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YouTubeアプリの容量を安全に減らす方法【iPhone・Android対応】

「スマホのストレージがいっぱいです」「YouTubeアプリだけ容量が異常に大きい」といった表示にお困りではないでしょうか。
本記事では、YouTubeアプリが使っている容量を安全に減らす方法を、iPhone・Androidそれぞれに分けて解説します。

あわせて、勘違いされやすい「ストレージ容量」と「通信量(ギガ)」の違いや、今後容量を圧迫しないための運用ルールも整理します。

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この記事のまとめ

YouTubeが圧迫しているのは、主にストレージ容量(キャッシュ・オフライン動画・書類とデータ)です。

まずは

  • オフライン動画の削除
  • Androidならキャッシュ削除
  • iPhoneならアプリ削除→再インストール
    から試すと、効果が出やすいです。

そのうえで、

  • 画質や自動再生の見直し
  • Wi-Fi中心の運用
  • 月1回のメンテナンス
    を習慣化すれば、容量とギガの両方を無理なく抑えられます。

目次

そもそも「YouTubeの容量」とは?ストレージとギガの違い

まず、「容量を減らす」といったとき、対象が2種類あることを整理しておきます。

ストレージ容量=端末の保存領域

  • スマホ本体やSDカードにどれだけデータを保存できるかを表す容量です。
  • 写真・動画・アプリ本体・アプリのデータ(キャッシュ、一時ファイル等)がここを消費します。
  • 今回のテーマである「YouTubeアプリの容量」は、このストレージ容量の話です。

通信量(ギガ)=モバイルデータの使用量

  • 4G/5G回線でどれだけデータ通信を行ったかを表す量です。
  • YouTubeの高画質動画を長時間視聴すると、この通信量(ギガ)が多くなります。

本記事では主にストレージ容量を減らす方法を解説しつつ、後半でギガ節約の設定もまとめます。

YouTubeアプリが容量を圧迫する主な原因

YouTubeアプリがストレージを多く使う主な理由は次のとおりです。

  • 動画視聴で溜まったキャッシュ(一時データ)
  • YouTube Premiumなどで一時保存したオフライン動画
  • アプリ内で蓄積された「書類とデータ」(iOS)

これらを安全に整理していくのが、本記事のゴールです。


今すぐ容量を空けたい人向け:やるべきこと一覧

優先度とリスクで見る「容量削減マップ」

ざっくりとした優先度は次のとおりです。

オフライン動画・一時保存動画の削除

  • 効果:大(数百MB〜数GB)
  • リスク:低(動画はまた保存し直せる)

Android:キャッシュ削除

  • 効果:中〜大
  • リスク:低(ログイン情報などは基本的に残る)

iPhone:アプリ削除→再インストールによる「書類とデータ」のリセット

  • 効果:大
  • リスク:中(ダウンロード済み動画や一部設定は消える)

SDカードへの保存先変更(Android)

  • 効果:中(本体ストレージの節約)
  • リスク:中(SDカードの相性・故障リスク)

実行前に知っておきたい注意点

YouTubeアプリ削除・データ削除をしても、Googleアカウントの登録チャンネル・再生履歴は、基本的にクラウド側に保存されています。

ただし、

  • オフライン保存動画
  • 一時保存データ
    などは端末から削除されるため、必要であれば後から再保存してください。

iPhoneでYouTubeの容量を減らす方法

iOS版YouTubeには、Androidのような「キャッシュのみ削除」機能がありません。
そのため、アプリを一度削除して再インストールする方法が最も確実です。

1. iPhoneストレージ画面でYouTubeの容量を確認する

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「一般」→「iPhoneストレージ」をタップ
  3. アプリ一覧から「YouTube」を探してタップ
  4. 「Appサイズ」「書類とデータ」の内訳を確認

「書類とデータ」が数GB単位になっている場合、過去のキャッシュや一時データが大量に溜まっている可能性が高いです。

2. アプリを一度削除して「書類とデータ」をリセットする

  1. ホーム画面でYouTubeアプリアイコンを長押し
  2. 表示されたメニューから「Appを削除」をタップ
  3. 確認画面でもう一度「削除」をタップ
  4. 削除完了後、App Storeで「YouTube」を検索して再インストール

これで、YouTubeアプリに溜まっていた書類とデータが初期化され、ストレージ使用量を大きく減らせるケースが多いです。

※Googleアカウントで再ログインする必要があります。
視聴履歴や登録チャンネルはアカウント側に紐づいているので、通常は失われません。

3. 再インストール後にやっておきたい設定

容量やギガを溜め込みにくくするために、次の設定も見直しておくと安心です。

  • 自動再生をオフにする
    → 設定 > 自動再生 から、次の動画の自動再生をオフ
  • モバイルデータ通信での画質を控えめにする
    → 設定 > 動画の画質設定 で、モバイルデータ利用時の画質を「データセーバー」寄りに変更
  • Wi-Fi接続時のみ高画質・ダウンロード利用
    → ギガ節約のため、オフライン保存や高画質視聴はWi-Fi接続時に行う

AndroidでYouTubeの容量を減らす方法

Androidでは、アプリごとにキャッシュを削除する機能が用意されていることが多く、YouTubeの容量削減にも有効です。

1. 設定アプリからキャッシュを削除する

機種により表記は異なりますが、一般的な手順は次のとおりです。

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
  3. アプリ一覧から「YouTube」を選択
  4. 「ストレージ」または「ストレージとキャッシュ」をタップ
  5. 「キャッシュを削除」をタップ

これで、YouTubeアプリ内に蓄積された一時データが削除され、
ストレージの空き容量を増やせます。

注意:
「データを削除」「ストレージを削除」等のボタンは、ログイン情報や設定が消える場合があります。
不明な場合は、まず「キャッシュを削除」のみ実行してください。

2. アプリのデータ削除・再インストールが必要なケース

キャッシュを削除しても容量があまり減らない場合や、
不具合が続く場合は、次のような対応が必要になることがあります。

  • 「ストレージ」画面から「データを削除」
  • 一度アプリをアンインストールしてから再インストール

この場合も、基本的にはGoogleアカウント上の履歴・チャンネル登録は保持されますが、オフライン保存動画など端末側のデータは消える点に注意してください。

3. SDカードにオフライン動画を保存して本体容量を節約する

SDカード対応のAndroid端末では、オフライン保存した動画の保存先をSDカードに設定できる場合があります。

  • YouTubeアプリ(Premium)で、一時保存設定・ストレージ設定を開く
  • 「保存先」や「一時保存とストレージ」等の項目から、SDカードを選択

これにより、今後ダウンロードする動画はSDカード側を主に消費し、本体ストレージの圧迫を軽減できます。


オフライン保存・一時保存動画を整理して容量を減らす

YouTube Premiumで多くの動画をオフライン保存している場合、これを整理するだけで数GB単位の空き容量が確保できることもあります。

1. YouTube Premiumのオフライン動画を削除する(個別/一括)

個別に削除する場合

  1. YouTubeアプリを開き、Premiumアカウントでログイン
  2. 右下の「ライブラリ」→「オフライン」をタップ
  3. 削除したい動画の「︙」(その他アイコン)をタップ
  4. 「オフライン動画から削除」を選択

一括で削除する場合

オフライン動画一覧から「すべて削除」や、設定内のオフライン関連項目に一括削除メニューが用意されている端末もあります。

2. ダウンロード画質・保存先を見直す

  • ダウンロード画質を1段階下げるだけでも、使用容量を大きく抑えられます。
  • Androidでは、前述のとおり保存先をSDカードに切り替えられる場合があります。

3. 定期的な見直しルールを決める

  • 「月1回オフライン動画を整理する」
  • 「見終わった動画はその場で削除する」

といったルールを決めておくと、容量が急激に圧迫されることを防げます。


YouTube視聴でギガ(通信量)を減らす設定

ここからは、おまけとして通信量(ギガ)を減らす設定も簡単に押さえておきます。

1. 画質設定を「自動」から「データセーバー寄り」に変更

YouTubeアプリの設定から、

  • 「画質設定」
  • 「モバイルデータ利用時の画質」

などの項目を開き、「自動」よりも低めの画質(データセーバー)を選びます。
モバイル回線でのギガ消費を大きく抑えることができます。

2. 次の動画の自動再生とプレビュー自動再生をオフにする

  • プレイヤー下部の「自動再生」スイッチをオフ
  • ホームフィードのサムネイルが自動再生される「プレビュー再生」もオフに設定

これだけで、「見るつもりのなかった動画」でギガとキャッシュを消費するのを防げます。

3. Wi-Fi接続時のみ高画質・ダウンロードにする運用

  • 高画質で見たい動画や、オフライン用にダウンロードしたい動画はWi-Fi環境でまとめて実行する
  • モバイルデータ利用時は、画質を抑えめに固定する

という運用に切り替えると、通信量トラブルが大幅に減ります。


容量トラブルを防ぐためのチェックリスト

最後に、日常的に意識しておくと安心なチェックポイントをまとめます。

月1回やるべきメンテナンス

  1. iPhone:「iPhoneストレージ」でYouTubeの容量を確認
  2. Android:「設定」→「アプリ」→「YouTube」でキャッシュサイズを確認
  3. オフライン動画・一時保存データを整理・削除

「この表示」が出たらすぐに対処したいサイン

  • 「ストレージがいっぱいに近づいています」
  • 「アプリをインストールできません(空き容量不足)」

こうした表示が出たら、本記事の「今すぐ容量を空けたい人向け」の項目から順番に対処してください。

それでも足りないときの最終手段

  • 不要な大容量アプリ・ゲームのアンインストール
  • 写真・動画をクラウドやPCに移動
  • モバイルプランや端末ストレージ容量の見直し