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Windows11でタスクバーを上に移動|レジストリ手動変更の手順

「タスクバー、上に置けたら作業しやすいのに…。」
Windows 11では公式に位置変更ができず、毎日のちょっとした“引っかかり”が積み重なります。本記事では、その不満をレジストリ編集でスマートに解消する手順を、バックアップから反映・復旧まで一気通貫で解説。編集するのはたった1バイト、反映はエクスプローラーの再起動だけ
もちろん、更新で元に戻る可能性やリスクも丁寧にカバー。最小限の操作で“自分仕様”のデスクトップを実現し、視線移動やマウス移動のムダを削って、今日から作業のリズムを整えましょう。

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この記事のまとめ
  • 変更ポイントは StuckRects3 > Settings の2行目・5列目を **01(上)**にするだけ。

  • 反映はエクスプローラー再起動、元に戻したいときは **03(下)**へ。

  • Windowsの更新で無効化・巻き戻りの可能性があるため、バックアップ復旧手順は必ず用意。

  • もし効かないビルドなら、無理をせず代替ツールの検討や既定運用へ切り替えを。

“ちょっとした不便”を放置しないことが、日々の生産性と快適さを底上げします。
安全に配慮しつつ、自分の視線と動線に合った「上タスクバー」で、あなたの作業環境を小さく、でも確実にアップグレードしましょう。

対象と前提条件

  • 対象OS:Windows 11(バージョンによって挙動が異なる場合あり)

  • 権限:ローカルPCの管理者権限

  • 前提:レジストリの編集に抵抗がないこと(手順通りでOK)

Windows11でタスクバーを上に移動する方法

手順①:バックアップ(強く推奨)

  1. 重要データ全体のバックアップ(省略可だが推奨)

  2. 該当レジストリのエクスポート

    1. Win + Rregedit → Enter

    2. 左ペインで

      HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3

      を選択

    3. 右クリック → エクスポート → 安全な場所へ保存(例:StuckRects3_backup.reg

何かあっても、保存した.regをダブルクリック→統合で元に戻せます


手順②:位置を「上」に変更(レジストリ編集)

  1. レジストリエディター(regedit)で下記キーへ移動

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\StuckRects3
  2. 右ペインの Settings(種類:バイナリ値)をダブルクリック

  3. 2行目・5列目の値を確認(多くの環境で既定は 03=下)

  4. その1バイトを01に書き換える(= 上)

  5. OKで保存

編集画面の表記は環境により若干違います。迷ったら2行目・5列目だけを慎重に変更してください。


手順③:変更を反映(エクスプローラー再起動)

方法A:タスクマネージャーから

  1. Ctrl + Shift + Escタスクマネージャー起動

  2. 「Windows エクスプローラー」を選択 → 右クリック → 再起動

方法B:PowerShellから(お好みで)

  1. スタートで「PowerShell」を検索→右クリック→管理者として実行

  2. 以下を貼り付けてEnter

    Stop-Process -Name explorer -Force
    Start-Process explorer.exe

再起動後、タスクバーがに表示されていれば成功です。


うまくいかないときのチェックリスト

  • 反映されない

    • レジストリの対象バイトが**本当に01**になっているか再確認

    • サインアウト→サインイン、またはPCを再起動

    • 会社支給PCなどのポリシーで制限されていないか確認

  • 更新で元に戻る

    • Windows Update後にレジストリが**03へ巻き戻る**例あり

    • 巻き戻ったら再度同じ手順を実施(ただし、ビルドにより無効化される場合は効果が出ないことがあります)

  • 左右に配置したい

    • 同じ箇所を 00(左)/02(右)に変更 → 再起動

    • ただしレイアウト崩れや動作保証外の挙動が出ることがあります


元に戻す(下に戻す)手順

すぐ戻したい場合

  1. 同じ場所(StuckRects3 > Settingsの2行目5列目)を**03**に変更

  2. エクスプローラー再起動

バックアップから復旧する場合

  1. 事前に保存した StuckRects3_backup.regダブルクリック

  2. 「次の変更を加えますか?」→ はい

  3. 反映のため サインアウトまたは再起動


よくある質問

Q1. どのWindows 11でも確実に動きますか?
A. いいえ。バージョンや累積更新によっては効かない/元に戻ることがあります。うまくいかない場合は、現行ビルドでは無効化されている可能性があります。

Q2. レジストリのどの値を変えればいいの?
A. HKEY_CURRENT_USER\...\StuckRects3Settings です。2行目・5列目のバイトを 01(上)に変更します(既定は 03=下)。

Q3. 画面が乱れたり挙動が変です。
A. 値を元の03に戻すか、バックアップ .reg をインポートしてください。改善しない場合はWindowsを再起動。マルチディスプレイやスケーリング設定によっては表示が安定しないことがあります。

Q4. コマンド一発で切り替えられますか?
A. Settingsバイナリ配列のため、確実・安全に書き換えるワンライナーは推奨しません。GUIでのピンポイント編集が無難です(誤編集防止)。

Q5. サードパーティツールは?
A. Windhawkなどのカスタマイズツールやモジュールで「タスクバーを上に表示」する方法が知られています。今後の更新で挙動が変わる可能性や、互換性・セキュリティの観点から自己責任での利用を検討してください。


トラブル時の応急チェック

  1. 変更が反映されない
    → 値が01か? → Yes → エクスプローラー再起動/サインアウト
    No → 正しいバイトを再編集

  2. それでもダメ
    再起動 → 会社PCならポリシー確認

  3. 更新後に戻る
    → 再度編集 → それも効かない
    現行ビルドで無効化の可能性 → 代替ツール検討 or 既定運用へ


安全に作業するためのコツ

  • 編集は最小限:該当バイトだけ変更し、他は触れない

  • メモを残す:変更箇所・時刻・ビルド番号をメモしておくと原因調査が楽

  • 復旧手順を準備.regバックアップはデスクトップ等の分かりやすい場所へ

  • 更新の直後は確認:Windows Update後に位置が戻っていないか都度チェック