「コメントしようとしただけなのに、いつの間にかチャンネルを作ってしまった…」
「実名のままYouTubeチャンネルができてしまって不安」
このような状況でも、スマホだけで落ち着いて対処すれば問題ありません。
本記事では、Android / iPhoneのスマホから、間違えて作成したYouTubeチャンネルを削除・非表示する方法を、できるだけやさしい手順で解説します。
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- この記事のまとめ
スマホのYouTubeアプリだけではチャンネル削除はできず、ブラウザからYouTube Studioにアクセスする必要があります。
AndroidはChrome+PC版サイト表示、iPhoneはSafari+デスクトップ用Webサイト表示が基本です。
「自分のチャンネルを非表示にする」と「コンテンツを完全に削除する」では、後から戻せるかどうかが大きく異なります。
チャンネルを削除しても Googleアカウントは残る ため、YouTubeの視聴などは継続可能です。
実名やプライバシーが不安な場合は、
- チャンネル名・アイコンの変更
- いったん非表示にする
- 新しいチャンネルを匿名で作り直す
といった選択肢もあります
スマホだけでも間違えて作ったチャンネルは削除・非表示できます
最初にポイントだけ整理します。
- スマホの YouTubeアプリだけではチャンネル削除・非表示はできません
- ブラウザ(ChromeやSafari)から「YouTube Studio」を開くことで、スマホからでも操作可能です
削除には2種類あります
- 「自分のチャンネルを非表示にする」=後から戻せる
- 「コンテンツを完全に削除する」=動画・コメントなどが復元できない
チャンネルを削除しても、Googleアカウント自体は残ります
そのため、
「本当に消してよいか分からない」
という場合は、いきなり削除せず、まずは「非表示」や「名前の変更」で様子を見るのがおすすめです。
削除する前に必ず確認したい3つのポイント
今操作しているのは本当に「間違えて作ったチャンネル」か
YouTubeでは、1つのGoogleアカウントで複数のチャンネルを持てます。
そのため、メインのチャンネルを誤って削除してしまうリスクがあります。
削除前に、次の点を確認してください。
- YouTubeアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「アカウントを切り替える」または「アカウントを管理」をタップ
- 一覧から
- チャンネル名
- アイコン画像
を確認し、「間違えて作ったチャンネル」がどれかを特定します
※ 少しでも不安な場合は、メモ帳などに「残したいチャンネル名」「削除したいチャンネル名」を書き出してから作業すると安心です。
「削除」と「非表示」の違い
YouTube Studioの設定画面では、次の2つの選択肢が表示されます。
- 自分のチャンネルを非表示にする
- 動画、コメント、再生リストなどのコンテンツは 非公開になるだけ
- 後からチャンネルを再表示すれば、コンテンツを再び見せることができる
- コンテンツを完全に削除する
- チャンネルに紐づく動画・コメント・再生リストなどが 完全に削除され、復元できません
誤って作ったばかりで動画も投稿していない場合は、どちらを選んでも実害はほぼありません。
一方で、動画を上げているチャンネルを削除する場合は、事前にバックアップや非公開設定を検討してください。
Googleアカウントへの影響
よくある不安がこちらです。
- 「チャンネルを削除すると、Gmailや他のGoogleサービスも消えてしまうのでは?」
結論として、
チャンネルを削除しても、Googleアカウント自体は削除されません。
そのため、
- YouTubeを視聴する
- Gmailを使う
- 他のGoogleサービスを使う
といったことには、基本的に影響はありません。
Androidスマホで間違えて作成したYouTubeチャンネルを削除する手順
ここからは、実際の操作手順です。
まずは Android(Chromeブラウザ利用) のケースから説明します。
準備:ChromeでYouTube Studioを開く
- Androidスマホで 「Chrome」アプリ を開く
- アドレスバーに
https://studio.youtube.comと入力してアクセス - 間違えて作ったチャンネルのGoogleアカウントでログイン
- 右上またはメニューから「PC版サイト」「デスクトップサイトを表示」などのチェックをオンにし、PC表示に切り替えます
(端末やChromeのバージョンにより文言が多少異なります)
「設定」から削除メニューを開く
- YouTube Studioの画面左側のメニューから 「設定」(歯車マーク)をタップ
- ポップアップで表示されるメニューから 「チャンネル」 を選択
- 上部のタブから 「詳細設定」 を選択
- 画面下部にある 「YouTubeコンテンツを削除する」 をタップします
「コンテンツを完全に削除する」を実行する
- 再度パスワード入力が求められた場合は、Googleアカウントのパスワードを入力し「次へ」
- 「自分のチャンネルを非表示にする」か「コンテンツを完全に削除する」が表示されます
- 本当にチャンネル自体を消したい場合は、「コンテンツを完全に削除する」 を選択
- 表示されるチェックボックスをすべて確認し、内容に問題なければチェックを入れる
- 最後に 「コンテンツを削除」 をタップすると、チャンネルの削除が実行されます
⚠ 削除を実行すると、元に戻すことはできません。
不安な場合は、いったん「自分のチャンネルを非表示にする」を選ぶか、この後の非表示の章を先にご覧ください。
iPhoneで間違えて作成したYouTubeチャンネルを削除する手順
続いて、iPhone(Safariブラウザ利用) の操作です。基本の流れはAndroidと同じですが、「デスクトップ用Webサイトを表示」の操作が異なります。
準備:SafariでYouTube Studioを開き、PC表示にする
- iPhoneで 「Safari」アプリ を開く
- アドレスバーに
https://studio.youtube.comと入力してアクセス - 間違えて作ったチャンネルのGoogleアカウントでログイン
- 画面下部または上部のアドレスバー左側にある 「ぁあ」 アイコンをタップ
- 表示されるメニューから 「デスクトップ用Webサイトを表示」 をタップし、PC表示に切り替えます
YouTube Studioから削除メニューを開く
この先は、Androidとほぼ同じです。
- 左側メニューから 「設定」(歯車マーク)をタップ
- 「チャンネル」 → 「詳細設定」の順にタップ
- 画面下部の 「YouTubeコンテンツを削除する」 をタップ
削除を確定する
- 必要に応じてGoogleアカウントのパスワードを入力
- 「自分のチャンネルを非表示にする」または「コンテンツを完全に削除する」の選択画面で、希望する方を選択
- 完全削除する場合は、チェックボックスの内容をよく読み、すべてにチェックを入れる
- 「コンテンツを削除」 をタップして完了です
削除が不安な場合は「チャンネルを非表示」にする方法
「今すぐ完全に消してしまうのは不安」「あとで考え直すかもしれない」という場合は、一度チャンネルを非表示にする という方法があります。
非表示にした場合の挙動
- 動画、再生リスト、コメントなどは 非公開 になり、他のユーザーから見えなくなります
- チャンネルのURLや一部情報は残りますが、通常の検索・閲覧では表示されません
- 後から再度チャンネルを表示させることが可能です
Androidからチャンネルを非表示にする
手順は削除とほとんど同じで、最後の選択肢だけが異なります。
- AndroidのChromeで
https://studio.youtube.comにアクセスし、PC版サイトを表示 - 「設定」 → 「チャンネル」 → 「詳細設定」 → 「YouTubeコンテンツを削除する」を開く
- 表示された画面で 「自分のチャンネルを非表示にする」 を選択
- 説明文を読み、チェックボックスをオンにしたうえで 「自分のチャンネルを非表示にする」 ボタンを押す
iPhoneからチャンネルを非表示にする
- iPhoneのSafariで
https://studio.youtube.comにアクセスし、「デスクトップ用Webサイトを表示」 - 「設定」 → 「チャンネル」 → 「詳細設定」 → 「YouTubeコンテンツを削除する」
- 「自分のチャンネルを非表示にする」 を選択
- チェックボックスを確認し、「自分のチャンネルを非表示にする」をタップ
実名でチャンネルを作ってしまったときのプライバシー対策
「実名のままチャンネルが公開されてしまっているのでは?」
という不安を感じている方も多くいらっしゃいます。
完全削除以外にも、次のような対処方法があります。
チャンネル名・アイコンを変更する
- YouTubeアプリを開き、対象チャンネルに切り替える
- 右上のアイコン → 「チャンネルを管理」などをタップ
- チャンネル名をニックネームや単語ベースの名前に変更
- 顔写真のアイコンが不安な場合は、イラストや風景などに差し替える
※ 名前変更には回数制限や反映までの時間差がある場合があります。
いったん非表示にしてから設定を見直す
まずは本記事の 「非表示」の手順 に従ってチャンネルを非表示にする
- 落ち着いてから、
- チャンネル名
- アイコン
- 概要欄
を見直し、問題がなければ再表示する、という運用も可能です
どうしても不安なら削除 → 新チャンネルを作り直す
- 間違えて作ったチャンネルを「コンテンツを完全に削除する」で削除
- 同じGoogleアカウントや別のアカウントで、匿名ベースの新しいチャンネルを作り直すこともできます
7. よくある質問(FAQ)
Q1. チャンネルを削除した後に復元できますか?
A. 基本的に復元できません。
「コンテンツを完全に削除する」を実行すると、動画やコメントなどは元に戻せない前提で設計されています。削除前に、非表示やバックアップ(動画のダウンロードなど)をご検討ください。
Q2. チャンネルを削除してもYouTubeは視聴できますか?
A. はい、視聴できます。
チャンネルを削除しても、Googleアカウント自体は残るため、今まで通り動画の視聴や一部の機能は利用可能です。ただし、コメント投稿など一部の機能にはチャンネルが必要になる場合があります。
Q3. 複数チャンネルがあり、どれを消してよいか分かりません
A. 次の順番で確認するのがおすすめです。
- YouTubeアプリの「アカウントを切り替える」で、すべてのチャンネル名とアイコンを紙に書き出す
- 「動画を投稿したことがあるチャンネル」「今後使う可能性があるチャンネル」に印を付ける
- 何も投稿しておらず、使う予定もないものだけを「削除候補」として残す
どうしても判断がつかない場合は、削除せず「非表示」にとどめる 方が安全です。