厄払いの予約はしたものの、いざ封筒を前にすると「初穂料?玉串料?どれが正しいの?」「中袋なしは裏に何を書く?」「白封筒で代用しても大丈夫?」と手が止まりがちです。受付は意外と慌ただしく、迷っていると焦ってしまいますよね。
本記事では、神社と寺の違いから封筒の選び方、表書き・氏名・金額・住所の書き方、札の入れ方、当日の渡し方までを“そのまま写せるテンプレ”で整理します。買い間違い・書き間違いのリカバリーも含めて、当日までに不安をゼロにしていきましょう。
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厄払いとお祓いの違いと、封筒が必要になる場面
厄払いと厄除けとお祓いはどう違うのか
一般に「厄払い」は災難を祓う、「厄除け」は災いを避けると説明されますが、実際の寺社では言葉が混ざって使われることも多く、申し込みの時点で厳密に言い分けなくても問題になりにくいです。大切なのは、祈祷を受ける場所(神社/寺)と、寺社が案内している納め方に合わせることです。
封筒が必要になるのは「祈祷をお願いしてお金を納める」場面
厄払いは、祈祷を申し込み、受付でお金を納めるのが一般的です。受付が混雑する日も多いので、封筒に包んでおくと、渡す動作がスムーズになり、見た目も整います。
ただし、寺社によっては「封筒は不要」「そのまま納めてよい」「専用封筒がある」など運用が異なることがあります。サイトに案内がある場合は必ず優先してください。
厄払いの封筒の選び方とのし袋の基本
まずはのし袋が基本、ただし寺社指定があれば従う
多くの案内では、厄払いの祈祷料はのし袋に入れて納めるのが基本とされています。のし袋は紅白の水引があるものが一般的で、購入しやすいタイプとして「紅白・蝶結び」の説明がよく見られます。
一方で、寺社側が「白封筒で」「のし袋は不要」など指定する場合があります。その場合は指定が正解です。
水引は紅白、結びは蝶結びが無難
厄払いは弔事ではないため、弔事用の水引(黒白・双銀など)ではなく、紅白を選ぶのが一般的です。結びは蝶結び(何度でも結び直せる)を薦める説明が多く、迷ったら蝶結びで十分に整います。
地域差として、紅白でも結びの種類が異なる例があるため、寺社の売店や受付で確認できるならそれが最も確実です。
中袋ありと中袋なしはどちらを選ぶべきか
のし袋には中袋があるタイプと、ないタイプがあります。どちらも使われていますが、迷う方は次で選ぶと決めやすくなります。
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中袋あり:金額・住所・氏名を中袋に書ける。記入が整いやすい。
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中袋なし:外袋裏に金額・住所・氏名を書く運用が多い。急ぎのときに買いやすい。
書く量を減らしたい/字に自信がないなら中袋あり、コンビニで急いで買うなら中袋なしでも問題になりにくい、という考え方が現実的です。
厄払いの白封筒代用は可能か
白封筒で代用できる条件は「無地・白・郵便番号枠なし」
のし袋が用意できない場合、白封筒で代用してもマナー違反にならないという説明があります。ただし条件があります。特に重要なのは「郵便番号枠但し書きがない、真っ白で無地」という点です。
白封筒OK/NGチェックリスト
次のチェックで判断してください。
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OK:無地の白、郵便番号枠なし、ロゴなし、柄なし
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できればOK:封筒の紙が薄すぎず、中身が透けにくい
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NG:郵便番号枠あり、茶封筒、柄入り、企業ロゴ入り、再利用に見える封筒
もし「郵便番号枠あり」しか手元にない場合は、近隣で無地白封筒を買い直すのが最短です。買い直せない場合は、受付で「封筒がこれしか用意できず」と一言添え、寺社の指示に従うのが現実的です(ただし、可能なら差し替え推奨です)。
厄払いの封筒の書き方を神社と寺で決める
神社の表書きは初穂料を基準に、候補が複数ある
神社に納めるお金の表書きは「初穂料」以外にも候補があることが示されています。迷ったら「初穂料」を基準にして問題になりにくく、寺社側に用語指定がある場合はそれを優先します。
神社の表書き候補の考え方
神社でよく使われる表書きの候補は次の通りです(指定がない場合の目安)。
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初穂料:最も一般的で分かりやすい
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玉串料:玉串の代わりという意味合い
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御神前/御供:神前にお供えする意味合い
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御榊料:榊の代わりという意味合い
どれが正しいか迷うときほど、「初穂料」または寺社指定の語に寄せると、当日困りません。
寺の表書きは御布施を基準に、寺の案内を最優先にする
寺の場合は宗派や寺院の運用により言い方が異なることがあります。迷うときは寺のサイトや受付の案内を最優先にし、指定がないなら「御布施」を基準にして確認すると安心です。
電話で確認する場合は「厄払い(祈祷)をお願いする際の表書きは御布施でよろしいでしょうか」と聞くと要点が伝わります。
厄払いの封筒の書き方 表面のテンプレ
表面の基本は上段が表書き、下段が氏名
封筒の表面は、中央上段に表書き、中央下段に氏名が基本です。これは多くの寺社・解説で共通して扱われます。
表書きテンプレ 神社と寺でこれを書けば整う
指定がない場合に迷わないためのテンプレです。
| 祈祷を受ける場所 | まず書く表書き | 受付で指定があれば |
|---|---|---|
| 神社 | 初穂料 | 指定語に変更する |
| 寺 | 御布施 | 指定語に変更する |
神社では表書きの候補が複数あることが明示されていますが、迷いを減らすなら初穂料が最短です。
氏名の書き方は厄払いの対象者に合わせる
厄払いは「祈祷を受ける人」を中心に考えると決めやすくなります。次のテンプレで選んでください。
| ケース | 下段の書き方 | 補足 |
|---|---|---|
| 本人のみが厄払い | 本人フルネーム | 最も迷いがない |
| 夫婦で厄払い | 夫婦連名 | 夫を中央、妻を左などが一般的 |
| 家族で複数人 | 3名まで連名、4名以上は代表者+他一同 | 申込用紙で対象者を全員記入する運用が多い |
| 会社・団体 | 会社名(必要に応じ代表者名) | 寺社により指定があるため事前確認が安全 |
厄払いのページで、代理参拝でも申込用紙に本人情報を書く旨が示される例もあるため、「封筒は代表者、申込用紙で詳細」を想定すると運用しやすいです。
筆記具は筆ペンが無難で、濃い墨で丁寧に
筆ペンは扱いやすく、封筒の表情も整います。太さが合うものを選ぶと、表書きが読みやすくなります。
きれいに書くコツは次の通りです。
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まず中心の位置を決め、上段を大きめ、下段を少し小さめに
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一度で書こうとせず、下書きで位置だけ薄く取ってから清書する
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かすれや薄墨は避け、濃くはっきり書く
厄払いの封筒の書き方 中袋ありのテンプレ
中袋ありは表に金額、裏に住所と氏名が基本
中袋がある場合、金額・住所・氏名を中袋にまとめると整います。金額の書き方や、中袋に情報を記す運用は複数の解説で共通しています。
金額は大字にするとより丁寧だが、読みやすさも優先する
金額は「金◯◯円」と書き、旧字体の大字を使うと改ざん防止の意味合いもあり丁寧です。とはいえ、無理に難しい字で崩れるくらいなら、読みやすい字で丁寧に書く方が印象は良くなります。
大字の例(よく使うもの)
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1万円:金 壱萬円
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5千円:金 五阡円
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3千円:金 参阡円
※寺社が「御志納」などとして目安を示す場合があります。たとえば湊川神社では厄除けの初穂料について目安が示されています。
住所と氏名は中袋裏にまとめる
中袋裏に住所と氏名を書くと、受付側で確認が必要な場合にも助けになります。郵送で祈祷を申し込む例では、住所・氏名・連絡先などの記入が求められており、祈祷手続きで個人情報が必要になるケースがあることが分かります。
ただし、現地受付で申込用紙に記入する寺社も多いので、寺社指定がある場合はそれに従ってください。
厄払いの封筒の書き方 中袋なしのテンプレ
中袋なしは外袋裏に金額と住所と氏名を書く
中袋がないタイプでは、外袋裏に情報を整理して書く運用が一般的です。特に直前で購入した場合でも、ここさえ押さえれば形になります。
外袋裏の配置は左下に寄せて縦書きにすると整う
おすすめの書き順は次の通りです。
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裏面左下に「金 壱萬円」など金額
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その下に住所
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最後に氏名
スペースが狭い場合は、金額だけを裏面に書き、住所・対象者詳細は申込用紙で補う運用もあります。迷ったら、受付で「中袋がないため裏に記入しました」と一言添えると安心です。
厄払いの封筒にお札を入れる方法
お札の向きは揃えるだけで十分に丁寧
お札を複数枚入れる場合は、向きを揃えるのが基本です。封筒の表側から見て、人物が上にくる向きに揃える、と覚えると迷いません。
大事なのは「向きがバラバラ」「極端に折れている」「汚れている」といった印象を避けることです。
新札は必須ではないが、清潔感を優先する
新札でなければ失礼というわけではありませんが、くしゃくしゃの紙幣や汚れが強いものは避けた方が無難です。新札が用意できるなら整いますし、難しい場合は折れや汚れの少ない紙幣を選べば十分です。
札の枚数はできるだけ少なく、金額は寺社案内に合わせる
金額は寺社によって定めがある場合と「御志納」とする場合があります。目安が書かれている寺社もあるため、まずは寺社サイトの該当ページを確認するのが最短です。
「御志納」で迷う場合は、電話で次の聞き方をすると角が立ちにくく、必要な情報が得られます。
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「厄払いの初穂料は、のし袋に包む金額の目安はございますか」
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「御志納の場合、皆さまはどのくらい包まれますか」
厄払い当日の渡し方 受付で失礼なく終える手順
受付で渡すタイミングは申込時が基本
多くの寺社では、受付で申込をしてから祈祷へ進む流れです。受付のタイミングで封筒を渡せるよう、手荷物の取り出しやすい位置に入れておくと安心です。
渡すときの一言は短く丁寧で十分
受付での一言は、長く説明する必要はありません。次の程度で十分に丁寧です。
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神社:「本日は厄払いをお願いいたします。初穂料です。」
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寺:「本日は厄払いのご祈祷をお願いいたします。お布施です。」
寺社側が混雑しているほど、短い方が伝わりやすくスムーズです。
袱紗があれば丁寧、なければ清潔な布で代用する
封筒を裸で持ち歩くより、袱紗に包むと丁寧で、封筒も折れにくくなります。袱紗の使い方や封筒マナーは文具系の解説でもまとまっています。
袱紗がない場合は、清潔なハンカチや布で包み、封筒が折れないように持つだけでも印象は改善します。
厄払いの封筒でよくある失敗とリカバリー
表書きを間違えたときの直し方
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可能なら新しい封筒に書き直すのが最善です。
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その場で書き直す時間がない場合は、受付で「表書きを書き間違えてしまいました」と伝え、指示を仰ぐ方が安全です。無理に修正液や二重線で直すと、かえって不自然になります。
郵便番号枠付き封筒しかないときの対処
郵便番号枠付きがNG例として挙がることがあります。可能なら無地白封筒に差し替えるのが最短です。
どうしても差し替えられない場合は、受付に事情を伝え、寺社の指示に従ってください。
中袋なしなのに書く場所が分からないときの最短解
外袋裏の左下に「金額→住所→氏名」で縦書きにする。これだけで形になります。スペースが足りない場合は、金額だけを書き、住所は申込用紙で補います。
名義で迷ったときの最短解
厄払いは対象者が大事なので、本人の名前を優先します。家族が多い場合は、封筒は代表者名+他一同でも、申込用紙に対象者情報をしっかり書けば運用できます(寺社の指示があればそちらを優先)。
厄払いの封筒テンプレまとめ そのまま写せる記入例
神社で厄払いを受ける場合の記入例
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表面上段:初穂料
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表面下段:山田 太郎(対象者の氏名)
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中袋あり:
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中袋表:金 壱萬円
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中袋裏:住所+氏名
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中袋なし:
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外袋裏:金額+住所+氏名
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表書きの候補が複数あることが公式に示されていますが、迷いを減らすなら「初穂料」でまとめるのが安全です。
寺で厄払いを受ける場合の記入例
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表面上段:御布施(寺の案内があれば指定語)
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表面下段:対象者の氏名(または代表者)
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中袋や裏面:金額・住所・氏名(寺の指定優先)
寺は運用差が大きいので、事前確認ができるなら確認しておくと安心です。
白封筒で代用する場合の記入例
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表面上段:初穂料(神社)/御布施(寺)
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表面下段:氏名
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裏面:金額・住所・氏名(中袋がないため)
白封筒代用の条件(郵便番号枠なし・無地・白)を満たすことが重要です。
厄払いの封筒に関するFAQ
厄払いはのし袋が必須ですか
必須とは限りません。多くの案内ではのし袋が一般的ですが、寺社指定がある場合はそちらが正解です。のし袋が用意できない場合、条件を満たす白封筒で代用できるという説明もあります。
初穂料と玉串料はどちらを書けばよいですか
神社の表書きは複数候補があり、どれを使用してもよい旨が示されています。迷うなら「初穂料」、寺社指定があるなら指定語が最優先です。
住所は必ず書かなければいけませんか
寺社により異なります。郵送祈祷などでは住所等の情報が必要になる例もありますが、現地受付で申込用紙に記入する場合も多いです。案内に従い、指定がないなら「中袋(または裏面)に住所・氏名」を書いておくと丁寧です。
家族でまとめて厄払いするとき、封筒の名義はどうしますか
厄払いは対象者を意識し、3名までなら連名、4名以上は代表者+他一同を目安にし、申込用紙で対象者全員の情報を補うと運用しやすいです。
金額はどのくらい包めばよいですか
寺社で定めがある場合と「御志納」の場合があります。寺社サイトに目安がある例もあるため、まずは該当ページを確認し、明記がない場合は問い合わせるのが確実です。
関西は水引が違うと聞きましたが大丈夫ですか
地域差が語られることがあります。迷う場合は、参拝先の受付・授与所で「厄払いの初穂料の封筒はどのタイプがよいか」を確認すると、確実に整います。
参考情報
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神社本庁「初穂料・玉串料のマナー」https://www.jinjahoncho.or.jp/omairi/omotegaki/
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湊川神社「厄除け・厄払い」https://www.minatogawajinja.or.jp/worship/life_ritual/exorcism/
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湊川神社「神社に納めるお金。祈祷料の納め方とのし袋の書き方。」https://www.minatogawajinja.or.jp/column/8326/
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寒川神社「郵送による御祈祷の申込」https://samukawajinjya.jp/worship/mailing.html
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東急ハンズ「初穂料を入れる封筒の書き方」https://hands.net/hintmagazine/stationery/2310-hatsuhoryo-envelope.html
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スタジオアリス「初穂は中袋なしでもOK?のし袋の書き方やマナー」https://www.studio-alice.co.jp/shortcut/omiyamairi/column/detail78.html
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お焚き上げ神社「厄払い祈願の封筒(のし袋)はどれが正しい?」https://otakiagejinja.com/media/7407
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三泰神社「初穂料はどんな封筒に入れる?書き方」https://www.santai-jinja.jp/blog/hatsuhoryo-envelope/