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酔って気持ち悪い時の対処法|今すぐできる対処フローと相談先の目安

飲み会や家飲みのあと、「急に気持ち悪い」「吐きそう」「横になりたい」と感じたら、まずは“楽になる方法”より先に、危険な状態ではないかを1分で確認することが大切です。酔いが強い時の吐き気は、吐いたものが気道に入る誤嚥や、意識低下などにつながることもあります。
この記事では、危険サインの見分け方→回復体位→少量頻回の水分補給→食べてよいもの・避けたいもの→薬の考え方→相談や受診の目安までを、いまこの瞬間に迷わない順番でまとめました。一人でつらい時にも、同席者を介抱する時にも、そのまま使える手順です。

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目次

酔って気持ち悪い時に最初にやる1分チェック

吐き気の対処で最初にやるべきことは、「楽になる方法」よりも先に、危険な状態ではないかを確認することです。ここで引っかかる場合、家での対処を続けるより、救急要請や受診のほうが安全です。

すぐ119番を優先したい危険サイン

次の項目が1つでも当てはまる場合は、迷わず119番を優先してください。急性アルコール中毒では、意識や呼吸に障害が出て命に関わることがあります。

  • 呼びかけても反応が乏しい、揺すっても起きない

  • 大きないびきをかいて反応しない

  • 体が冷たい、顔色が悪い(明らかな低体温が疑われる)

  • けいれんしている、泡を吹いている

  • 呼吸が弱い/不規則/止まりそう

  • 吐いたものが詰まって苦しそう、ゼーゼーする

  • 意識がない、または意識がはっきりしない

この段階で重要なのは、水を飲ませる・吐かせる・風呂に入れるなどを急いでしないことです。まずは救急要請と安全確保を優先してください。
(同席者がいる場合は「一人にしない」ことが最重要です。)

受診を検討したい症状と、様子見にしない目安

119番レベルではなくても、次の症状がある場合は医療機関(夜間なら救急外来)を検討してください。二日酔いに見えても、胃腸出血や別の原因が紛れていることがあります。

  • 吐き気・嘔吐・胃の痛みが強く、時間が経っても改善傾向がない

  • 水分がほとんど取れない、取ってもすぐ吐いてしまう

  • 吐血がある

  • 便が黒い(黒色便)

  • 強い腹痛、胸の痛み、息苦しさがある

  • 頭を打った可能性がある(転倒・記憶が飛んでいる等)

「救急車を呼ぶほどか迷う」場合は、地域の救急相談(例:#7119)に連絡し、症状を伝えて緊急度や受診先を確認するのが現実的です(地域により運用が異なります)。


酔って気持ち悪い時の正しい姿勢は横向きが基本

吐き気が強い時にもっとも避けたい事故は、吐いたものが気道に入ることです。酔っていると反射が鈍り、誤嚥・窒息のリスクが上がります。そこで、姿勢は「楽」より「安全」を優先します。

回復体位で誤嚥と窒息を防ぐ

吐き気がある時、横になるなら基本は回復体位(横向き)です。目的は、吐いたものが口から外へ流れやすい向きにし、気道を守ることです。

回復体位のやり方(自分でも他人でも)

  1. 身体を横向きにします(可能なら利き手側が上でも下でも構いません)

  2. 顔が少し下を向くように、頭の位置を整えます(吐いたものが喉にたまらないように)

  3. 上側の腕を顔の下に入れて、首が不自然に曲がらないよう支えます

  4. 膝を軽く曲げて体勢を安定させます

  5. 吐きそうな時は、抱き起こさず横向きのまま吐かせます

同行者がいる場合は、寝たように見えても急に吐くことがあるため、しばらく見守ってください。特に反応が鈍い人は危険です。

こういう姿勢は避けたい

吐き気が強い時ほど、以下は避けてください。

  • 仰向け:吐いたものが喉へ流れ込みやすく、誤嚥・窒息の危険が上がります

  • うつ伏せで顔を埋める:呼吸が苦しくなる、吐いたものが処理しにくい

  • 無理に歩く/トイレで座ったままうたた寝:転倒や窒息リスクが上がります

  • 「外の空気を吸えば治る」と寒い場所に長時間いる:体温低下を招くことがあります

「眠る」こと自体は回復に有効な場合もありますが、吐き気が強い時に安全でない姿勢で寝落ちするのが危険です。横向きのまま、呼吸と反応を確認できる環境で休むのが基本になります。


酔って気持ち悪い時の水分補給は少量頻回が鉄則

飲酒後の不調は、脱水や低血糖、電解質バランスの乱れなど複数要因が重なって起こり得ます。吐き気がある時は「とにかく飲めばよい」ではなく、飲み方の設計が重要です。

嘔吐がある時は一気飲みしない

吐き気が強い時にコップ1杯を一気に飲むと、胃が刺激され、吐き気がぶり返しやすくなります。嘔吐している場合は特に、少しずつ時間をあけてが基本です。

少量頻回のやり方(目安)

  • 一口〜数口だけ飲む

  • 2〜5分休む(落ち着くのを待つ)

  • もう一口飲む

  • これを繰り返す

「飲める量」を増やすより、「飲める回数」を増やすイメージです。冷たい飲み物で気持ち悪くなる場合は、常温や白湯など温度を調整してください。

飲み物比較表|水・スポーツドリンク・経口補水液の使い分け

吐き気がある時は、「何を飲むか」よりも「どう飲むか」が先ですが、状況に合う選択は回復を助けます。

飲み物 向く状況 メリット 注意点
水(常温) 胃が比較的落ち着いている もっともシンプルで刺激が少ない 一気飲みは吐きやすい
スポーツドリンク 軽い脱水感がある、汗や利尿が多い 水分+糖分で低血糖っぽさに寄与することも 甘さがつらい人は少量、薄める選択も
経口補水液 嘔吐や下痢で脱水が心配、飲める量が少ない 電解質補給を意識できる 日常的にだらだら飲むものではない/少量頻回が前提
白湯・薄い温かい飲み物 冷たい飲み物で吐き気が増す 胃への刺激が少ない場合がある 濃いお茶・濃いコーヒーは避けるのが無難

経口補水液は便利ですが、スポーツドリンクのように習慣的に飲むものではありません。脱水が疑われる状況で、体調に合わせて適切に利用します。

どうしても飲めない時の代替策

「水を飲むと吐く」「口に含むだけでえづく」という場合は、無理に量を増やすと悪循環になります。次の順で試してください。

  • まず口をゆすいで、口の中の不快感を減らす

  • それでも無理なら、唇を湿らせる程度から再開

  • 一口飲めたら、少量頻回へ戻す

  • まったく水分が取れない状態が続くなら、受診や相談を優先する

「脱水が進むと気持ち悪さが増す」こともあるため、飲める範囲で“戻らない飲み方”を探すのが現実的です。


酔って気持ち悪い時に食べてよいものと避けたいもの

吐き気がある時の食事の目的は、「栄養を完璧に取ること」ではありません。第一は胃を刺激しないこと、第二は回復に必要な水分と糖分を無理なく補うことです。

食べるタイミングは「少し落ち着いてから」

吐き気がピークの時に食べると、吐き気が再燃しやすくなります。目安は次の状態です。

  • 少量の水分が30分ほど保てる

  • 胃のムカムカが少し下がった

  • 立ち上がってもめまいが悪化しない

この状態になってから、少量の回復食に進みます。

食べ物OK/NG表|胃にやさしいものを少量から

区分 ねらい コツ
OK(おすすめ) おかゆ、やわらかいうどん、具の少ないスープ、味噌汁、バナナ、すりおろしりんご、ゼリー飲料 胃への刺激が少なく、糖分や水分を取りやすい ひと口〜数口から開始し、量を急に増やさない
様子を見て 卵、納豆、焼き魚、しじみ汁等 回復に必要な栄養に寄与し得る 吐き気が残るうちは少量。脂が少ない調理が無難
NG(避けたい) 揚げ物、脂身の多い肉、激辛・酸味が強いもの、にんにく多め、濃いコーヒー、エナジードリンク、追い酒 胃粘膜刺激・胃もたれ・吐き気悪化 「食べれば治る」と無理しない

特に「追い酒(迎え酒)」は、症状を一時的にごまかしても、状況を悪化させたり危険サインを見落としたりしやすくなります。回復を急ぎたいほど、避けるのが安全です。


酔って気持ち悪い時にやってはいけない行動チェックリスト

気持ち悪い時は判断が雑になりやすく、「よかれと思って逆効果」になりがちです。以下は事故予防の観点で、避けるのが無難です。

危険度が高いNG行動

  • 意識がはっきりしない人に水を飲ませる(誤嚥リスク)

  • 無理に吐かせる(指を入れるなど)

  • 仰向けで寝かせる、寝落ちを放置する

  • 一人にして帰る(同行者対応で特に危険)

  • 風呂・サウナ・激しい運動(脱水や転倒リスクを上げる)

  • 車や自転車で移動する(事故リスク)

「やりがちだが逆効果」になりやすいこと

  • 水分を一気飲みする

  • 冷たい飲み物だけを大量に取る

  • 胃が荒れているのに刺激物を食べる

  • 眠る前に仰向けでそのまま寝る

吐き気の対処は「攻める」より「安全に守りながら時間を稼ぐ」ほうが成功率が上がります。


酔って気持ち悪い時の市販薬は慎重に考える

市販薬は症状を和らげる助けになる場合がありますが、飲酒後は胃が荒れていることも多く、合わないと悪化することがあります。ここでは「商品名の断定」は避け、判断の考え方を整理します(持病や服薬がある場合は薬剤師・医師に相談してください)。

症状別:薬の考え方(方向性)

困っている症状 考え方の方向性 先にやるべきこと
胃のムカつき・胃痛が強い 胃への刺激を減らす方向(食事・温度・少量頻回)を優先。薬は慎重に 回復体位+少量頻回の補水+休息
頭痛が強い 脱水・低血糖が背景にあることがあるため、まず補水と軽い糖分 少量頻回の補水、落ち着いたら回復食
めまい・ふらつき 低血糖や脱水、酔いの強さが影響。転倒予防を優先 横になり、立ち上がりを急がない

こういう時は薬より受診・相談を優先

次に当てはまる場合は、自己判断で薬を追加して様子見するより、受診や相談を優先してください。

  • 吐血、黒色便がある

  • 意識がぼんやり、受け答えがおかしい、反応が弱い

  • 水分がほとんど取れない状態が続く

  • 強い腹痛、胸痛、息苦しさ

  • 症状が悪化している

薬は「安全が担保された上での補助」です。安全が疑わしい場合は、先に医療につなげるのが合理的です。


酔って気持ち悪い人を介抱する時の手順

自分がつらい時より、他人の介抱は判断が難しくなります。ここでは、同席者が酔いつぶれた時の“事故を防ぐ手順”をまとめます。

介抱の基本は「観察」と「一人にしない」

介抱の目的は、短時間で治すことではなく、窒息・誤嚥・低体温などの事故を防ぐことです。

介抱の手順

  1. 反応を確認する(呼びかけに答えるか、目を開けるか)

  2. 服をゆるめ、楽な体勢にする

  3. 体が冷えないよう保温する

  4. 横向き(回復体位)にして見守る

  5. 吐きそうなら抱き起こさず、横向きのまま吐かせる

  6. 反応が悪い・呼吸が変・体が冷たい等があれば119番を優先

観察ポイント(簡易)

  • 呼吸が一定か(遅すぎないか、止まりそうでないか)

  • 顔色が悪くないか、体が冷えすぎていないか

  • 受け答えができるか、目が合うか

  • 吐いたものが口の周りに残っていないか

「寝かせたから大丈夫」ではありません。酔いが強い時ほど、吐いて詰まらせる事故が起こり得ます。観察できる状態を維持することが重要です。


酔って気持ち悪い時のよくある質問

吐いたほうが楽になりますか

吐いてしまうと一時的に楽になることはありますが、意図的に吐かせる行為はおすすめできません。喉を傷つけたり、誤嚥の危険が上がったりします。吐いてしまった場合は、横向きで安全を確保し、口をゆすいでから少量頻回の補水に戻してください。

水を飲むとさらに吐きます。どうすれば?

「量」ではなく「回数」です。一口〜数口、時間をあけて、常温で試してください。冷たい水で吐き気が増す人は、温度を上げるだけで楽になることもあります。

何時間で落ち着きますか

飲酒量、体質、食事、睡眠、体調で差があります。改善のサインは「吐き気が弱まる」「水分が保てる」「めまいが減る」です。逆に、悪化する・水分が取れない・強い痛み・吐血・黒色便などがある場合は受診を検討してください。

一人の時に悪化したらどうすれば?

  • まず横向き(回復体位)で安全を確保する

  • 水分は少量頻回、無理なら口をゆすぐ程度から

  • 反応が鈍い、呼吸が変、意識が怪しいと感じたら119番をためらわない

  • 迷う場合は救急相談(#7119等)を利用する

コンビニで買えるもので、まず何を選べば良い?

「まず安全確保」が前提です。そのうえで、買えるなら次が現実的です。

  • 常温の水、スポーツドリンク(少量頻回で)

  • ゼリー飲料(吐き気が落ち着いたら)

  • おかゆ、うどん、スープ(翌朝など回復期に)

ただし、吐き気が強い時に「買いに行く」こと自体が危険(転倒・嘔吐)になることがあります。無理をしない判断も重要です。


酔って気持ち悪い時の再発防止:次の飲み会で困らないために

今回つらい思いをした人ほど、「次は同じ失敗をしたくない」という気持ちが強いはずです。ここでは短く、再発防止の要点だけまとめます。

飲み方の基本は「急がない」「重ねない」「空腹で飲まない」

  • ペースを落とす(短時間で量を入れない)

  • アルコール度数の高いものを重ねない

  • 途中で水(チェイサー)を挟む

  • 空腹で飲まない(軽い食事を先に)

  • 体調が悪い日は飲まない(睡眠不足も含む)

「やばいかも」の早期サインを覚えておく

  • 急に汗が出る、顔色が悪い

  • 立ちくらみが増える、目が回る

  • 吐き気が出始める

  • 記憶が飛び始める、会話が成立しない

早い段階で止めるほど、回復が早くなります。飲み会の場では言いづらいこともありますが、体を守る判断が最優先です。


参考情報