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YouTubeのミュートワードを設定する方法|コメント荒らし対策

コメント欄が荒れるたびに、せっかくの動画が台無しになっていませんか。
スパム、勧誘、外部リンクの雨あられ——放置すれば視聴体験は損なわれ、健全な会話も育ちません。
そこで効いてくるのが「ミュートワード(ブロック語句)」の運用です。YouTube Studioに語句リストを入れるだけで、怪しい誘導やURLを含むコメントを公開前に自動で保留でき、レビューの手間とストレスを大幅に削減できます。本記事では、3分でできる初期設定からスターターリストの配布、ライブ配信を荒らされないための実践ノウハウまで、誰でもすぐ再現できる手順に落とし込みました。
今日からあなたのチャンネルのコメント欄を、安心して語り合える“居心地のいい場所”に変えていきましょう。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

ミュートワードは、荒らし対策の第一防衛線です。チャンネル共通のブロック語句とリンク対策で“露骨な迷惑行為”を入口で止め、動画ごとのモデレーション強度(Basic/Strict/Hold all/Pause)で誤判定を抑えつつ精度を調整し、ライブでは参加モード+スローモードで連投を制御する——この三層構えが、手間を増やさずコメントの質を守る最短ルート。
あとは週1回の保留レビューで新手ワードを追加、月1回のリスト整理で誤爆を減らせば、健全な議論は自然と残ります。
まずは配布のスターターCSVを取り込み、あなたのジャンルに合わせて数語足すところから。
コメント欄が整えば、視聴者は安心して声を寄せ、動画はもっと“見られ、語られ、広がる”はずです。

ミュートワード(ブロック語句)で何が起きる?

  • 対象:指定した語句を「含む/近い表記の」コメントとライブチャットのメッセージ

  • 挙動:公開前に自動で保留(非公開)。YouTube Studioの[コメント>保留中(Held)]で最大60日間レビュー可能。承認すれば公開、却下すれば非公開のまま。

  • 例外承認済みユーザー/モデレーター/自分のコメントにはリンクブロック等が適用されない(必要に応じて見直しを)。

  • 適用範囲チャンネル全体(個別動画だけに別リストを当てることは不可)。


YouTubeのミュートワードを設定する方法

  1. YouTube Studioにログイン

  2. 左下 [設定]→[コミュニティ](=コミュニティのモデレーション)

  3. [ブロックする語句]に、NGワードを改行区切りで貼り付け

  4. [リンクをブロック]をONにすると、URL含むコメントは保留にできる

  5. [保存]
    (以降、[コメント]>[保留中]でレビュー)

補足:動画ごとには、[コメント設定]のモデレーション強度
None/Basic/Strict/Hold allから選択可能。Pause(一時停止)で新規コメント受付を止めることもできます。


ライブ配信でも効く:同じリストがチャットに適用

  • 同一のブロック語句が、ライブ配信のチャットにも反映。

  • 参加モード(登録者のみ/メンバーのみ など)やスローモード(送信間隔)で混雑・荒らしを抑制。


いますぐ実用:スターターCSV & 反映のコツ

  • 実務向けに、スパム/勧誘/外部連絡先/投資・成人表現/URL系をひととおり入れたスターターを用意しました。

反映のコツ

  • 表記ゆれを束ねる:例)「ライン」「Line」「LINE」「公式ライン」

  • URL断片を含める:「http」「www」「.com」「.ru」「.xyz」など(クリック誘導の芽を摘む)

  • 日本語+英語を混在登録(海外スパム対策)

  • 月1メンテ:保留タブで新手ワードを拾い、追記→保存のルーチン化


誤判定を減らす“3層防御”テンプレ

層1:ブロック語句/リンクブロック(チャンネル)
→ 露骨な勧誘・リンク・卑猥語を入口で止める。

層2:動画ごとのモデレーション強度

  • Basic:スパム・自己宣伝・意味不明・不適切っぽいコメントを自動保留

  • Strict:Basicより広く拾う

  • Hold all:全件手動承認

  • Pause:新規受付を一時停止(炎上時・体制整備中に有効)

層3:ライブ運用

  • 参加モード(登録者のみ/メンバーのみ)

  • スローモードで連投速度を制御

  • 標準/リードモデレーターで体制を組む(役割分担)


リスト設計:過剰ブロックを避ける実務ルール

  • ネガティブ意見は“語句”で塞がない:建設的批判・改善要望まで消える可能性

  • “誘導語”と“行為”に集中:勧誘・副業・外部連絡先・URL断片・成人/ギャンブル・投資詐欺ワード

  • 固有名詞は原則入れない:誤爆リスク大。必要ならBesic/Strict+手動レビューで吸収

  • すり抜け対策:c.l.i.c.k / c|lick などの分割表記は取りこぼすことがあるため、類語/呼び方違いを追加(“完全一致のみ”ではなく“近い表記”も対象ですが万能ではない)


FAQ

Q1. ブロック語句やリンクブロックは“どこまで”自動で止める?
A. 指定語句やURLを含む/近いコメントは公開前に保留最大60日レビュー可能。ライブチャットにも適用。

Q2. 動画ごとに別のブロック語句を使える?
A. いいえ。チャンネル全体に適用されます。動画ごとの差し替えは不可。

Q3. 炎上時に一時的に止めたい
A. その動画のコメントをPauseにすると、既存コメントは残したまま新規投稿だけ止められます。

Q4. 誤判定が多いと感じたら?
A. 動画側の強度をStrict→Basicに下げる/語句リストを見直す。承認済みユーザーの活用も検討。

Q5. モバイルでも設定できる?
A. Android/iOSのStudioアプリ等でもコメント設定の変更や既定値の設定が可能(UIは随時更新されるため、最新のヘルプを参照)。

Q6. チャンネルの“コメント方針”を明示したい
A. チャンネルガイドラインを設定し、コメント欄上部で来訪者にルールを提示できます(最大3件+ウェルカム文)。