「アンインストールしたのに、まだSpotifyが起動してくる…」「アイコンやフォルダが残って気持ち悪い」――そんな“消えない問題”を、Windows 11で確実に片づけましょう。
本記事は、ストア版/デスクトップ版の見分け方→標準の削除→うまく消えない時の徹底対処(プロセス停止・修復/リセット・winget/Remove-AppxPackage・残骸掃除・セーフモード)までを、順番に迷わず進められるよう解説します。時間をかけずにスッキリ消して、必要ならクリーンに再インストール。
今日のうちに“勝手に起動するストレス”とお別れしましょう。
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Spotifyが消えない多くの原因は、バックグラウンドで動くプロセスや、版の違いによる削除手順のミスマッチ、キャッシュ/残骸の取りこぼしにあります。
本記事の手順どおり、
Windows版かStore版を判別 → 2) 設定から削除 → 3) うまくいかなければプロセス停止・修復/リセット・winget/Remove-AppxPackage → 4) 残骸フォルダを掃除 → 5) 必要ならセーフモード、
の流れで進めれば、ほとんどの“消えない”は解決できます。
再インストールする場合は、自動起動をオフにして再発防止もセットで。
PCの動作を軽く、気になる起動もゼロに――やることはシンプル、順番がコツです。
Windows11でSpotifyをアンインストール
スタートを開き、検索ボックスに「Spotify」と入力。
「Spotify」を右クリック → [アプリの設定]を選択。
「詳細オプション」や[修復][リセット]が見える → これはMicrosoft Store(ストア)版。
“プログラムのアンインストール”へ誘導される → これはデスクトップ版(公式サイト配布)。
代替確認:設定 → アプリ → インストールされているアプリ で「Spotify」を探す。
発行元が Microsoft/Spotify AB とあればストア版の目印。
[スクショ:設定>アプリ>インストールされているアプリ(Spotifyの行)]
基本のアンインストール
方法1:設定から削除(推奨)
設定 → アプリ → インストールされているアプリ。
「Spotify」の右端メニュー(…) → [アンインストール]。
ストア版の場合は、削除が通らない時に
[詳細オプション]→[修復]→(ダメなら)[リセット] → もう一度[アンインストール]。
[スクショ:詳細オプションの修復・リセットボタン]
方法2:スタートメニューから削除
スタート → 「Spotify」を右クリック → [アンインストール]。
ストア版ならMicrosoft Storeの削除画面に、デスクトップ版なら従来のアンインストーラへ。
方法3:コマンドで一発(上級者向け・確実性高め)
Win + X → Windows ターミナル(管理者)を開く。
winget(どちらの版でも有効なことが多い)
ストア版(Appxパッケージ)を明示的に外す
うまくいかない時は管理者権限で実行しているか確認。
[スクショ:ターミナルでwinget uninstall実行後のメッセージ]
「消えない・残る」を解決する7つのチェックリスト
1) 稼働中プロセスを止める
症状:「実行中のためアンインストールできません」と言われる。
対処:タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc) → プロセス
「Spotify」「Spotify Web Helper」を選んで[タスクの終了]。
それでも止まらない場合(強制終了)コマンドプロンプト(cmd.exe):
常駐が止まらないと削除はほぼ失敗します。まずは確実に停止。
2) 自動起動を無効化(再発防止)
タスクマネージャー → スタートアップアプリ → 「Spotify」を[無効化]。
Spotifyアプリ内の「Windows起動時にSpotifyを開く」をオフにしてから削除すると成功率UP。
[スクショ:スタートアップアプリでSpotifyを無効化]
3) 破損対策:修復/リセット→再アンインストール
ストア版:設定 → アプリ → Spotify → [詳細オプション] → [修復]→[リセット] → 再度アンインストール。
デスクトップ版:公式サイトから最新版を“上書きインストール” → 再起動 → その後アンインストール。
4) Microsoft Store のキャッシュをクリア
コマンド実行後にStoreが自動起動 → 再びアンインストールを試す。
5) 残ったフォルダやキャッシュを手動で削除(“残骸”掃除)
エクスプローラーのアドレス欄に順番に貼り付け、存在するフォルダの中身を削除(フォルダごとでOK)。
Win + X → Windows ターミナル(管理者)を開く。
旧デスクトップ版で
%PROGRAMFILES%\Spotifyが残るケースもあり。注意:
WindowsApps配下はシステム保護領域。手動削除は推奨しません(ストア版は Remove-AppxPackage を使用)。
6) アクセス拒否・削除が弾かれる → セーフモードで実施
設定 → システム → 回復 → 「今すぐ再起動」。
トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 → 再起動。
起動時に[4]キー(セーフモード)。
セーフモードでアンインストール → 通常起動に戻す。
[スクショ:スタートアップ設定の選択画面]
7) レジストリの自動起動エントリを確認(必要な人だけ)
⚠ 注意:レジストリ編集は誤操作で不具合の恐れ。作業前に復元ポイントやエクスポートでバックアップを。
Win + R →
regedit→ Enter。以下の場所にSpotify関連があれば右クリック→エクスポートでバックアップ→削除。
再起動して常駐が消えたか確認。
うまく消せたかの確認ポイント
設定 → アプリ → インストールされているアプリ に「Spotify」が表示されない。
スタートアップアプリにSpotifyが存在しない/無効になっている。
下記フォルダ内にSpotifyフォルダや大量ファイルが残っていない。
再インストールのコツ
Windowsを再起動(キャッシュ開放)。
最新版をインストール(ストア版=安定&管理しやすい/デスクトップ版=更新が早い傾向)。
初回起動時に自動起動OFF、ハードウェアアクセラレーション設定を確認。
動作が改善しない場合:オーディオドライバ更新やサウンド設定(既定デバイス・独占モード)も確認。
トラブル別クイックリファレンス
アンインストールを押しても無反応
→ プロセス停止 → ストア版なら修復/リセット →wsreset→ 再挑戦。「別のインストールが進行中」エラー
→ Windows UpdateやMicrosoft Storeでバックグラウンド処理が走っている可能性。数分待ち→再起動→再実行。アイコンだけ残る
→ ショートカットの残骸。右クリック削除または%APPDATA%/ショートカットを整理。全ユーザーから消したい
→ PowerShell(管理者)で
よくある質問(FAQ)
Q. アンインストールでプレイリストは消えますか?
A. プレイリストやライブラリはアカウント紐づけです。再インストール後に同じアカウントでサインインすれば通常は表示されます。
Q. ストア版とデスクトップ版、どちらが良い?
A. 管理のしやすさ重視ならストア版、細かい制御や更新の速さ重視ならデスクトップ版を選ぶケースが多いです。
Q. 会社PCで勝手に起動するのが困る
A. スタートアップ無効化 + アプリ内の自動起動OFFをセットで。必要に応じてレジストリのRunキーも確認。