Windows 11 Homeを使っていて、「業務でProが必要になった」「リモートやセキュリティ要件に対応したい」と感じたとき、多くの方が最初につまずくのが料金の分かりにくさです。
検索すると「13,824円」「もっと高い」「表示が違う」と情報が錯綜し、結局いくらかかるのか、自分のPCではどうなのかが分からないという状況に陥りがちです。
さらに、Microsoft Storeで購入したのに反映されない、別のエディションが表示される、再インストール時の扱いが不安など、料金だけでなく“失敗リスク”への不安も少なくありません。安さだけで判断すると、非正規ライセンスや余計な買い直しにつながるケースもあります。
本記事では、Windows 11 HomeからProへのアップグレードについて、Microsoft公式の仕組みを前提に、料金が決まる考え方・確認方法・安全な進め方を体系的に解説いたします。
アップグレードと買い切り版の違い、表示価格が変わる理由、Proが本当に必要かの判断軸、購入後につまずいた場合の対処まで網羅しています。
「結局いくらかかるのかを正しく知りたい」「無駄な出費やトラブルを避けたい」「自分の使い方にProが必要か判断したい」という方は、ぜひ最後までご確認ください。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
Windows 11 HomeからProの料金は3パターンで決まる
アップグレード料金はMicrosoft Storeの表示額が基準
Windows 11 HomeからWindows 11 Proへ切り替える際、最も一般的かつ安全性が高いのは、Microsoftが案内しているとおりMicrosoft Storeを用いたアップグレードです。ここで重要なのは、検索結果や解説サイトに書かれている金額を鵜呑みにせず、実際にご自身のPC上で表示される金額が「そのPCでのアップグレード料金」になるという点です。
なぜ表示額が基準になるのかというと、Home→Proのアップグレードは「単純な定価商品を買う」というより、既に存在するHomeライセンスを前提に、差分を追加する性質があるためです。購入画面では、利用者の環境（エディション、ライセンス認証状態、地域設定、アカウント状態など）を踏まえて、対象の商品（アップグレード）と価格が提示されます。つまり、同じ“Windows 11 HomeからProへ”でも、表示されるSKUや価格が必ずしも一律とは限りません。
ここで混乱が起きやすい典型例が、インターネット上でよく見かける「HomeからProは13,824円」といった表現です。これは実例として存在する一方で、すべての環境で常に同額が出る保証ではありません。加えて、表示される商品が「Windows 11 Pro」ではなく、別のエディション（例：Workstations）に見えるケースが話題になることもあります。したがって、料金の確認において最も堅い方針は次のとおりです。
料金は“相場”ではなく、自PCの設定画面から遷移したStoreでの表示を最終判断にする
表示される商品名（Pro相当か）を確認し、目的に合わないものを購入しない
「最安」よりも「正規ルートで確実にアップグレードできるか」を優先する
また、購入後のトラブルを避ける観点でも、設定画面（ライセンス認証）からStoreへ入る導線が重要です。ブラウザ検索から直接Storeページに飛ぶよりも、OSの案内が前提条件を満たしている形で誘導してくれるため、購入後に「反映しない」「インストールできない」「別の選択肢が出る」といった事象を減らしやすくなります。
買い切り版のHomeとProの価格差
次に、Home→Proのアップグレードではなく、Windows 11の買い切り版（新規購入）としてHomeまたはProを購入する選択肢があります。こちらは「HomeからProに上げる」というより、別ライセンスを購入する発想です。一般に、Microsoft StoreではHomeとProで価格が分かれており、Proのほうが高額です。
買い切り版を検討すべき代表的な状況は次のとおりです。
そもそも現在のOS認証状態が不明瞭で、正規性の確信が持てない
PCを初期化する予定があり、導線を整理してから運用したい
ライセンス運用の都合（複数台管理、購入証跡、社内手続き）があり、アップグレードより買い切りが扱いやすい
Homeのまま使う予定だったが、PCを別用途に転用するなどして方針が変わった
ただし、多くの個人利用・小規模運用では、既にWindows 11 Homeが正規認証されている前提であれば、買い切りを買うよりアップグレードのほうが手戻りが少なく、設定の移行コストも低い傾向があります。買い切り版は「新規導入の整理」をしやすい一方で、既存環境からの移行を伴うことがあり、結果的に時間と労力が増えることもあります。
ここでの意思決定は、「料金だけ」ではなく、導入に伴う作業量とリスクも含めて比較するのが適切です。例えば、業務利用のPCで暗号化やリモート設定などをすでに整えている場合、買い切り導入による再設定の工数が想定以上に重くなることがあります。そのため、料金差が小さく見えても、運用面を含めるとアップグレードのほうが合理的なケースは少なくありません。
プロダクトキー保有時は追加費用が変わる
すでにWindows 11 Proの正規プロダクトキーを保有している場合、追加費用の考え方が変わります。具体的には、Microsoft Storeでアップグレード商品を購入するのではなく、プロダクトキーを入力してエディションをProへ切り替える方法が選択肢になります。
ただし、ここで注意すべき点が複数あります。プロダクトキーがあるからといって、必ずしもスムーズに行くとは限りません。以下のような落とし穴があるためです。
そのキーが「Windows 11 Pro」ではなく別商品（Windows 10用、ボリュームライセンス用等）である
すでに使用済み、あるいは利用条件に合致しないキーである
そもそも入手経路が正規でない（後から認証が外れる、サポート対象外になる）
企業用のキー運用（KMS/MAK等）で、個人PCの運用と合わない
したがって、キー保有時は「追加費用がゼロになり得る」一方で、キーの正当性・適合性を自分で担保する必要があるという意味で、Storeアップグレードより責任範囲が増えます。特に業務で使うPCでは、後からライセンス問題が顕在化すると作業停止リスクになりますので、費用が抑えられるからといって安易に飛びつかず、出所が明確なキーを前提にしてください。
Windows 11 HomeからProへアップグレードする手順と所要時間
設定からMicrosoft Storeを開く手順
アップグレードの導線は、Windowsの設定画面から辿るのが基本です。ここでは、画面構成が更新で多少変わる可能性を踏まえつつ、迷いにくいポイントを押さえて手順化します。
スタートをクリックし、設定を開きます
システムを開き、ライセンス認証（または「プロダクト キーとライセンス認証」等）へ進みます
「Windowsのエディションをアップグレード」や「Microsoft Storeを開く」に類する導線からStoreへ遷移します
表示されたアップグレード商品が目的に合致しているか確認し、購入手続きを進めます
購入後、画面の指示に従ってインストール（アップグレード）を実施し、必要に応じて再起動します
この手順の要点は、「設定→ライセンス認証」を起点にすることです。理由は単純で、OS側がライセンス状態を把握したうえで、アップグレード対象として整合した商品を提示しやすいからです。ブラウザで「Windows 11 Pro 安く」等を検索して辿り着いたページから購入するより、トラブルが起きにくい傾向があります。
所要時間については、PCの性能（ストレージ速度、CPU、メモリ）と更新状態（Windows Updateの保留、再起動待ち、ストアキャッシュの状態）で大きく変わります。体感としては「すぐ終わる」場合もありますが、業務利用での安全性を考えると、次の前提で準備するのが堅実です。
作業時間は余裕を見て確保（会議直前、納期直前に実施しない）
電源を接続（ノートPCは特に重要）
重要ファイルのバックアップ（最悪の復旧手段を確保する）
また、アップグレード自体は基本的にデータを保持したまま進む設計ですが、環境やアプリの状態に依存するため「絶対に失敗しない」とは言い切れません。だからこそ、バックアップと時間確保は“保険”として価値が高いです。
プロダクトキーでエディションを切り替える手順
プロダクトキー方式は、次のような方に向きます。
正規のProキーを確実に保有している
Store購入を避けたい（社内規程、支払い方法の制約など）
ライセンス管理をキー中心で行っている
手順の流れは次のとおりです。
設定 → システム → ライセンス認証へ進みます
「プロダクトキーを変更」等の項目を探し、Proの25桁キーを入力します
指示に従い、認証・エディション変更を行い、必要に応じて再起動します
この方式の注意点は、「キーが正しいのに通らない」ケースが起こり得ることです。例えば、入力ミス以外にも、キーの種類や対象エディション、認証サーバー側の判定、ネットワーク環境などの要因が絡む場合があります。もし詰まった場合は、焦って別サイトからキーを買い足すのではなく、まずは以下を確認してください。
キーの文字列を正確に入力しているか（Oと0、Iと1等）
現在のエディションが本当にWindows 11 Homeであるか
ライセンス認証が有効になっているか
ネットワークが安定しているか（VPNや特殊環境でないか）
「安く済ませる」目的でキー購入を乱発すると、逆に費用とトラブルが増えやすくなります。キー方式を選ぶ場合は、キーの確度が成功率を左右すると理解しておくのが重要です。
事前準備チェックリスト
アップグレード前の準備は、作業の成功率と、失敗時の復旧容易性を決めます。ここでは最低限の実務的チェックを整理します。
現在のWindows 11 Homeが正規にライセンス認証済みである（設定→ライセンス認証で確認）
Microsoft Storeで購入する場合、購入に使うMicrosoftアカウントでサインイン可能である
Windows Updateに「再起動が必要」等が溜まっていない（可能なら更新を片付けておく）
重要データのバックアップ（OneDrive、外付けSSD、NAS等）を確保している
ノートPCの場合は電源接続し、スリープ/休止の設定を見直している
Pro化後にBitLocker等を使う予定なら、回復キーの保管場所（Microsoftアカウント、社内保管、紙保管等）を事前に決めている
セキュリティソフトや管理ツールが特殊な場合、アップグレード後の挙動に備えて設定情報を控えている
特に重要なのは「バックアップ」と「時間確保」です。Home→Proは比較的軽い変更に見えても、PCは業務・生活の基盤です。万一の際に“戻せる”状態を作っておくことが、結果的に最も安上がりになります。
Windows 11 Proが必要か料金に見合うかの判断軸
Proで増える代表機能と向く人
Windows 11 Proは、Homeに対して主に「管理」「セキュリティ」「ビジネス用途」を意識した機能が追加されます。代表的なものとして挙げられやすいのは、以下の系統です。
暗号化・セキュリティ強化（例：BitLockerの運用が必要なケース）
リモートや管理の要件（例：受け入れ側としてのリモート接続要件がある場合）
組織運用（例：会社PCとしてポリシー管理・参加要件がある場合）
向いている人の特徴は、「今すぐ必要」だけでなく、「今後必要になる可能性が高い」人も含まれます。例えば、個人事業主が取引先からセキュリティ要件を求められたり、外出先PCを紛失した場合の情報漏えい対策を求められたりするケースです。Proにすることで、運用設計（暗号化、ロック、管理）を整えやすくなり、対外的な説明もしやすくなります。
一方で、機能が増えることは設定項目が増えることでもあり、必ずしも全員にとって“快適”とは限りません。目的が明確でないままProにすると、「何が変わったか分からないのにお金だけかかった」と感じやすいです。Proは万能の上位互換というより、要件がある人にとって価値が出るエディションと捉えるのが適切です。
Homeのままで代替できる場合
Proが必要かどうかは、実は「できる／できない」ではなく、「代替策が許容できるか」で決まることが多いです。Homeのままで代替できる典型は次のとおりです。
リモートアクセス：受け入れ側の要件がない場合、他の手段（外部ツール等）で代替できる余地がある
暗号化：端末全体の暗号化が必須でない場合、クラウド中心運用やファイル単位の対策で運用可能な場合がある
管理：組織要件（ドメイン参加やポリシー）に厳密対応する必要がない場合、Homeで問題がないこともある
ただし、代替策には「ツール費用」「運用の複雑化」「セキュリティ責任の増加」が伴うことがあります。例えば、代替のリモートツールは便利ですが、利用規約やセキュリティ評価、アカウント管理が必要になります。Proの費用は一時金である一方、代替ツールは継続課金や運用負荷が積み上がる場合があります。この比較は、単純な金額ではなく「管理のしやすさ」も含めて評価するのが妥当です。
個人利用と業務利用での考え方
個人利用と業務利用では、同じ機能でも価値が変わります。個人利用中心なら、多少の不便があっても許容できる場面が多い一方、業務利用では「止まること」「漏えるいすること」が直接損失につながるため、必要な投資が変わります。
個人利用中心：Homeで十分なことが多く、Pro化は“必要になったら”で間に合う
業務利用中心：取引先要件、情報管理、紛失対策などでProの価値が出やすい
混在（副業・小規模事業）：早めにPro化して運用を一本化したほうが楽になるケースがある
判断のコツは、「今困っている機能がProで解決するか」だけでなく、「今後要求されそうな要件に先回りできるか」を見ることです。特に暗号化や管理は、必要になってから慌てて整備すると手戻りが増えます。先にPro化しておくことで、運用の型を作れる場合があります。
Windows 11 HomeからProの料金で失敗しない注意点
表示価格が違う・変わったときの確認ポイント
表示価格が違う、あるいは「以前見た情報と違う」という状況は、Home→Proのアップグレードで非常に起こりやすい混乱です。ここでの重要ポイントは、「価格が違う＝詐欺」と短絡しないことと、「価格が違う＝どれを買っても同じ」と雑に扱わないことです。必要なのは、確認ポイントを固定して判断することです。
確認ポイントは以下です。
設定→ライセンス認証から遷移しているか
表示される商品は、目的と一致しているか（Pro相当か）
Microsoftアカウントは適切にサインインされているか（購入履歴・反映に影響することがある）
地域・言語設定、ストアの国/地域が意図通りか（海外情報の混在に注意）
また、ネット上でよくある誤解として、「アップグレードの定価が固定で、誰でも同じ」と思い込んでしまう点があります。実際には、ユーザー環境や表示条件で差が出る可能性があるため、最終的には「自分の画面での表示」を基準にするほうが安全です。
購入後にインストールできない場合の切り分け
購入したのにインストールできない、反映されない、アップグレードが進まない。この類のトラブルは精神的負担が大きく、最悪の場合「二重購入」「不要な追加課金」「非正規キー購入」に繋がりがちです。ここでは、落ち着いて切り分けるための視点を整理します。
まず、現象は大きく3系統に分類できます。
(A) 画面が進まない系：購入後に同じ画面に戻る、ボタンが押せない等
(B) 反映しない系：購入履歴はあるがエディションが変わらない
(C) 別商品に見える系：Workstations等、意図しない選択肢が出る
(A) の場合、Windows Updateの保留、再起動待ち、ストアのキャッシュ不整合、アカウントの状態などが絡みやすいです。まずはPC再起動と更新適用、ストアのサインアウト/サインインなど、基本動作の正常化から着手するのが安全です。
(B) の場合は、ライセンス認証状態の確認と、購入アカウントが正しいかが焦点になります。PC側が別アカウントで動いている、購入が別のMicrosoftアカウントで行われた、などがあると混乱します。「どのアカウントで買ったか」を明確にし、PC側のストアサインインと整合させるのがポイントです。
(C) の場合は、表示されている商品名と目的の一致を最優先してください。必要なのが通常のProであるなら、Workstations等が出る状況でそのまま進めるのは危険です。いったん戻って、設定→ライセンス認証から正しい導線で開き直し、目的SKUが出るかを確認してください。
ここで最も避けるべきは、「うまくいかないから別のサイトでキーを買う」「別ページから再購入する」といった行動です。原因が切り分けできていない段階で追加購入をすると、問題が複雑化しやすく、最終的に時間も費用も増える傾向があります。
非正規キーを避けるチェック
料金面での失敗として深刻なのが、非正規キーや出所不明ライセンスの購入です。短期的には安く見えても、後から認証が外れたり、サポート対象外になったり、業務利用で問題化したりするリスクがあります。特に「激安」をうたう販売は、何らかの無理がある可能性を疑うべきです。
非正規リスクを下げるためのチェックリストを提示します。
価格が相場から極端に乖離していないか（安すぎる理由が説明されているか）
販売者情報（会社名、所在地、連絡先、返品条件）が明確か
ライセンス種別（DSP/OEM/小売/ボリューム等）が明示され、用途に適合しているか
「認証できたらOK」ではなく、継続利用や移行条件が説明されているか
企業利用の場合、監査や証跡（請求書、購入証明）に耐えられるか
安全性を最大化するなら、結局のところ「Microsoft Store経由でのアップグレード」または「Microsoft Store掲載の買い切り版」に寄せるのが最も確実です。料金は安くないこともありますが、後から問題が起きた場合の損失（作業停止、再購入、調査工数）を考えると、トータルで合理的になりやすいです。
Windows 11 HomeからProの料金に関するよくある質問
13,824円は確定ですか
確定ではありません。13,824円は実例として言及されることがある一方、環境により表示価格が異なる可能性があります。従って「必ず13,824円で上がる」と断定して進めると、購入画面で金額が違って混乱する原因になります。
最も確実な確認方法は、設定→ライセンス認証からMicrosoft Storeへ遷移し、そこで表示される金額を基準にすることです。ネット情報は参考程度に留め、最終判断は自PCの表示に寄せるのが安全です。
また、価格が違う場合でも、すぐに「損をした」と決めつけず、表示されている商品が目的（通常のPro）に合致しているかを確認してください。別SKUが混在している場合、単純比較ができません。
一度アップグレードしたら再インストール後はどうなりますか
不安が出やすい論点ですが、ここは「再インストールの方法」と「ライセンスの紐づき方」の理解が重要です。一般に、Windowsのライセンスはデバイスやアカウントとの紐付け、認証状態によって再認証の流れが変わり得ます。アップグレード後に初期化・再インストールを行う場合、以下の準備が有効です。
どのMicrosoftアカウントで購入したかを控える
「設定→ライセンス認証」の画面内容（認証状態）をスクリーンショットで保管する
復旧手順（ログイン情報、回復キーなど）を整理する
特にPro化後にBitLocker等を運用するなら、回復キー管理を含めた復旧設計が重要になります。再インストール自体は珍しい作業ではありませんが、準備不足だと「元に戻せない」「アクセスできない」等の問題に繋がり得ます。
Workstationsが出るのはなぜですか
意図しないエディションが表示されるケースは、利用者側の認識とストア提示の差分から起こります。原因は一つに限定されませんが、いずれにせよ重要なのは「必要なのが通常のProであるのに、別SKUを購入しない」ことです。
この事象に遭遇した場合は、以下の順序で対処するのが安全です。
いったん購入操作を止める
設定→ライセンス認証から、再度Storeへの導線で開く
表示される商品名と内容を確認し、目的SKUが出るかチェックする
それでも解消しない場合、焦って別購入を重ねるのは避け、まずは現象を整理（画面の表示、現在のエディション、認証状態、サインインアカウント）してから判断するのが適切です。
返金はできますか
返金・キャンセルの可否は、購入経路と手続き状況によって変わり得ます。一般論としては、購入履歴や注文情報に基づき、ストア側の案内に沿って手続きすることになりますが、必ずしも「いつでも無条件で返金できる」とは限りません。
そのため、返金を前提に軽い気持ちで購入するのではなく、購入前に以下を確認しておくと安全です。
購入する商品が目的に合っているか（Pro相当か）
表示されている金額に納得できるか
購入アカウントが正しいか（後で照合できるか）
まとめ
Windows 11 HomeからProの料金は、主に次の3パターンで決まります。第一に、Microsoft Storeを用いるHome→Proアップグレードで、ここでは自PCの設定画面から遷移したStoreに表示される金額が最重要です。第二に、Windows 11 Home/Proの買い切り版を購入する選択肢があり、導入整理をしたい場合に検討余地があります。第三に、すでにProの正規プロダクトキーを保有している場合は、追加費用の構造が変わりますが、キーの適合性・正当性の確認責任が増えます。
次に取るべき行動は明確です。
設定→ライセンス認証からMicrosoft Storeを開き、2) 表示される商品と金額を確認し、3) 正規ルートでアップグレードする。これが最も失敗を減らせる進め方です。
また、価格や画面、SKU表示は将来的に変わる可能性があるため、常に「今の表示」を起点に判断し、購入前の確認とバックアップを徹底してください。