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YouTubeのNGワードを設定する方法|Studio手順

コメント欄やチャットが荒れるたびに、せっかくの動画が台なしになっていませんか。
YouTubeには、あらかじめ“NGワード”を設定して不適切なコメントは保留、ライブの迷惑発言は非表示にできる強力な仕組みがあります。
本記事では、YouTube Studioの具体的な操作から、誤保留を減らす語句設計のコツ、配信中に効くスロー/メン限/モデレーター運用まで、クリエイターが今日から実践できる手順を一気通貫で解説。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

NGワードの設定はゴールではなく、運用で磨くプロセスです。

  1. 「コミュニティ>自動フィルタ」でブロックする単語リンク対策を実装

  2. 承認済みユーザーモデレーターで誤保留と対応負荷を最小化

  3. 日次で保留タブを確認→誤保留の原因語を調整

  4. 配信はスロー/メン限/タイムアウトを状況に応じて使い分ける

この4点を回すだけで、コメントの質は着実に改善します。まずは記事内の初期NGワードCSVを取り込み、非公開テスト動画で挙動を確認してみてください。荒らしに時間を奪われる日々から、視聴者と内容に集中できる制作環境へ。次の配信から、健全で盛り上がるチャット運用を始めましょう。

NGワード機能でできること/できないこと

できること

  • 「ブロックする単語」に登録→通常コメントは“保留”に回る

  • ライブ配信のチャットは非表示(弾く)

  • リンク(URL)を含むコメントを一括で保留

  • 常連さんを承認済みユーザーに入れて誤保留を減らす

  • 特定ユーザーをチャンネル全体で非表示(コメント影響を遮断)

できないこと(理解しておくとラク)

  • 正規表現は不可(ワイルドカードや * は使えない)

  • 完全自動で“安全判定”はできない(保留→人の目で確認が前提)

  • ひらがな・カタカナ分解や絵文字混ぜなど巧妙な回避は100%防げない

YouTubeのNGワードを設定する方法

設定手順(PC)

  1. YouTube Studioにログイン

  2. 左下の設定(歯車)コミュニティ

  3. タブ「自動フィルタ」を開く

  4. ブロックする単語欄に、カンマ区切りで入力

    • 例)招待コード, 招待リンク, 副業しませんか, bet now, bit.ly

    • 表記ブレ対策で 全角・半角・スペース有り無し も併記

  5. リンクをブロックするをON(リンク系スパムが多いなら強推奨)

  6. 承認済みユーザーに常連・メンバー・モデレーターを登録

  7. 保存

  8. コメント>保留タブで挙動を必ずテスト(後述のテスト手順)

ミニTips:保存後5〜10分は反映に揺らぎが出ることがあります。テストは複数パターンで。


設定手順(スマホ)

A. YouTube Studioアプリ(Android)

  • プロフィール → 設定コミュニティ/コンテンツコントロール

  • ブロックする単語リンクの扱いを設定 → 保存

B. iPhone/モバイルブラウザ

  • ブラウザで YouTube Studio をデスクトップ表示 → PCと同手順

  • 操作にラグが出やすいので、保存→再読み込み→テスト投稿の順で確認


ライブ配信のチャット対策

  • NGワード登録=チャット非表示(見えないまま弾かれる)

  • 自動モデレーション(不適切チャットの自動保留)をON

  • モデレーター権限を事前に付与:親指一本で削除/タイムアウト

  • スロー(遅延)モード:秒数を伸ばして連投を物理的に抑止

  • メンバー限定モード:荒れやすい企画では一時的に採用も手

運用ルール:本編進行を止めない。荒らしには反応せず、裏でモデレーターが静かに処理。


語句設計のコツ:誤保留を減らす9原則

  1. カテゴリ別に設計(勧誘・詐欺・ギャンブル・NSFW・誹謗中傷・個人情報・短縮URL)

  2. 表記ゆれも登録:カタカナ/ひらがな、全角半角、スペース挿入、数字置換(ゼロ→0)

  3. 短すぎる一般語は避ける:例「日給」「投資」だけだと良コメントも巻き込む

  4. 誘導フレーズを優先:「連絡ください」「DMして」「招待コード」「airdrop」など

  5. 短縮URLドメインはまとめてbit.ly, tinyurl.com, t.co, goo.gl など

  6. 英語も最低限:海外スパムは英語が多い(giveaway / bet now / pump signal)

  7. テスト投稿で検証:非公開テスト動画に自分でコメントを入れて挙動を確認

  8. 誤保留の“原因語”を特定:承認したコメントの文面から、NGリストを微調整

  9. 月1の棚卸し:効果の薄い語は削除、回避ワードは新規追加


初期NGワード(日本語・英語)サンプル

カテゴリ例:招待・勧誘/詐欺・副業/ギャンブル/NSFW/誹謗中傷/個人情報誘導/短縮URL/Crypto詐欺/一般スパム

例(抜粋・カンマ区切りで投入可)

招待コード, 招待リンク, 参加して稼ぐ, LINE交換, 副業しませんか, 簡単に稼げる,
投資グループ, ベット, カジノ, 出会い, エロ, 死ね, バカ, 電話番号教えて, メール教えて,
bit.ly, goo.gl, tinyurl.com, crypto giveaway, airdrop, pump signal, free followers, DM me, kill yourself, bet now, nsfw

注意:強い罵倒語は誤爆が少ない一方、一般語(投資・電話など単語単体)は誤保留リスク高。フレーズ化推奨。


ワークフロー:日次/配信後にやること

日次(5分)

  • Studio → コメント>保留:一括チェック

  • スパム=削除+ユーザー非表示建設的=承認

  • 誤保留の分析:原因語をメモして月末にリスト調整

配信後(3分)

  • ライブのモデレーションログをざっと確認

  • 荒れた瞬間の語句・URLをNGリストへ追記

  • 次回に向けてスロー/メン限の閾値を見直し

月次(10分)

  • 誤保留率(承認/保留)と非表示ユーザー数を記録

  • KPI例:誤保留率<5%、荒らし再発ゼロ、承認平均時間<24h


トラブルシューティングFAQ

Q1. 入れた語が効いてない?
A. 反映にラグが出る場合があります。保存→再読み込み→別端末でテスト。それでもダメなら表記ゆれ(スペース・半角/全角・大文字小文字)を疑ってください。

Q2. 良いコメントまで保留される…
A. 一般語の単語狙い撃ちが原因のことが多いです。誘導フレーズ化し、当該語を承認済みユーザーにも適用しない方針に変更。

Q3. ライブ中の荒らしが止まらない
A. スロー/メン限を即時引き上げ。モデレーターがユーザーをチャンネルで非表示に。配信後に語句を棚卸し。

Q4. URLだけを止めたい
A. 「リンクをブロックする」にチェックが最短。短縮URLドメインも併せて入れると堅牢。

Q5. クリエイター同士のコラボで相手のURLを許可したい
A. 一時的に承認済みユーザーへ追加。配信後に解除でOK。


チャンネルルール&定型返信

チャンネルルール例(コピペ改変可)

  • 誹謗中傷/差別発言は削除します

  • 宣伝やリンクの掲載はご遠慮ください(必要時は概要欄に記載)

  • テーマと無関係な連投コメントはお控えください

  • 建設的なご意見は歓迎します。改善の参考にします

定型返信(ショート)

  • 「ご覧いただきありがとうございます。建設的なご意見は大歓迎です!」

  • 「宣伝やリンクの掲載はポリシーでお断りしています。ご理解ください」

  • 「個人攻撃はお控えください。ルール順守にご協力をお願いします」


仕上げチェックリスト

  • ブロックする単語をカテゴリ別に投入した

  • リンクをブロックをONにした

  • 承認済みユーザー/モデレーターを設定した

  • 非公開テスト動画で挙動を確認した

  • スロー/メン限の基準を決めた

  • 日次レビュー5分の担当者を決めた