YouTubeを見ていて、「この赤い帯ってライブ?それともPremiere?」「CCって自動字幕?」「チャンネル名の横のチェックは本物の証?」——そんな“ちょっと気になる”を一気に解決します。
本記事は、視聴者の見え方とクリエイターの運用視点の両面から、YouTubeに登場する主要マークの意味・出現場所・見分け方をわかりやすく整理。
似ていて紛らわしいアイコンの差分、Studioでの$マーク(収益化)や著作権表示の読み解き方、トラブル時のチェック手順まで、今日から迷わないための保存版ナビです。
スクロールするだけで、あなたの視聴・制作体験がぐっとスムーズに——さあ、知らなかったマークの正体を一緒に見ていきましょう。
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YouTubeのマークは、ただの飾りではなく情報のショートカットです。
赤い「LIVE」は今この瞬間の温度を、Premiereは“録画の同時視聴”という場づくりを、CCや画質バッジは視聴体験の質を、チェックマークやメンバーシップはチャンネルの信頼と関係性を示します。
クリエイターにとっては、$の色や著作権・ガイドライン表示が運用のダッシュボードそのもの。
YouTubeのマークは大きく3種類
視聴体験系:動画一覧・再生画面で視聴者に表示(LIVE/Premiere/Shorts/CC/HDR 等)
チャンネル信頼性・関与系:チャンネル名やコメント横(認証バッジ/メンバーシップ/通知ベル 等)
収益・運営系(クリエイター向け):YouTube Studio 内($の色/著作権/ストライク/公開設定 等)
視聴者向け:動画画面・一覧に出る主なマーク
ライブ(LIVE)マーク
どこに出る?:サムネイル上・再生ページ上部・検索一覧
意味:現在生配信中であること。視聴者数や経過時間が同時に表示される場合があります。
見分け方:赤い帯に「LIVE」や赤丸。サムネ上のリアルタイム視聴者数が目印。
活用Tips:リアルタイムで質問したい時はチャット欄を確認(ライブ中のみ)。
プレミア公開(Premiere)
どこに出る?:サムネイル/予約ページ
意味:あらかじめ用意した録画を、指定時間に全員で同時視聴。開始前はカウントダウンや開始予定時刻が出ることがあります。
見分け方:赤帯+「Premiere」や“開始予定”表示。ライブ=生配信、Premiere=録画の同時視聴。
活用Tips:開始前に通知設定しておくと見逃し防止。
Shorts(ショート)マーク
どこに出る?:ショート専用フィード・検索・チャンネルの「ショート」タブ
意味:縦長・短尺(60秒以内目安)の動画。
見分け方:縦長サムネ・上下スワイプUI。サムネや一覧にShortsアイコンが出る場合があります。
活用Tips:シリーズものは、チャンネルの再生リストも合わせてチェック。
字幕「CC」/自動生成
どこに出る?:再生UIの設定メニュー/動画下部
意味:「CC」は字幕。“自動”や“自動生成”の注記が付くと機械生成の場合があります。
見分け方:字幕言語の選択欄に“自動”と付くかどうか。
活用Tips:専門用語が多い動画は手動字幕の方が正確な場合があります。
画質系:HD/4K/HDR/60fps
どこに出る?:検索一覧の小バッジ、再生UIの画質設定
意味のざっくり整理:
HD/1080p:高解像度
4K/2160p:超高解像度(データ量が大きくなる場合あり)
HDR:明暗の幅が広い映像方式(対応デバイスで効果を体感しやすい)
60fps:なめらかなフレームレート(ゲーム・スポーツで違いを感じやすい)
注意:端末・回線状況により自動的に画質が調整されることがあります。
360°/VR180
どこに出る?:再生UI・タイトル付近
意味:視点をドラッグ/スワイプして自由に見回せる。VR180は半球。
見分け方:「360°」の文字や地球・ジャイロ風アイコン。
活用Tips:スマホは本体を動かして視点操作できる場合があります。
章(チャプター)マーク
どこに出る?:再生バー上の区切り/概要欄
意味:動画内の目次。セクションへジャンプ可能。
活用Tips:長尺動画はチャプターを使うと、目的の情報に最短で到達。
ハッシュタグ「#」
どこに出る?:タイトル上または下、概要欄
意味:関連トピックへのリンク。上位3つが強調表示されることがあります。
注意:関係の薄いタグが多い場合はスパムの可能性も。
ミュージックノート(音符)/音源表記
どこに出る?:再生ページの音楽クレジット/説明欄
意味:使用している楽曲情報。公式音源ページへリンクする場合があります。
活用Tips:気に入ったBGMの曲名をチェック。
「広告」表示・「プロモーションを含みます」
どこに出る?:サムネイル・再生前/中/後
意味:広告が挿入される、または企業タイアップ等のプロモーションが含まれる旨の告知。
注意:広告頻度は動画の長さ・クリエイター設定等で変わることがあります。
年齢制限・制限付きモード
どこに出る?:再生前の警告画面・検索結果
意味:視聴にログインや年齢確認が必要な場合がある。
注意:制限付きモードをオンにすると、該当動画が非表示/検索抑制されることがあります。
チャンネルの信頼性・関与を示すマーク
認証バッジ(チェックマーク)
どこに出る?:チャンネル名横・検索結果
意味:YouTubeが正式に認証したチャンネル。なりすまし対策に有効。
見分けポイント:チェックマークの形や配置は端末で見え方が変わることがあります。
安全確認:概要欄の公式サイト/各SNSリンクが一致しているかも見ると安心。
公式アーティストチャンネル(音符付き)
どこに出る?:チャンネル名横・チャンネルページ
意味:YouTubeがアーティストの公式アカウントとして整理。曲・アルバム・MVが統合されやすい。
活用:楽曲をタブで探しやすい。
メンバーシップバッジ(視聴者の名前横)
どこに出る?:コメント・ライブチャット
意味:チャンネルの有料メンバーであることを示すバッジ。加入期間でバッジの見た目が変化する場合があります。
注意:デザインはチャンネルごとに異なります。
通知ベル(未設定/個別/すべて)
どこに出る?:チャンネル登録ボタン横
意味:通知レベル。斜線=オフ/中塗=個別/三本線付き=すべてなど見た目に差が出るUIの場合あり。
コツ:好きなチャンネルは「すべて」にすると新着を見逃しにくい。
Super Chat/Super Stickers/Thanks(ハート+¥)
どこに出る?:ライブ配信・Premiere・通常動画(Thanks)
意味:クリエイターを金額付きで応援できる機能。コメントが目立つ表示になることがあります。
注意:通貨・利用可否は地域・アカウント条件により異なる場合があります。
クリエイター向け:YouTube Studioのステータス・収益化マーク
$(ドル)アイコン:収益化ステータス
緑の$:広告収益化オン
黄色の$:制限付き広告(内容やメタデータの影響を受ける場合がある)
グレー/斜線の$:収益化オフ
対処の基本:タイトル・サムネ・説明欄・動画内容をポリシー観点で再点検し、該当する場合は審査リクエスト。
著作権(コンテンツID/申し立て)アイコン
意味:アップロードした動画が第三者のコンテンツに一致した可能性。
状態の例:収益の帰属変更/一部地域で視聴不可/音声ミュートの提案 等。
対処:自分の権利で使用できるか根拠を確認し、場合により異議申し立てや差し替え。
ガイドラインの警告・ストライク
意味:コミュニティ ガイドラインに抵触した可能性。
影響:機能制限や公開停止等につながることがあります。
対処:該当箇所(表現・サムネ・外部誘導・未成年関連 等)を具体的に修正し、ポリシーを再確認。
公開設定:公開/限定公開/非公開/予約公開
公開:誰でも視聴可能
限定公開(リンク):URLを知っている人のみ視聴可
非公開(鍵):投稿者のみ視聴可
予約公開(カレンダー):指定日時に自動で公開
運用Tips:予約公開はコミュニティ投稿・ショート・SNS告知と連動させると初速が安定しやすい。
似ていて間違えやすいマークの見分け方(実例)
ライブ vs プレミア公開
ライブ:リアルタイム視聴者数/遅延のあるチャット/「ライブ配信中」の表記が出やすい
Premiere:開始予定時刻・カウントダウン/録画ベース
一言メモ:“生ならライブ、録画の同時視聴ならPremiere”。
Shorts vs 通常動画
Shorts:縦長・上下スワイプ/最大60秒目安
通常動画:横長サムネ・通常UI
一言メモ:UIが縦ならShorts。
字幕(手動) vs 自動生成
手動:固有名詞・専門用語の精度が高いことが多い
自動:「自動」注記/早口・雑音で誤認識が生じやすい
一言メモ:精度が気になる動画は字幕言語選択で確認。
4K vs HDR
4K:解像度(画素数)の話
HDR:明暗情報の幅(ダイナミックレンジ)の話
一言メモ:4K=細かい/HDR=明暗リッチ。
スマホアプリとPCで見え方が違うポイント
アイコンの省略:モバイルは表示が簡略化される場合あり(画質・タグ・章など)。
コメント横のバッジ:モバイルの方がメンバーシップが目立つ表示になるケース。
設定の場所:字幕・画質・キャスト等のアイコン配置はOS/アプリの版数で微差。
トラブル時のチェックリスト
Q1. 認証バッジが付いているのに不安…
A. 概要欄リンクの一致(公式サイト・X/Instagram 等)、過去動画の整合、登録者規模を合わせて確認。
Q2. 広告が多すぎる気がする
A. 動画の長さや挿入設定で表示頻度が変わる場合があります。長尺だとミッドロールが入ることも。
Q3. $が黄色になった/視聴制限がかかった
A. タイトル・サムネの過激表現、説明欄のNGワード、動画内の暴力・露骨表現、外部リンクの安全性を点検。必要なら審査リクエスト。
Q4. コンテンツIDの一致通知が来た
A. 使用素材の権利関係を明確化。BGM/効果音/映像素材のライセンス範囲を再確認し、状況に応じて差し替えや異議申立て。