「画面が暗くて文字が読みにくい」「配色が重くて作業に集中できない」――そんなときは、Windows 11をライトモードに戻すだけで、見やすさも気分も一気に変わります。
本記事では、最短1分で明るくする基本手順から、Windowsとアプリを分けて設定するコツ、そしてうまく反映されないときのチェックリストまでをやさしく解説。
Edge/Chrome/Officeなど主要アプリの個別設定も押さえるので、仕事用PCでも自宅PCでも“ちょうどいい明るさ”を再現できます。
今日から、目にやさしく、作業に集中できるデスクトップへ。
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最短ルートは「設定 → 個人用設定 → 色 → モード=ライト」。
細かく調整したいなら「モード=カスタム」でWindowsの外観とアプリの外観を分ける。
反映されないときは「コントラストテーマ」「テーマ上書き」「アプリ内設定」「サインアウト/再起動」を確認。
ライトモードは“雰囲気”だけでなく可読性と集中力にも直結します。あなたの作業スタイルに合わせて、明るさ・アクセントカラー・夜間モードを組み合わせれば、日中も夜間も快適に。
この記事をブックマークしておけば、気分やシーンに合わせていつでも1分で切り替えられます。
さっそく、あなたのWindowsを“見やすい明るさ”に整えましょう。
Windows11でダークモードを解除:ライトに戻す設定
設定を開く(
Win + I)。左ペインで個人用設定 → 右側の色をクリック。
[スクリーンショット:設定>個人用設定>色]モードを選ぶでライトを選択。
→ タスクバー/スタート/設定アプリなど、Windowsの主要UIが即座にライトになります。
[スクリーンショット:モード=ライト]
補足:表示が即反映されないことがある
一部アプリはサインアウト or 再起動で反映されます。特に常駐型アプリ(Teams、Slackなど)は再起動が早道です。
応用編:Windowsとアプリを別々に設定
「WindowsのUIはライト、対応アプリはダーク」など分離したい場合に便利です。
設定 → 個人用設定 → 色。
モードを選ぶでカスタムを選ぶ。
既定のWindowsモード=ライト
既定のアプリ モード=ライト(またはダーク)
[スクリーンショット:カスタム選択と2つのトグル]
ポイント:
Windowsモード…タスクバー・スタート・エクスプローラーなどOSの外観。
アプリモード…対応アプリ(設定、メモ帳、フォト、Edge、Chrome等)のテーマ。
3主要アプリだけライトにする(アプリ内で個別設定)
システム設定と別に、アプリ独自のテーマを指定できるものがあります。以下は代表例。
Microsoft Edge
…(右上) → 設定 → 外観 → テーマ
ライト/ダーク/システム設定に従う
EdgeのUIや新しいタブの外観が変わります。
[スクリーンショット:Edge外観設定]
Google Chrome
︙(右上) → 設定 → デザイン
テーマ:ライト/ダーク/システムのデフォルト
さらにWebストアのテーマで微調整も可能。
[スクリーンショット:Chromeデザイン設定]
Microsoft 365 / Office
ファイル → アカウント → Office テーマ
白/カラフル/ダークグレー/黒 など
アプリ単位(Word/Excel/PowerPoint)で反映。
[スクリーンショット:Officeテーマ]
Adobe系(Photoshop / Illustrator など)
編集 → 環境設定 → インターフェイス
カラーテーマを選択(明るめ~暗め)。
作業内容によってコントラストを上げたい場合に便利。
ライトに戻らない/色が崩れる時のチェックリスト
コントラストテーマがONになっている
設定 → アクセシビリティ → コントラスト テーマ → なし
コントラストテーマは配色を強制するため、ライト/ダーク切替が反映されないことがあります。
テーマで上書きされている
設定 → 個人用設定 → テーマ
一度ライト系テーマ(例:「Windows(ライト)」)を適用 → その後に色で微調整。
壁紙やアクセントカラーを含むテーマパックは色設定を含む場合があります。
アプリ独自の設定が優先
Edge/Chrome/Officeなどは、アプリ内のテーマ設定がシステムより優先されるケースあり。
迷ったら「システム設定に従う」に戻すと整合が取りやすいです。
企業・学校PCのポリシー
組織管理下では、テーマ設定がグループポリシーで固定されることがあります。
その場合はIT管理者へ。自己変更がブロックされることも。
サインアウト/再起動
どうしても反映されない時はサインアウト→サインイン、またはPCの再起動で解決することが多いです。
便利設定:ライトで見やすくする仕上げ
アクセントカラーを自動取得
設定 → 個人用設定 → 色
背景からアクセントカラーを自動的に選ぶをON
ライトでもUIに統一感が出ます。
タスクバーの透明効果
設定 → 個人用設定 → 色 → 透明効果
ライト時の白っぽさに軽い奥行きを足して視認性UP。
ディスプレイの明るさ&夜間モード
設定 → システム → ディスプレイ
明るさの調整、夜間モード(ブルーライト軽減)で目の疲れを軽減。
ライトモード+夜間モードの組み合わせは、夜間作業に◎。
(上級者向け)ワンクリック切替の作り方
Windows標準にショートカットキーはありませんが、レジストリ切替のスクリプトで擬似的に一発切替できます。自己責任でどうぞ。
注意:レジストリ編集は誤ると不具合の原因になります。事前に復元ポイントの作成を推奨。
ライトに切り替える .reg
ダークに戻す .reg
それぞれを保存(例:
Light.reg/Dark.reg)→ ダブルクリックで即切替。タスクスケジューラと組み合わせれば、時間帯で自動切替も可能(例:朝7時にライト、夜8時にダーク)。
よくある質問(FAQ)
Q1. ショートカットで切り替えられますか?
A. 標準のキーボードショートカットはありません。最短は「Win + I → 個人用設定 → 色」です。上級者はレジストリの.regで擬似的に一発切替が可能です(上記参照)。
Q2. 壁紙が暗いままです。ライトに合う壁紙にしたい。
A. 個人用設定 → 背景で明るい壁紙に変更しましょう。アクセントカラーを壁紙から自動取得すると全体の統一感が上がります。
Q3. 一部アプリだけ暗い/明るいままです。
A. そのアプリのテーマ設定を確認してください。多くのアプリは「システムに従う/ライト/ダーク」を持っています。
Q4. HDRやディスプレイの色味で白が黄ばんで見える。
A. システム → ディスプレイでHDRや色プロファイル、夜間モードの有効/無効を確認しましょう。夜間モードONだと暖色寄りになります。
Q5. バージョンで手順は違いますか?
A. Windows 11(22H2/23H2/24H2 以降)で基本手順は同じです。表示の文言や並び順がわずかに変わることはありますが、「個人用設定 → 色 → モード」という流れは共通です。