる前に戻してしまうと、改善が弱いことがあります。

推奨手順

  1. ルーターの電源をオフ(可能ならONU/モデムも)

  2. 30秒待つ(内部の一時状態を抜く)

  3. 電源をオン

  4. ルーターの起動完了を待つ(ランプが安定するまで)

  5. 端末側でWi-Fiをいったん切断→再接続

  6. YouTube再生テスト

これで改善した場合、根本原因はルーターの不調やDNS周り、回線の一時不整合だった可能性が高いです。再発するなら、ルーターの設置場所(熱がこもる)、ファームウェア更新、買い替え検討まで視野に入れてよいでしょう。


YouTubeで問題が発生しましたが治らない状態を防ぐ設定と習慣

直したあとに大事なのは「次に同じ症状が出たとき、すぐ復旧できる状態」を作ることです。YouTubeは仕様変更や更新が多く、昨日まで平気だった環境が急に相性問題を起こすことがあります。だからこそ、普段の習慣で“地雷を踏みにくくする”のが効果的です。

広告ブロックとVPNはトラブル時だけ一時停止できる状態にする

広告ブロックやVPNは便利ですが、トラブル時には原因になりやすい代表格です。常時オンにしている人ほど「切り分けのためにオフにする」という発想が遅れてしまい、治るまでの時間が延びます。

再発を減らす運用のコツ

  • 使う拡張機能・アプリを最小限にする

  • 「YouTubeで不具合が出たら一時停止」というルールを決める

  • 例外設定(YouTubeだけは許可)を作る

  • VPNは「常時オン」より、必要なときだけ使う(特に動画視聴時は相性が出やすい)

一時停止して直るなら、原因はほぼここです。直った後は、どの設定が影響したかをメモしておくと、次回が一瞬で解決します。

アップデートと空き容量の確保

不具合が起きる前に効くのは、結局この二つです。

  • アプリ更新:YouTubeアプリ、ブラウザ、ストリーミング端末のアプリ

  • OS更新:iOS/Android/Windows/macOS、テレビのシステム更新

  • 空き容量の確保:写真・動画整理、不要アプリ削除、キャッシュが溜まりやすいアプリの見直し

空き容量は「足りなくなってから」だと復旧が遅れます。月に一度でもよいので、容量を軽く点検する習慣が効果的です。

再発時に困らないチェックリスト

最後に、再発したときに迷わないためのチェックリストです。上から順にやれば、重い操作(データ削除や再インストール)を最後まで温存しつつ、原因に近づけます。

再発時チェックリスト(最短ルート)

  • Wi-Fi ⇄ モバイル通信で切り替えて再生できるか

  • 別端末で再生できるか

  • アプリ ⇄ ブラウザで再生できるか

  • YouTube側障害の雰囲気がないか(他の人も困っていないか)

  • アプリ強制終了→端末再起動

  • アプリ更新・OS更新

  • Android:キャッシュ削除、PC:シークレット+拡張機能オフ

  • VPN/広告ブロック/コンテンツブロッカーを一時停止

  • ルーター再起動(30秒オフ→オン)

  • 事前準備のうえで再インストール(またはデータ削除)

この順番を守るだけで、「治らない」の多くは、途中で原因が見えるようになります。