YouTubeに動画を投稿しているのに、
「ホーム画面にあまり表示されていない気がする」
「再生回数が伸びず、インプレッションも増えない」
そんな悩みを感じていませんか。
多くの人が、投稿頻度を増やしたり、タグを見直したりと試行錯誤しますが、
ホーム画面の表示数が増えない本当の原因は、努力不足ではなく“見る数字を間違えていること”にあります。
YouTubeのホーム画面で動画がどれだけ表示されるかは、
運や噂レベルのアルゴリズム論ではなく、
YouTube Studioで確認できる「ブラウジング機能のインプレッション」「CTR（クリック率）」「平均視聴時間」の関係から、論理的に判断できます。
本記事では、
YouTubeの「ホーム画面表示数」が何を指すのか
Studioでどの数字をどう切り分ければよいのか
表示されない原因をどこで判断し、何から直すべきか
サムネイル・冒頭・構成をどう改善すればよいのか
といったポイントを、初心者でも迷わず実践できる手順で詳しく解説します。
「なぜ伸びないのか分からない状態」から抜け出し、
やるべき改善が明確になった安心感を得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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YouTubeホーム画面表示数は何を指すのか
インプレッションと表示数の違い
「ホーム画面表示数」と言うと、再生回数そのものを思い浮かべる方もいますが、伸ばしたい対象を取り違えると、改善の打ち手がズレてしまいます。多くの場合、ここで言う表示数は「サムネイルがYouTube上で表示された回数」に近く、YouTube Studioではこれをインプレッションとして扱います。
重要なのは、インプレッションは“クリックされる前”の段階の数字だという点です。
動画が見られるまでには、ざっくり次の流れがあります。
インプレッション（サムネイルが表示される）
クリック（視聴が始まる）
視聴の継続（平均視聴時間・維持率が積み上がる）
次の露出につながる（おすすめやホームで広がる可能性が上がる）
つまり、ホーム画面で表示数を増やしたいなら、まず「ホームでのインプレッションが十分に出ているか」を見て、次に「出たインプレッションをどれだけ視聴に変えられているか（CTR）」、さらに「視聴された後に満足度が担保できているか（視聴時間・維持）」へと、順番に改善していくのが筋道です。
ここでありがちな誤解が2つあります。
1つ目は「CTRだけ上げればホーム表示が増える」という誤解です。CTRが上がっても、視聴が短い（すぐ離脱される）と評価が伸びにくいケースがあります。
2つ目は「視聴時間だけ伸ばせば表示が増える」という誤解です。そもそもクリックされなければ視聴時間が積み上がらないので、入口の改善が先になる場合もあります。
結局のところ、表示数を増やすには「入口（CTR）」と「中身（視聴時間）」の両方を見て、どちらがボトルネックかを切り分ける必要があります。
ホーム画面はブラウジング機能に含まれる
ホーム画面の表示数を語るときに、最初に揃えておくべき言葉が「トラフィックソース」です。YouTube Studioでは、動画がどこから見られたか（どこで表示され、どこからクリックされたか）を分類して確認できます。
このうち、ホーム画面は一般的に「ブラウジング機能」に含まれます。ブラウジング機能には、ホームだけでなく登録チャンネル、後で見る、急上昇など、YouTube内を“眺めている状態”で触れる導線がまとまっています。
ここを理解していないと、次のようなミスが起きやすくなります。
伸ばしたいのはホームなのに、検索流入の数字ばかり見てしまう
外部（SNS）からの流入が増えたのに「ホーム表示が増えた」と勘違いする
ショートの動きとロングの動きを混同して判断する
最初のゴールは「ブラウジング機能のインプレッションを増やすこと」なのか、それとも「検索の露出を増やすこと」なのかを分けて考えることです。今回のテーマはホームなので、基本はブラウジング機能の数字を軸に見ていきます。
表示数が増えてもCTRが下がることがある
ホーム表示が増えてくると、CTRが以前より下がることがあります。これは「悪化した」というよりも、露出が広い層へ広がることで“クリックしない人”が増える、いわば自然な現象として起こり得ます。
ここで大切なのは、CTRの上下だけで一喜一憂せず、次の2点で判断することです。
ブラウジング機能のインプレッションが増えているか
インプレッション増加に対して、視聴回数と総再生時間がどれだけついてきているか
たとえば、インプレッションが2倍になってCTRが少し下がっても、視聴回数と総再生時間が増えているなら、全体としては前進している可能性が高いです。逆に、CTRだけ上がっても視聴が短い場合は、クリックは取れているのに満足度が低く、伸びにくくなることがあります。
「表示数（インプレッション）」「CTR」「平均視聴時間」をセットで扱う理由は、ここにあります。
YouTube Studioでホーム画面表示数を切り分ける手順
リーチで見るべき指標
切り分けの出発点は、YouTube Studioの「アナリティクス」→「リーチ」です。ここで見るべき指標を、まずは固定します。
最低限押さえたいのは次の4つです。
インプレッション（露出の量）
インプレッションのクリック率（CTR：入口の勝率）
視聴回数（結果）
平均視聴時間／総再生時間（満足度と成果の合算）
この段階では、目安の数字を外と比べる必要はありません。まずは“自分の動画の中で”どれが勝っていて、どれが負けているかを把握するのが先です。伸びている動画があるなら、そこに伸びの構造が隠れています。
おすすめの見方は、次の順序です。
直近28日で、ホーム由来が伸びた動画があるか（後述のトラフィックソースで確認）
伸びた動画のCTRと平均視聴時間は、チャンネル平均より高いか
伸びなかった動画は、CTRが低いのか、視聴時間が短いのか、両方なのか
このように「比較」を前提に見ることで、改善の方向が明確になります。
トラフィックソースでブラウジング機能を確認する
次に「アナリティクス」→（リーチの画面から）トラフィックソースを開き、ブラウジング機能を確認します。
ここでやりたいことはシンプルで、次の質問に答えることです。
ブラウジング機能（ホーム含む）からのインプレッションは増えているか
ブラウジング機能からの視聴回数や総再生時間はどうか
ブラウジング機能のCTRは、全体のCTRと比べてどうか
全体の数字だけを見ていると、検索や外部の影響に引っ張られて「ホームが伸びたのかどうか」が分からなくなります。ホームで表示数を増やしたいなら、必ずブラウジング機能の数字を主語にしてください。
実務上は、次の2段階で見ます。
チャンネル全体：ブラウジング機能が主要な柱になっているか
動画単体：ブラウジング機能が伸びた動画／伸びない動画で差が何か
動画単体を見るときは、伸びない動画を“悪い”と断定するより、伸びた動画の構造を盗むほうが早いです。
まず見るべき3つの組み合わせ
数字を見慣れていないと、どこを直せばいいか迷いがちです。そこで、最初に見るべき組み合わせを3つに絞って、原因を粗く診断します。
組み合わせ1：インプレッションが少ない × CTRが高い
これは「出せば見られるのに、そもそも出ていない」状態です。入口の勝率はある程度高いので、テーマの需要や視聴者層との一致、投稿設計（シリーズ化や関連動画の束ね方）に課題がある可能性があります。
また、動画の本数が少ない、テーマが散らばっている、チャンネルの“何の人か”が伝わっていない場合もこの形になりやすいです。
組み合わせ2：インプレッションはある × CTRが低い
これは「出ているけどクリックされない」状態です。改善の主戦場はサムネイルとタイトルです。内容より先に入口を直したほうが成果が出やすい典型例です。
組み合わせ3：CTRが高い × 平均視聴時間が短い
これは「クリックは取れているのに、期待と中身がズレて離脱されている」状態です。サムネやタイトルで煽りすぎている、冒頭が長い、結論に到達するまでが遅い、説明が回りくどい、といった問題が起きやすくなります。
ここを放置すると、短期的にCTRは稼げても、ホームでの露出が広がりにくくなります。
この3つで大枠を掴んだら、次の章で原因をもう一段具体化していきます。
YouTubeホーム画面表示数が増えない原因を診断する
CTRが低いパターン
CTRが低い場合、まず疑うべきは「何の動画か分からない」「見る理由が弱い」「競合に埋もれている」のいずれかです。特にホームは、同ジャンルの動画が並ぶため、差が小さいとクリックされにくくなります。
CTRが低いときにやりがちな失敗は、内容を作り直すことです。もちろん内容改善は必要ですが、CTRが低い状態ではそもそも中身が見られていないため、先に入口を直したほうが効率的です。
CTRを落とす典型要因をチェックリストにします。
サムネに情報を詰め込みすぎて読めない
顔・物・文字が小さく、スマホで判別できない
タイトルが抽象的で、得られる成果が分からない
タイトルとサムネの主張がズレている
誰向けかが不明（初心者向けか経験者向けか分からない）
競合と同じ言い回しで差がない（その動画を選ぶ理由がない）
この状態の改善は「削る」「尖らせる」「一致させる」の3つが軸です。
削る：伝えたいことを1つに絞り、文字量を減らす
尖らせる：比較軸や結果、数字、失敗回避など“選ぶ理由”を明確にする
一致させる：タイトルが約束したことを、サムネと冒頭で回収する
平均視聴時間が短いパターン
平均視聴時間が短い場合、「内容の質が低い」と決めつける前に、離脱が起きる地点を想像して対処するのが効果的です。多くのケースで離脱は冒頭〜中盤に集中します。
よくある原因を分解すると、次の通りです。
冒頭が長く、結論や価値が出るまでに時間がかかる
前置きが多く、視聴者が求める情報に到達しない
タイトルで約束した内容が、なかなか出てこない
具体例が少なく、抽象論が続く
1つの話題が長すぎてテンポが悪い
視聴者のレベルに合っていない（難しすぎる／簡単すぎる）
平均視聴時間の改善は、編集スキルの前に「構成の整理」で大きく変わります。たとえば、冒頭で以下を短く入れるだけでも離脱が減ることがあります。
今日わかること（1文）
その情報が必要な人（1文）
これから話す順番（箇条書き）
すぐ役立つ要点（最初の1分で1つ出す）
テーマ需要が小さいパターン
CTRも平均視聴時間も大きく悪くないのに、ブラウジング機能のインプレッションが伸びない場合、テーマの需要が小さい、あるいは視聴者の関心の文脈から外れている可能性があります。
このときの改善は「作り方」ではなく「選び方」です。次のような工夫で需要を取りに行けます。
テーマの掛け合わせ：狭いテーマを、より大きい関心事に接続する
例：単なる機能紹介 → “伸びる型”“失敗回避”“時短”の文脈へ
対象の明確化：誰のどんな悩みを解くかを、タイトルで固定する
シリーズ化：単発で終わらせず、同じ視聴者が続けて見たくなる束を作る
需要が小さいテーマでも、視聴者の悩みの中心に寄せるとホーム露出が伸びることがあります。
クリックベイト疑いのパターン
CTRが高いのに平均視聴時間が短い場合、視聴者が「期待したものと違う」と感じている可能性があります。意図的なクリックベイトでなくても、サムネ・タイトルの言い回しが強すぎるだけで同じ現象は起きます。
ここでやるべきことは、煽りを増やすことではなく、期待一致に戻すことです。
タイトルの断言を弱める（「必ず」→「〜しやすくなる」など）
サムネの主張を具体に寄せる（抽象語を減らす）
冒頭30秒で「この動画で扱わないこと」を明確にする
早めに成果物を見せ、期待を裏切らない
ホーム表示を増やすという目的において、クリックベイト寄りの形は長期的に不利になりやすいので、早めに矯正するのが安全です。
YouTubeホーム画面表示数を増やす改善施策
サムネイルとタイトルの改善ポイント
ホームで表示数が増えるかどうかは、まずクリックされるかにかかっています。そのため、改善施策の最初はサムネイルとタイトルです。ここは「センス」ではなく「設計」に落とし込むと再現性が上がります。
サムネイル改善の基本ルールは次の通りです。
1メッセージ：主張は1つだけにする
主語を明確に：誰向けか（初心者／経験者／特定の悩み）
成果を見せる：結果、ビフォーアフター、数字、比較を使う
読める大きさ：スマホで一瞬で判別できる文字量にする
余白を作る：詰め込みすぎない
タイトル改善の基本ルールは次の通りです。
視聴後に得られるものを明確化（例：増やす、改善する、失敗を避ける）
“状況”を入れる（例：伸びない、初心者、○ヶ月で）
比較・手順・チェックなど形式を示す（何が書かれているかが分かる）
強すぎる断言を避ける（期待ズレで離脱しやすい）
また、細かな要素としてタグにこだわる方もいますが、タグはスペルミス対策の意味合いが強いとされるため、時間を使う優先順位は「サムネ・タイトル・内容」のほうが上です。タグに時間を使うなら、まず入口と中身を整えた後に“最後の整え”として扱うのが現実的です。
冒頭30秒の設計で視聴維持率を上げる
平均視聴時間が伸びないとき、最も効く改善ポイントは冒頭30秒です。冒頭が弱いと、クリックされたのに離脱されてしまい、ホームでの露出が広がりにくくなります。
冒頭30秒のテンプレートは次の通りです。
今日わかること（結論を1文）
その情報が必要な人（悩みを1文）
これから話す流れ（3点くらい）
すぐ役立つ要点（1つだけ先に出す）
例としては、こんな流れです。
「今日は、YouTubeのホーム表示を増やすために、Studioでどこを見て何を直すかを3ステップで話します」
「ホームからのインプレッションが増えず、再生が伸びない人向けです」
「最初に数字の見方、次に原因診断、最後に改善と検証のやり方です」
「まず結論として、CTRと平均視聴時間のどちらが詰まっているかを先に切り分けるのが近道です」
ここまでを短く、テンポよく入れられるだけで、離脱が減りやすくなります。
さらに中盤以降は、次の工夫が効きます。
章立て（今どこを話しているかを明示）
具体例（抽象論の連続を避ける）
先に成果物を見せてから理由を説明（結果→理由の順）
再生リストと導線で総再生時間を伸ばす
ホーム表示を増やす狙いでも、総再生時間を伸ばす導線設計は重要です。1本の動画だけで完結させるより、関連動画を続けて見てもらえると、チャンネル全体の満足度が高まり、次の露出につながりやすくなります。
やることは難しくありません。次の3点だけでも効果があります。
テーマ別の再生リストを作り、概要欄と固定コメントに入れる
動画内で「次に見るべき1本」を具体名で案内する
エンドカードで次動画への導線を固定する
導線のポイントは「何を見るかを視聴者が選ばなくて済む状態」にすることです。
視聴者は迷うと離脱します。迷わせない導線は、視聴時間の積み上げに直結します。
ショートや投稿設計で接点を増やす
ロング動画だけでホーム露出を作るのが難しい場合、ショートで接点を増やし、ロングへ誘導する設計も選択肢になります。ただし、ショートは“気軽に消費される”ぶん、視聴者の関心が散りやすい面もあります。
ショートを使うなら、次の設計がおすすめです。
ショートはロングの「要点だけ」を切り出す（完全に別ネタにしない）
ロングへの導線は1つに絞る（「続きはこの1本」）
同テーマを短期間にまとめて出して“関連視聴”を作る
また、投稿設計としては、テーマを散らしすぎないことが大切です。ホームで露出が増えるチャンネルは、視聴者が「このチャンネルはこのジャンル」と理解しやすい傾向があります。まずは主軸ジャンルを固め、次にサブジャンルを足すほうが安定します。
YouTubeホーム画面表示数を増やす検証方法
サムネイルのテストと比較を使う
改善で最も重要なのは「当てずっぽうを減らす」ことです。サムネイルとタイトルは特に好みが絡むため、作り手の感覚だけで判断するとブレやすくなります。そこで、テスト機能や比較の型を使って“検証”に落とし込みます。
サムネイルを検証する際の考え方は次の通りです。
変えるのは1つだけ（サムネだけ、タイトルだけ、冒頭だけ）
目的は1つだけ（CTRを上げる、離脱を減らす）
比較期間を固定する（後述の判断基準に沿う）
実際にサムネイルを複数案用意できる場合は、次の差分を意図的に作ると学びが残ります。
文字量：少ない／中くらい
構図：顔寄り／モノ寄り
主張：結果訴求／失敗回避
具体性：数字あり／数字なし
こうして“どの要素が効いたか”が分かると、次の動画の再現性が一気に上がります。
変更後に見る期間と判断基準
変更後の数字は、短期の揺れが大きくなりがちです。特にホームは、表示される層が広がるタイミングでCTRが動いたり、曜日や季節で変動したりします。だからこそ、判断基準を固定しておくことが大切です。
おすすめの判断手順は次の通りです。
ブラウジング機能のインプレッションが増えたか
ブラウジング機能の視聴回数が増えたか
総再生時間（または平均視聴時間）が改善したか
CTRは参考値として扱い、ソース構成の変化も併せて見る
さらに、比較するときは「過去の同タイプ動画」と比べるのが現実的です。たとえば、同ジャンル・同尺・同ターゲットの動画同士で比べると、改善が見えやすくなります。
伸びないときの打ち手の切り替え
改善しても伸びないときは、努力量を増やす前に「打ち手が違った」可能性を疑ってください。典型的な切り替えパターンをまとめます。
サムネを直してもCTRが上がらない
→ テーマ需要か差別化不足。企画の角度を変える（比較・失敗回避・数字・体験談）
CTRは上がったのにブラウジング機能のインプレッションが増えない
→ 視聴維持が弱いか、シリーズ性がなく継続視聴が生まれていない。冒頭と構成、導線を見直す
CTRも視聴時間も平均的だが伸びない
→ “突き抜ける理由”がない。視聴者がその動画を選ぶ決定打を作る（独自の検証、比較軸、体験、データ）
伸びないときは「サムネのセンスがない」と落ち込みがちですが、数字で原因を分けられると、やるべきことが具体になり、改善が続けやすくなります。
YouTubeホーム画面の表示が少ないときの対処
ここからは、視聴者側の「ホームの表示が少ない」「おすすめが出ない」と感じるケースです。クリエイター側の施策とは別の話なので、混同しないように分けて扱います。
視聴履歴の設定を確認する
ホームのおすすめは、視聴履歴や視聴傾向と強く関係します。もしホームが極端にスカスカになった、同じ動画ばかりになる、興味のある内容が出ないという場合は、次を確認してください。
視聴履歴がオフになっていないか
履歴が極端に少ない状態になっていないか（最近見ていない、履歴を削除した直後など）
興味のない動画を「興味なし」にできているか（視聴体験の調整）
視聴履歴の扱いを変えると、ホームのおすすめが変化することがあります。まずは設定面を確認するのが近道です。
アプリ不具合の基本対処
設定に問題が見当たらない場合、アプリ側の不具合や一時的な挙動の可能性もあります。基本対処としては次の順で試すのが一般的です。
アプリを完全に終了して再起動
端末の再起動
ログアウト→ログイン
アプリの更新（可能なら）
通信環境の切り替え（Wi-Fi／モバイル）
それでも改善しない場合、YouTube側の表示テストや一時的な変動もあり得ます。時間を置いて様子を見る、別端末で確認するなど、切り分けを進めてください。
よくある質問
タグはどれくらい重要か
タグは気になるポイントですが、表示数（ホームのインプレッション）を増やすという目的において、最優先ではありません。多くのケースでは、入口（サムネ・タイトル）と中身（冒頭〜構成）のほうが影響が大きく、タグは“最後の整え”として扱うのが合理的です。
おすすめの優先順位は次の通りです。
ブラウジング機能の数字を把握する（切り分け）
サムネ・タイトルでCTRを改善する
冒頭と構成で平均視聴時間を改善する
導線（再生リスト等）で総再生時間を積む
余力があればタグなどの微調整
CTRの目安はあるか
一律の正解はありません。ジャンル、視聴者層、動画尺、露出先（ホーム・関連・検索）でCTRは大きく変わります。また、ホームで露出が広がるとCTRが下がることもあり得ます。
目安を外に求めるより、次の2つを目標にするほうが成果につながりやすいです。
チャンネル内で勝っている動画のCTRに近づける
サムネとタイトルの“勝ちパターン”を増やし、再現する
つまり、目標は「平均を上げる」というより「勝ちの型を増やす」です。
インプレッションが増えたのに再生が伸びない理由
インプレッションが増えたのに再生が伸びないときは、主に次の3パターンが考えられます。
露出が広がった結果、CTRが自然に下がり、再生が伸びにくくなっている
クリックはされても離脱が早く、視聴時間が積み上がっていない
露出先がホームではなく、別ソースで増えている（ホームを増やしたいのにズレている）
ここでの対処は、まず「ブラウジング機能の数字」に戻って、ホーム由来が増えているかを確認することです。そのうえで、CTRが詰まっているなら入口改善、視聴時間が詰まっているなら冒頭と構成改善へ、打ち手を切り替えます。