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Windows11のマウス設定|感度・速度・加速の最適解

マウスの動きが“今日は速い、昨日は遅い”。その小さな違和感が、仕事の段取りやゲームのエイム精度をじわじわ削ります。
原因の多くは、Windowsの速度・加速・DPIがバラバラに最適化されていないこと。
この記事では、まず「速度6/11・加速OFF」という揺るがない土台を築き、そこからDPIとアプリ内感度で自分の手に合わせていく手順を、用途別プリセット付きで解説します。表計算を速く回したい人も、4Kの広大な画面を走り回る人も、FPSで“止めたい”人も——再現性の高い設定に整えるだけで、操作は静かに安定します。読み終えるころには、明日も来週も“同じ動きで同じ結果が返ってくる”環境が手に入ります。

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この記事のまとめ

最適解は派手ではありません。Windowsのポインター速度は6/11、加速はOFF
この基準を固定し、DPIとアプリ/ゲーム内感度で微調整する——たったこれだけで、日々の作業もエイムも“狙った通り”が当たり前になります。
迷ったら用途別の初期値から始め、±5〜10%の小さな幅で調整し、設定を記録して固定しましょう。
往復テストや90°ターンで再現性を確かめ、必要ならポーリングや表示スケールを整える。
積み上げた“小さな一貫性”が、結果的に大きな操作の安定を生みます。
今日、設定を整えたあなたのマウスは、明日も同じように動きます。
操作が変わらないから、集中は深まり、成果が積み上がる。その入口が、このシンプルな最適解です。

Windows11のマウス設定|感度・速度・加速の最適解

  • Windowsのポインター速度:6/11(中央)

  • 「ポインターの精度を高める(加速)」:OFF

  • 細かい速さ調整は「マウスのDPI」と「アプリ側の感度」で行う

なぜこの設定?

再現性:6/11は“入力1に対して出力1”に近い基準。手の動き=画面上の移動量が読みやすくなります。

一貫性:加速ONは“速く振ると余計に進む”可変ルール。
学習しにくく、タスクやゲームをまたぐと感覚が崩れやすい。
オフにして、DPI(ハード)+アプリ内感度(ソフト)の2軸で合わせると、環境が変わっても再現しやすい。

用途別プリセット(まずはここから)

すべて共通で「Windows速度=6/11」「加速=OFF」。ここから±10〜20%を目安に微調整。

用途推奨DPIアプリ内感度の目安理由
仕事・学習(表計算/ブラウジング)1200–16001.0倍広い移動を少ない手首移動で。カーソル追従が自然。
デザイン/写真/動画800–12001.0倍細部作業での止めやすさと移動量のバランス。
FPS(ローセンシ寄り)400–800低め(eDPI一定)微調整の誤差が出にくい。トラッキング安定。
MOBA/RTS1000–16001.0倍マップ全域移動のテンポを確保。
4Kやマルチモニタ1200–20001.0倍物理移動距離を確保して端から端へ素早く。

eDPI:ゲーム向けの総合感度。eDPI = DPI × ゲーム内感度。複数タイトルでeDPIを揃えると手が覚えます。


具体的な設定手順(Windows 11)

1) ポインター速度(6/11に)

設定Bluetooth とデバイスマウス

ポインター速度のスライダーを中央に(おおよそ6/11相当)。

2) 加速(“ポインターの精度を高める”)をOFF

設定Bluetooth とデバイスマウス関連設定追加のマウス設定

ポインター オプションタブ → ポインターの精度を高めるのチェックを外す → OK

3) スクロール量(作業用の快適化)

設定Bluetooth とデバイスマウス一度にスクロールする量=2〜5行で好みへ。

表計算多め:2–3行、情報収集多め:3–5行が目安。

4) 応答性(ゲーミング向けの基本)

マウス本体ソフトでポーリングレート(125/250/500/1000Hz)を設定。基本は1000Hz、不安定なら500Hz

角度補正/スムージングがある場合はOFFを基準に。


自分に最適化する3ステップ

ステップ1:DPIの仮決め(机×画面×用途)

  • 机が狭い → 高DPI寄り(1400–2000)

  • 机が広い → 低DPI寄り(400–1000)

  • 4K/マルチ → 高DPI寄りで端から端まで素早く

迷ったら1200DPI(仕事)/800DPI(クリエイティブ)/400〜800DPI(FPS)から開始。

ステップ2:Windows速度を固定(6/11 & 加速OFF)

Windows速度を6/11 & 加速OFFで固定。
ここは“土台”。以後いじらないことで身体の学習が進みます。

ステップ3:アプリ/ゲーム内で微調整

作業系アプリ:基本は1.0倍。細作業時はアプリ内のズームや一時的に低DPIプロファイルに切替える。

ゲーム:同ジャンルでeDPIを統一。1日で大きく変えず、±5〜10%刻みで。


精度を上げる“検証メニュー”

A. ポインタ往復テスト(再現性チェック)

  1. 画面左端のフォルダアイコンなど固定目標にカーソルを合わせる

  2. 右端の時計まで“同じ速さ”で移動 → すぐ同じ動作で左端へ戻す

  3. ぴたり戻れば良好。ズレる場合は加速ONDPI過多の疑い

B. 90°ターン & トラッキング(ゲーム)

  • 同じ手の振りで視点90°を出す練習を10回。ブレが小さい設定ほど安定。

  • 可動域に合わせ、肘主体(ローセンシ)/手首主体(ハイセンシ)のどちらで安定するかを見極める。

C. cm/360 と eDPIの記録(ゲーム)

  • cm/360:マウスを机上で何cm動かすと視点が360°回るか。

    • ローセンシ:25〜35cm/360

    • ミドル:20〜25cm/360

    • ハイ:15cm/360以下

  • テンプレ(コピペしてメモ)

日付:______
DPI:______ / Windows速度:6/11 / 加速:OFF
タイトル:_______
ゲーム内感度:_______
eDPI(DPI×感度):_______
cm/360:_______cm
体感:速い□ 遅い□ ちょうど□ 追従性:1〜10 = ___
変更履歴:+___% or −___%


よくあるつまずきと対処

動きが速すぎる/飛ぶ
DPIを一段下げる → 2) それでも速ければアプリ内感度を下げる

遅すぎて手が疲れる
DPIを上げる → 2) それでも遅ければアプリ内感度を上げる

ノート+4K外部モニタで感覚がズレる
DPIを上げる、または表示スケールを見直す(例:150%→175%)。

デザインで微ブレが出る
マウスのサブDPIプロファイルを作る(例:通常1200/細作業800)。

ポーリング1000Hzで不安定
500Hzに落として挙動を安定化。遅延差は軽微で体感しにくいことが多い。

ラップトップの省電力で遅延
電源プラン:高パフォーマンス、USB省電力を無効に。